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zoom RSS カンヌ国際映画祭2013 コンペティション以外のラインナップ!

<<   作成日時 : 2013/05/05 19:07   >>

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 ★コンペティション部門追加作品

 ・“Only Lovers Left Alive”(独・米・英・仏・キプロス) 監督:ジム・ジャームッシュ
 出演:トム・ヒドルストン、ティルダ・スウィントン、ミア・ワシコウスカ、ジョン・ハート、アントン・イェルチン、Slimane Dazi、Wayne Brinston、Aurelie Thepaut
 物語:アダムは、近頃の人間のありさまを見て、ひどく憂鬱に感じている。彼は、ヴァンパイアで、現在は、アンダーグラウンドのミュージシャンとして人間界で暮らしている。ヴァンパイア仲間のイヴは、彼の恋人で、タフでミステリアスな魅力を持つ彼女とは、数世紀に亘ってつかず離れずの関係を続けている。そんな2人の穏やかな関係は、お転婆で手に負えない妹エヴァによって、邪魔される。
 [3大映画祭との関わり]
 1984年 『ストレンジャー・ザ・パラダイス』:カンヌ(監督週間)〜カメラ・ドール受賞
 1986年 『ダウン・バイ・ロー』:カンヌ
 1989年 『ミステリー・トレイン』:カンヌ〜芸術貢献賞
 1993年 『コーヒー&シガレット3』:カンヌ(短編部門)〜短編パルムドール
 1995年 『デッドマン』:カンヌ
 1997年 『イヤー・オブ・ザ・ホース』:ベネチア(非コンペ)
 1999年 『ゴースト・ドッグ』:カンヌ
 2002年 『10ミニッツ・オールダー』:カンヌ(ある視点部門)
 2003年 『コーヒー&シガレッツ』:ベネチア(アウト・オブ・コンペティション部門)
 2005年 『ブロークン・フラワーズ』:カンヌ


 [審査員]
 スティーヴン・スピルバーグ(審査員長)、Vidya Balan(インドの女優)、河瀬直美、ニコール・キッドマン、リン・ラムジー、ダニエル・オートゥイユ、アン・リー、クリスティアン・ムンジウ、クリストフ・ヴァルツ

 すべて監督と俳優で、9人の審査員のうち、監督が5人、女性が3人、アジア系が3人。(2012年度の映画賞レースに関わった人が4人!)

 5人の監督のうちの4人、特に河瀬直美とリン・ラムジーとクリスティアン・ムンジウの3人は、映画祭で賞をもらうということがどういうことか身をもって知っている監督なので、「生きた賞の使い方」をする、つまり、賞を獲っても獲らなくても大勢にあまり影響のないベテランや人気監督はスルーして、たとえ欠点や未熟なところがあったとしても、埋もれさせたくないと感じられる才能に賞を贈るのではないか、と考えられます。
 ま、どこまでを「賞を獲っても獲らなくても大勢にあまり影響のない監督」と見なすかが難しかったりもするわけですが……。そういう意味で、アブデラティフ・ケシシュやアマ・エスカランテ、国際的にはまだまだ知名度の低い是枝らも、受賞の可能性が増したと言えるかもしれません。

 アジア系の審査員が3人ということで、これが1人や2人だった場合よりは、確実にアジア系の作品が推される(より深く理解される)はずで、パルムドール、監督賞、グランプリのいずれかは4本あるアジア系の作品のどれかが受賞するのではないかと思われます。(アン・リーが審査員長を務めた2009年のベネチアは、金獅子賞が『レバノン』、監督賞がシリン・ネシャット、審査君特別賞が『ソウル・キッチン』でした。)

 審査員に女性監督が2人いて、出品作に女性監督が1人(ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)いることも少し気になります。ただ監督のヴァレリア・ブルーニ=テデスキも脚本のノエミ・ルヴォフスキーもわかりやすい感動を与えてくれたりしないので、ちょっとどうなのかなと思ったりもしますね。ちなみに、河瀬直美が『殯(もがり)の森』でグランプリを受賞した時は、審査員長がスティーヴン・フリアーズで、審査員にはマギー・チャン、トニ・コレット、マリア・デ・マデイロス、サラ・ポーリーがいました。(パルムドールは『4ヵ月、3週と2日』でした。)

