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zoom RSS SXSW映画祭2013 受賞結果!

<<   作成日時 : 2013/05/11 03:54   >>

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 SXSW映画祭2013(3月7日-16日)の受賞結果です。

 【SXSW映画祭】

 SXSW(サウス・バイ・サウスウエストと読みます)映画祭は、テキサス州オースティンで開催される、インディペンデント映画の祭典です。

 上映作品はけっこう多く、フィクション、ドキュメンタリー、短編と部門もいろいろありますが、この映画祭で特に重要なのはドキュメンタリーで、のちのち受賞を重ねていくことになるドキュメンタリー映画のいくつかはここでプレミア上映されています。

 SXSWは、米国内のドキュメンタリー作品発表の機会としては、おそらく1月のサンダンス映画祭や6月のシルバードックス・ドキュメンタリー映画祭に準じるくらいで、会期中は、アメリカの映画情報サイトは毎日のようにSXSWの上映作品を取り上げていますから、関心度はかなり高いと思われます。

 なお、「映画祭」という風に記しましたが、実際は、映画だけではなく、映画と音楽とインタラクティヴ・メディアという3つのジャンルを扱う複合イベント(Festival)を行なっています。

 日本にも、アジアからの発信を行なう SXSW Asiaがありますが、今のところはまだ音楽を中心として活動を行なっているようです。

 *SXSW Asia:http://sxsw-asia.com/about.html

 ちなみに、SXSW映画祭は、2年前、震災直後に、いちはやく日本への義援金を募ってくれた映画祭でもあります。

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 【長編ドキュメンタリー・コンペティション部門】

 ◆グランプリ
 ◎“William And The Windmill”(米・マラウィ・南ア) 監督:Ben Nabors

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 “William And The Windmill”(米・マラウィ・南ア) 監督:Ben Nabors
 若きマラウィ人William Kamkwambaは、ガラクタから風車を作って、家族を貧困と飢餓から救い、発展途上国においてエネルギー開発のアイコンとなる。彼は、アメリカ人起業家のTom Riellyと出会い、新しい未来に向けて、先に進もうとする。名声、チャンス、プレッシャー、孤独……。彼の作った風車が、彼の人生を変える。

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 ◆審査員特別賞 撮影賞(Special Jury Recognition for Cinematography)
 ◎“Touba”(米・セネガル)(監督:Elizabeth Chai Vasarhelyi) 撮影監督:Scott Duncan

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 “Touba”(米・セネガル) 監督:Elizabeth Chai Vasarhelyi
 トゥーバは、イスラム教ムーリッド教団の聖地で、セネガル第2の都市となっていて、ここには創始者のアーマドゥ・バンバが埋葬されている。年に一度のグラン・マッガルの巡礼には、セネガル国内はもちろん、アフリカ各国やヨーロッパからも巡礼者が訪れる。巡礼者の数は、100万人とも200万人とも言われる。

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 ◆審査員特別賞 監督賞(Special Jury Recognition for Directing)
 ◎“We Always Lie To Strangers”(米) 監督:A・J・シュナック(AJ Schnack)、David Wilson

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 “We Always Lie To Strangers”(米) 監督:A・J・シュナック(AJ Schnack)、David Wilson
 ミズーリ州のオザーク高原にあるブランソンは、1万500人の人口の町ながら、年間750万人の観光客がやってきて、30億ドルものお金が落とされる。特にここのウリとなっているのは、年間100以上行なわれる音楽ショーで、それにはヌードもギャンブルも悪趣味な笑いもなく、「伝統的で」「家族で楽しめる」ショーになっている。そうしたドファッションへの回帰を求める人々が、国中、特にミッドウェストから多くやってくるのだ。近年、ブランソンは、経済不安や新たな社会問題に直面し、変化を迎えつつあるが、それは、アメリカ合衆国の経済や社会問題と複雑にからみあっている。本作では、5年以上にわたり、ブランソンに住み、パフォーマンスをしている4つの家族を追いかけている。
 『カート・コバーン アバウト・ア・サン』のA・J・シュナック監督最新作。

