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zoom RSS ドイツ映画賞2012 結果発表!

<<   作成日時 : 2012/05/02 16:38   >>

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 ドイツ映画賞2012の結果が発表されました。(4月27日)

 ◆作品賞(Programmfüllende Spielfilme)
 ・“Anonymus” 監督:ローランド・エメリッヒ
 ○“Barbara” 監督:クリスチャン・ペツォルト
 ・“Dreiviertelmond(Three Quarter Moon)” 監督:クリスチャン・チューベルト(Christian Zübert)
 ◎『どうする、人生真っただ中』“Halt Auf Freier Strecke(Stopped On Track)” 監督:アンドレアス・ドレーゼン
 ・“Hell” 監督:Tim Fehlbaum
 △“Kriegerin(Combat Girls)” 監督:David Wnendt

 ◎:金賞、○:銀賞、△:ブロンズ賞

 『どうする、人生真っただ中』は、バイエルン映画賞2012、ドイツ映画批評家賞賞2012受賞。

 ◆監督賞(Beste Regie)
 ◎アンドレアス・ドレーゼン 『どうする、人生真っただ中』“Halt Auf Freier Strecke(Stopped On Track)”
 ・クリスチャン・ペツォルト “Barbara”
 ・ハンス・ワインガルトナー(Hans Weingartner) “Die Summe Meiner Einzelnen Teile(Hut in the Woods)”

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 ◆主演男優賞(Beste darstellerische Leistung – männliche Hauptrolle)
 ◎Milan Peschel 『どうする、人生真っただ中』“Halt Auf Freier Strecke(Stopped On Track)”
 ・ペーター・シュナイダー(Peter Schneider) “Die Summe Meiner Einzelnen Teile(Hut in the Woods)”
 ・ロナルト・ツェアフェルト(Ronald Zehrfeld) “Barbara”

 Milan Peschelは、バイエルン映画賞2012、ドイツ映画批評家賞賞2012受賞。

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 ◆主演女優賞(Beste darstellerische Leistung – weibliche Hauptrolle)
 ・サンドラ・フラー(Sandra Hüller) “Über uns das All(Above Us Only Sky)”(監督:Jan Schomburg)
 ・シュテフィ・キューネルト(Steffi Kühnert) 『どうする、人生真っただ中』“Halt auf freier Strecke(Stopped On Track)”
 ◎Alina Levshin “Kriegerin(Combat Girls)”

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 ◆助演男優賞(Beste darstellerische Leistung – männliche Nebenrolle)
 ・Hermann Beyer “Vergiss Dein Ende(Way Home)”(監督:Andreas Kannengießer)
 ◎Otto Mellies 『どうする、人生真っただ中』“Halt Auf Freier Strecke(Stopped On Track)”
 ・Bernhard Schütz “Das System – Alles Verstehen Heisst Alles Verzeihen”(監督:Marc Bauder)

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 ◆助演女優賞(Beste darstellerische Leistung – weibliche Nebenrolle)
 ・Christina Drechsler “Die Unsichtbare(Cracks in the Shell)”(監督:Christian Schwochow)
 ・Fritzi Haberlandt “Fenster Zum Sommer(Summer Window)”(監督:ヘンドリック・ハンドレーグデン(Hendrik Handloegten))
 ◎Dagmar Manzel “Die Unsichtbare(Cracks in the Shell)”

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 ◆脚本賞(Bestes Drehbuch)
 ・アンドレアス・ドレーゼン、Cooky Ziesche 『どうする、人生真っただ中』“Halt Auf Freier Strecke(Stopped On Track)”
 ・クリスチャン・ペツォルト “Barbara”
 ◎David Wnendt “Kriegerin(Combat Girls)”

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 ◆撮影賞(Beste Kamera / Bildgestaltung)
 ◎Anna J. Foerster “Anonymus”
 ・Hans Fromm “Barbara”
 ・ダニエル・ゴットシャルク(Daniel Gottschalk) “Die Vierte Macht(The Fourth State)”(監督:デニス・ガンゼル)
 ・ペーター・プルツィビルスキー(Peter Przybylski) “Fenster Zum Sommer(Summer Window)”

