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zoom RSS ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2013 ノミネーション発表!

<<   作成日時 : 2013/05/11 14:19   >>

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 第57回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞のノミネーションが発表されました。(5月10日)

 ◆作品賞(Miglior Film)
 ・『闇に葬られた狂気』“Diaz” 監督:ダニエレ・ヴィカリ
 ・“Educazione Siberiana” 監督:ガブリエレ・サルヴァトレス
 ・『孤独な天使たち』 監督:ベルナルド・ベルトルッチ
 ・“La Migliore Offerta” 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
 ・“Viva La Libertá” 監督:Roberto Andò

 ジュゼッペ・トルナトーレが作品賞を受賞すれば2回目。

 ◆監督賞(Migliore Regista)
 ・ベルナルド・ベルトルッチ 『孤独な天使たち』
 ・マッテオ・ガローネ 『リアリティー』“Reality”
 ・ガブリエレ・サルヴァトレス “Educazione Siberiana”
 ・ジュゼッペ・トルナトーレ “La Migliore Offerta”
 ・ダニエレ・ヴィカリ 『闇に葬られた狂気』“Diaz”

 ベルナルド・ベルトルッチが監督賞を受賞すれば、『ラスト・エンペラー』以来の2回目。
 マッテオ・ガローネが監督賞を受賞すれば、『ゴモラ』以来の2回目。
 ガブリエレ・サルヴァトレスが監督賞を受賞すれば初受賞。
 ジュゼッペ・トルナトーレが監督賞を受賞すれば、4回目。
 ダニエレ・ヴィカリが受賞すれば、新人監督賞、ドキュメンタリー賞以来の受賞。

 ◆主演男優賞(Migliore Attore Protagonista)
 ・アニエッロ・アレーナ(Aniello Arena) 『リアリティー』“Reality”
 ・セルジョ・カステリット “Una Famiglia Perfetta”(監督:Paolo Genovese)
 ・ロベルト・ヘルリッカ(Roberto Herlitzka) “Il Rosso E Il Blu”(監督:ジュゼッペ・ピッチョーニ)
 ・ルカ・マリネッリ(Luca Marinelli) 『来る日も来る日も』“Tutti I Santi Giorni”(監督:パオロ・ヴィルツィ)
 ・ヴァレリオ・マスタンドレア 『綱渡り』“Gli Equilibristi”(監督:イヴァーノ・デ・マッテオ)
 ・トニ・セルヴィッロ “Viva La Libertà”

 ヴァレリオ・マスタンドレアは助演男優賞にもノミネートされています。
 連続ノミネートはヴァレリオ・マスタンドレアのみです。

 ◆主演女優賞(Migliore Attrice Protagonista)
 ・ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ “Viva La Libertà”
 ・マルゲリータ・ブイ “Viaggio Sola”(監督:マリヤ・ソーレ・トニヤッツィ(Maria Sole Tognazzi))
 ・Thony (Federica Victoria Caiozzo in arte Thony) 『来る日も来る日も』“Tutti I Santi Giorni”
 ・テア・ファルコ 『孤独な天使たち』
 ・ジャスミン・トリンカ “Un Giorno Devi Andare”(監督:ジョルジョ・ディリッティ)

 マルゲリータ・ブイは、前回は助演女優賞でノミネートされています。

 ◆助演男優賞(Migliore Attore Non Protagonista)
 ・ステファノ・アルコシ(Stefano Accorsi) “Viaggio Sola”
 ・ジュゼッペ・バティストン(Giuseppe Battiston) 『司令官とコウノトリ』“Il Comandante E La Cicogna”(監督:シルヴィオ・ソルディーニ)
 ・マルコ・ジャリーニ(Marco Giallini) “Buongiorno Papà”(監督:Edoardo Leo)
 ・ヴァレリオ・マスタンドレア “Viva La Libertà”
 ・クラウディオ・サンタマリア(Claudio Santamaria) 『闇に葬られた狂気』“Diaz”