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 【長編ナラティヴ・コンペティション部門】

 ◆グランプリ
 ◎“Short Term 12”(米) 監督:Destin Daniel Cretton

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 “Short Term 12”(米) 監督:Destin Daniel Cretton
 物語:グレースは、20代で、保護の必要なティーンエージャーをケアする保護施設の職員をしている。彼女は、情熱的でタフであり、同僚で、長い間つきあっているボーイフレンドのメイソンとともに子供たちの面倒を見ている。しかし、才能があるが、問題を抱えている少女が新しい入居者としてやってきたことで、彼女は、自分の過去と将来に向き合わざるを得なくなり、混乱に陥る。
 出演:ブリー・ラーソン(Brie Larson)、ジョン・ギャラガー・ジュニア(John Gallagher Jr.)、ケイトリン・デヴァー(Kaitlyn Dever)、ラミ・マレック(Rami Malek)、Keith Stanfield、Kevin Hernandez、メローラ・ウォルターズ(Melora Walters)、ステファニー・ベアトリス(Stephanie Beatriz)、Lydia Du Veaux、Alex Calloway

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 ◆審査員特別賞 アンサンブル・キャスト賞(Special Jury Recognition for Ensemble Cast)
 ◎“Burma”(米)(監督:Carlos Puga)  Christopher Abbott、ギャビー・ホフマン(Gaby Hoffmann)、クリストファー・マッキャン(Christopher McCann)、ダン・ビットナー(Dan Bittner)、Emily Fleischer、Jacinta Puga、Matt McCarthy、Kelly Aucoin

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 “Burma”(米) 監督:Carlos Puga
 物語:ドクター・リンは、末期の病にある妻を捨て、スーザン、クリスチャン、ウィンという3人の子供たちを置き去りにして、去る。約10年後、家族が集まる前の晩に、クリスチャンの家の前に、ドクター・リンが現れ、これまでの弁明をする。薬物依存で、傷つきやすい心の持ち主のクリスチャンは、渋々、彼を家の中に入れる。
 出演:Christopher Abbott、ギャビー・ホフマン(Gaby Hoffmann)、クリストファー・マッキャン(Christopher McCann)、ダン・ビットナー(Dan Bittner)、Emily Fleischer、Jacinta Puga、Matt McCarthy、Kelly Aucoin

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 ◆審査員特別賞 演技賞(Special Jury Recognition for Acting)
 ◎Tishuan Scott “The Retrieval”(米)(監督:Chris Eska)

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 “The Retrieval”(米) 監督:Chris Eska
 物語:南北戦争が行なわれている最中の1864年。賞金稼ぎのバーレルは、北部諸州の境界を越えられず、ウィルとその叔父のマーカスに、逃亡奴隷たちと、殺人犯として指名手配されているネイトを捜して連れ戻すように依頼する。ウィルは、母を失い、父も失踪して、叔父のマーカスを頼っていたが、マーカスはウィルに厳しく、しばしば彼をこき使っていた。2人は、北軍で、死んだ兵士を埋めるための墓を掘っているネイトを見つける。彼らは、ネイトの兄が死の床にあるから、実家に帰った方がいいとウソをついて、ネイトを連れ出す。途中で、南軍と北軍の小競り合いに巻き込まれて、マーカスが死ぬ。それでも、ウィルは、ネイトと旅を続ける。ウィルはネイトを父親のように感じていたし、ネイトをバーレルの元に連れ帰ったら、バーレルは彼を殺してしまうだろうということもわかっていたのだった。
 出演:Ashton Sanders、Tishuan Scott、Keston John、ビル・オバースト・ジュニア(Bill Oberst, Jr.)、Christine Horn、アルフォンソ・フリーマン(Alfonso Freeman)、Jonathan Brooks、Raven LeDeatte

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 【短編部門】

 ◆ナラティヴ・ショート(Narrative Shorts)
 ◎“Ellen is Leaving”(ニュージーランド) 監督:Michelle Savill

 “Ellen is Leaving”(ニュージーランド) 監督:Michelle Savill
 物語:エレンは、どうしようもないボーイフレンド、ハーミッシュときれいに別れた方がお互いのためだと感じている。ある日、ハーミッシュが、冗談めかして、新しいガールフレンドでも世話してくれよと言う。それが、実際にいいアイデアかもしれないと思ったエレンは、実行するが、思った以上にうまくいって、少々あせってしまう。彼女は本当に彼とすっきりと別れられるのだろうか。
 シカゴ国際映画祭2012 短編部門出品。