 受賞予想は、審査員が発表される前より、若干、作家性の強い作品やアジア系の作品に傾いたかなという感じはしますが、全体的にはそんなには変わらないので、あえて書き直すことはしないことにします。

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 ◆オープニング作品
 ・『華麗なるギャツビー』(米) 監督:バズ・ラーマン

 ◆クロージング作品
 ・“Zulu (H.C.)”(仏) 監督:ジェローム・サル(Jérôme Salle)
 出演:オーランド・ブルーム、フォレスト・ウィテカー
 物語:アリは、アパルトヘイトでの大虐殺を生き延びて、今はケープタウンの殺人課の刑事をしている。パートナーは白人のブライアンだ。2人の女性の死体が発見されて、彼らが捜査することになるが、その地区には失業者があふれ、ギャングが金と力を握っている。事件の陰にはドラッグもからみ、アパルトヘイトの亡霊もちらついてくる……。
 カリル・フェレ(Caryl Ferey)の同名の小説の映画化。


 【アウト・オブ・コンペティション部門】

 ・“Le Dernier Des Injustes(The Last Of The Unjust)”(仏・オーストリア) 監督:クロード・ランズマン
 これまでホロコーストに関して知られていることはほんのわずかに過ぎない。チェコのテレージエンシュタットは、世界とユダヤ人たちを欺いて、ユダヤ人たちをガス室送りにするためにアドルフ・アイヒマンが生み出した「ゲットーのモデル」である。ラビで学者のBenjamin Murmelstein(1905-1989)は、テレージエンシュタット・ユダヤ人評議会(Theresienstadt Jewish Council)の最後の会長で、テレージエンシュタットが死刑執行場所となっているのを知りながら、1938年から終戦まで、毎日アイヒマンと交渉して、亡命し、アイヒマンの裁判で証言に立つことはなかった。『SHOAH ショア』のクロード・ランズマン最新作。3時間40分の作品。


 ・“Blood Ties”(仏・米) 監督:ギョーム・カネ
 出演:クライヴ・オーウェン、ビリー・クラダップ、マリオン・コティヤール、ゾーイ・サルダナ、ミラ・クニス、ジェームズ・カーン、マティアス・スーナールツ、リリー・テイラー
 物語:1974年のブルックリン。クリスが、殺人罪の刑期を終えて出所する。外には、弟のフランクが待っている。フランクは、将来を期待された刑事で、兄に更正してもらいたいと考えて、家と仕事を世話し、別れた妻や子供たちにも会わせてやる。クリスは、これまで、悪いことや失敗ばかりしてきたが、父親から愛されたのは、いつもクリスの方だった。しばらくして、クリスは、悪の道に舞い戻ってしまい、フランクは裏切られたように思う。
 Bruno & Michel Papetの小説を映画化したJacques Maillot監督の“Les liens du sang”(2008)(ギヨーム・カネが主演)のリメイク。脚本にジェームズ・グレイが参加している。

 ・“All Is Lost”(米) 監督:J.C チャンダー
 出演:ロバート・レッドフォード
 物語:海で遭難した男性が生還しようとする物語。登場人物は1人で、物語の大部分は台詞なしとなる。

画像

 【特別招待作品】

 ・“Week End Of A Champion”(1971/英) 監督:Frank Simon
 イギリスのF1チャンピオン、ジャッキー・スチュワートに関するドキュメンタリー。ロマン・ポランスキーがプロデュースし、出演もしている。

 ・“Stop The Pounding Heart”(伊・ベルギー・米) 監督:Roberto Minervini
 物語:サラは、羊飼いの一家で育つ。彼女の両親は、12人の子供たちを、聖書に基づいて、厳格に教育している。サラも姉たち同様に、信心深く、結婚までは純潔を守り、男性には素直に従うように教育された。しかし、コルビーと出会って、彼女の心は揺さぶられ、これまで教えられてきたことに疑問を感じるようになる。

 ・“Otdat Konci(Bite The Dust)”(ロシア) 監督:Taisia Igumentseva
 物語:人々が互いに顔見知りなだけでなく、牛の顔まで区別がつくというくらいの小さな村。太陽のコロナが勢いを増して、あと24時間で地球はおしまいになるというニュースがTVで流れる。世界中がパニックに陥る中、この村では、人々が集まり、パイを焼き、テーブルを寄せ合って、彼らの人生に関わる最大の決断をしようとする。ところが、地球は滅亡したりしない。デマだったのだ。しかし、すぐに前と同じように生活できるかというと、なかなかそういうわけにはいかない。
 前回のシネフォンダシオン部門で第1位となったTaisia Igumentsevaの初監督長編。


