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zoom RSS カンヌ国際映画祭2012 ラインナップ! その2

<<   作成日時 : 2012/05/22 21:36   >>

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 ◆アウト・オブ・コンペティション部門 (Out of Competition)

 ・“Thérèse Desqueyroux”(仏) 監督:クロード・ミレール
 出演:オドレイ・トトゥ、ジル・ルルーシュ、Anaïs Demoustier、Catherine Arditi、イザベル・サドヤン(Isabelle Sadoyan)、スタンリー・ウェバー(Stanley Weber)、Francis Perrin
 物語:フランスのランド地方では、家と家を結びつけ、土地をまとめるために、政略結婚が行われていた。テレーズ・ラロックは、こうしてデスケルー夫人となるが、前衛的な考えを持つ彼女に、この地方の慣習はわずらわしいだけだった……。
 フランソワ・モーリアックの『テレーズ・デスケルー』の映画化。4月4日に亡くなったクロード・ミレールの遺作。
 クロージング作品。

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 ・“Io e Te (Me and You)”(伊) 監督:ベルナルド・ベルトルッチ
 出演:Jacopo Olmo Antinori、Tea Falco、ソニア・ベルガマスコ(Sonia Bergamasco)
 物語:14歳のロレンツォは、独りでいることが好き。彼は、両親をだまして、学校のスキー旅行に行かずに、自分の住むアパートメントの地下に隠れていようと計画する。好きな音楽と本だけで過ごそうと思っていたが、思いがけず異母姉妹のオリビアが来たことで、すべてが変わる。彼女は彼よりも少し年上で、経験豊富で、彼女のおかげで、ロレンツォは子供時代に別れを告げる。
 『ぼくは怖くない』で知られるイタリアの小説家ニコロ・アンマニーティの小説の映画化。

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 ・『マダガスカル3』“Madagascar 3, Europe’s Most Wanted”(米) 監督:エリック・ダーネル、トム・マクグラス

 ・“Heminway & Gellhorn”(米) 監督:フィリップ・カウフマン
 出演:ニコール・キッドマン、クライヴ・オーウェン、デイヴィッド・ストラザーン、ロドリゴ・サントロ、モーリー・パーカー、パーカー・ポージー
 物語:1936年、アーネスト・ヘミングウェイと先駆的な戦場特派員マーサ・ゲルホーンがキーウェストで出会う。スペイン内戦からアメリカ、中国へと場所を移しつつ、2人の関係は深まっていき、ヘミングウェイの2度目の離婚成立後、1940年に2人は正式に結婚する。彼女のおかげで、ヘミングウェイは、ハリウッドや文学サークル、ホワイトハウスの社交界へと活動の舞台を広げるが、2人の結婚生活もそう長く続くことはなかった。
 HBO向けに制作されたTV映画。

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 ◆65周年記念上映作品(65th Anniversary)

 ・“Une journée particulière”(仏) 監督:ジル・ジャコブ、Samuel Faure
 2007年にカンヌ国際映画祭60周年記念作品として制作されたオムニバス映画『それぞれのシネマ』。本作は、この『それぞれのシネマ』がカンヌでお披露目された日に、このプロジェクトに参加した監督たちに密着し、1本の作品にまとめ上げたドキュメンタリー。

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 ◆ミッドナイト・スクリーニング部門(Midnight Screenings)

 ・“Dario Argento’s Dracula/ Dracula 3D”(仏・西・伊) 監督:ダリオ・アルジェント
 出演:トーマス・クレッチマン、マルタ・ガスティーニ(Marta Gastini)、アーシア・アルジェント、ウナクス・ウガルテ(Unax Ugalde)、ルトガー・ハウアー
 ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』の映画化。

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 ・『愛と誠』“Ai To Makoto (The Legend of Love & Sincerity)”(日) 監督:三池崇史

 ・“The Sapphires”(オーストラリア) 監督:Wayne Blair
 出演:クリス・オダウド、デボラ・メイルマン(Deborah Mailman)、Jessica Mauboy、Shari Sebbens、Miranda Tapsell
 物語:1968年のオーストラリア。アボリジニーの3姉妹、ゲイル、ジュリー、シンシアとその従姉妹のケイは、アイルランド人のデイブと出会う。彼は、ウィスキーとソウルミュージックを愛するミュージシャンで、彼女たちの才能を見出して、サファイアーズという名のグループを結成する。5人は、南ベトナムの戦争地帯へとツアーを行ない、巧みに弾丸をかわしながら、海兵隊員のために歌い、そして恋に落ちていく。

