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zoom RSS 学生アカデミー賞2013 授賞式!

<<   作成日時 : 2013/06/09 22:20   >>

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 第40回学生アカデミー賞の授賞式が行なわれ、各賞(Placement)が発表されました。(6月8日)

 第40回学生アカデミー賞入賞作品は、5月14日に発表され、当ブログでも記事にしていますが(http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_37.html)、6月8日に授賞式が行なわれ、入賞作品それぞれに対し、金賞(Gold Medal)、銀賞(Silver Medal)、銅賞(Blonze Medal)が発表&授与されました。

 金賞、銀賞、ブロンズ賞というのは、単に賞としての格の違いだけでなく、現実的な意味で、非常に大きな違い(格差)があります。
 学生アカデミー賞には、オルタナティヴ部門とアニメーション部門とドキュメンタリー部門とナラティヴ部門と外国映画部門がありますが、ドキュメンタリー部門を除く4部門の金賞受賞作品に対してのみ、米国アカデミー賞本選への「資格」が与えられるからです。
 この際の「有資格」とは、「米国アカデミー賞のノミネーションへの選考資格」ということで、具体的には、オルタナティヴ部門とナラティヴ部門と外国映画部門の金賞受賞作品が、米国アカデミー賞2014短編映画賞の有資格作品となり、アニメーション部門金賞作品が米国アカデミー賞2014短編アニメーション賞の有資格作品となるということです。
 もう少し補足すると、米国アカデミー賞の短編映画賞や短編アニメーション賞にノミネートを受けるためには、いくつかの条件があり、それをクリアして、初めてノミネーションの選考対象となるわけですが、以下の金賞受賞作品(ドキュメンタリー部門を除く)は、そうした過程を経ずに、現時点で、米国アカデミー賞2014のノミネーション選考資格を得た、ということになります。

 近年のケースでは、米国アカデミー賞2011では学生アカデミー賞ナラティヴ部門金賞受賞作品『ゴッド・オブ・ラブ』“God of Love”(Luke Matheny監督)と外国映画部門受賞作品『告白』“The Confession”(Tanel Toom監督)がそれぞれ短編映画賞にノミネートされ、前者が受賞を果たしていますし、米国アカデミー賞2012では学生アカデミー賞外国語映画部門金賞受賞作品『チューバ・アトランティック』“Tuba Atlantic”(Hallvar Witzø監督)が米国アカデミー賞短編映画賞にノミネートされています。

 ただ、米国アカデミー賞2012では、学生アカデミー賞外国語映画部門ブロンズ賞受賞作品『息子』“Raju”(Max Zähle監督)もまた、短編映画賞にノミネートされましたから、金賞を逃したからと言って必ずしも、米国アカデミー賞への道が閉ざされたということでもなく、実力のある作品は、銀賞でもブロンズ賞でも、そんなことにお構いなく、着実に、米国アカデミー賞本選に這い上がってくるようです。

 *公式サイト:http://www.oscars.org/awards/saa/2013/index.html

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 ◆オルタナティヴ部門(Alternative)

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 金賞:“Bottled Up” 監督:Rafael Cortina(オクシデンタル大学)
 物語:エイモスは、社会の歯車の1つに過ぎないことに疲れてしまった。われわれの生活は、赤い河に沈み行くガラスびん(おそらくクール・エイドだ)に向かって祈りを送っているようなものだ。祈りは、決して聞き届けられることはない。エイモスは、ガラスのびんを沈めることに決め、クール・エイドを飲むのをやめる。
 トライベッカ映画祭2013出品。
 *公式サイト:http://www.flavorfilms.com/bottledup/index.html

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 銀賞:“Zug” 監督:Perry Janes(ミシガン大学)
 ブロンズ賞:“The Compositor” 監督:John Mattiuzzi(School of Visual Arts)

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 ◆アニメーション部門(Animation)