 ヴァレリオ・マスタンドレアは主演男優賞にもノミネートされています。
 ジュゼッペ・バティストンは3年連続ノミネートで、前々回、助演男優賞を受賞しています。

 ◆助演女優賞(Migliore Attrice Non Protagonista)
 ・Ambra Angiolini “Viva L'italia”(監督:Massimiliano Bruno)
 ・アンナ・ボナイウート(Anna Bonaiuto) “Viva La Libertà”
 ・ロザベル・ラウレンティ・セラーズ(Rosabell Laurenti Sellers) 『綱渡り』“Gli Equilibristi”
 ・フランチェスカ・ネリ “Una Famiglia Perfetta”
 ・Fabrizia Sacchi “Viaggio Sola”
 ・マヤ・サンサ 『眠れる美女』“Bella Addormentata”(監督:マルコ・ベロッキオ)

 ◆脚本賞(Migliore Sceneggiatura)
 ・ニッコロ・アンマニーティ(Niccolò Ammaniti)、ウンベルト・コンタレッロ(Umberto Contarello)、フランチェスカ・マルチャーノ(Francesca Marciano)、ベルナルド・ベルトルッチ 『孤独な天使たち』
 ・ジュゼッペ・トルナトーレ “La Migliore Offerta”
 ・マウリツィオ・ブラウッチ(Maurizio Braucci)、ウーゴ・キーティ(Ugo Chiti)、マッテオ・ガローネ、マッシモ・ガウディオーゾ(Massimo Gaudioso) 『リアリティー』“Reality”
 ・イヴァン・コトロネーオ(Ivan Cotroneo)、フランチェスカ・マルチャーノ(Francesca Marciano)、マリア・ソーレ・トニャッツィ(Maria Sole Tognazzi) “Viaggio Sola”
 ・Roberto Andó、アンジェロ・パスクィーニ(Angelo Pasquini) “Viva La Libertà”

 ◆撮影賞(Migliore Direttore Della Fotografia)
 ・ファビオ・チャンチェッティ(Fabio Cianchetti) 『孤独な天使たち』
 ・ゲラルド・ゴッスィ(Gherardo Gossi) 『闇に葬られた狂気』“Diaz”
 ・マルコ・オノラート(Marco Onorato) 『リアリティー』“Reality”
 ・イタロ・ペットリッチョーネ(Italo Petriccione) “Educazione Siberiana”
 ・ファビオ・ザマリオン(Fabio Zamarion) “La Migliore Offerta”

 ◆編集賞(Migliore Montatore)
 ・ベニー・アトリア(Benni Atria) 『闇に葬られた狂気』“Diaz”
 ・Clelio Benevento “Viva La Libertà”
 ・ウォルター・ファサーノ(Walter Fasano) “Viaggio Sola”
 ・マッシモ・クアリア(Massimo Quaglia) “La Migliore Offerta”
 ・マルコ・スポレティーニ(Marco Spoletini) 『リアリティー』“Reality”

 ◆美術賞(Migliore Scenografo)
 ・パオロ・ボンフィーニ(Paolo Bonfini) 『リアリティー』“Reality”
 ・マルコ・デンティチ(Marco Dentici) 『それは息子だった』“E’ Stato Il Figlio”(監督:ダニエレ・チブリ)
 ・マルコ・マンフッチ(Marta Maffucci) 『闇に葬られた狂気』“Diaz”
 ・Rita Rabassini “Educazione Siberiana”
 ・マウリツィオ・サバティーニ(Maurizio Sabatini)、Raffaella Giovannetti “La Migliore Offerta”

 ◆衣裳賞(Migliore Costumista)
 ・パトリツィア・チェリコーニ(Patrizia Chericoni) “Educazione Siberiana”
 ・Grazia Colombini 『それは息子だった』“E’ Stato Il Figlio”
 ・アレッサンドロ・ライ(Alessandro Lai) “Appartamento Ad Atene”(監督:Ruggero Dipaola)
 ・マウリツィオ・ミレノッティ(Maurizio Millenotti) “La Migliore Offerta”
 ・Roberta Vecchi、Francesca Vecchi 『闇に葬られた狂気』“Diaz”