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 ・“Maniac”(米・仏) 監督:フランク・カルフン(Franck Khalfoun)
 出演:イライジャ・ウッド、ノラ・アルネゼデール
 物語:平穏な通りに夜な夜な女を殺してはその頭皮を剥ぎ取るという連続殺人が起こる。内気なマネキンショップの経営者フランクのもとに、展覧会を手伝って欲しいと若きアーティストのアンナがやってくる。2人の仲は深まり、フランクの彼女への想いはエスカレートする。しかし、その一方で、アンナも、彼を追いつめて殺したいという、これまで抑えつけていた自分の中の強迫観念を膨れ上がらせていく。
 ウィリアム・ラスティグの『マニアック』(1980)のリメイク。

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 ◆特別招待作品(Special Screenings)

 この部門は、「特別招待作品」と称されていますが、実質的にはほぼ「ドキュメンタリー部門」です。

 ・“Trashed”(英) 監督:Candida Brady
 ジェレミー・アイアンズを案内役として、食物連鎖の観点から環境汚染の問題を考える。アイスランドからインドネシアまで調査をして、汚染の実態を明らかにしつつ、健康被害の被害者と政治家との対話にも立会って、環境汚染を生み出すシステムとその対策について考えていく。そして、持続可能で、より多くの雇用を生み出すような、廃棄から再生への方法を提案する。

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 ・“Roman Polanski: A Film Memoir”(英・独) 監督:ローラン・ブーゼロー(Laurent Bouzereau)
 ロマン・ポランスキーの半生を、彼へのインタビューと映像資料などによって再構成したドキュメンタリー。

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 ・“Journal de France”(仏) 監督:Claudine Nougaret、レイモン・ドゥパルドン
 Claudine Nougaretは、『モダン・ライフ』(2008)でも録音を手がけるサウンド・エンジニアで、レイモン・ドゥパルドンと組んで制作会社を設立している。彼女は、世界中を旅して撮影を続けてきたレイモン・ドゥパルドンの未公開映像をみつけるが、そこには彼が初めて撮影した映像もあれば、2人の思い出の映像もあり、それはそのまま人類の歴史とも重なるものだった。そんなレイモン・ドゥパルドンの旅の記録であり、日記でもあるような作品。

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 ・“Les Invisibles”(仏) 監督:セバスチャン・リフシッツ(Sébastien Lifshitz)
 2つの世界大戦の間に生まれ、同性愛が認められない社会を生き抜いてきた同性愛者たちの証言を集めたドキュメンタリー。

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 ・“Le Serment de Tobrouk (The Oath of Tobruk)”(仏) 監督:ベルナール=アンリ・レヴィ(Bernard-Henri Lévy)
 フランスの小説家で哲学者、コラムニストであるベルナール=アンリ・レヴィが、2011年のリビア内戦に際し、過去30年間に世界各地で起こった紛争や戦争、そして自分の足跡をも振り返りつつ、半年以上にわたって繰り広げられた内戦を内側からルポし、この戦争が何を残したかを考察する。

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 ・“Der Müll Im Garten Eden (Polluting Paradise / Garbage in the Garden of Eden)”(独) 監督:ファティ・アキン
 2006年、ファティ・アキンは、トルコ北西部にある祖父の生まれ故郷Camburnuで、『そして、私たちは愛に帰る』のラストシーンを撮影していた。そこは漁業や茶の栽培などが盛んな自然の豊かな土地であった。そんな地にごみ処理場建設計画が持ち上がる。市長や住民の反対にもかかわらず、計画は実行され、施設は稼動し始める。ファティ・アキンは、5年以上に渡って、ごみ処理場に対するこの小さな町の闘争を撮影し続け、失われたパラダイスの窮状を記録し続けた。

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 ・“Mekong Hotel”(タイ) 監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン
 メコン川の近くにあるホテル。そこでは、アピチャッポン・ウィーラセタクンが脚本を書いた“Ecstasy Garden”という作品のリハーサルが行なわれている。フィクションと現実のはざまの中で、強欲な母親と娘の物語が繰り広げられ、撮影中に起こったタイの大洪水までが作品の中に織り込まれる。

