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zoom RSS クロトゥルーディス賞2013 結果発表!

<<   作成日時 : 2013/03/20 00:09   >>

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 第19回クロトゥルーディス賞が発表されました。(3月17日)

 【クロトゥルーディス賞】
 クロトゥルーディス賞というのは、ボストンにある非営利団体クロトゥルーディス協会(Chlotrudis Society for Independent Film)が出している年刊の映画賞です。

 クロトゥルーディス協会は、インディペンデント映画や外国映画の上映に関する支援活動をしている団体だそうで、そこが選ぶ映画賞であるクロトゥルーディス賞もそういう方向性で選ばれています。

 「クロトゥルーディス賞」も「クロトゥルーディス協会」も字面としては、なじみがありませんが、日本でもインディーズ系の作品のチラシやパンフなどに「Chlotrudis Awards〜賞」受賞という形で、受賞歴が載っていることがあります。
 例えば、「『ハードキャンディ』でエレン・ペイジが主演女優賞ノミネート」、「『リトル・ミス・サンシャイン』がアンサンブル賞受賞」、などという具合に……。

 ノミネート&受賞作品には、日本未公開/未紹介の作品もありますが、映画の国籍を問わず、すべての作品を同じ一個の作品としてフェアに見ていこうという姿勢は、なかなかユニークであり、「全米映画賞レースの流れ」にほとんど左右されていない映画賞としても、好ましく、そのセレクションにはセンスのよさが感じられます。(ロサンゼルス映画批評家協会賞や全米映画批評家協会賞にもそんなところがありますが、たぶんここはその上を行っています。)

 ちなみに、2010年はここで『歩いても 歩いても』が監督賞を受賞し、『ハーブ&ドロシー』がドキュメンタリー賞を受賞しています。

 *公式サイト:http://chlotrudis.org/

画像

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 ◆作品賞
 ・『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』
 ・『闇を生きる男』
 ・『ぼくたちのムッシュ・ラザール』
 ◎“The Perks of Being a Wallflower”
 ・『思秋期』

 ◆監督賞
 ・ベン・ザイトリン 『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』
 ・ミヒャエル・R・ロスカム 『闇を生きる男』
 ・是枝裕和 『奇跡』
 ◎ウェス・アンダーソン 『ムーンライズ・キングダム』
 ・ジャック・オディアール 『君と歩く世界』
 ・サラ・ポーリー 『テイク・ディス・ワルツ』

 ◆主演男優賞
 ・マティアス・スーナールツ 『闇を生きる男』
 ・ドニ・ラヴァン 『ホーリー・モーターズ』
 ・フランク・ランジェラ 『素敵な相棒〜フランクじいさんとロボットヘルパー〜』
 ・マティアス・スーナールツ 『君と歩く世界』
 ◎ジョン・ホークス “The Sessions”
 ・ピーター・ミュラン 『思秋期』

 ◆主演女優賞
 ・クヮヴェンジャネ・ウォリス 『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』
 ・マリオン・コティヤール 『君と歩く世界』
 ・オーブリー・プラザ(Aubrey Plaza) “Safety Not Guaranteed”
 ・ヘレン・ハント “The Sessions”
 ◎オリヴィア・コールマン 『思秋期』

 ◆助演男優賞
 ・Isaac Leyva “Any Day Now”(監督:Travis Fine)
 ・ドワイト・ヘンリー 『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』
 ・マシュー・マコノヒー “Bernie”
 ・フィリップ・シーモア・ホフマン 『ザ・マスター』
 ◎エズラ・ミラー “The Perks of Being a Wallflower”

 ◆助演女優賞
 ・エディット・スコブ 『ホーリー・モーターズ』
 ◎エイミー・アダムス 『ザ・マスター』
 ・ムーン・ブラッドグッド(Moon Bloodgood) “The Sessions”
 ・ジャッキー・ウィーバー 『世界にひとつのプレイブック』
 ・ローズマリー・デウィット “Your Sister's Sister”

 ◆オリジナル脚本賞
 ・『奇跡』 是枝裕和
 ◎『ムーンライズ・キングダム』 ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ
 ・『素敵な相棒〜フランクじいさんとロボットヘルパー〜』 Christopher D. Ford
 ・“Safety Not Guaranteed” Derek Connolly
 ・『テイク・ディス・ワルツ』 サラ・ポーリー

 ◆脚色賞
 ・『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』 ルーシー・アリバー、ベン・ザイトリン ルーシー・アリバーの舞台に基づく
 ・『キラー・スナイパー』 トレイシー・レッツ(Tracy Letts) 舞台に基づく
 ◎“The Perks of Being a Wallflower” スティーヴン・チョボスキー 自身の小説に基づく
 ・“The Sessions” ベン・リューイン Mark O'Brienの記事に基づく
 ・『世界にひとつのプレイブック』 デイヴィッド・O・ラッセル マシュー・クイックの小説に基づく