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 ◆編集賞(Bester Schnitt)
 ◎ペーター・R・アダム(Peter R. Adam) “Anonymus”
 ・Bettina Böhler “Barbara”
 ・Jörg Hauschild 『どうする、人生真っただ中』“Halt Auf Freier Strecke(Stopped On Track)”

 ペーター・R・アダムは、『わが教え子、ヒトラー』『素粒子』『グッバイ、レーニン!』『ファングルフ』などを手がける映画編集者。

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 ◆美術賞(Bestes Szenenbild)
 ・ウリ・ハニッシュ(Uli Hanisch) 『ホテル・ルックス』“Hotel Lux”(監督:レアンダー・ハウスマン(Leander Haußmann))
 ◎Sebastian Krawinkel “Anonymus”
 ・Heike Lange “Hell”

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 ◆衣裳デザイン賞(Bestes Kostümbild)
 ◎リジー・クリストル(Lisy Christl) “Anonymus”
 ・Anette Guther “Barbara”
 ・Leonie Leuenberger “Hell”
 ・ウテ・パッフェンドルフ(Ute Paffendorf) 『ホテル・ルックス』“Hotel Lux”

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 ◆メイキャップ賞(Bestes Maskenbild)
 ・Christina Baier “Hell”
 ・Kitty Kratschke、Katharina Nädelin、Georg Korpás 『ホテル・ルックス』“Hotel Lux”
 ◎Björn Rehbein、Heike Merker “Anonymus”

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 ◆音響デザイン賞(Beste Tongestaltung)
 ◎ハーバート・バーソロミュー(Hubert Bartholomae)、マンフレード・バーナッハ(Manfred Banach) “Anonymus”
 ・ハーバート・バーソロミュー、Hugo Poletti “Hell”
 ・Andreas Mücke-Niesytka、Dominik Schleier、マルティン・ステイヤー(Martin Steyer) “Barbara”

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 ◆音楽賞(Beste Filmmusik)
 ・オリヴァー・ビーラー(Oliver Biehler) “Der Albaner - Shqiptari”(監督:Johannes Naber)
 ◎Lorenz Dangel “Hell”
 ・Timo Hietala “Fenster Zum Sommer(Summer Window)”

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 ◆ドキュメンタリー賞(Programmfüllende Dokumentarfilme)
 ・“Charlotte Rampling – The Look” 監督:Angelina Maccarone
 ◎“Gerhard Richter Painting” 監督:Corinna Belz
 ・“The Big Eden” 監督:Peter Dörfler

 ◆児童映画賞(Programmfüllende Kinderfilme)
 ・“Tom Sawyer” 監督:ヘルミーネ・フントゥゲボールト(Hermine Huntgeburth)
 ◎“Wintertochter” 監督:Johannes Schmid

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 ◆ドイツ映画への貢献賞(Ehrenpreis für herausragende Verdienste um den deutschen Film)
 ◎ミヒャエル・バルハウス
 ミヒャエル・バルハウスは、ファスビンダー作品を手がけた撮影監督で、ファスビンダーの死と前後して、80年代初めにドイツからアメリカに渡っています。アメリカでは、マーティン・スコセッシ作品を多く手がけていますが、『ディパーテッド』(2006)以降、映画から離れています。2006年に最初の妻ヘルガと死別していますから、このブランクは、ヘルガを失ったことと無関係ではないように思われます。2011年に『デザート・フラワー』のシェリー・ホーマン監督と再婚し、次回作は彼女の新作となるとアナウンスされています。

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 ◆ベルント・アイヒンガー賞(Bernd Eichinger Preis)
 ◎ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ
 ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒは、日本では、監督として、『マニトの靴』『ドリームシップ エピソード1/2』『小さなバイキング ビッケ』が紹介されていますが、今回のノミネート作品の1つ『ホテル・ルックス』では主演男優を務めています。
 ベルント・アイヒンガー賞は、2011年に亡くなった映画プロデューサー、ベルント・アイヒンガーにちなんで今年創設された賞で、ドイツ映画に対する芸術的貢献をしたと認められる個人または映画チームに贈られる賞です。