 ・“Muhammad Ali's Greatest Fight”(米) 監督:スティーヴン・フリアーズ
 出演:クリストファー・プラマー、フランク・ランジェラ、ダニー・グローヴァー、ベンジャミン・ウォーカー、バリー・レヴィンソン
 物語:ベトナム戦争への徴兵を拒否した、モハメド・アリ「最大の闘い」、モハメド・アリ VS アメリカ合衆国政府との闘いを、最高裁判事ジョン・マーシャル・ハーランを中心に、最高裁判所サイドから描いた作品。

 ・“Seduced And Abandoned”(米) 監督:ジェームズ・トバック(James Toback)
 アレック・ボールドウィンに関するドキュメンタリー。彼には、俳優としての顔はもちろん、次回作のために出資者を求めて奔走するというプロデューサーの顔もある。本作の製作にも彼がプロデューサーとして参加している。
 出演:ジェシカ・チャステイン、マーティン・スコセッシ、ジェレミー・トーマス、ロマン・ポランスキー

 【ミッドナイト・スクリーニング部門】

 ・“Monsoon Shootout”(インド・英) 監督:Amit Kumar
 物語:ムンバイにモンスーンの雨が降り注ぐ。Adiは、新米の刑事で、最初の任務で、発砲すべきか、発砲せざるべきかという決断を迫られる。そこから、彼の決断に応じて、3通りの物語が展開する。
 資金集めに苦しんで、完成まで10年かかっら作品。
 初監督作品。


 ・“Blind Detective(盲探)”(香港) 監督:ジョニー・トー
 出演:アンディー・ラウ、サミー・チェン
 物語:ひとりの刑事が、網膜性疾患で目が見えなくなり、早期退職を余儀なくされる。しかし、女性捜査官と一緒にいて銀行強盗に出くわし、彼女と組んで、事件を解決しようとする。


 【ジェリー・ルイス トリビュート】

 ・“Max Rose”(米) 監督:Daniel Noah
 出演:ケリー・ビシェ、ジェリー・ルイス、ケヴィン・ポラック、ディーン・ストックェル
 物語:ジャズ・ピアニストのマックス・ローズは、妻が亡くなって、初めて知ることばかりで驚き、これまでの65年の結婚生活はすべてウソだったのかとショックを受ける。彼は、自分自身の過去を振り返るべく、昔の友人、知人を訪ねてまわる。


 【ガラ・スクリーニング トリビュート・トゥ・インディア】

 ・“Bombay Talkies”(インド) 監督:アヌラーグ・カシヤプ(Anurag Kashyap)、Dibakar Banerjee、Zoya Akhtar、Karan Johar
 ヒンディー映画100年を記念して作られた、4編の短編オムニバス映画。
  ‘Ajeeb Dastaan Hai Yeh’ 監督:Karan Johar
 物語:都会に暮らす夫婦がいて、2人は幸せだった。あるいは、そう思っていた。ところが、妻が職場で新しい同僚と出会い、すべてが永遠に変わってしまう。
 ‘Star’ 監督:Dibakar Banerjee
 物語:仕事がうまくいかない俳優がいて、父親の死後、生活に汲々としている。そんな彼が、世界に、そして娘に、自分が優れた俳優であることを証明しようとして、失敗してしまう。
 ・‘Sheila Ki Jawaani’ 監督:Zoya Akhtar
 物語:中流階級出身の12歳の少年が、映画スターに影響されて、社会の規則を破り、自分の夢を果たそうとする。
 ・‘Murabba’ 監督:アヌラーグ・カシヤプ(Anurag Kashyap)
 物語:田舎町から男がムンバイに出てきて、年老いた父親の最後の願いをかなえようとする。そうすれば、彼の人生が報われると信じて。


 【ある視点部門】

 ※審査員:トーマス・ヴィンターベア(審査員長)、チャン・ツィイー、リュディヴィーヌ・サニエ、Ilda Santiago(リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭のディレクター)、Enrique Gonzalez Macho(スペインのプロデューサー、配給業者)、