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 ・“The Central Park Five”(米) 監督:Ken Burns、Sarah Burns、David McMahon
 1989年、ニューヨーク。セントラルパークで白人女性が強姦される。その後、ハーレム地区に住む5人の黒人とヒスパニック系の若者が事件の加害者として逮捕され、起訴されて、6年から13年の服役に処される。彼らが刑期を終えた後、ある1人の連続強姦者がその犯罪の真犯人は自分だと告白する。結論を急ぐ警察、センセーショナルに掻き立てるメディア、憤慨する大衆、その結果として引き起こされる冤罪……。司法の過ちによって5人の人生がずたずたにされていく。
 Sarah Burnsの同名著書の映画化。

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 ・“A Música Segundo Tom Jobim”(ブラジル) 監督:ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス
 「イパネマの娘」で知られるブラジルの音楽家アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994)の半生を、映像、ポストカード、公式文書、ポスター、アルバムジャケット、コンサートの抜粋などによって再構成したドキュメンタリー作品。

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 ・“Villegas”(アルゼンチン・オランダ・仏) 監督:Gonzalo Tobal
 物語:祖父の訃報を受け、いとこの2人が久しぶりに再会し、車に乗って、2人が育った田舎町へと向かう。

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 ◆ある視点部門(Un Certain Regard)

 ・“7 Dias en la Habana, 7 directors”(仏・西) 監督:ベニチオ・デル・トロ、パブロ・トラペロ、フリオ・メデム、エリア・スレイマン、ファン・カルロス・タビオ、ギャスパー・ノエ、ローラン・カンテ
 出演:ジョシュ・ハッチャーソン、アーネスト・ゴメス・クルス、エミール・クストリッツァ、ダニエル・ブリュール、エリア・スレイマン
 7人の監督がキューバの今を描写する。

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 ・“Renoir”(仏) 監督:ジル・ブルドス
 出演:ミシェル・ブーケ、Christa Théret、ヴァンサン・ロティエ(Vincent Rottiers)、トマス・ドレ(Thomas Doret)
 物語:1915年のコートダジュール。最晩年期のピエール=オーギュスト・ルノワールは、妻を失い、更年期性の関節炎を患い、さらに息子のジャンが戦争でケガをしたと聞いて、苦しんでいた。しかし、そんな彼の前に、若い女性アンドレ・ドラン(デデ)が現れて、彼は、エネルギーを取り戻し、彼女をモデルとして作品の制作を始める。元気になった彼は、アンドレを連れて家に帰るが、そんな彼女を見て、息子のジャンが恋し、ワイルドで、御しにくい彼女に夢中になっていく。父の死後、2人は結婚する。映画監督としてデビューしたジャンは、女優志願だった彼女を、カトリーヌ・エスランという名前で自らの映画に出演させるのだった。
 クロージング作品。

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 ・“Confession of a Child of the Century”(仏) 監督:シルヴィー・ヴェレイド(Sylvie Verheyde)
 出演:Peter Doherty、シャルロット・ゲンズブール、アウグスト・ディール、リリー・コール、フォルカー・ブルッフ(Volker Bruch)、ギョーム・ガリエンヌ(Guillaume Gallienne)、カロル・ロシェール(Karole Rocher)、Rhyan Rees
 物語:1830年のパリ。オクターヴは、恋人に裏切られて、絶望し、放蕩生活に耽る。しかし、父の訃報を受けて、向かった田舎で、10年上の若き未亡人ブリジットと出会い、またまた情熱的な恋に落ちる。

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 ・“Le Grand Soir”(仏) 監督:ブノワ・ドゥレピーヌ(Benoît Delépine)、ギュスタヴ・ケルヴェン(Gustave Kervern)
 出演:アルベール・デュポンテル、ブノワ・ポールヴールド、アンヌ・フォンテーヌ、Areski Belkacem、ブーリ・ランネール、ヨランド・モロー
 物語:兄弟は全く正反対だった。一方はチェーン店のセールスマンで、もう一方は、ヨーロッパで初の犬を連れたパンク(punk-with-a-dog)になりたいと空想していた。通りでの久しぶりの再会が2リを結びつける。Punk Attitudeの同盟を組んで、2人はすべてをかなぐり捨てて、新たな革命を目指す。
 『マムート』の監督コンビの最新作。