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通りです。

 ・“Barbara”(0/8):作品・監督・主演男優・脚本・撮影・編集・衣裳・音響
 ・『どうする、人生真っただ中』“Halt Auf Freier Strecke(Stopped On Track)”(4/7):作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・脚本・編集
 ・“Anonymus”(6/7):作品・撮影・編集・美術・衣裳・メイク・音響
 ・“Hell”(1/6):作品・美術・衣裳・メイク・音響・音楽
 ・“Kriegerin(Combat Girls)”(2/3):作品・主演女優・脚本
 ・“Fenster Zum Sommer(Summer Window)”(0/3):助演女優・撮影・音楽
 ・『ホテル・ルックス』“Hotel Lux”(0/3):美術・衣裳・メイク
 ・“Die Summe Meiner Einzelnen Teile(Hut in the Woods)”(0/2):監督・主演男優
 ・“Die Unsichtbare(Cracks in the Shell)”(1/2):助演女優・助演女優
 ・“Dreiviertelmond(Three Quarter Moon)”(0/1):作品
 ・“Über uns das All(Above Us Only Sky)”(0/1):主演女優
 ・“Vergiss Dein Ende(Way Home)”(0/1):助演男優
 ・“Das System – Alles Verstehen Heisst Alles Verzeihen”(0/1):助演男優
 ・“Die Vierte Macht(The Fourth State)”(0/1):撮影
 ・“Der Albaner - Shqiptari”(0/1):音楽

 『どうする、人生真っただ中』が、ノミネートされた7部門のうち、作品賞・監督賞を含む4部門を制したのに対し、同じく7部門でノミネートされていた“Anonymus”が技術部門を中心に6部門を押さえ、最多受賞になりました。

 “Anonymus”は全米映画賞レース2011でも多くの映画賞にノミネートされていたので、まあ評価の高い作品なんだろうなとは思いましたが、ドイツ映画賞で最多受賞になるほどとは思ってもみませんでした。興行的な作品価値はともかく、ローランド・エメリッヒ作品が本国ドイツでこれほどの評価を受けるのは、渡米前のキャリアを含めて、かつてないことです。もっとも、これは技術部門全般に対する評価であって、監督の手腕への評価ではないようです。監督賞はノミネートもされていませんし。
 “Anonymus”は、『作者不詳(仮題)』で夕張ファンタスティック映画祭2012で上映され、ファントム・フィルム配給で日本公開予定です。

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 一方、作品賞・監督賞・主演男優賞を受賞した『どうする、人生真っただ中』は、ドイツ文化会館ホールで開催されたドイツ映画特集2012(以前は朝日ホールで開催されちたドイツ映画祭を規模縮小したもの)で上映されています。
 こちらは、まだ日本での劇場配給は未定ですが、「老いと死を見つめる」というテーマも現代的であり、悪くありません。既に日本語字幕もあることだし、日本での劇場公開を期待してもいいのではないでしょうか。
 この作品が劇場公開されれば、アンドレアス・ドレーゼン作品としては日本初となります。

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 *当ブログ記事

 ・ドイツ映画賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201203/article_13.html
 ・ドイツ映画賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_17.html
 ・ドイツ映画賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201004/article_24.html
 ・ドイツ映画賞2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200904/article_13.html

 ・バイエルン映画賞2012 発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_9.html

 ・ドイツ映画批評家賞2012:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_26.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年1月〜6月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_1.html

