海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS 詳細! カンヌ国際映画祭2012 コンペティション部門 ラインナップ!

<<   作成日時 : 2012/05/17 07:24   >>

トラックバック 0 / コメント 5

 第65回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門 ラインナップ

 ・ケン・ローチ “The Angels' Share”(英・仏)
 出演:Paul Bannigan、ジョン・ヘンショウ、ガリー・メイトランド、Jasmin Riggins、ウィリアム・ルアン、ロジャー・アラム、Siobhan Reilly
 物語:イギリスのグラスゴー。若きロビーは、暴力沙汰が耐えない家族の間でがんじがらめになっていて、なんとかしてそこから抜け出したいと考えていた。これまで軽犯罪を繰り返してきた彼は、産院に入っているガールフレンドのレオニーを訪ね、そこで初めて自分の息子ルークを見て、この子には自分のような人生を歩ませたくないと考える。微罪により社会奉仕活動を命じられた彼は、そこで、まっとうに働くことなんて考えたこともないような若者ライノー、アルバート、モーらと出会う。4人は、指導者としてやって来たアンリから、ウィスキーの手ほどきを受けるが、ロビーに高級ウィスキーに対する利き酒の才能があることがわかる。彼は、超一流の酒蔵で利き酒をするチャンスを得るが、一方で、この才能を使って、詐欺で一儲けしようかとも考えるのだった……。
 [3大映画祭との関わり]:
 1972年 『家族生活』(1971) ベルリン(フォーラム部門)〜国際批評家連盟賞
 1979年 『ブラック・ジャック』 カンヌ(監督週間)〜国際批評家連盟賞
 1981年 『まなざしと微笑み』 カンヌ〜エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション
 1985年 “Which Side Are You On?” ベルリン(フォーラム部門)〜OCIC賞
 1986年 『祖国』 ベネチア〜ユニセフ賞
 1990年 『ブラック・アジェンダ/隠された真相』 カンヌ〜審査員特別賞&エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション
 1991年 『リフ・ラフ』 カンヌ(監督週間)〜国際批評家連盟賞
 1993年 『レイニング・ストーンズ』 カンヌ〜審査員特別賞
 1994年 『レディバード・レディバード』 ベルリン〜エキュメニカル審査員賞
 1994年 ベネチア〜生涯金獅子賞
 1995年 『大地と自由』 カンヌ〜国際批評家連盟賞&エキュメニカル審査員賞
 1996年 『カルラの歌』ベネチア〜The President of the Italian Senate's Gold Medal
 1998年 『マイネーム・イズ・ジョー』 カンヌ
 2000年 『ブレッド&ローズ』 カンヌ
 2001年 『ナビゲーター ある鉄道員の物語』 ベネチア〜Children and Cinema Award
 2002年 『SWEET SIXTEEN』 カンヌ
 2004年 『やさしくキスをして』 ベルリン〜エキュメニカル審査員賞
 2004年 カンヌ〜エキュメニカル審査員賞30周年記念賞
 2006年 『麦の穂をゆらす風』 カンヌ〜パルムドール
 2007年 『この自由な世界で』 ベネチア〜SIGNIS賞オナラブル・メンション
 2009年 『エリックを探して』 カンヌ
 2010年 『ルート・アイリッシュ』 カンヌ


 ・ジャック・オディアール “Rust And Bone(De rouille et d'os)”(仏・ベルギー)
 出演:マリオン・コティヤール、マティアス・スーナールツ(Matthias Schoenaerts)、Armand Verdure、セリーヌ・サレット(Céline Sallette)、Corinne Masiero、ブーリ・ランネール、Jean-Michel Correia
 物語:アリは、5歳の息子サムを抱えて、家も金も友人もいない北フランスを離れ、妹の住むアンティーブへ向かう。妹は、夫と暮らしていて、貧しいながらも、彼ら2人をガレージに住まわせてくれる。アリは、ナイトクラブで働き始め、マリンランドでシャチの調教をしているステファニーと出会う。ある晩、彼は、電話で、ステファニーが足を失うような事故に遭ったことを知る。
 [3大映画祭との関わり]:1996年に“Un héros très discret”『つつましき詐欺師』でカンヌ国際映画祭コンペ部門に出品し、脚本賞を受賞。2005年に『真夜中のピアニスト』をベルリン国際映画祭コンペ部門に出品。2009年に『預言者』をカンヌ国際映画祭コンペ部門に出品し、グランプリを受賞。