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 ◆ナラティヴ・ショート オナラブル・メンション
 ◎“Sequin Raze”(米) 監督:Sarah Gertrude Shapiro
 ◎“SKIN”(米) 監督:Jordana Spiro

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 “Sequin Raze”(米) 監督:Sarah Gertrude Shapiro
 物語:リアリティーTVのヒット番組で、退屈気味の元フェミニストのプロデューサーが、美人コンテストのクイーンを挑発して、激しい闘いを繰り広げる。プロデューサーは、報酬と野心を武器に、美人コンテストのクイーンは、最後の意地を武器にする。勝者は、どちらか一方のみだ。
 出演:アナ・キャンプ、アシュレイ・ウィリアムズ、フランシス・コンロイ

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 “SKIN”(米) 監督:Jordana Spiro
 少年は、その小さな町では、アウトサイダーで、剥製作りが趣味だ。そんな彼の作品を美しいと賛辞を送る少女が現れる。彼は、もっと凄いことをして見せようとして、あることを実行に移す。
 サンダンス映画祭2013 短編コンペティション部門出品。

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 ◆ドキュメンタリー・ショート(Documentary Shorts)
 ◎“SLOMO”(米) 監督:Josh Izenberg

 “SLOMO”(米) 監督:Josh Izenberg
 1998年、神経科医のJohn Kitchinは、キャリアを捨てて、パシフィック・ビーチに移り、ローラーブレードを手に入れて、「SLOMO」に変身する。

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 ◆ミッドナイト・ショート(Midnight Shorts)
 ◎“The Apocalypse”(米) 監督:Andrew Zuchero

 “The Apocalypse”(米) 監督:Andrew Zuchero
 物語:夏の午後、20代のジェニーとマーティンとクレイグとケイトがアパートで過ごしていた。「退屈だな」「何か面白いことない?」。「ひらめいた!」とクレイグが言ったとたん、クレイグの頭が吹っ飛んで、血しぶきが撒き散らされる。何が起こったのかわからず、悲鳴が上がる。ケイトが何かを思いつく。その瞬間、ケイトの頭も吹き飛ぶ。再び悲鳴が起こる。実は、恐ろしい疫病が蔓延していて、それは、何か(idea)を思いついたとたん頭が破裂するというものだった。ジェニーとマーティンにはわけがわからなかった(out of idea)。
 サンダンス映画祭2013 短編コンペティション部門出品。

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 ◆アニメーション・ショート(Animated Shorts)
 ◎『オー、ウィリー』“Oh Willy...”(ベルギー・仏・オランダ) 監督:エマ・ドゥ・スワーフ(Emma De Swaef)、マーク・ジェイムス・ロエルズ(Marc James Roels)

 『オー、ウィリー』“Oh Willy...”(ベルギー・仏・オランダ) 監督:エマ・ドゥ・スワーフ(Emma De Swaef)、マーク・ジェイムス・ロエルズ(Marc James Roels)
 物語:ウィリーは、50代の、ふっくらした男性。彼は、母が死にかけているという連絡を受けて、不安で落ち着かず、久しぶりに帰郷する。故郷は裸体主義者のコミュニティーで、母がついに死んでしまった後、よい思い出のみならず、思い出したくもなかった思い出もよみがえってきて、彼は精神的危機に陥る。
 オランダ・アニメーション映画祭2012グランプリ受賞。
 ザグレブ国際アニメーションフェスティバル2012 グランプリ&観客賞受賞。
 カトゥーン・ドール2012受賞。
 シカゴ国際映画祭2012 最優秀短編アニメーション賞受賞。
 AFIフェスト2012 短編賞受賞。
 〈『グレートラビット』と世界のアニメーション傑作選〉(2012)にて上映。

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 ◆ミュージック・ビデオ(Music Videos)
 ◎ヴィタリック(Vitalic) “Stamina” 監督:Saman Keshavarz