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 主な受賞作品を簡単に紹介しておきます。

 『どうする、人生真っただ中』“Halt auf freier Strecke(Stopped On Track)”(独) 監督:アンドレアス・ドレーゼン
 出演:Milan Peschel、シュテフィ・キューネルト(Steffi Kühnert)、Bernhard Schütz、Talisa Lilly Lemke、ウルスラ・ヴェルナー(Ursula Werner)、Mika Nilson Seidel、Otto Mellies
 物語:彼は医者にもう余命いくばくもないことを告げられる。残された時間は決まっていた。どうして僕で、どうして今なんだ? 妻と子供、両親、友達、隣人に、過去の愛人……。彼の人生の一部となった人々を後に残して彼だけが逝かなければならない。毎日一つのちょっとした別れ。徐々に減る言葉、長くなる沈黙。窓の外では、年月が色を変えていく。死、最後の仕事。全くの孤独でありながら、ひとりではない、それもいいのかもしれない……。
 アンドレアス・ドレーゼン版の『生きる』。
 カンヌ国際映画祭2011ある視点部門出品。ある視点賞受賞。
 バイエルン映画賞2012 作品賞・演技賞(Milan Pesche、シュテフィ・キューネルト)受賞。
 ドイツ映画批評家賞2012 作品賞・男優賞(Milan Pesche)受賞。

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 ・“Anonymous”(独) 監督:ローランド・エメリッヒ
 出演:デイヴィッド・シューリス、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、リス・エヴァンス、ジョエリー・リチャードソン、ハヴィエル・サミュエル(Xavier Samuel)、セバスチャン・アルメストロ、レイフ・スポール
 物語:シェイクスピアの著作の真の著者が、第17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアであるという説に基づくポリティカル・スリラー。その背景には、エリザベス1世の王位継承への反発と、エセックス伯のクーデターが関係していた……。
 トロント国際映画祭2011 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 BAFTA英国アカデミー賞2012 脚本賞・衣裳賞・メイキャップ賞ノミネート。
 米国アカデミー賞2012 衣裳デザイン賞ノミネート。

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 “Hell”(独・スイス) 監督:Tim Fehlbaum
 出演:ラース・アイディガー(Lars Eidinger)、リロ・バウアー(Lilo Baur)、Yoann Blanc、Marco Calamandrei、スタイプ・エルツェッグ(Stipe Erceg)、Christoph Gaugler、ハンナー・ヘルツシュプルング(Hannah Herzsprung)、Lisa Vicari、アンゲラ・ヴィンクラー(Angela Winkler)
 物語:かつて太陽は、生命と光と暖かさの源であった。しかし、今では大地を焼き尽くし、灼熱の地獄へと導く脅威の存在となっていた。マリーと妹レオニー、そしてフィリップは、窓を覆った車で、山に向かう。山にはまだ水があるという噂があったからだ。彼らは途中で一級のエンジニアのトムと出会い、彼は彼らにとってなくてはならない存在になる。しかし、彼は本当に信用できる人物なのか? グループ内で緊張が高まった時、さらに悪いことに、彼らは待ち伏せに遭う。彼らの本当のサバイバルが始まる。
 ローランド・エメリッヒ製作総指揮作品。
 バイエルン映画賞2012 編集賞受賞。

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 “Kriegerin(Combat Girls)”(独) 監督:David Wnendt
 出演:Alina Levshin、Jella Haase、Gerdy Zint、Sayed Ahmad、Wasil Mrowat
 物語:20歳のマリサは、外国人やユダヤ人、警官などが国を滅ぼす元凶だと考えて、彼らを憎悪していた。彼女は、挑発し、闘い、酒を飲むような毎日を過ごしていて、次のタトゥーはアドルフ・ヒトラーにしようと考えていた。彼女がくつろげる場所は、彼女が属しているネオナチのグループの中だけだった。彼女は、そこで、憎悪と暴力と金のかかるパーティーに明け暮れていた。そんなグループに14歳のスヴェーニャが加入する。マリサは、彼女をかわいがり、彼女の見本になるよう務める。ところが、ある日、マリサは偶然に、若いアフガニスタン難民と出会い、これまで正しいと信じてきたものが揺らぐのを感じる。そして、彼女はネオナチのグループから抜け出したいと考えるようになる……。
 チューリッヒ映画祭2011出品。
 バイエルン映画賞2012 新人女優賞(Jella Haase)・新人監督賞受賞。

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 “Gerhard Richter Painting”(独) 監督:Corinna Belz
 ドイツの画家ゲルハルト・リヒターの創作の過程を追う。
 トロント国際映画祭2011 REAL TO REEL部門出品。

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