 ・アラン・レネ “You Haven't Seen Anything Yet(Vous n'avez encore rien vu)”(仏)
 出演:サビーヌ・アゼマ、ピエール・アルディティ(Pierre Arditi)、アンヌ・コンシニ、ランベール・ウィルソン
 物語:有名な劇作家Antoine D'Anthacが死んで、長年、彼の作品“Eurydice”(ギリシャ神話のオルフェウスの物語の翻案らしい)に出演した俳優たちが集まってくる。彼らは、若き演劇グループ、ラ・カンパニー・ド・ラ・コロンブが演じた作品の録画を観るが、そんな彼らを、あの世からAntoine D'Anthacが眺めている。彼らは、愛と人生と死と死後の愛を語る物語である“Eurydice”を、劇作家の死後も、演じ続けるかどうか決めなければならない。
 劇作家ジャン・アヌイ(Jean Anouilh)(1910-87)の戯曲の映画化。
 [3大映画祭との関わり]:
 1959年『ヒロシマモナムール』 カンヌ
 1961年『去年マリエンバートで』 ベネチア〜金獅子賞
 1963年『ミュリエル』 ベネチア
 1974年『薔薇のスタビスキー』 カンヌ
 1980年『アメリカの伯父さん』 カンヌ〜グランプリ&国際批評家連盟賞
 1989年『お家に帰りたい』 ベネチア(非コンペティション部門)〜Pasinetti Award
 1994年『スモーキング/ノー・スモーキング』 ベルリン〜銀熊賞(オリジナリティーに対する貢献賞)
 1995年 ベネチア〜映画生誕100年を祝して生涯金獅子賞
 1997年『恋するシャンソン』 ベルリン〜生涯貢献賞として銀熊賞
 2006年“Coeurs”『六つの心』 ベネチア〜銀獅子賞(監督賞)
 2009年 『風にそよぐ草』 カンヌ〜審査員特別賞


 ・レオス・カラックス “Holy Motors”(仏)
 出演:ドニ・ラヴァン、エディット・スコブ(Edith Scob)、エヴァ・メンデス、カイリー・ミノーグ、Cordelia Piccoli、Elise Lhommeau
 物語:夜明けから夕暮れまでの物語。オスカー氏は、大企業の経営者にもなれば、殺人者にもなり、浮浪者にもなれば、怪物にも、家庭人にもなる。彼はいくつもの役をこなすが、彼を撮るカメラはなく、彼は孤独だ。彼のそばには、ブロンドでスレンダーな女性セリーヌがいて、彼がパリ中を動き回るのを管理している。不思議な力が働いて、過去に出会った女性たちや過去の亡霊が登場する。彼には、安らげる家もなく、本当の家族もいない。
 [3大映画祭との関わり]:『汚れた血』(1986)でベルリン国際映画祭1987 コンペ部門に出品し、アルフレッド・バウアー賞受賞。『ポーラX』(1999)をカンヌ国際映画祭 コンペティション部門出品。


 ・マッテオ・ガローネ “Reality(Big House)”(伊・仏)
 出演:Aniello Arena、Loredana Simioli、Nando Paone、Raffele Ferrante
 物語:ルチアーノは、妻のマリアとともに、ナポリで小さな魚屋を営んでいる。彼は、好感の持てる面白いヤツとして、店の客や親戚の多くに知られている。ある日、彼は、子どもたちによって、リアリティー番組に参加させられる。以後、彼は、妄想のとりつかれるようになり、現実と虚構の区別がつかなくなってしまう。
 [3大映画祭との関わり]:1998年に“Osipiti”をベネチア国際映画祭(非コンペ)に出品し、FEDIC Award - Special Mention受賞、2004年に“Primo Amore”をベルリン国際映画祭のコンペ部門に出品し、銀熊賞(音楽)を受賞。2008年には『ゴモラ』をカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品し、グランプリ受賞。


 ・ウルリッヒ・ザイドル “Paradise : Love(Paradies : Liebe)”(独・仏・オーストリア)
 出演:Margarethe Tiesel、Peter Kazungu、Inge Maux
 物語:ケニアのビーチに「シュガーママス」と呼ばれているヨーロッパ出身の女性たちがいる。彼らは、少々のお金と引き換えに、若いアフリカ人男性のささやかな愛が得られるならとヨーロッパからケニアにきて、ここで楽園を築いたのだ。そして、この楽園に、50歳代のオーストリア人旅行客テレサがやってくる。
 この作品は、三人の女性、三つのバカンス、三つの幸せへの憧憬物語を描く三部作の第一部なのだそうです。
 [3大映画祭との関わり]:2001年に『ドッグ・デイズ』をベネチアのコンペ部門に出品し、審査員特別賞を受賞。2007年に“Import/Export”をカンヌのコンペ部門に出品。