 ◆テキサス高校生ショート(Texas High School Shorts)
 ◎“The Benfactress” 監督:Alina Vega

 【デザイン部門】

 ◆ポスター・デザイン 審査員賞
 ◎“Kiss of the Damned”(米)(監督:ザン・カサヴェテス(Xan Cassavetes)) デザイナー:Akiko Stehrenberger、Gravillis Inc

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 ◆ポスター・デザイン 特別審査員賞(Special Jury Recognition)
 ◎“We Always Lie To Strangers”(米)(監督:AJ Schnack、David Wilson) デザイナー:Erik Buckham、PALACEWORKS

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 ◆ポスター・デザイン 観客賞
 ◎“Kiss of the Damned” デザイン:Akiko Stehrenberger、Gravillis Inc

 ◆タイトル・デザイン 審査員賞
 ◎“Joven & Alocada” デザイナー:Pablo González、Fabula

 ◆タイトル・デザイン 審査員特別賞(Special Jury Recognition)
 ◎“Crave” デザイナー:Raleigh Stewart、Iron Helmet

 ◆タイトル・デザイン 観客賞
 ◎“Chasing Shakespeare” デザイナー:Lucky Post

 【特別賞】 (SXSW Special Awards)

 ◆SXSW チキン&エッグ エマージング・ナラティヴ女性監督賞(SXSW Chicken & Egg Emergent Narrative Woman Director Award)
 ◎Hannah Fidell “A Teacher”(米)

 “A Teacher”(米) 監督:Hannah Fidell
 物語:ダイアナは、テキサス郊外の高校の教師で、学生からも同僚からも愛されていた。だが、彼女は、教え子のエリックと関係を持っていて、それを秘密にしていた。彼女は、10代のエリックと一緒に過ごしたり、手短かに車の中でセックスしたりするのが好きだった。彼女は、2人の関係が知られてしまう危険を冒しかねないほどに、自分をコントロールできなくなっていく。
 出演:Lindsay Burdge、Will Brittain、Jennifer Prediger、Julie Dell Phillips、Jonny Mars、Chris Doubek

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 ◆SXSW チキン&エッグ エマージング・ナラティヴ女性監督賞 スペシャル・メンション
 ◎Katie Graham “Zero Charisma”(米)

 “Zero Charisma”(米) 監督:Katie Graham
 物語:スコットは、ゲームオタクで、怒りっぽい祖母と一緒に暮らし、ドーナツ・ショップで好きでもない仕事をしている。だが、火曜の夜の彼は違う。ゲーム・マスターとして、他のロール・プレーヤーの上に君臨し、ファンタジーと冒険の世界を楽しむのだ。ところが、ある晩、彼のゲームに、ネオ・オタクのマイルズが参加し、プレーヤーたちの賞賛をさらっていく。運の悪いことに、祖母の容態が悪くなり、会いたくもない母親が訪ねてくることになる。母と会うのは、子供時代を思い出させるので、大嫌いだった。混乱と怒りを抱えながら、彼に、ゲーム・マスターとして返り咲くチャンスが訪れる。
 出演:Sam Eidson、ギャレット・グレアム(Garrett Graham)、Brock England、Anne Gee Byrd、Cyndi Williams、Brian Losoya、Vincent Prendergast、Katie Folger、John Gholson、デイキン・マシューズ(Dakin Matthews)

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 ◆Louis Black “Lone Star” Award
 ◎“Loves Her Gun”(米) 監督:Geoff Marslett

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 “Loves Her Gun”(米) 監督:Geoff Marslett
 物語:アリーは、仕事もなく、脚の不自由なボーイフレンドと暮らすことにも疲れ、通りで暴行を振るわれるという事件に遭った後、ニューヨークからバスに乗って、テキサスへと移る。オースティンでは、時間の流れが緩やかで、それが彼女を癒すかと思われたが、彼女の不安は消えなかった。まもなく彼女はテキサスの銃社会に惹きつけられ、保身と、これさえあれば大丈夫というパラノイア的な感覚で、銃を手に入れる。銃によって、彼女の精神的健康は取り戻されるのだろうか。それともこの銃によって、彼女は誰かを危めてしまうことになるのだろうか。
 出演:トリステ・ケリー・ダン(Trieste Kelly Dunn)、Francisco Barreiro、Ashley Rae Spillers、Melissa Hideko Bisagni、John Merriman、ヘザー・カフカ(Heather Kafka)、Chris Doubek、Jennymarie Jemison