 アレッサンドロ・ライは、前回、『素晴らしき存在』でノミネート。

 ※マウリツィオ・ミレノッティは、『リアリティー』でもノミネートされましたが、規定によりノミネートは1人1作品のみと定められているので、上位の“La Migliore Offerta”のみでのノミネートとなっています。

 ◆メイキャップ賞(Migliore Truccatore)
 ・Dalia Colli 『リアリティー』“Reality”
 ・Enrico Iacoponi “Viva La Libertà”
 ・Enrico Iacoponi、Maurizio Nardi “Educazione Siberiana”
 ・Mario Michisanti 『闇に葬られた狂気』“Diaz”
 ・Luigi Rocchetti “La Migliore Offerta”

 Enrico Iacoponiは、ダブル・ノミネートです。
 Enrico Iacoponiは、前回は『フォンターナ広場 イタリアの陰謀』でノミネート。

 ◆ヘア・スタイリスト賞(Migliore Acconciatore)
 ・Carlo Barucci、Marco Perna “Viva La Libertà”
 ・Stefano Ceccarelli “La Migliore Offerta”
 ・Giorgio Gregorini 『闇に葬られた狂気』“Diaz”
 ・Francesco Pegoretti “Educazione Siberiana”
 ・Daniela Tartari 『リアリティー』“Reality”

 Carlo Barucciは、前回は『ローマ法王の休日』でノミネート。

 ◆視覚効果賞(Migliori Effetti Speciali Visivi)
 ・Storyteller(Mario Zanot) 『闇に葬られた狂気』“Diaz”
 ・アンドレア・マロッティ(Andrea Marotti) “Dracula Di Dario Argento”(監督:ダリオ・アルジェント)
 ・Paola Trisoglio & Stefano Marinoni (Visualogie) “Educazione Siberiana”
 ・Wonderlab(Bruno Albi Marini) 『リアリティー』“Reality”
 ・Gianluca Dentici(Reset VFX) “Viva La Libertà”

 Paola Trisoglio & Stefano Marinoniは、4年連続ノミネート。2010年に『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』で受賞。前回は、『きっとここが帰る場所』と『素晴らしき存在』でノミネートされています。

 ※Storyteller(Mario Zanot) は、5作品で得票がありましたが、規定により、最も得票の多かった作品1作品のみが選ばれています。

 ◆録音賞(Miglior Fonico Di Presa Diretta)
 ・ガエターノ・カリート(Gaetano Carito) 『眠れる美女』“Bella Addormentata”
 ・フルジェンツィオ・チェッコン(Fulgenzio Ceccon) “Viva La Libertà”
 ・マリチェッタ・ロンバルド(Maricetta Lombardo) 『リアリティー』“Reality”
 ・ジルベルト・マルティネッリ(Gilberto Martinelli) “La Migliore Offerta”
 ・レモ・ウゴリネッリ(Remo Ugolinelli)、Alessandro Palmerini 『闇に葬られた狂気』“Diaz”

 フルジェンツィオ・チェッコンとジルベルト・マルティネッリが2年連続ノミネート。

 ※レモ・ウゴリネッリとAlessandro Palmeriniは、『孤独な天使たち』 でもノミネートされましたが、規定により、得票数の多い作品が選ばれています。

 ◆作曲賞(Migliore Musicista)
 ・アレクサンドル・デプラ 『リアリティー』“Reality”
 ・エンニオ・モリコーネ “La Migliore Offerta”
 ・マウロ・パガーニ(Mauro Pagani) “Educazione Siberiana”
 ・フランコ・ピエサンティ(Franco Piersanti) 『孤独な天使たち』
 ・テオ・テアルド(Teho Teardo) 『闇に葬られた狂気』“Diaz”