 ・ミヒャエル・ハネケ “Love(Amour)”(オーストリア・仏・独)
 出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ(Emmanuelle Riva)、イザベル・ユペール、アレクサンドル・タロー(Alexandre Tharaud)
 物語:ゲオルグとアンネは、夫妻で、ともに音楽教師をしていたが、80代になった今は現役を退いている。彼らの娘もまた音楽家で、彼女は、家族とともに外国で暮らしている。ある日、アンネが事故に遭い、彼らの愛が試されることになる。
 [3大映画祭との関わり]:すべてカンヌのコンペ
 1997年 『ファニー・ゲーム』
 2000年 『コード アンノウン』〜エキュメニカル審査員賞
 2001年 『ピアニスト』〜グランプリ
 2005年 『隠された記憶』〜監督賞&エキュメニカル審査員賞&国際批評家連盟賞
 2009年 『ホワイト・リボン』〜パルムドール


 ・トマス・ヴィンターベア “The Hunt(Jagten)”(デンマーク)
 出演:マッツ・ミケルセン、トマス・ボー・ラーセン(Thomas Bo Larsen)、Annika Wedderkopp、Lasse Fogelstrøm、Susse Wold
 物語:大変な離婚協議の末、ようやく独身に戻った40歳のルーカスは、新しい彼女と新しい仕事を見つけ、ティーンエージャーの息子マーカスとの関係を立て直そうとする。しかし、何気ない発言やその時々の嘘が事態をおかしくしていく。クリスマスが近づく頃、積み重なった嘘が見えないウイルスのように広がり、ショックと不信感が昂じて、家族はヒステリック状態に陥る。ルーカスは、自分の人生と尊厳のために孤独な戦いをスタートさせる。
 [3大映画祭との関わり]:『セレブレーション』(1998)でカンヌ国際映画祭審査員賞受賞。『光のほうへ』(2010)をベルリン国際映画祭コンペ部門出品。


 ・クリスティアン・ムンジウ “Beyond The Hills(Dupa dealuri)”(ルーマニア)
 出演:Cosmina Stratan、Cristina Flutur、Valeriu Andriuta、Dana Tapalaga
 物語:アリーナは、かつて孤児院でともに暮らし、世界でただひとり愛し、そして愛されたヴォイチタに会いにドイツからルーマニアに戻る。しかし、ヴォイチタは、神の愛に目覚めて、修道院で暮らしていて、彼女を連れ出そうとするアニーナの誘いを聞こうとしない。
 [3大映画祭との関わり]:『4ヶ月、3週と2日』(2007)をカンヌ国際映画祭に出品し、パルムドール受賞。


 ・セルゲイ・ロズニタ(Sergei Loznitsa) “In The Fog(V tumane)”(ロシア・独・オランダ・ベラルーシ・ラトヴィア)
 出演:Vladimir Svirski、Vlad Abashin、Sergeï Kolesov、Vlad Ivanov、Julia Peresild、Nikita Peretomovs、Nadezhda Markina
 物語:1942年のソ連。西側最前線は、ドイツの占領下にあり、地元のパルチザンは、激しいレジスタンス活動を行なっていた。村からそう遠くない地点で列車が脱線させられる。Souchéniaは、罪のない鉄道員だったが、パルチザンとともに、ドイツ軍に逮捕される。しかし、ドイツ人将校は、彼を処刑せず、釈放するという判断を下す。パルチザンたちの間にSushenyaが裏切ったという噂が広がり、彼を始末せよという檄が飛ぶ。Souchénia は、森の中で待ち伏せされ、傷ついた敵と1対1で対峙することになる。深い太古の森の中では、敵も見方もなく、裏切りもヒロイズムもない。非道徳的な状況下で、彼は、道徳的な選択を下そうとするが……。
 [3大映画祭との関わり]:“You. My Joy”(2010)をカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品。
 セルゲイ・ロズニタ作品は、『定住』(2001)と『ポートレイト』(2002)が山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映されています。


 ・アッバス・キアロスタミ 『ライク・サムワン・イン・ラブ』“Like Someone In Love”(イラン・仏・日)
 出演:奥野匡、高梨臨、加瀬亮、でんでん
 物語:東京の街で老人と若い女性が出会う。女性は老人のことを知らないが、老人は彼女のことを知っていると思っていた。老人は女性を家に招き、女性は自らの体を差し出す。24時間で、2人の関係は全く変わってしまう。
 [3大映画祭との関わり]:
 1994年 『オリーブの林をぬけて』 カンヌ
 1997年 『桜桃の味』 カンヌ〜パルムドール
 1999年 『風が吹くまま』 ベネチア〜審査員特別賞&国際批評家連盟賞
 2002年 『10話』 カンヌ
 2010年 『トスカーナの贋作』 カンヌ〜女優賞