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 ◆Karen Schmeer Film Editing Fellowship
 ◎Jim Hession
 Jim Hessionは、『ダメージ』でアシスタント・エディター、“Marina Abramovic: The Artist Is Present”で共同編集者などを手がける編集者。

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 【観客賞】

 ◆長編ナラティヴ・コンペティション部門
 ・“Short Term 12”(米) 監督:Destin Daniel Cretton

 ◆長編ドキュメンタリー・コンペティション部門
 ◎“The Short Game”(米) 監督:Josh Greenbaum

 “The Short Game”(米) 監督:Josh Greenbaum
 世界からジュニア・ゴルフの世界チャンピオンを目指す7歳の子供たち8人を追ったドキュメンタリー。ノース・キャロライナのパインハーストには、54カ国から1500人の子供たちが集まってくる。8人の子供たちとその家族による8つの物語は、現代のグロバール社会を映し出す鏡になっている。

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 ◆ドキュメンタリー・スポットライト部門(Documentary Spotlight)
 ◎“An Unreal Dream: The Michael Morton Story”(米) 監督:Al Reinert

 “An Unreal Dream: The Michael Morton Story”(米) 監督:Al Reinert
 1986年、マイケル・モートンの妻クリスティンが、子供たちの前で殺される。マイケルが逮捕され、以来25年、彼はテキサス刑務所に収容される。彼の無実を訴える声は聞き届けられない。世間にとって彼はもう見えない存在となっている。弁護士チームが立ち上がり、数年にわたって、現場に残された証拠のDNA鑑定を求める。その結果、誤審によって、無実のモートンの自由が奪われたことが明らかになる。

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 ◆ナラティヴ・スポットライト部門(Narrative Spotlight)
 ◎“Zero Charisma”(米) 監督:Katie Graham、Andrew Matthews

 ◆ヴィジョンズ部門(Visions)
 ◎“Maidentrip”(米・オーストラリア・エクアドル・仏領ポリネシア・オランダ・オランダ領アンティル諸島・パナマ・南ア) 監督:Jillian Schlesinger

 “Maidentrip”(米・オーストラリア・エクアドル・仏領ポリネシア・オランダ・オランダ領アンティル諸島・パナマ・南ア) 監督:Jillian Schlesinger
 ローラ・デッカー(Laura Dekker)は、史上最年少となる14歳で、ヨットでの世界一周旅行に出ようとする。ところが、オランダ当局が、航海経験の浅さを指摘し、出航は禁止される。1年にわたる法廷論争の結果、ローラは出航を許可され、法廷ともマスコミとも無縁の海上に乗り出す。2012年1月、彼女は、最年少記録を約8ヶ月短縮して、世界一周を成し遂げる。
 初監督作品。

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 ◆ミッドナイターズ部門(Midnighters)
 ◎“Cheap Thrills”(米) 監督:E.L. Katz

 “Cheap Thrills”(米) 監督:E.L. Katz
 物語:仕事をクビになり、立ち退きの危機にある父親が、裕福な夫妻に助けてもらうが、その代わりに異常なチャレンジに挑戦しなければならなくなり、しかもそれはどんどんエスカレートしていく。
 たくさんのインディー・ホラーの脚本を手がけてきたE.L. Katzの初監督作品。
 出演:パット・ヒーリー(Pat Healy)、イーサン・エンブリー(Ethan Embry)、サラ・パクストン(Sara Paxton)、デイヴィッド・ケックナー(David Koechner)、アマンダ・フラー(Amanda Fuller)

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 ◆24 Beats Per Second
 ◎“A Band Called Death”(米) 監督:Mark Christopher Covino、Jeff Howlett