 アレクサンドル・デプラは、これで、『アルゴ』で英国アカデミー賞と米国アカデミー賞、『君と歩く世界』でフランス・アカデミー賞(セザール賞)、『おとなのけんか』でポーランド・アカデミー賞(ゴールデン・イーグル賞)にノミネートされ、今回、イタリア・アカデミー賞であるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にノミネートされたことになります。同一年度でこれだけいろんな国(のアカデミー賞)にノミネートされるというのは非常に稀有なことなのではないでしょうか。ちなみに、セザール賞のみ受賞しています。
 フランコ・ピエサンティは、前回、『ローマ法王の休日』でノミネート。

 ◆オリジナル歌曲賞(Migliore Canzone Originale)
 ・“Buongiorno Papà”-‘Fare A Meno Di Te’ 作曲:Gianluca Misiti、Laura Marafioti 作詞:Laura Marafioti パフォーマンス:La Elle
 ・“Educazione Siberiana”-‘Novij Den’ 作曲&作詞:マウロ・パガーニ(Mauro Pagani) パフォーマンス:Dariana Koumanova
 ・“Razzabastarda”(監督:アレッサンドロ・ガスマン)-‘La Vita Possibile’ 作曲:ピヴィオ&アルド・ディ・スカルツィ(Pivio & Aldo De Scalzi) 作詞&パフォーマンス:Francesco Renga
 ・『来る日も来る日も』“Tutti I Santi Giorni”-‘Tutti I Santi Giorni’ 作曲&作詞:Simone Lenzi、Antonio Bardi、Giulio Pomponi、Valerio Griselli、Matteo Pastorelli、Daniele Catalucci パフォーマンス:Virginiana Miller
 ・“Venuto Al Mondo”(監督:セルジョ・カステリット)-‘Twice Born’ 作曲&作詞:Arturo Annecchino パフォーマンス:Angelica Ponti

 ◆プロダクション賞(Migliore Produttore)
 ・ファブリツィオ・モスカ(Fabrizio Mosca) “Alì Ha Gli Occhi Azzurri”(監督:Claudio Giovannesi)
 ・ドメニコ・プロカッチ 『闇に葬られた狂気』“Diaz”
 ・リカルド・トッツィ(Riccardo Tozzi)、ジョヴァンニ・スタビリーニ(Giovanni Stabilini)、マルコ・キメンツ(Marco Chimenz)(Cattleya)、Rai Cinema “Educazione Siberiana”
 ・Isabella Cocuzza、アルトゥーロ・パーリア(Arturo Paglia)(Paco Cinematografica) “La Migliore Offerta”
 ・アンジェロ・バルバガッロ(Angelo Barbagallo)(Bibi Film)、Rai Cinema “Viva La Libertà”

 ドメニコ・プロカッチは、前回『ローマ法王の休日』でノミネート。
 リカルド・トッツィ、ジョヴァンニ・スタビリーニ、マルコ・キメンツの3人は、前回、『素晴らしき存在』でノミネート。

 ◆新人監督賞(Migliore Regista Esordiente)
 ・レオナルド・ディ・コンスタンツォ(Leonardo Di Costanzo) 『日常のはざま』“L’Intervallo”
 ・Giorgia Farina “Amiche Da Morire”
 ・アレッサンドロ・ガスマン(Alessandro Gassmann) “Razzabastarda”
 ・ルイジ・ロ・カーショ “La Città Ideale”
 ・ラウラ・モランテ “Ciliegine”

 ◆ドキュメンタリー賞(Miglior Documentario Di Lungometraggio)
 ◎“Anija (La Nave)” 監督:Roland Sejko
 ・“Bad Weather” 監督:Giovanni Giommi
 ・“Fratelli & Sorelle – Storie Di Carcere” 監督:バーバラ・クスピティ(Barbara Cupisti)
 ・“Nadea E Sveta” 監督:Maura Delpero
 ・“Pezzi” 監督:Luca Ferrari

 ◆短編映画賞(Miglior Cortometraggio)
 ・“Ammore” 監督:Paolo Sassanelli
 ・“Cargo” 監督:Carlo Sironi
 ◎“L'esecuzione” 監督:Enrico Iannaccone
 ・“Preti” 監督:Astutillo Smeriglia
 ・“Settanta” 監督:Pippo Mezzapesa