 ・ホン・サンス “In Another Country”(韓)
 出演:イザベル・ユペール、ユ・ジュンサン、チョン・ユミ
 物語:映画学科の女学生とその母が、借金から逃れるために海辺の町モハンへとやってくる。女学生は神経を落ち着けようと短編映画の脚本を書き始める。:その脚本が、“In Another Country”という3話オムニバス作品として映像で示される。第1話:フランスの女性映画監督が、チョンスという韓国人映画監督とその妻と一緒に観光地にやってくる。第2話:フランス人女性が愛する韓国人男性に会うために同じ観光地にやってくる。第3話:韓国人女性に夫を奪われたフランス人女性が、韓国の民俗学者と一緒に海辺の町にやってきて、チョンスとその妻に出会う。
 [3大映画祭との関わり]:カンヌ国際映画祭コンペティション部門に、『女は男の未来だ』(2004)、『映画館の恋』(2005)を出品、ある視点部門に“HaHaHa”(2010)を出品。ベルリン国際映画祭コンペティション部門に『アバンチュールはパリで』(2008)を出品。


 ・イム・サンス “The Taste Of Money”(韓)
 出演:Kim Kang-Woo、ペク・ユンシク、ユン・ヨジョン、キム・ヒョジン、マウイ・テイラー(Maui Taylor)、オン・ジュワン
 物語:ペク夫人は、韓国の経済を牛耳っている特権的なファミリーに属している。彼女は、お金と権力に執着があり、彼女の夫であるヨン会長は、軽侮の中で人生を浪費させている。ヨンジャクは、ペク夫人の個人秘書で、一家の私的な問題を始末している。彼は、ヨン会長がフィリピン人家政婦のエヴァと浮気していることを知り、それをペク夫人に報告する。夫人は、夫に失望しつつも、性的欲求からかえって貪欲に夫を求める。夫婦の娘ナミは、ヨンジャクに対しなぜか特別の好意を示す。そんな家族の中で、ヨンジャクは、道徳心と出世欲との間で道に迷い、厳しい世界を生き抜いていくために、1つの大きな決断を下すことにする。
 [3大映画祭との関わり]:『浮気な家族』(2003)をベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品。『ハウスメイド』(2010)をカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品。


 ・デイヴィッド・クローネンバーグ “Cosmopolis”(カナダ・仏・ポルトガル・伊)
 出演:ロバート・パティンソン、サラ・ガドン(Sarah Gadon)、ポール・ジアマッティ、ジュリエット・ビノシュ、マチュー・アマルリック、サマンサ・モートン
 物語:ある日のニューヨーク。若くして成功した投資家のエリック・パッカーは今日も白いリムジンに乗っている。彼は、車の中のモニターで相場をチェックし、取引を行なう。車はいわば、彼の動くオフィスだ。今日は、大統領の訪問で、交通が麻痺し、街は大混乱に陥っている。彼の目的は、街の反対側にある床屋に行って、髪を切ってもらうということだけだったが、渋滞に巻き込まれて身動きが取れなくなる。そんな中、相場にも失敗し、多額の借金を背負うことになり、また、自分が誰かに殺されるのではないかという妄想に取りつかれ始める。動かない車の中で、彼は、自分が築き上げた王国が崩壊しつつあるのを悟る。
 ドン・デリーロの小説『コズモポリス』の映画化。
 [3大映画祭との関わり]:
 1992年 『裸のランチ』 ベルリン
 1996年 『クラッシュ』 カンヌ〜 審査員特別賞受賞
 1999年 『イグジステンズ』 ベルリン〜銀熊賞(芸術貢献賞)受賞
 2002年 『スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする』 カンヌ
 2005年 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』 カンヌ
 2011年 “A Dangerous Method” ベネチア


 ・ウェス・アンダーソン “Moonrise Kingdom”(米)
 出演:ブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、ジェイソン・シュワルツマン、ボブ・バラバン(Bob Balaban)、Jared Gilman、Kara Hayward
 物語:1965年の夏、ニューイングランド側の沖の島で12歳の子供2人が恋に落ちて、駆け落ちし、大騒ぎになって、地元の捜索隊が編成される。やがて激しい嵐が近づき、島は混乱に陥る。
 [3大映画祭との関わり]:ベルリン国際映画祭コンペティション部門に『ザ・ロイヤル・テネンバウム』(2001)、『ライフ・アクアティック』(2005)を出品、ベネチア国際映画祭コンペティション部門に『ダージリン急行』(2007)を出品、Leoncino d'oro Award 受賞。


