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zoom RSS ドイツ映画批評家賞2013 受賞結果!

<<   作成日時 : 2013/02/13 03:19   >>

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 ドイツ映画批評家賞(Preise der deutschen Filmkritik)2013が発表されました。(ノミネーション発表は1月27日、結果発表は2月11日)

 *公式サイト:http://www.vdfk.de/6-preise

 ◆作品賞(Bester Spielfilm)
 ・Dietrich Brüggemann “Drei Zimmer/Küche/Bad”
 ・Jan Ole Gerster “Oh Boy!”
 ◎クリスティアン・ペツォールト 『東ベルリンから来た女』
 ・ハンス=クリスティアン・シュミット(Hans-Christian Schmid) “Was Bleibt(Home for the Weekend)”(オーストリア・独)
 ・David Wnendt “Kriegerin(Combat Girls)”

 ◆主演男優賞(Bester Darsteller)
 ◎ラース・アイディンガー(Lars Eidinger) “Was Bleibt”、“Tabu”(オーストリア・独・ルクセンブルク・仏)(監督:Christoph Stark)
 ・トム・シリング(Tom Schilling) “Oh Boy!”
 ・Peter Schneider “Die Summe Meiner Einzelnen Teile(Hut in the Wood)”(監督:Hans Weingartner)
 ・Bernhard Schütz “Das System”(監督:Marc Bauder)
 ・ロナルト・ツェアフェルト(Ronald Zehrfeld) 『東ベルリンから来た女』

 ◆主演女優賞(Beste Darstellerin)
 ・アリス・ドワイヤー(Alice Dwyer) “Drei Zimmer/Küche/Bad”、“Ins Blaue”(監督:Rudolf Thome)
 ・マルティナ・ゲデック “Die Wand(The Wall)”(オーストリア・独)(監督:Julian Roman Pölsler)
 ・ニーナ・ホス 『東ベルリンから来た女』
 ◎Alina Levshin “Kriegerin(Combat Girls)”
 ・Aylin Tezel “Am Himmel Der Tag(Breaking Horizons)”(独・仏)(監督:Pola Beck)、“Drei Zimmer/Küche/Bad”、“Luks Glück”(監督:Ayse Polat)

 ◆脚本賞(Bestes Drehbuch)
 ・アンナ・ブリュッグマン(Anna Brüggemann)、Dietrich Brüggemannn “Drei Zimmer/Küche/Bad”
 ◎Bernd Lange “Was Bleibt”
 ・Christian & Heide Schwochow “Die Unsichtbare(Cracks in the Shell)”(独・仏)(監督:Christian Schwochow)

 ◆撮影賞(Beste Kamera)
 ◎Jakub Bejnarowicz “Gnade(Mercy)”(監督:マティアス・グラスナー)、“Der Fluss War Einst Ein Mensch(The River Used to Be a Man)”(監督:Jan Zabeil)
 ・マティアス・シェレンベルク(Matthias Schellenberg)、Dirk Lütter “Work Hard Play Hard”(監督:Carmen Losmann)
 ・Felix Novo De Oliveira “Wir Wollten Aufs Meer(Shores of Hope)”(監督:Toke Constantin Hebbeln)

 ◆編集賞(Bester Schnitt)
 ◎ベティーナ・ボーラー(Bettina Böhler) 『東ベルリンから来た女』
 ・Henk Drees “Work Hard Play Hard”
 ・ゲルガナ・フォイクト(Gergana Voigt) “Das System”

 ◆音楽賞(Beste Musik)
 ◎The Major Minors “Oh Boy!”
 ・The Notwist “Was Bleibt”
 ・Carsten Meyer、Jaques Palminger、Rocko Schamoni、Heinz Strunk “Fraktus”(監督:Lars Jessen)

 ◆新人監督賞(Bestes Spielfilmdebüt)
 ・Bora Dagtekin “Türkisch Für Anfänger(Turkish for Beginner−The Movie”
 ◎Jan Ole Gerster “Oh Boy!”
 ・Jessica Krummacher “Totem”
 ・Sarah Judith Mettke “Transpapa”
 ・Jan Speckenbach “Die Vermissten (Reported Missing)”

 ◆ドキュメンタリー賞(Bester Dokumentarfilm)
 ◎Antje Hubert “Das Ding Am Deich(The Thing Next Door – About Resistance Against a Nuclear Power Station)”
 ・Ulrike Schamoni “Abschied Von Den Fröschen(Farewell to the Frogs)”
 ・アンドレアス・ドレーゼン “Herr Wichmann Aus Der Dritten Reihe(Henryk from the back row)”
 ・Philip Scheffner “Revision”
 ・トーマス・リーデルシェイマー(Thomas Riedelsheimer) “Breathing Earth”(独・英)