 ・“Les Salauds”(仏) 監督:クレール・ドゥニ
 出演:ヴァンサン・ランドン、キアラ・マストロヤンニ、ジュリー・バタイユ(Julie Bataille)、ミシェル・シュボール(Michel Subor)
 物語:マルコは、船の船長をしていたが、妹の夫が、会社が倒産して、自殺したという知らせを聞いて、急いでパリに戻る。彼は、義弟を自殺に追い込んだ相手に復讐しようと、相手が妻子と住む同じビルに部屋を借りて、見張るが、思いがけない事実を知ることになる。


 ・“L'inconnu Du Lac”(仏) 監督:アラン・ギロディー(Alain Guiraudie)
 出演:Pierre de Ladonchamps、Patrick d'Assumçao、Christophe Paou
 物語:夏。湖の上での男たちのクルージング。フランクは、マイケルに恋をする。彼は、ハンサムでパワフルだ。フランクは、この恋が危険なものであることはわかっているが、情熱に身をまかせたいと感じている。
 『勇者に休息はない』『キング・オブ・エスケープ』のアラン・ギロディー監督最新作。


 ・“Grand Central”(仏) 監督:レベッカ・ズロトヴスキ(Rebecca Zlotowski)
 出演:レア・セドゥー、タハール・ラヒム、オリヴィエ・グルメ、ジョアン・リベロー(Johan Libéreau)、ドゥニ・メノーシェ(Denis Ménochet)
 物語:Garyは、若く、俊敏で、物覚えが速い。彼は、仕事とお金と仲間と家族を求めていて、原子力発電所で仕事を見つける。彼は、Karoleを好きになるが、彼女は人妻であった。やがて放射能と禁じられた愛が彼の体を蝕んでいく。
 『美しき棘』のレベッカ・ズロトヴスキ監督最新作。


 ・“My Sweet Pepper Land”(仏・独) 監督:ヒネル・サレーム(Hiner Saleem)
 出演:ゴルシフテ・ファラハニ、Korkmaz Arslan、Suat Usta
 物語:舞台は、トルコやイランに近い国境地帯で、ここでは、アルコールやドラッグや機械の密輸が横行する無法地帯と化していた。クルディスタン独立戦争の英雄バランは、求められて、村の警察署長になるが、腐敗した村の長老Aziz Agaのやり方に従わず、彼から睨まれることになる。やがて、村にGovendという美しい女性が教師として赴任してくる。バランと彼女がつきあうことは、Aziz Agaも村の住人もGovendの兄弟たちも反対するが、のちにこの2人が村の古いしきたりを変えていくことになる。
 ヒネル・サレームは、イラクからフランスに亡命した作家で、日本で上映された監督作品はありませんが、『父さんの銃』という自伝的小説が翻訳されています。


 ・“Miele”(伊・仏) 監督:ヴァレリア・ゴリーノ
 出演:ジャスミン・トリンカ、カルロ・チェッキ(Carlo Cecchi)、リベロ・デ・リエンゾ(Libero De Rienzo)、ヴィニーチョ・マルキオーニ(Vinicio Marchioni)、イアイア・フォルテ(Iaia Forte)、・ロベルト・デ・フランチェスコ(Roberto De Francesco)、Barbara Ronchi、Claudio Guain、Teresa Acerbis、ヴァレリア・ビレッロ(Valeria Bilello)、Massimiliano Iacolucci
 物語:イレーネは、他人と深く関わらない、孤独な人生を送っている。彼女の仕事は、重い病を抱える人が威厳を持って死ねるように、薬物を与えて死なせてあげることで、そうした自分の仕事について誰かと話すこともない。そんな彼女の元に、新しい「患者」グリマルディーが運ばれてくる。彼は、致死量の薬を飲んで、自殺しようとしたらしいが、死ぬ前に発見されて、いまイレーネの目の前にいる。彼女は、自殺志願者に手を貸すことはないと決めている。やがて彼女とグリマルディーの間には奇妙な関係性が芽生え、彼女の人生に転機が訪れる。
 Angela Del Fabbroの小説の映画化。
 初監督作品。