 ・ジェフ・ニコルズ “Mud”(米)
 出演:マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、タイ・シェリダン(Tye Sheridan)、Jacob Lofland、サム・シェパード、レイ・マッキノン(Ray Mckinnon)、サラ・ポールソン(Sarah Paulson)、マイケル・シャノン
 物語:14歳のエリス とネックボーンは、日常生活から逃げ出したくて、ミシシッピ川に浮かぶ島に向かう。彼らは、そこで、歯が抜け、腕にヘビのタトゥーをし、ピストルを持ち、ラッキーアイテムのシャツを着た男性マッドと出会う。彼は、テキサスで殺人を犯し、賞金稼ぎに狙われて、隠れているのだと2人に打ち明ける。エリスとネックボーンは、半信半疑ながらも彼の話に引き込まれていき、島を抜け出して、町にいる最愛の女性ジュピターに会いに行く、という彼の計画を手助けしようとする。
 [3大映画祭との関わり]:コンペティション部門参加は初めて。コンペ部門以外ではカンヌ国際映画祭2011 批評家週間に『テイク・シャルター』を出品。


 ・アンドリュー・ドミニク “Killing Them Softly”(米)
 出演:ブラッド・ピット、スクート・マクネイリー(Scoot McNairy)、ベン・メンデルスゾーン、ジェームズ・ガンドルフィーニ、リチャード・ジェンキンス、ヴィンセント・カラトーラ(Vincent Curatola)、レイ・リオッタ
 物語:マフィアの用心棒ジャッキー・コーガンは、マフィアが仕切っているポーカー・ゲームの間に起こった強盗事件を調査する。
 ジョージ・V・ヒギンズの“Cogan's Trade”の映画化。
 [3大映画祭との関わり]:『ジェシー・ジェームズの暗殺』をベネチア国際映画祭2007コンペティション部門に出品。


 ・リー・ダニエルズ “The Paperboy”(米)
 出演:マシュー・マコノヒー、ザック・エフロン、デイヴィッド・オイェウォ、マイシー・グレイ、ジョン・キューザック、ニコール・キッドマン
 物語:1969年。ヒラリー・ヴァン・ウェッターが、悪辣な保安官サーモンド・コールを殺した罪で死刑判決を受け、死刑執行を待つばかりになっている。コールが以前ウェッターのいとこを手錠をかけたまま蹴り殺したことが、殺人の動機と考えられたが、事件そのものにはいまだに解明されていない謎が多かった。シャーロット・ブレスは、ウェッターと会ったことはなかったが、獄中の彼と文通して、恋に落ち、彼を自由の身にできたら、彼と結婚したいとまで考えていた。彼女は、マイアミ・タイムズの記者2人に事件の調査を仰ぐ。記者2人のモチベーションは違った。ヤードリー・エイクマンが野心から事件に興味を持ったのに対し、新聞社の跡継ぎであるワード・ジャンセンは、素朴な理想主義から関わったに過ぎなかった。しかし、調べていくうちに、これが冤罪であり、それを証明して、ウェッターを自由の身にすることができたら、一流ジャーナリストの証として、ピュリッツァー賞をものにすることができるのではないかという下心が見え隠れするようになる。そのうち、調査の細部はスルーされ、事実は捻じ曲げられ、矛盾点は無視され、ジャーナリスト特有の取引が持ち出される……。
 ピート・デクスターの同名小説の映画化。
 [3大映画祭との関わり]:初めて。