 ◆EU映画賞(Miglior Film Dell'unione Europea)
 ・『007 スカイフォール』(英・米) 監督:サム・メンデス
 ・『愛、アムール』(オーストリア・仏・独) 監督:ミヒャエル・ハネケ
 ・『アンナ・カレーニナ』(英) 監督:ジョー・ライト
 ・『カルテット! 人生のオペラハウス』(英) 監督:ダスティン・ホフマン
 ・『君と歩く世界』(仏・ベルギー) 監督:ジャック・オディアール

 ◆外国映画賞(Miglior Film Straniero)
 ・『アルゴ』 監督:ベン・アフレック
 ・『ジャンゴ 繋がれざる者』 監督:クエンティン・タランティーノ
 ・『世界にひとつのプレイブック』 監督:デイヴィッド・O・ラッセル
 ・『リンカーン』 監督:スティーヴン・スピルバーグ
 ・『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』 監督:アン・リー

 ◆ヤング・ダヴィッド賞(David Giovani) 6000人以上の学生が審査員として投票して決める賞
 ・“La Migliore Offerta” 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
 ・“Il Principe Abusivo” 監督:Alessandro Siani
 ・“Una Famiglia Perfetta” 監督:Paolo Genovese
 ・“Venuto Al Mondo” 監督:セルジョ・カステリット
 ・“Viva L'italia” 監督:Massimiliano Bruno

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 主な作品のノミネート状況は以下の通りです。

 ・『闇に葬られた狂気』(13):作品・監督・助演男優・撮影・編集・美術・衣裳・メイク・ヘア・視覚効果・録音・作曲・プロダクション
 ・“La Migliore Offerta”(13):作品・監督・脚本・撮影・編集・美術・衣裳・メイク・ヘア・録音・作曲・プロダクション・ヤング
 ・“Educazione Siberiana”(11):作品・監督・撮影・美術・衣裳・メイク・ヘア・視覚効果・作曲・歌曲・プロダクション
 ・“Viva La Libertà”(11):作品・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優・脚本・メイク・ヘア・視覚効果・録音・プロダクション
 ・『リアリティー』(11):監督・主演男優・脚本・撮影・編集・美術・メイク・ヘア・視覚効果・録音・作曲
 ・『孤独な天使たち』(6):作品・監督・主演女優・脚本・撮影・作曲
 ・“Viaggio Sola”(5):主演女優・助演男優・助演女優・脚本・編集
 ・“Una Famiglia Perfetta”(3):主演男優・助演女優・ヤング
 ・『来る日も来る日も』(3):主演男優・主演女優・歌曲
 ・『綱渡り』(2):主演男優・助演女優
 ・“Buongiorno Papà”(2):助演男優・歌曲
 ・“Viva L'italia”(2):助演女優・ヤング
 ・『眠れる美女』(2):助演女優・録音
 ・『それは息子だった』(2):美術・衣裳
 ・“Razzabastarda”(2):歌曲・新人監督
 ・“Venuto Al Mondo”(2):歌曲・ヤング

 ノミネーションは、5つの作品が11部門以上のノミネートとなりました。

 このうち、作品賞、監督賞、脚本賞の3部門でノミネートされているのは、“La Migliore Offerta”と『孤独な天使たち』のみで、この2作品は撮影賞、作曲賞でもノミネートされています。さらに、プロダクション賞までノミネートされているのは、“La Migliore Offerta”だけ、です。

 5作品で混戦しているように見えますが、最有力作品というか、最もバランスのいいノミネートのされ方をしているのは、“La Migliore Offerta”ということになります。(実際に観た人の評価もとてもよいようです。)

 “Viva La Libertà”と“Viaggio Sola”は、ノミネートされている部門を見ると、キャストのアンサンブルが見どころの作品らしいということがわかります。

 今年は、俳優出身の作品が多くノミネートされた年で、いずれの作品もノミネート数こそ多くはありませんでしたが、全部で4本もあります。カンヌには、ヴァレリア・ゴリーノの初監督作品も出ますし、イタリアでは俳優が監督業に進出するというのが、ちょっとしたはやりになっているのかもしれません。