 ・“Tore Tanzt (Nothing Bad Can Happen)”(独) 監督:Katrin Gebbe
 物語:信心深い集団に属していたトレは、新たなる生活を切り開こうと、ハンブルグに向かう。途中で、彼は、車が故障して困っている家族と出会い、車を修理して助ける。これが神の導きだと思った彼は、そのまま彼らと同行し、彼らの庭作りに加わる。やがて彼は、一家の主の暴力に苦しむようになり、自分の武器で抵抗を試みる。さらに、肉欲と利他主義の間で、葛藤するようになる。
 実話に基づく物語。
 京都国際学生映画祭2008にて短編作品“Narzissen”が上映されたKatrin Gebbe監督の最新作。


 ・“Omar”(パレスチナ) 監督:ハニ・アブ・アサド(Hany Abu-Assad)
 物語:3人の幼なじみとひとりの若い女性が、自由を求める闘いの中で、引き裂かれる。
 『エルサレムの花嫁』『パラダイス・ナウ』のハニ・アブ・アサド監督の最新作。


 ・“L'image Manquante”(カンボジア・仏) 監督:リティー・パニュ(Rithy Panh)
 “L'image Manquante(失われたイメージ)”とは、クメール・ルージュ時代に撮られた写真のこと。リティー・パニュは、クメール・ルージュ時代に撮られた写真を求めて、カンボジアの田舎をまわってアーカイブや古い文書を探した。それが見つかったからといって、クメール・ルージュの大虐殺の証拠とはならないかもしれない。しかし、それを見て、考え、瞑想し、歴史について記述することはできるはずだ。だが、試みはことごとく徒労に終わった。本作は、その探求の過程を撮影したドキュメンタリーである。こうした過程を見せることは、1枚の写真そのものより意義があるかもしれない。そう考えた。それがこの映画の使命であり、映画だからこそできることだ。
 『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』などで知られるリティー・パニュ監督の最新作。


 ・“Death March”(フィリピン) 監督:アドルフォ・アリックス・Jr.(Adolfo Alix Jr.)
 物語:1942年、フィリピン進攻作戦によって、日本軍に投降した米兵とフィリピン軍捕虜76000人が、収容所まで、全長120キロを、半分は鉄道で、残り半分は徒歩で移動させられ、大量の死者を出した「バータン死の行進」を映画化した作品。


 ・“The Bling Ring”(米) 監督:ソフィア・コッポラ
 出演:エマ・ワトソン、レスリー・マン、Taisa Farmiga、エリン・ダニエルズ
 物語:インターネットを使って有名人の住所を見つけ出し、盗みに入るという実際にあったティーンエージャーのグループによる事件を映画化した作品。
 日本での配給は東北新社。
 [オープニング作品]


 ・“Norte, Hangganan Ng Kasaysayan(Norte, The End Of History)”(フィリピン) 監督:ラヴ・ディアズ(Lav Diaz)
 物語:ある男が殺人罪で刑務所に入れられる。しかし、これは冤罪で、真犯人は外の世界で自由に歩いている。犯人は、政府が国民に無関心で、裏切ってばかりにことに、フラストレーションを抱いていた。一方、冤罪を着せられた男は、単純な男で、刑務所暮らしも耐えられないこともなく、自分に何かヘンなことが起こり始めていることに気づく。
 4時間の大作。


 ・“Bends(過界)”(香港) 監督:Flora Lau
 出演:チェン・クン、カリーナ・ラウ
 物語:香港上流社会の女性アンナと彼女の運転手となった若い男性ファイの物語。2人は、車の中という限られた時間・空間で、香港生活におけるプレッシャーや、香港と中国大陸との複雑な関係について会話をかわし、思ってもみなかったような友情を育んでいく。
 初監督作品。


 ・“Sarah Préfère La Course(Sarah Would Rather Run)”(カナダ) 監督:Chloé Robichaud
 物語:サラは、中距離の若いランナーである。彼女の家は、ケベック・シティーの近くにあるが、そこから遠く離れたモントリオールの大学のクラブから来ないかと誘いを受ける。家を離れるとなれば、お金がかかるが、母からの援助は受けたくない。それなら、政府の奨学金か、ローンの方がいい。自分の選んだ道で誰にも迷惑はかけたくないのだ。彼女には、アンソニーという恋人がいるが、結婚には消極的だ。これまで20年生きてきて、いま結婚することがベストとは思えない。とにかくサラはレースが好きだ。
 初監督長編。


