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zoom RSS レイキャビク国際映画祭2012 各賞発表!

<<   作成日時 : 2012/10/11 07:42   >>

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 第9回レイキャビク国際映画祭(9月27日-10月7日)の各賞が発表されました。

 【コンペティション部門/New Visions】

 ・“Broken”(英) 監督:Rufus Norris
 ・“Moon man”(仏・独・アイルランド) 監督:Stephan Schesch
 ・“Mobile Home”(ベルギー・ルクセンブルグ・仏) 監督:François Pirot
 ・“The Interval”(伊・スイス・独) 監督:Leonardo di Costanzo
 ・“The Shine of Day”(オーストリア) 監督:Tizza Covi、Rainer Frimmel
 ・“Sofia's Last Ambulance”(クロアチア・ブルガリア・独) 監督:Ilian Metev
 ・“Eat Sleep Die”(スウェーデン) 監督:Gabriela Pichler
 ・“90 Minutes”(ノルウェー) 監督:Eva Sørhaug
 ・“God's Neighbours”(イスラエル・仏) 監督:Meni Yaesh
 ・“Mold”(トルコ) 監督:Ali Aydın
 ・“Beasts of the Southern Wild”(米) 監督:Benh Zeitlin
 ・“Starlet”(米) 監督:Sean Baker

 ◆グランプリ/ Golden Puffin
 ◎“Beasts of the Southern Wild”(米) 監督:Benh Zeitlin
 出演:Quvenzhané Wallis、Dwight Henry
 物語:「不屈の心を持つ6歳の少女ハッシュパピーは、父のウィンクと共にルイジアナの臨海湿地帯バイユーに暮らしている。「バスタブ」と呼ばれるその小さなコミュニティは長い堤防で産業地帯や通常の文化生活と隔てられ、まるで世界の果てのよう。大きな嵐が来ると堤防でせき止められた水はどこにも行きようがなく、バスタブはすっかり水没してしまう。住人は水上共同避難所を作って暮らすことになるが、誰もバスタブを後にする者はいない。謎の病に冒されているウィンクの健康は日を追って悪化し、自分がいなくなった後の世界でハッシュパピーが強く生きていけるよう、父は娘を懸命に訓練する。ウィンクの心臓が痛むのと呼応するように、世界の鼓動が突然速く強く乱れる。南極では棚氷から巨大な氷塊が離れ、海上を漂い始めた。氷の中に眠っているのは前史時代の獣、オーロクたち。そんな中ハッシュパピーは、物心つく前にいなくなった母親を捜して海に泳ぎ出る。」
 南ルイジアナ沿岸が浸水危機に陥ったというエピソードにインスパイアされて作られた神話風の物語。
 短編“Glory at Sea”(2008)で数々の賞を受賞したBenh Zeitlinの初監督長編。
 NHK・サンダンス国際映像作家賞2010 アメリカ部門受賞。
 サンダンス映画祭2012 審査員グランプリ&撮影賞受賞。
 カンヌ国際映画祭2012 ある視点部門出品。カメラドール、国際批評家連盟賞、エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション、Prix Regards Jeunes受賞。
 ロサンゼルス映画祭2012 観客賞受賞。
 ドーヴィル・アメリカン映画祭2012 グランプリ受賞。

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 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“Starlet”(米) 監督:Sean Baker
 物語:カリフォルニアのサン・フェルマンド・バレー。ジェーンは、21歳のアダルト映画女優で、ルームメイトとハイになったり、チワワのスターレットの世話をしたりしている。一方、セイディーは、未亡人で、家の庭を手入れしたりして過ごしている。年齢も、生活環境も異なる2人は、一緒にヤードセールをするが、喧嘩して仲違いをしてしまう。その後、ジェーンは、セイディーが出していた品物の中にお金が入っていたのを見つけるが、黙っていようかどうしようか悩む。彼女は、なんとかセイディーと仲直りしたいと思うものの、わだかまりと秘密はどんどんふくらんでいってしまう。
 ワルシャワ国際映画祭2012 ディカバリーズ部門出品。

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 【アイスランド・パノラマ】

 ◆最優秀アイスランド短編賞(Best Icelandic Short)
 ◎“Sailcloth”(アイスランド・英) 監督:Elfar Aðalsteins
 出演:ジョン・ハート
 物語:老紳士が擁護施設から理由も告げずに失踪する。彼は、地元の埠頭に向かうが、そこには彼の古くからの友人が待っていて、2人で最後の旅に出かけようとしていた……。
 ロードアイランド国際映画祭2011最優秀短編賞受賞。
 監督のElfar Aðalsteinsは、フリドリック・トール・フリドリクソンの“Mamma Gógó”の共同プロデューサーも務めた人物で、これが初監督短編。
 米国アカデミー賞2012 短編映画賞 ショートリスト。

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 ◆最優秀アイスランド短編賞 スペシャル・メンション
 ◎“A day or two (Einn dag eða tvo)” 監督:Hlynur Pálmason

 ◎“Love Story (Ástarsaga)” 監督:Ása Hjörleifsdóttir

 ◎“Memory Lane (Yfir horfinn veg)” 監督:Andri Freyr Ríkarðsson

 ◎“Child Eater (Barnahákur)” 監督:

 【その他の賞】

 ◆アイスランド教会賞The Church of Iceland Award
 ◎“God’s Neighbours (Ha-Masgihim)”(イスラエル・仏) 監督:Meni Yaesh
 物語:ルールは守らなければならない。これは、イスラエルのバトラム地区の「指導者」にとっては、たとえば、女性はきちんとした服装をしなければならないとか、安息日は守らなければならないとか、ヤッフォからやってくるアラブ人は車で音楽を流しながら地区に入ってはいけないとか、そういうことを意味する。アヴィ、コッビ、ヤニブは、若く、ケンカが得意だった。リーダーは、アヴィで、彼は、ルールを守らない女性を見つけ、自分たちが挑戦されているように感じる。と同時に、彼女に恋してしまうのだった……。
 カンヌ国際映画祭2012 批評家週間出品。SACD賞受賞。
 ワルシャワ国際映画祭2012 1-2コンペティション部門出品。

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 ◆観客賞
 ◎“Queen of Montreuil”(仏) 監督:ソルヴェイグ・アンスパック(Sólveig Anspach)
 出演:フロランス・ロワレ・カイユ(Florence Loiret Caille)、ディッダ・ヨンスドッティル(Didda Jonsdottir)、Úlfur Aegisson、Eric Caruso、サミール・ゲスミ(Samir Guesmi)、アレクサンドル・スタイガー(Alexandre Steiger)
 物語:アガトが夫の死から立ち直ろうとして、モントルイユにある家に戻ってくる。彼女は、映画監督として復帰しようと考えていたが、そんな彼女の元にいろんな人がやってきて、彼女を元気づけようとしてくれる。故郷アイスランドから母と息子、アシカ、いつも気になってはいたけれど、誘惑しようとまでは思っていなかった隣人……。
 ベネチア国際映画祭2012 ベネチア・デイズ部門出品。Lina Mangiacapre Award受賞。

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 ◆環境賞(Environment Award)
 ◎“¡Vivan las Antipodas!”(独・アルゼンチン・オランダ・チリ) 監督:Viktor Kossakovsky [A Different Tomorrow部門]
 地面を掘っていったら、地球の反対側に出られるのか? それを、実際に掘るのではなく、映像によって示した作品。驚くべきカメラワークも相まって、これまで普通に見えていた風景に新たなヴィジョンが与えられ、地球の不思議の一端に触れられる。
 ベネチア国際映画祭2011 アウト・オブ・コンペティション部門出品。

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 ◆Golden Egg [Talent Lab]
 ◎“On this Island”(英) 監督:Matthew Hammett Knott

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 ◆名誉賞
 ◎ダリオ・アルジェント
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 レイキャビク国際映画祭(Reykjavík International Film Festival)は、2004年に始まったまだまだ若い映画祭で、9回目を迎えた今年でも上映本数は100本あまりと、国際映画祭としても規模は小さいものですが、なかなかユニークなプログラムを組んでいます。

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 プログラムの構成は以下のようになっています。

 New Visions:監督第1作か第2作を対象とするコンペティション部門。
 Open Seas:ワールド・シネマ。
 Docs:ドキュメンタリー作品の上映プログラム
 A Different Tomorrow:環境問題をテーマとする作品を上映するプログラム。
 Icelandic Panorama:最新アイスランド映画のショーケース。(ほとんど短編ばかりのようです。)
 Focus On〜:国別の特集。2012年はドイツ。
 Minus25:キッズ・プログラム
 監督別の特集上映:2012年はダリオ・アルジェント(3本)、マルジャン・サトラピ(2本)、Sebastian Meise(2本)、スザンネ・ビア(3本)
 スペシャル・イベント

 いろいろ試行錯誤の途上のようで、新しい部門を設けてもなかなか定着しませんが、ラインナップ的には、「環境問題」を中心に、ドキュメンタリーに力を入れつつあるようです。

 過去のグランプリは以下のようになっています。

 2005年:“The Death of Mr. Lazarescu”(ルーマニア) 監督:Cristi Puiu
 2006年:『サラエボの花』(ボスニア ヘルツェゴビナ・オーストリア・独・クロアチア) 監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
 2007年:“Iska's Journey”(ハンガリー) 監督:Csaba Bollók
 2008年:『トルパン』(独・スイス・カザフスタン・ロシア・ポーランド) 監督:セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ
 2009年:『マイ・マザー/青春の傷口』“I killed my mother”(カナダ) 監督:グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)
 2010年:『四つのいのち』(伊・独・スイス) 監督:ミケランジェロ・フラマンティーノ
 2011年:“Twilight Portrait(Portret v sumerkakh)”(ロシア) 監督:Angelina Nikonova

 いずれの作品も、レイキャビクでワールド・プレミアになった作品ではありませんが、その時々のトレンドというか、注目すべき作品の一端は確実にとらえていて、なかなか興味深い受賞結果になっています。

 なお、クロージング・セレモニーでは、ノルディック映画 作曲家賞(Harpa Nordic Film Composer Award)の授賞式も併せて行なわれ、スウェーデンのFredrik Emilsonが受賞し、ビヨークがプレゼンターを務めています。

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 ◎Fredrik Emilson “The Crown Jewels(Kronjuvelerna)”(スウェーデン)

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 *当ブログ記事

 ・レイキャビク国際映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201010/article_7.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年6月〜2013年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_9.html

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