 前回は『きっと ここが帰る場所』や『ある海辺の詩人-小さなヴェニスで-』、『ローマでアモーレ』といった国際的なプロジェクトで製作された作品があって、イタリア映画の国際的な展開が感じられたのですが、今回は、その延長線上にあるというか、“La Migliore Offerta”や“Educazione Siberiana”のように、主人公がアメリカ人で、言語も英語というイタリア映画が2つも登場しました。国際化の方向性としては、ちょっといびつな感じがしますが、もう何年かしたら、どういう方向に進むのか、はっきりするのかもしれません。(少なくとも今回は、キャスト部門では外国人俳優は誰もノミネートされませんでした。)

 連続してノミネートされている人は何人かいますが、前回、受賞を逃している人ばかりなので、連続受賞となる人はひとりもいません。

 今回のダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞は、ノミネーションの発表が1ヶ月遅れました。どういう事情でそうなったのかはわかりませんが、そのせいなのか、現段階で、既に、ドキュメンタリー賞と短編映画賞は受賞作が発表されています。
 この2部門は他の部門とは別に審査員を立てるので、この2部門だけは例年通りに審査を行ない、受賞作を例年通りのスケジュールで決めた、ということなのかもしれません。

 会期が後ろにずれたので、ノミネーション&受賞作品が他のイタリアの映画賞とより重なってくる可能性があります。
 上記ノミネート作品で、昨年の他の映画賞と重なっているものとしては、大きなものだと『闇に葬られた狂気』があり、『闇に葬られた狂気』は、ナストロ・ダルジェント賞で、7部門でノミネートされ、編集賞、録音賞、プロデューサー賞という3部門で受賞し、最多受賞になっています(3作品でタイ記録)。

 今回のノミネーション・リストには、やたらと注記が多くて、3部門で、1部門1人1ノミネートの規定に反していて、ノミネートにならなかった候補作品があったということが記されています。こんな規定は昔からあったのかどうか。メイキャップ賞部門にダブル・ノミネートがありますが、これは「別の組」としてノミネートされている、という判断なのかもしれません。

 以前は、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の有力作品は、軒並み、その年のイタリア映画祭でいちはやく観られたような気がしますが、どうも前回あたりから、上位にノミネートされるような作品は、その次のイタリア映画祭へとまわされることになったようです。今回も、『闇に葬られた狂気』が大阪ヨーロッパ映画祭で上映されたくらいで、そのほかの上位作品は、上映が見送られて(?)います。まあ、これからの1年間で劇場公開されるなら、映画会社としてはそれに越したことはないのですが、そういう判断でのセレクションになったということでしょうか。

 第57回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の受賞結果の発表は、6月14日です。

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 主なノミネート作品を簡単に紹介しておきます。

 ・『闇に葬られた狂気』“Diaz: Don’t Clean Up This Blood”(伊・ルーマニア・仏) 監督:ダニエレ・ヴィカリ(Daniele Vicari)
 出演:エリオ・ジェルマーノ、ジェニファー・ウルリッヒ、クラウディオ・サンタマリア
 物語:2001年イタリアのジェノバでG8サミットが開かれる。その近くにあるDiaz Pascoli校では、ジャーナリストのための公開討論会の準備が行なわれていた。他国と同様にイタリアでも反グローバリゼーションの抗議運動が起こり、ここ数日間でデモ隊と警察との衝突が起きていたが、ここの若者たちは、いたって善良で、警察との衝突など予想もしていなかった。そこにはヨーロッパ中から人々が集まってきていた。真夜中過ぎ、警察が学校を襲撃する。2時間ほどで、彼らのほとんどは病院送りになり、その後、拘置所に送られた。警察は自分たちの行動を正当化するために、建物に火炎瓶を投げ入れた。サミットが終わるまでにそのうちの1人が死亡する。
 ベルリン国際映画祭2012 パノラマ部門出品。観客賞第2位。
 ナストロ・ダルジェント賞2012 編集賞・録音賞・プロデューサー賞受賞。
 バヤドリッド国際映画祭2012 観客賞受賞。