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 金賞:“Dia de los Muertos” 監督:Lindsey St. Pierre、Ashley Graham(Ringling College of Art and Design)
 物語:死者の国にやってきた(引きずり込まれた)少女が、メキシコの祝日「死者の日」(Dia de los Muertos)が本当はどういう日なのかを知る。
 *公式facebook:http://www.facebook.com/DiaDeLosMuertosfilm?ref=stream#!/DiaDeLosMuertosfilm

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 銀賞:“Will” 監督:Eusong Lee(CalArts)
 ブロンズ賞:“Peck Pocketed” 監督:Kevin Herron(Ringling College of Art and Design)

 ◆ドキュメンタリー部門(Documentary)

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 金賞:“A Second Chance” 監督:David Aristizabal(南カリフォルニア大学)
 Blade Anthonyは軍医である。働いているところは戦場から離れているが、その影響を受けないわけにはいかない。後に、彼は、軍医を解かれることになるが、普通の市民生活もままならない状態で、心的外傷性後遺症と診断され、介助犬の世話になることになる。今、彼は、戦争で被った心の傷を自覚し、戦場から生きて帰って来た仲間たちの第二の人生について目を向け始めている。
 David Aristizabalは、コロンビア出身の監督。

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 銀賞:“Every Tuesday: A Portrait of The New Yorker Cartoonists” 監督:Rachel Loube(School of Visual Arts)
 ブロンズ賞:“Win or Lose” 監督:Daniel Koehler(Elon University)

 ◆ナラティヴ部門(Narrative)

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 金賞:“Ol’ Daddy” 監督:Brian Schwarz(テキサス大学)
 物語:テリーは、フルタイムで、父の面倒を見なくてはならなくなり、悪戦苦闘する。そんなある日、父が、ふらふらと外へさまよい出てしまい、彼は父を捜して、右往左往することになる。
 ホワイト・サンズ国際映画祭2012出品。
 *公式facebook:https://www.facebook.com/oldaddyfilm

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 銀賞:“Josephine and the Roach” 監督:Jonathan Langager(南カリフォルニア大学)
 ブロンズ賞:“Un Mundo para Raúl (A World for Raúl)” 監督:Mauro Mueller(コロンビア大学)

 ◆外国映画部門(Foreign Film)

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 金賞:“Miss Todd”(英) 監督:Kristina Yee(英国国立映画テレビ学校)
 物語:本当にあった物語。投資家で政治家のアメリカ人ラッセル・セイジ(Russell Sage)は、どケチだったが、78歳で死に、妻オリヴィアに大金を残す。遺産を受け継いだオリヴィアは、慈善家となり、多くの寄付を行なう。ディディエ・マッソンは、フランス人の旅芸人で、第一次世界大戦では、飛行機のパイロットを務め、何度も危機を切り抜けて生還し、ヒーローとなった。リリアン・トッド(1865-1937)は、メカが好きな発明家で、1906年から飛行機の設計を始め、1909年に完成させて、女性で初めての飛行機の設計技師となった。彼女を応援したのが、オリヴィアで、1910年に、その飛行機を操縦したのが、ディディエ・マッソンだった。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013出品。
 *公式facebook:https://www.facebook.com/MissToddFilm
 *公式ブログ:http://misstoddthefilm.blogspot.jp/

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 銀賞:“Parvaneh”(スイス) 監督:Talkhon Hamzavi(Zurich University of the Arts)
 ブロンズ賞:“Tweesprong (Crossroads)”(ベルギー) 監督:Wouter Bouvijn(RITS School of Arts, Erasmus College Brussels)

 ※銀賞、ブロンズ賞受賞作品の内容に関しては、下記リンク先を参照してください。

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 ちなみに、“Thief”で学生アカデミー賞2011ナラティヴ部門金賞を受賞したJulian Higginsは、この受賞により、大いに注目され、2012年には人気TVシリーズ『Dr.House』の監督に抜擢されたそうです。

 さて、今年の受賞者たちは、今後、どういう展開を見せてくれるでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・学生アカデミー賞2013 発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_37.html

 ・学生アカデミー賞2012:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_14.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月〜12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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