 ・ジョン・ヒルコート “Lawless”(米)
 出演:シャイア・ラブーフ、トム・ハーディー、ジェイソン・クラーク、ガイ・ピアース、ジェシカ・チャスティン、ミア・ワシコウスカ
 物語:禁酒法真っ只中の1931年のアメリカ。密造酒製造が盛んだったバージニア州フランクリンでは、ボンデュラント3兄弟というギャングが密売人として名を馳せていた。衝動的で野心家の三男ジャックは、小さな家族経営から大規模な取引へとビジネスを広げ、かっこいいスーツを着られるような男になって、美しいバーサを振り向かせたいと思っていた。次男のハワードはけんか早いところがあり、断りきれずに酒を飲んで、己の良心を溺れさせている。長男のフォレストは、リーダーとして、新しいビジネス界における新たな規律から家族を守ろうとし、また、シカゴから逃れてきた女性マギーを保護する。
 バージニア州フランクリン郡の密造酒事件(Great Franklin County Moonshine Conspiracy,)として知られる事件(役人自らが賄賂をもらって密造酒を見逃していたことが発覚し、裁判(Conspiracy Trial of 1935)が行なわれた)をベースに、作家Matt Bondurantが自分の祖父たちをモデルに描いた小説“The Wettest County in the World”を映画化。
 [3大映画祭との関わり]:『ザ・ロード』(2009)をベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品。コンペティション部門以外では、『亡霊の檻』(1988)でベネチア国際映画祭 Prize of the Students of the University 'La Sapienza'を受賞。


 ・ウォルター・サレス “On The Road”(米・仏・英)
 出演:ギャレット・ヘドランド、サム・ライリー、クリステン・スチュワート、エイミー・アダムス、トム・スターリッジ、エリザベス・モス、キルステン・ダンスト、ヴィゴ・モーテンセン
 物語:作家志望のニューヨーカー、サル・パラダイスは、父の死の翌日、元囚人で廃退的な魅力を持つ若者、ディーン・モリアーティと出会う。2人は、すぐに意気投合し、狭苦しい人生に縛られたくないと、それまでの生活やしがらみをすべて捨て、ディーンの妻で奔放で魅力的なメリルーとともに旅に出る。自由に飢えた3人の若者は、世界、他人、そして自らとの出会いを求めてアメリカ中を旅していく。
 ジャック・ケルアックの『路上』(『オン・ザ・ロード』)の映画化。
 [3大映画祭との関わり]:
 1998年 『セントラル・ステーション』 ベルリン〜金熊賞&エキュメニカル審査員賞
 2001年 『ビハインド・ザ・サン』 ベネチア〜Leoncino d'oro Award
 2004年 『モーターサイクル・ダイアリーズ』 カンヌ〜エキュメニカル審査員賞
 2008年 『リーニャ・ヂ・パッシ』 カンヌ


 ・カルロス・レイガダス “Post Tenebras Lux”(メキシコ・仏・オランダ)
 出演:Adolfo Jimenez Castro、Nathalia Acevedo、Willebaldo Torres、Rut Reygadas、Eleazar Reygadas
 物語:フアンは、家族と一緒に、メキシコシティーから辺境へと引っ越す。都会から隔絶された世界は楽しくもあり、厳しくもある。都会と辺境。これら2つの世界がそれぞれを補完しかう関係にあるのか、それとも、一方が他方を排除することになるのかは、誰にもわからない。
 原題の“Post Tenebras Lux”は、ラテン語ウルガタ訳聖書のヨブ記17:12にあるフレーズで、“Light After Darkness”(闇の後に光)の意。カルビン派のモットーとされる。
 [3大映画祭との関わり]:すべてカンヌ国際映画祭
 2002年 『ハポン』 監督週間〜カメラドール スペシャル・メンション
 2005年 『バトル・イン・ヘブン』
 2007年 『静かな光』〜審査員賞


 ・ユスリー・ナスラッラー(Yousry Nasrallah) “After The Battle(Après la bataille)”(エジプト・仏)
 出演:Mena Shalaby、バスジーム・サムラ(Bassem Samra)、Nahed El Sebaï、Salah Abdallah
 物語:2011年2月2日、ムバラク政権に対する大規模な抗議デモが起こり、マフムードはデモの鎮圧に駆り出される。しかし、その結果、彼は、仲間から白い目で見られ、罵倒され、殴られ、あげくに仕事もなくし、住む家も失う。ピラミッドに隣接する地区に移り住んだ彼は、そこで、モダンで無宗教で、広告業で働いているバツイチのエジプト人女性レームと出会う。彼女は、カイロ近隣の裕福な地域に住む熱心な軍事革命家で、2人の出会いは、それぞれの運命を変えていく……。
 [3大映画祭との関わり]:コンペティション部門参加は初めて。コンペ部門以外では、ベネチア国際映画祭2009 アウト・オブ・コンペティション部門に“Scheherazade, Tell Me A Story”を出品し、Lina Mangiacapre Awardを受賞。
 日本では、地中海映画祭(2000)で『エル マディナ』(1999)が上映されています。


 【審査員】
 ナンニ・モレッティ(審査員長)、ヒアム・アッバス、アンドレア・アーノルド、エマニュエル・デュヴォス、ジャン=ポール・ゴルチエ、ダイアン・クルーガー、ユアン・マクレガー、アレクサンダー・ペイン、ラウル・ペック

