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zoom RSS ラックス賞2012 結果発表!

<<   作成日時 : 2012/11/22 05:20   >>

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 第6回ラックス賞(Lux Prize)の受賞結果が発表になりました。(11月21日)

 【ラックス賞】

 ラックス賞というのは、欧州議会(European Parliament)によって贈られる映画賞で、ヨーロッパの現状(拡大と交流)を示すような題材の映画を通して公衆に議論を呼び起こすことと、EU加盟国での映画の普及とを目的として、2007年からスタートしたものです。

 内容から言うと、ローカルで、ドメスティックな内容のものではなく、いろんな出自(出身国や民族)のバックグラウンドを持つ登場人物が出てくる現代劇で、しかもそのことが物語の根幹に関わってくるような作品、あるいは、物語が複数のヨーロッパ諸国にまたがっていて、物語の展開に従って、それぞれの国の実情(現状)が映画の中に映し出されていくような作品、を対象とした映画賞だということになります。

 イメージとしては、ヨーロッパ映画賞や難民映画祭が重なってきますが、汎ヨーロッパ的な作品ということで、より対象作品が限定されることになります。

 投票資格があるのは、欧州議会の議員約800名のみで、議員には、ノミネート発表後、作品の無料の上映会が行なわれることになっています。

 ノミネート作品は3本という規定になっていて、前年の5月1日から当年の6月1日までに劇場公開された作品の中から、欧州議会の文化教育委員会のメンバーがセレクションを行ない、3本に絞り込むというシステムが取られています。

 過去5回のノミネート&受賞作品は以下の通りです。

 ◆2007年
 ◎『そして、私たちは愛に帰る』(独・トルコ) 監督:ファティ・アキン
 ・『4ヶ月、3週と2日』(ルーマニア) 監督:クリスティアン・ムンジウ
 ・『夜顔』(西・仏) 監督:マノエル・デ・オリヴェイラ

 ◆2008年
 ・『デルタ』(ハンガリー・独) 監督:コーネル・ムンドルッツォ
 ◎『ロルナの祈り』(ベルギー・仏・伊) 監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
 ・“Občan Havel”(チェコ) 監督:Miroslav Janek、Pavel Koutecký

 ◆2009年
 ・『ソフィアの夜明け』(映画祭上映題:『イースタン・プレイ』)(ブルガリア) 監督:カメン・カレフ
 ・“Sturm”(独・デンマーク・オランダ) 監督:ハンス=クリスチャン・シュミット
 ◎『君を想って海をゆく』(仏) 監督:フィリップ・リオレ

 ◆2010年
 ・“Plato's Academy(Akadimia Platonos)”(ギリシャ・独) 監督:Filippos Tsitos
 ◎“When We Leave (Die Fremde)”(独) 監督:Feo Aladag
 ・『イリーガル』“Illégal”(仏・ベルギー・ルクセンブルク) 監督:オリヴィエ・マッセ=ドパス(Olivier Masset-Depasse)

 ◆2011年
 ・“Attenberg”(ギリシャ) 監督:Athina Rachel Tsangari
 ◎『キリマンジャロの雪』“Les neiges du Kilimanjaro (The Snows Of Kilimanjaro)”(仏) 監督:ロベール・ゲディギャン
 ・『プレイ』“Play”(スウェーデン・仏・デンマーク) 監督:リューベン・オストルンド

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 第6回ラックス賞のノミネート&受賞作品は以下の通りです。

 ・“Tabu”(ポルトガル・独・仏・ブラジル) 監督:ミゲル・ゴメス(Miguel Gomes)
 ・“Csak a szél (Just the Wind)”(ハンガリー・独・仏) 監督:Bence Fliegauf

 ◎『シュン・リーと詩人』“Io sono Li (Shun Li and the Poet)”(伊・仏) 監督:アンドレア・セグレ(Andrea Segre)
 物語:中国人女性シュン・リーは、ローマの織物工場で働いていた。彼女は、自分の書類を整えて、8歳になる自分の息子を早くイタリアに呼びたいと考えていた。しかし、突然、彼女は、キオッジャでバーテンダーとして働くことになる。そこは、友達から詩人と呼ばれる、スラブ系の漁師ベッピのパブであった。2人の間には友情が芽生えるが、それは、中国人と地元のコミュニティー双方に不協和音をもたらすのだった。
 監督のアンドレア・セグレは、ドキュメンタリー作家で、ドラマ作品を手がけるのは、これが初めて。
 ベネチア国際映画祭2011 ベネチア・デイズ部門出品。FEDIC Award、Lanterna Magica賞受賞。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2012 主演女優賞(チャオ・タオ)受賞。
 アルシネテラン配給により公開予定。イタリア映画祭2012にて上映。

画像

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 ラックス賞が、ヨーロッパを越えてアジアまで広がりのある作品を選んだのは、これが初めてでしょうか。

 まあ、これまでの受賞作が、1本の例外を除き、日本で劇場公開されてきたことを思えば、既に日本での劇場公開が決まっていた『シュン・リーと詩人』がラックス賞を受賞するのは、当然の結果だったかもしれませんね。

 
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 *当ブログ記事
 ・第6回ラックス賞 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_16.html
 ・第6回ラックス賞 エントリー作品10作品発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_3.html

 ・第3回ラックス賞:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_43.html
 ・第4回ラックス賞:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201007/article_27.html
 ・第5回ラックス賞:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201111/article_2.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年6月〜2013年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_9.html

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