 ◆撮影賞
 ・ベン・リチャードソン 『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』
 ・チョイ・スンファイ 『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』
 ◎ミハイ・マライメア・ジュニア 『ザ・マスター』
 ・ロバート・D・イェーマン 『ムーンライズ・キングダム』
 ・ギョクハン・ティリィヤキ(Gökhan Tiryaki) 『昔々、アナトリアで』

 ◆美術賞
 ・サラ・グリーンウッド 『アンナ・カレーニナ』
 ◎アレックス・ディジェルランド(Alex DiGerlando) 『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』
 ・フロリアン・サンソン(Florian Sanson) 『ホーリー・モーターズ』
 ・Ricardo Alms “Keyhole”(カナダ)(監督:ガイ・マディン)
 ・アダム・ストックハウゼン 『ムーンライズ・キングダム』

 ◆アンサンブル・キャスト賞(Best Ensemble Cast)
 ・『キラー・スナイパー』
 ◎『ムーンライズ・キングダム』
 ・『昔々、アナトリアで』
 ・“The Perks of Being a Wallflower”
 ・『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』
 ・『世界にひとつのプレイブック』

 ◆ドキュメンタリー賞
 ・“Central Park Five”
 ・“Detropia”
 ・“First Position”(監督:Bess Kargman)
 ◎“How to Survive a Plague”
 ・“The Queen of Versailles”

 ◆葬られたお宝映画賞(Buried Treasure)
 ・“Alps”(ギリシャ) 監督:ヨルゴス・ランティモス
 ・“Beauty is Embarrassing”(米) 監督:Neil Berkeley
 ・“Breathing”(オーストリア) 監督:カール・マルコヴィックス(Karl Markovics)
 ・“Oslo, August 31”(ノルウェー) 監督:ヨアキム・トリアー(Joachim Trier)
 ◎『桃さんのしあわせ』(香港・中) 監督:アン・ホイ
 ・『サウンド・オブ・ノイズ』“Sound of Noise”(スウェーデン・仏) 監督:オーラ・シモンソン(Ola Simonsson)、ヨハンネス・シューネ・ニルソン(Johannes Stjärne Nilsson)

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通り。

 ・『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』(1/7):作品・監督・主演女優・助演男優・脚色・撮影・美術
 ・『ムーンライズ・キングダム』(3/5):監督・脚本・撮影・美術・アンサンブル
 ・“The Perks of Being a Wallflower”(3/4):作品・助演男優・脚色・アンサンブル
 ・“The Sessions”(1/4):主演男優・主演女優・助演女優・脚色
 ・『闇を生きる男』(0/3):作品・監督・主演男優
 ・『思秋期』(1/3):作品・主演男優・主演女優
 ・『君と歩く世界』(0/3):監督・主演男優・主演女優
 ・『ホーリー・モーターズ』(0/3):主演男優・助演女優・美術
 ・『ザ・マスター』(2/3):助演男優・助演女優・撮影
 ・『世界にひとつのプレイブック』(0/3):助演女優・脚色・アンサンブル
 ・『奇跡』(0/2):監督・脚本
 ・『テイク・ディス・ワルツ』(0/2):監督・脚本
 ・『素敵な相棒〜フランクじいさんとロボットヘルパー〜』(0/2):主演男優・脚本
 ・『キラー・スナイパー』(0/2):脚色・アンサンブル
 ・『昔々、アナトリアで』(0/2):撮影・アンサンブル

 全米映画賞レースのところどころで顔を出してきていた“The Perks of Being a Wallflower”が作品賞を含む3部門で受賞し、全米映画賞レースではめぼしい成果を上げることができなかった『ムーンライズ・キングダム』が監督賞・脚本賞を含む3部門で受賞し、2作品で最多受賞になっています。

 アカデミー賞の興奮も冷めて、アメリカの映画界も落ち着きを取り戻し、これまでの全米映画賞レースの結果を踏まえて、改めて投票が行なわれた結果、こういう作品が選ばれた、ということになるでしょうか。

 日本作品が受賞できなかったのは残念ですが、悪くないチョイスなのではないでしょうか。

 “The Perks of Being a Wallflower”や“Bernie”は日本での劇場公開が決まっているようですから、あとは“The Sessions”や“Safety Not Guaranteed”の劇場公開も期待したいところですね。

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 *当ブログ記事

 ・クロトゥルーディス賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_45.html
 ・クロトゥルーディス賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_6.html
 ・クロトゥルーディス賞2012 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201203/article_8.html
 ・クロトゥルーディス賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_48.html
 ・クロトゥルーディス賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201103/article_26.html
 ・クロトゥルーディス賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_18.html
 ・クロトゥルーディス賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_36.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年12月〜2013年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_50.html

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