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 ・“Trois Monde”(仏) 監督:カトリーヌ・コルシニ(Catherine Corsini)
 出演:ラファエル・ペルソナーズ(Raphaël Personnaz)、クロティルド・エスム(Clotilde Hesme)、アルタ・ドブロシ(Arta Dobroshi)
 物語:アルは、育ちこそ貧しかったが、雇い主の娘との結婚が決まり、義父の後を継いで自動車販売代理店の次期社長になることが決まっていた。ある夜、独身最後のパーティーからの帰り道、彼は見知らぬ男と接触し転倒させてしまう。彼は、友人2人に促されたこともあって、そのままにしてその場所を立ち去るが、相手のことが気になってならず、翌日、彼は相手を探そうと決める。一方、すべてをバルコニーから目撃していた若い娘ジュリエットは、ケガした男性を助け、不法滞在中のモルドバ人妻ヴェラの力になろうとする。ジュリエットは、病院で、アルを見かけるが、彼女には彼を加害者として告発することはできないのだった。

 ・“A Perdre La raison (Aimer à perdre la raison/ Loving without Reason)”(ベルギー・ルクセンブルグ・仏・スイス) 監督:Joachim Lafosse
 物語:パンジェ医師は、モロッコ人の少年ムニールをベルギーへ連れ帰り、わが子のように育てる。成長したムニールは、ミュリエルと情熱的な恋をし、結婚して、自分たちの子どもが欲しいと考えるが、それは医師への依存度を大きくすることになる。やがてミュリエルが精神のバランスを崩し、家族を悲劇へと導く。

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 ・“Djeca (Children)”(ボスニア ヘルツェゴビナ) 監督:Aida Begić
 物語:ラヒマは24歳、弟のネディムは14歳。2人は、ボスニア戦争の孤児で、いまはサラエボに住んでいる。サラエボでは、モラルが失われていて、戦争孤児の面倒を見る余裕など全くなかった。犯罪に走りがちな数年を経て、ラヒマはイスラムの教えに慰めを見出し、弟にもそれを求める。ネディムが有力者の息子とケンカして、高価な携帯電話を壊すという事件があり、それ以降、2人の生活はさらに厳しくなる。ひき続いて起こった出来事から、ラヒマは、弟が二重生活を送っていることを知る。

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 ・“Student”(カザフスタン・仏) 監督:ダルジャン・オミルバエフ(Darezhan Omirbayev)
 物語:老女が住む家の地下室に学生が部屋を借りて住んでいる。貧しく、孤独な彼は、時折パンを買いに行く食料品店に強盗に入り、店主と1人の女性客を死なせてしまう。彼は、罪悪感から、外の世界とつながりを絶って暮らすようになるが、地方から彼に会いにやってきた母と妹の顔を見て、自分の犯した罪の重さに気づき、警察に自首をする。
 ドストエフスキーの『罪と罰』を、舞台を現代のカザフスタンに置き換えて映画化した作品。

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 ・“Miss Lovely”(インド) 監督:Ashim Ahluwalia
 物語:1986年のボンベイ。ヴィッキーとソヌは兄弟で、低級ホラーやお色気たっぷりのギャングもの、安っぽい社会派ドラマといった、C級映画を作っていた。兄のヴィッキーは、じめじめした時間借りのホテルで、『レディー・ジェームズ・ボンド』といった違法なタイトルの映画を大量生産し、下っ端の仕事は全部弟のソヌに押しつけていた。ある日、地方でのエロ映画のセールスで疲れ切っていたソヌは、列車の中で、繊細な美しさを持った娘ピンキーと出会う。彼女は女優志望で、ヴィッキーのお眼鏡には適わなかったが、彼女に魅了されていたソヌは、彼女を生かすことができるのは自分しかいないと考えていた。季節が変わり、ソヌは兄に反抗するようになり、兄の奴隷でいることに耐えられなくなって、自分で映画を作ろうと決める。ピンキーを主演にして、彼がプロデュースするのだ。特にストーリーがあるわけでもなく、クルーもいなかった。ただタイトルは『ミス・ラブリー』にすることに決めていた。