 ・“Fruitvale Station”(米) 監督:Ryan Coogler
 出演:マイケル・B・ジョーダン、オクタヴィア・スペンサー、メロニー・ディアス、Ahna O'Reilly、ケヴィン・デュランド、チャド・マイケル・マーレイ
 物語:2008年の大晦日から2009年の元日かけて実際に起こった事件を映画化した作品。オスカー・グラントは、アフリカン・アメリカンの22歳の青年。彼は、カリフォルニア州オークランドで、ベイエリア高速通勤鉄道の警察官に射殺される。そんな彼の人生最後の日を描く。
 監督のRyan Cooglerは、26歳で、これが初監督長編。フォレスト・ウィテカーをプロデューサーに、マイケル・B・ジョーダンを主演男優に、“Sound of My Voice”のRachel Morrisonを撮影監督に迎え、さらにオスカー女優のオクタヴィア・スペンサーのサポートも得て、本作を完成させた。
 “Fruitvale”より改題。
 サンダンス映画祭2013 審査員グランプリ&観客賞受賞。


 ・“As I Lay Dying”(米) 監督:ジェームズ・フランコ
 出演:ジェームズ・フランコ、ローガン・マーシャル・グリーン、ジム・パラック、ダニー・マクブライド、ティム・ブレイク・ネルソン、Ahna O'Reilly
 物語:病床にあったアディが亡くなり、一家は、彼女の希望に従って、彼女の遺体を故郷のジェファーソンに埋めるべく、荷馬車で棺を移送していく。
 ウィリアム・フォークナーの同名の小説『死の床に横たわりて』の映画化。


 ・“La Jaula De Oro”(メキシコ) 監督:Diego Quemada-Diez
 物語:JuanとChaukは、よりよい人生を求めて、故郷グアテマラを離れ、メキシコのチアパス、そしてさらに北へと向かう。途中、彼らは、何度も困難に出会って友情を深め、詩の持つ魅力を知る。
 初監督作品。


 ・“Wakolda”(アルゼンチン・仏・西・ノルウェー) 監督:ルシア・プエンソ(Lucia Puenzo)
 物語:アウシュヴィッツで囚人を使って人体実験を行なった、医師で、ナチス将校のヨーゼフ・メンゲレ。本作では、彼が逃亡したアルゼンチンで、彼の正体を知らずに彼と暮らしたアルゼンチン人家族と、彼に恋した少女の物語が描かれる。
 『XXY』のルシア・プエンソ監督最新作。


 ・タイトル不詳、2時間14分の匿名作品(“Anonymous”がタイトル?)
 この作品は、イランで6年の禁固刑にあり、映画を発表する権利を有していないはずのMohammad Rasoulof監督の作品で、彼も、ジャファール・パナヒのように、なんらかの手段を使って、映画を作ったのではないか、と推測されています。

 ※追記:
 タイトル不詳のエントリー作品は、Mohammad Rasoulof監督の“Dast-Neveshtehaa Nemisoozand (Manuscripts Don't Burn)”(イラン)でした。 

 【カンヌ・クラシックス】

 ・『美女と野獣』(1946/仏) 監督:ジャン・コクトー

 ・“Goha”(1957/仏・チュニジア) 監督:ジャック・バラティエ(Jacques Baratier)

 ・『めまい』(1958/米) 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 ・『二十四時間の情事』(1959/仏・日) 監督:アラン・レネ

 ・『太陽がいっぱい』(1960/仏・伊) 監督:ルネ・クレマン

 ・『秋刀魚の味』(1962/日) 監督:小津安二郎

 ・『クレオパトラ』(1963/米) 監督:ジョゼフ・L・マンキウィッツ

 ・『美しき五月』“Le Joli Mai(The Lovely Month Of May)”(1963, 2013/仏) 監督:ピエール・ロム、クリス・マルケル

 ・『シェルブールの雨傘』(1964/仏) 監督:ジャック・ドゥミ

 ・『さらば冬のかもめ』(1973/米) 監督:ハル・アシュビー

 ・『最後の晩餐』(1973/仏・伊) 監督:マルコ・フェレーリ

 ・『時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日』(1973/米・西独) 監督:ユーリー・オーゼロフ、マイ・ゼッタリング、ミヒャエル・フレガール、市川崑、ミロス・フォアマン、クロード・ルルーシュ、ジョン・シュレシンジャー、アーサー・ペン