 ◆児童映画賞(Bester Kinderfilm)
 ・シリル・ボス(Cyrill Boss)、フィリップ・シュテナート(Philipp Stennert) “Das Haus Der Krokodile(Victor and the Secret of Crocodile Mansion)”
 ・Tina Von Traben “Pommes Essen”
 ・Norbert Lechner “Tom & Hacke”(独・オーストリア)
 ・Wolfgang Groos “Die Vampirschwestern(Vampire Sisters)”
 ・Frieder Schlaich “Weil Ich Schöner Bin”

 ◆短編映画賞(Kurzfilm)
 ◎“Die Schaukel des Sargmachers(The Swing of the Coffin Maker)” 監督:Elmar Imanov

 ◆名誉賞(Ehrenpreis)
 ◎Christel & Hans Strobel
 ドイツの児童映画への貢献に対して(für ihre Verdienste um den deutschen Kinderfilm)

 ◆イノベーション賞(Innovationspreis)
 ◎フレッド・ケレメン(Fred Kelemen)
 タル・ベーラの『ニーチェの馬』の撮影に対して(für seine herausragende Bildgestaltung von Béla Tarrs „Das Turiner Pferd")

 ※公式サイトでは、ノミネーションの記事は既に削除されていますが、ノミネーション発表時には発表されていなかった短編映画賞がここで発表されている一方、ノミネーションで発表されていた児童映画賞は受賞結果が明らかになっていません。後日、発表になるのでしょうか……。

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通りです。

 『東ベルリンから来た女』(2/4):作品・主演男優・主演女優・編集
 “Was Bleibt(Home for the Weekend)”(2/4):作品・主演男優・脚本・作曲
 “Oh Boy!”(1/4):作品・主演男優・作曲・新人監督
 “Drei Zimmer/Küche/Bad”(0/4):作品・主演女優・主演女優・脚本
 “Kriegerin(Combat Girls)”(1/2):作品・主演女優
 “Das System”(0/2):主演男優・編集
 “Work Hard Play Hard”(0/2):撮影・編集

 ノミネーションに関しては、ドイツ語作品に限られているのか、共同製作作品である『愛、アムール』や“Lore”は全く選ばれませんでした。

 マルガレーテ・フォン・トロッタの『ハンナ・アーレント』も全くノミネートされていませんが、ドイツでの劇場公開が、2013年1月10日なので、ひょっとするとノミネート対象外なのかもしれません。

 他の映画賞と比べて、ノミネーションや受賞結果に若干のズレがありますが、全体的には、ちょうど1年前にベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品された3作品を中心に受賞作が選ばれていることがわかります。

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 主な受賞作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Was bleibt (Home For The Weekend)”(独) 監督:ハンス=クリスティアン・シュミット(Hans-Christian Schmid)
 出演:ラース・アイディンガー、コリンナ・ハーフフォーフ、Sebastian Zimmler、エルンスト・ストッツナー、Picco von Groote
 物語:マルコは30代初めで、大学卒業以来ずっとベルリンで暮らしている。両親とは離れて暮らしていて、年に1-2度、孫であるゾーイの顔を見せに、数日訪問する程度だった。彼は、週末は両親の住んでいる小さな村で静かに過ごしたいと考えていた。そんな時、思わぬニュースが飛び込んでくる。母ギッテは、ホメオパシーの効果で以前より具合がよくなり、今後一切投薬せずに、残りの人生を過ごすと宣言したのだ。これに対して、マルコの弟のヤコブは両親のそばで暮らそうと考え、一方、その妻エラは外国でキャリアを重ねたいと考えていた。マルコは、みんなの触媒のような役割を果たそうとするが、それがかえって家族をバラバラにしそうになるのだった。
 ベルリン国際映画祭2012 コンペティション部門出品。

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 ・“Oh Boy!”(独) 監督:Jan Ole Gerster
 出演:トム・シリング(Tom Schilling)、マルク・ホーゼマン(Marc Hosemann)、Friederike Kempter、ユストゥス・フォン・ドーナニー(Justus von Dohnányi)、ミヒャエル・グヴィスデク(Michael Gwisdek)、ウルリッヒ・ノエテン(Ulrich Noethen)
 物語:ニコは、ベルリンで法律を学ぶ学生で、ある日、自分のまわりで起こっていることに違和感を感じ始める。それともおかしいのはまわりではなくて、自分の方なのか。ニコは、積極的に何かをしようという気力を失い、ひとりで、あるいは友人のマッツェとともに、ベルリンをうろついて、人々を眺めているようになる。そうした行動の結果、彼は、恋人に逃げられ、父親からは仕送りを止められる。そして、元クラスメイトのユリカが、過去からの亡霊のように彼の前に現われる……。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2012 フォーラム・オブ・インディペンデント部門出品。
 チューリヒ映画祭2012 ドイツ語映画コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 バイエルン映画賞2013 男優賞(トム・シリング)、脚本賞受賞。