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 ・“Mystery”(中) 監督:ロウ・イエ
 出演:Xi Qi、Lei Hao、チン・ハオ
 物語:ルー・ジエは、夫が若い女性とホテルに入るのを見て、夫が浮気をしているのを知る。その後、その女性が車に轢かれて死ぬが、彼女の死には他殺の疑いが浮上してくる。

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 ・『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』“11.25 jiketsu no hi: Mishima Yukio to wakamono-tachi (The Day he Chose his own Fate)”(日) 監督:若松孝二

 ・“Antiviral”(カナダ・米) 監督:Brandon Cronenberg
 出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(Caleb Landry Jones)、サラ・ガドン、マルコム・マクダウェル、ダグラス・スミス、ジョー・ピングー
 物語:シド・マーシュは、クリニックに務めているが、そこではセレブから採取した生体ウィルスを熱狂的なファンに売るという、商売をしていた。シドもまた、自分の体に摂取することで、クリニックからウィルスのサンプルを違法に持ち出して、秘密のグループに売りさばいていた。ある日、彼が摂取したウィルスの元の持ち主である超人気者がそのウィルスが原因で死ぬ。彼は、早急にそのウィルスに打ち勝つ治療法を見出さなければならなくなる一方で、噂を聞きつけた熱狂的なコレクターから狙われることになる。

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 ・“Laurence Anyways”(カナダ・仏) 監督:グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)
 出演:メルヴィル・プポー、Suzanne Clément、Monia Chokri、ナタリー・バイ、Sophie Faucher、Adele Jacques
 物語:90年代。男性が、女性になりたいという願望を持っていることをフィアンセに告白し、その後、そのことで壊れかけた2人の関係を修復しようと躍起になる。

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 ・“Beasts of the Southern Wild”(米) 監督:Benh Zeitlin
 出演:Quvenzhané Wallis、Dwight Henry
 物語:「不屈の心を持つ6歳の少女ハッシュパピーは、父のウィンクと共にルイジアナの臨海湿地帯バイユーに暮らしている。「バスタブ」と呼ばれるその小さなコミュニティは長い堤防で産業地帯や通常の文化生活と隔てられ、まるで世界の果てのよう。大きな嵐が来ると堤防でせき止められた水はどこにも行きようがなく、バスタブはすっかり水没してしまう。住人は水上共同避難所を作って暮らすことになるが、誰もバスタブを後にする者はいない。謎の病に冒されているウィンクの健康は日を追って悪化し、自分がいなくなった後の世界でハッシュパピーが強く生きていけるよう、父は娘を懸命に訓練する。ウィンクの心臓が痛むのと呼応するように、世界の鼓動が突然速く強く乱れる。南極では棚氷から巨大な氷塊が離れ、海上を漂い始めた。氷の中に眠っているのは前史時代の獣、オーロクたち。そんな中ハッシュパピーは、物心つく前にいなくなった母親を捜して海に泳ぎ出る。」
 南ルイジアナ沿岸が浸水危機に陥ったというエピソードにインスパイアされて作られた神話風の物語。
 短編“Glory at Sea”(2008)で数々の賞を受賞したBenh Zeitlinの初監督長編。
 NHK・サンダンス国際映像作家賞2010 アメリカ部門受賞。
 サンダンス映画祭2012 審査員グランプリ受賞。

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 ・“Gimme the Loot”(米) 監督:Adam Leon
 出演:Ty Hickson、Tashiana Washington、Zoe Lescaze、Sam Soghor
 物語:マルコムとソフィアは、ブロンクス出身のティーンエージャーで、グラフィティー・アーティストとして優れた才能を持っていた。彼らの最新作が、ライバルのギャングによって消された時、彼らは、ニューヨークのランドマークにシンボルとなるような作品を描いて、復讐しようと決心する。しかし、彼らの壮大な計画を実行に移すには、500ドルが必要だった。ギラギラと太陽が照りつける真夏の数日が過ぎ、2人は都会の冒険の旅に出ていた。彼らは、そこで、闇マーケットのスプレー缶、違法のワイン蔵、盗まれたスニーカー、綱渡りの強盗などと出会う。そして美しい少女のネックレスとめぐり合い、それが作品制作の鍵となるのだった……。