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 今回のラインナップは、国別・地域別で見ると―

 前回はたった2本しか選ばれなかったアメリカから6本も選ばれていることがまず注目されます。(クローネンバーグ作品はアメリカ資本は入っていませんが、内容的に言ってほぼアメリカ映画と言っていいようにも思えます。)
 昨年のアメリカ映画はパルムドールを受賞した『ツリー・オブ・ライフ』と、全米映画賞レースで善戦した『ドライヴ』だったので、どちらも“当たり”だったのですが、今年はどうでしょうか。
 ヨーロッパ作品がオリジナル脚本の作品ばかりなのに対し、アメリカ作品が原作小説の映画化ばかりというのが、ちょっと面白い対比になっています。

 昨年選んだ国はなるべく遠慮してもらうという判断があったようで(?)、昨年2本も選ばれた日本をはじめ、フィンランド、トルコ、イスラエル、オーストラリアからは選ばれませんでした。

 そのほか、ルーマニアを除く東欧、南アジア、東南アジア、台湾、中国、オセアニア、南米、エジプトを除くアフリカからは1本も選ばれませんでした。

 監督別に見てみると―
 例年だと、全く無名の監督やこれが初監督という監督の作品があったりしますが、今年はそれが1本もなく、3大映画祭のコンペティション部門初参加という監督もジェフ・ニコルズとリー・ダニエルズの2人しかいません。

 パルムドール受賞経験者が、ケン・ローチ、ミヒャエル・ハネケ、クリスティアン・ムンジウ、アッバス・キアロスタミと4人もいて、グランプリ受賞者も4人、監督賞受賞者も1人います。(ミヒャエル・ハネケは3冠受賞です。)
 金獅子賞受賞経験者にはアラン・レネ、金熊賞受賞経験者にはウォルター・サレスがいます。

 ここまでキャリアと実績を兼ね備えた監督が揃うコンペティション部門は実に久しぶりだという気がしますね。

 キャストでは、イザベル・ユペールの出演作が2本、マシュー・マコノヒーの出演作が2本、ロバート・パティンソンとクリステン・スチュワートの出演作がそれぞれ1本ずつあるのが目を惹きます。

 内容的には、サスペンスやスリラー、ギャング映画といったジャンル映画、および、家族の再生をテーマとした作品が若干多いような気もしましたが、それよりも、ケン・ローチやハネケ、キアロスタミ、ホン・サンス、レイガダスといった独自の世界を持った監督の個性の方が前面に出ているという感じでしょうか。

 近年は、インターナショナル、トランスナショナルなモチーフを扱った作品が多いのですが、人的交流は見られるものの、表立って異文化コミュニケーションをテーマにしている作品は見られませんでした。

 審査員は、ジャン=ポール・ゴルチエを除けば、すべて監督と俳優で、今回は、(プロデューサー専門の)プロデューサーもおらず、ゴルチエ以外の非映画人(ジャーナリスト、評論家、研究者など)はひとりもいません。男性の監督が3人、女性の監督が1人、男優が1人、女優が3人います。
 英語圏で(も)活躍している人が、9人中6人もいます。

 【受賞予想】

 今年は、モレッティというクセ者が審査員長なので、どういう作品に賞を与えるのかはちょっと判断がつきません。今年は無名の新人の作品がないので、無名の新人に賞を与えることで「賞」の意味を持たせようという選択肢は最初からないのですが、必ずしも全世界的に広く知られているわけではないホン・サンスやカルロス・レイガダスに賞を与えて、与えることに意味を与えようという判断はあるかもしれません。(たとえホン・サンスがまた同じような作品を作っていたりしても。)

 モレッティの左翼と、ケン・ローチの左翼は通じるところがあるのだろうか、とかも気になります。(モレッティが自分の映画館でキアロスタミ作品を上映したというのはWikipediaにも書かれています。)

 最終的には、話し合いで、審査員ぞれぞれの推している作品に、賞を分け合うような気もしますが、モレッティが推すとすれば、製作の困難さが予想されるような作品に賞を与えるかもしれない、というところでしょうか。

 というようなことを考えつつ、今年の各賞を予想してみると―

 パルムドール:“Post Tenebras Lux”

 グランプリ:“Holy Motors”、“Post Tenebras Lux”