 ・“La Migliore Offerta(The Best Offer)”(伊) 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
 出演:ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、Sylvia Hoeks、ドナルド・サザーランド
 物語:ヴァージル・オールドマン(Virgil Oldman)は、著名な骨董鑑識家であり、競売人である。彼は、エキセントリックな才人で、人とのつきあいのわずらわしさから、他人とは距離を置いて、孤独な生活を送っている。ある時、美しいが、心に痛手を負う女性クレアから、家にある貴重なアート・コレクションを調べて、競売にかけてほしいという依頼を受ける。彼は、彼女に心を許すことにするが、まもなく彼女に対し、自分でも抑えきれないくらいの情熱にとりつかれるのだった……。
 ベルリン国際映画祭2013 ベルリナーレ・スペシャル部門出品。

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 ・“Educazione Siberiana(Siberian Education)”(伊) 監督:ガブリエレ・サルヴァトレス
 出演:ジョン・マルコヴィッチ、Arnas Fedaravicius、Vilius Tumalavicius、エレノア・トムリンソン(Eleanor Tomlinson)、ピーター・ストーメア
 物語:ソ連時代に追放された犯罪者たちが集まって、作り上げたコミュニティーがある。彼らは、外部の世界からはもはやその存在を忘れられている。彼らにとって法律と言えるものは、自分たち自身だけだ。そんなコミュニティーで、コリーマとガガーリンは親友として育つ。しかし、仲間うちで交わした名誉不名誉の基準を厳格に守ろうとすればするほど、2人の絆は切り裂かれていき、気がつくと敵同士となって、相手を激しく憎むようになる。失われゆく世界で、彼らは、闘うように運命づけられている。

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 ・“Viva La Libertá”(伊) 監督:Roberto Andò
 出演:トニ・セルヴィッロ、ヴァレリオ・マスタンドレア、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ミケーレ・チェスコン、アンナ・ボナイウート
 物語:エンリコ・オリヴェリ(Henrico Oliveri)は、抜け目がない政治家で、政界の中心にたどりついたが、これからはもう下り坂だということを理解していた。あらゆる予測が次の選挙で落選すると予測している。政党は、それを知りたがっているが、彼はごまかすために、姿をくらますことにし、今は有名な監督と結婚している古くからのガールフレンドの元に身を寄せるために、パリに向かう。彼の姿が見つからなくなって、党員たちはパニックに陥る。しかし、オリヴェリの右腕だったアンドレアが、奇策を思いつく。オリヴェリの双子の兄弟であるジョヴァンニに代役をさせるのだ。ジョヴァンニは、精神科医の厄介になったこともあるが、作家や哲学者としては一流である。この作戦は、トラブルだらけだったが、思いがけないうれしい誤算もあった……。

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 ・『リアリティー』“Reality”(伊・仏) 監督:マッテオ・ガローネ
 出演:アニエッロ・アレーナ(Aniello Arena)、ロレダーナ・シミオーリ(Loredana Simioli)、ナンド・パオーネ(Nando Paone)、Raffele Ferrante
 物語:ルチアーノは、友人とともに、ナポリで小さな魚屋を営んでいて、好感の持てる面白いヤツとして、客や親戚の多くに知られている。ある日、彼は、子どもたちにせがまれて、リアリティー番組「ビッグ・ブラザー」のオーディションに参加させられる。過去には「ビッグ・ブラザー」出演でスターになった者もいて、ルチアーノは、だんだんとその気になって、番組出演を夢見るあまり、魚屋を手放し、家庭を崩壊の危機に追い込んでしまう。
 カンヌ国際映画祭2012 コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 トロント国際映画祭2012 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2012 審査員特別賞受賞。

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 *当ブログ記事

 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201204/article_13.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201205/article_10.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_22.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201004/article_8.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_10.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200904/article_4.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_2.html

 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_16.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2012受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_2.html

 ・ナストロ・ダルジェント賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_11.html
 ・ナストロ・ダルジェント賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_1.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月〜12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

 追記:
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_15.html

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