 ・『コーザ・ノストラ』(1973/伊・仏・米) 監督:フランチェスコ・ロージ

 ・“The Apprenticeship Of Duddy Kravitz”(1974/カナダ) 監督:テッド・コッチェフ(Ted Kotcheff)

 ・『マニラ・光る爪』(1975/フィリピン) 監督:リノ・ブロッカ

 ・『チャルラータ』(1975/インド) 監督:サタジット・レイ

 ・“Borom Sarret”(1975/セネガル) 監督:ウスマン・センベーヌ(Ousmane Sembene) [短編]

 ・『タタール人の砂漠』“Il Deserto Dei Tartari(The Desert Of The Tartars)”(1976/伊・仏・西独) 監督:ヴァレリオ・ズルリーニ(Valerio Zurlini)

 ・“Fedora Remastered”(1978/仏・西独) 監督:ビリー・ワイルダー

 ・『ラスト・エンペラー 3D』(1987,2013/伊・英・中) 監督:ベルナルド・ベルトルッチ

 ・『王妃マルゴ』(1994/仏) 監督:パトリス・シェロー

 ・“Shepard & Dark”(2012/米) 監督:Treva Wurmfeld
 監督のTreva Wurmfeldは、俳優サム・シェパードと、彼の40年来の友人にして、作家・アクティビストで、いつもサンタフェのデリのカウンターの後ろで仕事をしているジョニー・ダークとの関係を通して、スクリーンから窺い知れるだけではない、サム・シェパードの実像に迫ろうとする。
 トロント国際映画祭2012 TIFF DOCS部門出品。


 ・“A Story Of Children And Film”(2013/英) 監督:Mark Cousins
 『E.T.』『赤い風船』など、25カ国から50本におよぶ作品を使って、子供時代の冒険について語ったポエティックな作品。

 ・“Opium”(2013/仏) 監督:アリエル・ドンバール(Arielle Dombasle)
 出演:アリエル・ドンバール、グレゴワール・コラン、Samuel Mercer、マリサ・ベレンスン(Marisa Berenson)、エレーヌ・フィリエール(Hélène Fillières)、ジュリー・ドパルデュー、ヴァレリー・ドンゼッリ
 物語:ジャン・コクトーに捧げるミュージカル。コクトーは、16歳のレイモン・ラディゲと出会い、彼の才能を見抜いて、彼のことを深く愛するようになる。しかし、ラディゲは、20歳で夭逝して、ショックのあまりコクトーは、その後、10年間アヘンに溺れることになる。
 アリエル・ドンバールの監督第3作。


 ・“Con La Pata Quebrada(Barefoot In The Kitchen)”(2013/) 監督:Diego Galan
 サンセバスチャン国際映画祭の元ディレクターで、映画批評家のDiego Galan が、1930年代から現在に至る180本のスペイン映画から女性のイメージを抜き出して、その変遷を考察したドキュメンタリー。

 【Cinema De La Plage】

 ・『ロイドの用心無用』(1923/米) 監督:フレッド・ニューメイヤー、サム・テイラー

 ・『キートンの将軍(キートンの大列車追跡)』(1926/米) 監督:バスター・キートン、クライド・バックマン

 ・『のんき大将 脱線の巻』(1949/仏) 監督:ジャック・タチ

 ・『底抜けもててもてて』(1961/米) 監督:ジェリー・ルイス

 ・『鳥』(1963/米) 監督:アルフレッド・ヒッチコック

 ・『リオの男』(1964/仏) 監督:フィリップ・ド・ブロカ

 ・『グランブルー』(1988/仏) 監督:リュック・ベッソン

 ・“Simeon”(1992/仏) 監督:ユーザン・パルシー(Euzhan Palcy)

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 *当ブログ記事

 ・カンヌ国際映画祭2013 長編コンペティション部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201304/article_14.html
 ・カンヌ国際映画祭2013 短編&シネフォンダシオン部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201304/article_11.html
 ・カンヌ国際映画祭2013 監督週間 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_11.html
 ・カンヌ国際映画祭2013 批評家週間 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_12.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月〜12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

 追記:
 ・カンヌ国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_39.html

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