 “A Band Called Death”(米) 監督:Mark Christopher Covino、Jeff Howlett
 Deathは、3人のアフロ・アメリカンによって、1971年にデトロイトで結成されたバンドで、今では初期パンク・ロック・バンドの1つとして認識されている。しばらく忘れられていた後、彼らが注目されることになったのは、ネット上の過激なファンとレコード・コレクターのおかげで、それが国内のメディアの関心を呼び、ロック史上に彼らの名を刻ませるまでになった。

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 ◆SXGlobal
 ◎“The Punk Syndrome”(フィンランド・ノルウェー・スウェーデン) 監督:Jukka Kärkkäinen、J-P Passi

 “The Punk Syndrome”(フィンランド・ノルウェー・スウェーデン) 監督:Jukka Kärkkäinen、J-P Passi
 フィンランドのパンク・バンドPertti Kurikan Nimipäivätに関するドキュメンタリー。Pertti Kurikan Nimipäivätのメンバーは、4人で、彼らはいずれも、ダウン症や自閉症といった心的な障害を抱えている。彼は、日々の生活に対するフラストレーションをパンク音楽という手段を使って、外部へとアウトプットしている。本作では、特に説明も加えずに、シネマ・ヴェリテの手法で、淡々と彼らの姿を映し出していく。本作が公開される前は、彼らは全くの無名だったが、本作によって、一躍有名になり、フィンランド国内をツアーしてまわれるようになった。もう1本の『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』とも称される音楽ドキュメンタリー。
 ノルディック映画賞2012 ノミネート。
 フィンランド Jussi賞 ドキュメンタリー賞受賞。

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 ◆フェスティバル・フェイバリット(Festival Favorites)
 ◎“The Crash Reel”(米) 監督ルーシー・ウォーカー

 “The Crash Reel”(米) 監督ルーシー・ウォーカー
 20年にもおよぶフッテージを利用して構成されたスノーボーダーのドキュメンタリー。ケヴィン・ピアス(Kevin Peace)は、スノーボードのチャンピオンで、2010年のバンクーバー・オリンピックでの金メダルを狙っていた。ところが、2009年12月31日、練習中に頭を打って、意識不明になってしまう。彼は、家族の助けもあって、頭への打撃による麻痺から立ち直り、愛するスノーボードの世界への復帰を目指す。しかし、おしゃべりで、ダウン症の兄はこう言う。彼は、リスクを恐れぬプロのスポーツマンだが、再び頭を強打した時、取り返しのつかないことにならないと誰が言えるだろうか。
 ベルリン国際映画祭2013 ベルリンナーレ・スペシャル部門出品。

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 インディペンデントを標榜しても、かなり商業主義にまみれた映画賞・映画祭が増えてきた中で、SXSW映画祭の入賞作品は、かなりのインディペンデント・スピリッツの感じられる作品が揃っていて、とても好感が持てますね。

 今後の映画賞レースに、確実にからんできそうなのは、ネームバリューから言って、ルーシー・ウォーカーの“The Crash Reel”くらいですが、いくつかの作品は、ゴッサム・アワードくらいにはノミネートされるかもしれません。

 “Maidentrip”で描かれているような事実は、私は知りませんでしたが、日本でもニュースになっていてよさそうですが、どこかで紹介されていたりするのでしょうか。

 日本で何らかの形で紹介されそうなのは、“The Punk Syndrome”くらいでしょうか。

 “The Short Game”も、『チャレンジ・キッズ−未来に架ける子どもたち』のゴルフ版みたいで、面白そうですが、日本人がからんでいたら、公開の可能性はより高まっていたかもしれません。取り上げられる8人の子供たちのうちには、日本人はおらず、韓国人らしい名前が1人います。

 短編は、サンダンス映画祭にも出品されていたものが、たくさん出ていたようですが、受賞したのは、サンダンスで入賞しなかった作品ばかりです。
 “The Apocalypse”や“SKIN”の監督は、今後、長編で名前が上がってくるかもしれません。覚えておきたいと思います。

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 *当ブログ記事

 ・SXSW映画祭2011:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201103/article_28.html
 ・SXSW映画祭2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_31.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月〜12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html
 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年12月〜2013年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_50.html

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