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 ・“Después de Lucía”(メキシコ) 監督:Michel Franco
 物語:ロベルトは、妻を失って、絶望し、自分の愛を15歳の娘アレハンドラに注ぐことにする。メキシコに引越した後、アレハンドラはいじめやセクハラを受けるが、それを父に話すことができず、父娘の溝は広がっていく。

 ・“La Playa”(コロンビア) 監督:Juan Andrés Arango
 物語:トマスは、戦争のせいで、太平洋に面した海辺の村から都会へと押し出されるように出て、排他と人種差別を受けながら生きていかなければならなくなる。弟のジャイロが親友とともに行方不明になって、彼は2人を捜す旅に出る。彼は、兄チャコの助けを借りながら旅をしていたが、その旅を通じて、自分自身のアイデンティティーに気づかされる。活気がありながらも、不安定な都会について独自の視点を得、自分がまさに過去と未来の分水嶺にいることをはっきりと悟ったのだ。

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 ・“Elefante Blanco (White Elephant)”(アルゼンチン・西) 監督:パブロ・トラペロ
 出演:Ricardo Darin、ジェレミー・レニエ、マルティナ・グスマン
 物語:フリアンとニコラスは聖職者で、ブエノスアイレスのスラム街Villa Virginで人々のために休みなく働いている。フリアンは、政治的なコネクションを使って、病院建設の道を切り開く。一方、ニコラスは、ジャングルで進めていたプロジェクトが民兵組織による虐殺で頓挫し、フリアンのプロジェクトを手伝うことになる。深く傷ついた彼は、無神論者の若きソーシャル・ワーカー、ルシアナに惹かれていく。ニコラスの信仰心が弱まるにつれ、スラム内での麻薬カルテル間の緊張が高まり、暴力沙汰がふえていく。閣僚の命令により病院の建設計画が停止に追い込まれた時、スラムの緊張はピークに達する……。

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 ・“Les Chevaux de Dieu (God’s Horses)”(仏・モロッコ・チュニジア) 監督:Nabil Ayouch
 物語: Yachineは、10歳で、カサブランカにあるシディ・ムーメンのスラム街で家族とともに暮らしていた。母Yemmaは、うつ気味の父親に代わって、家族をまとめていた。長兄は軍に所属し、次兄は自閉症。三番目の兄Hamid(13歳)はガキ大将で、Yachineの良き理解者だった。Hamidが刑務所に入れられると、Yachineは暴力や貧困、ドラッグが渦巻くこの沈うつな状況から抜け出そうと働き始める。一方、Hamidは、拘置中に過激派イスラム教徒となり、すっかり人が変わっていた。彼は、Yachineとその友人たちを彼らの「仲間」になるよう説得し始める。精神的指導者のイマームAbou Zoubeirが、彼らの心身のトレーニングにとりかかり、ある日、彼らが殉教者に選ばれたと告げる。
 2003年5月16日、モロッコのカサブランカで起こったテロ事件をモチーフに作られた作品。

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 ・“La Pirogue (The Pirogue)”(セネガル・仏) 監督:Moussa Touré
 物語:Baye Layeは、漁を生業とするカヌーの船長だった。彼も、ほとんどのセネガルの同胞と同じく、家族のよりよい生活のために、どこかよそで暮らしたいと考えていた。彼は、何人かで、30人の男たちを、カナリア諸島経由でヨーロッパに運ぶという仕事を引き受ける。彼は、あまり気が進まなかったが、それはその航海がどんなに危険なものかを知っていたからだ。30人の男たちの中には言葉が通じない者がいたり、海を見るのが初めてだという者もいたりして、前途多難が予想された。

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 [審査員]
 ティム・ロス(審査員長)、レイラ・ベクティ、トニ・マーシャル、Luciano Monteagudo(アルゼンチンの映画批評家)、Sylvie Pras (ポンピドゥー・センターの館長)

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 ・カンヌ国際映画祭2012 コンペティション部門ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201205/article_13.html

 ・カンヌ国際映画祭2012 コンペティション部門星取表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201205/article_15.html

 ・カンヌ国際映画祭2012 パルムドール予想オッズ [開幕時]:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201205/article_14.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年1月〜6月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_1.html

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