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 ・“Kriegerin(Combat Girls)”(独) 監督:David Wnendt
 出演:Alina Levshin、Jella Haase、Gerdy Zint、Sayed Ahmad、Wasil Mrowat
 物語:20歳のマリサは、外国人やユダヤ人、警官などが国を滅ぼす元凶だと考えて、彼らを憎悪していた。彼女は、挑発し、闘い、酒を飲むような毎日を過ごしていて、次のタトゥーはアドルフ・ヒトラーにしようと考えていた。彼女がくつろげる場所は、彼女が属しているネオナチのグループの中だけだった。彼女は、そこで、憎悪と暴力と金のかかるパーティーに明け暮れていた。そんなグループに14歳のスヴェーニャが加入する。マリサは、彼女をかわいがり、彼女の見本になるよう務める。ところが、ある日、マリサは偶然に、若いアフガニスタン難民と出会い、これまで正しいと信じてきたものが揺らぐのを感じる。そして、彼女はネオナチのグループから抜け出したいと考えるようになる……。
 チューリッヒ映画祭2011出品。
 バイエルン映画賞2012 新人女優賞(Jella Haase)・新人監督賞受賞。
 ドイツ映画賞2012 主演女優賞(Alina Levshin)・脚本賞受賞。


 ・“Gnade (Mercy)”(独・ノルウェー) 監督:マティアス・グラスナー(Matthias Glasner)
 出演:Jürgen Vogel、ビルギット・ミニヒマイアー、Henry Stange、Ane Dahl Torp、Maria Bock
 物語:ハンメルフェストは、北極海に面した、ノルウェー最北部の町で、11月22日から1月21日まで、太陽が昇らない極夜に入る。ドイツ人の夫婦、ニルスとマリアがここで暮らすことになる。夫のニルスは、エンジニアとして、ハンメルフェスト対岸の島にある天然ガスの液化プラントで働くことになったのだ。妻のマリアは、看護婦で、ホスピスで働いていたが、夫についてここに来ることにした。彼らは、ずっと薄暮が続く、この非現実的とも思える世界に次第に慣れ親しんでいった。ところが事件が起こる。ある日、マリアが、仕事から帰宅する途中で、誰かを、あるいは何かをはねてしまったのだ。彼女は、怖くなって、現場から逃げ帰ってしまう。続いて、一連の出来事が起こるが、それは、慈悲、あるいは、他人を許す心を問うものであった。
 マティアス・グラスナー監督作品は、日本には『CLUBファンダンゴ』(2000)が紹介されています。
 ベルリン国際映画祭2012 コンペティション部門出品。
 バイエルン映画賞2013撮影賞受賞。

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 ・“Das Ding Am Deich(The Thing Next Door – About Resistance Against a Nuclear Power Station)”(独) 監督:Antje Hubert
 1973年、エルベ川にたたずむ村ブロンクドルフに原発の建設計画が持ち上がり、住民に不安が広がる。1986年、チェルノブイリの数ヵ月後、住民の長い反対にもかかわらず、原発の操業が開始される。映画は、過去の映像を織り込みつつ、決して妥協を認めず、忍耐強く反対運動を続ける住民を追う。映画の終わりに、福島での事故が起こり、新しい動きが見られ始める。

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 ・“Die Schaukel des Sargmachers(The Swing of the Coffin Maker)” 監督:Elmar Imanov(ケルン国際映画学校(The International Film School Cologne))
 物語:ヤガプは、人の死に依存して生きている。というのも彼は棺職人だからだ。彼は、精神障害を持つ息子ムーサと暮らしている。ムーサは、できる限り父の仕事を手伝おうとするが、ドリルを使えないではできることは知れている。ある日、ヤガプは、自棄になって彼が自分の人生の枷になっているとムーサを責めてしまう。それからしばらくして、息子が重い病気にかかっていることがわかる。医者は、もう長くは生きられないだろうと言う。ヤガプが最初にしたことは、ムーサが死んだ時に必要となる墓所を探すことだったが、ふと、息子が死んでしまうと自分が本当に独りぼっちになってしまうことに気づく。そして父親としての愛に目覚め、彼の残り少ない人生を最高のものになるようにしようと決める。ところが、医者の診断が誤診だとわかる……。
 学生アカデミー賞2012ブロンズ賞受賞。
 *参考サイト:http://www.reelport.com/index.php?id=300&L=en%2522onfocus%253D%2522blurLink(this)&movie_id=42800

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 *当ブログ記事

 ・ドイツ映画批評家賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_26.html
 ・ドイツ映画批評家賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_43.html
 ・ドイツ映画批評家賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_26.html
 ・ドイツ映画批評家賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_24.html
 ・ドイツ映画批評家賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_31.html

 ・バイエルン映画賞2013:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_50.html

 ・ドイツ映画賞2013 ロングリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_35.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年12月〜2013年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_50.html

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