 監督賞:ジャック・オディアール、ミヒャエル・ハネケ、アッバス・キアロスタミ、ホン・サンス、ウォルター・サレス、カルロス・レイガダス、ユスリー・ナスラッラー

 脚本賞:“The Angels' Share”、“You Haven't Seen Anything Yet”、“In Another Country”

 男優賞:Paul Bannigan (“The Angels' Share”)、マティアス・スーナールツ(“Rust And Bone”)、Aniello Arena(“Reality”)、Vladimir Svirski(“In The Fog”)、奥野匡(『ライク・サムワン・イン・ラブ』)、ギャレット・ヘドランドまたはサム・ライリー(“On The Road”)、バスジーム・サムラ(“After The Battle”)

 女優賞:イザベル・ユペール(“In Another Country”)、Margarethe Tiesel(“Paradise : Love”)、Cosmina StratanまたはCristina Flutur(“Beyond The Hills”)

 やっぱりスター作品は選べず、アメリカ映画は6本もあるのにほとんどどこにも落としどころが見つけられませんでした。

 これまでの作品と比べて出来はどうかということも考えると、パルムドール候補は限られてきて、結局、まだまだ未知数のカルロス・レイガダス作品しか選べませんでした。

 レオス・カラックス作品はシノプシスを読んでもこれはどうなのかなあと思ってしましたが(この話って映画(俳優)のメタファーなの?)、無視するわけにもいかず、一応、グランプリに入れておきました。

 今年は、女性が主演の作品が極めて少なくて、女優賞候補は最初から限られています。候補に挙げたものはけっこう無理やりだったりもします。

 ちなみに―
 アンドレア・アーノルドが『フィッシュタンク ミア、15歳の物語』で審査員特別賞を受賞した2009年のカンヌの審査員長はイザベル・ユペールでした。(その時のパルムドールは『ホワイト・リボン』、グランプリは『預言者』。)

 ラウル・ペックがコンペティション部門に作品を出品した1993年(無冠)のカンヌの審査員の1人はアッバス・キアロスタミでした。

 ナンニ・モレッティが『息子の部屋』でパルムドールを受賞した2001年のカンヌのグランプリは『ピアニスト』でした。

 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事
 ・カンヌ国際映画祭2012 (最初の)パルムドール予想オッズ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201204/ ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年1月〜6月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_1.html

 追記:
 ・カンヌ国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201205/article_23.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
毎年カンヌの時期はこちらを覗いて最新情報を確認しているので、今年も楽しみです。

で、今回の記事ですが、監督の3大映画祭との関わりの点で、結構書き漏らしがあったように思えます。

ざっと確認したところでもこれくらい。
・ケン・ローチ監督は「マイ・ネーム・イズ・ジョー」で脚本賞を受賞し、「sweet sixteen」で男優賞を主演男優に齎している
・ジャック・オーディアール監督は94年に「天使が隣で眠る夜」でカメラドールを受賞している
・ジェフ・ニコルズ監督は「テイク・シェルター」で国際批評家連盟賞を受賞している
・アンドリュー・ドミニク監督は「ジェシー・ジェームズの暗殺」でブラッド・ピットに男優賞を齎している(ヴェネチア)
・リー・ダニエルズ監督とクリスチャン・ムンギウ(ムンジウ)監督は、それぞれ「プレシャス」と「tales from golden age」を2009年のカンヌある視点部門に出品している
・ウォルター・サレス監督は「セントラル・ステーション」と「リーニャ・デ・パッセ(rinha de passe)」で主演女優に女優賞を齎している(「セントラル・ステーション」はベルリン)
・アラン・レネ監督の「ヒロシマ・モナムール」はカンヌで国際批評家連盟賞を受賞
・ホン・サンス監督の「ha ha ha」はある視点賞(グランプリ)を受賞
タラコフスキー
2012/05/17 21:03
タラコフスキーさま
わざわざ恐れ入ります。
「3大映画賞との関わり」は、メイン・コンペの出品履歴と、監督まわりの受賞履歴を押えておけばいいかというスタンスだったんですが、作品ごとによって書き方にムラがありましたね。
直し/追記を入れたい気もしますが、文字数が上限に達していて、既に1000字ほど削除している状態なので、自戒の意味も込めて、このままの状態にしておきたいと思います。
なお、ご指摘していただいた最初の4つは誤りです。ジャック・オディアールはカメラドールを受賞していませんし(日本版Wikiから派生した誤まり?)、『テイク・シャルター』が受賞したのは国際批評家連盟賞ではありません。念のため。
umikarahajimaru
2012/05/18 01:42
調べ直したところ、確かに94年のカメラドールはパスカル・フェランで(なぜwikipediaでジャック・オーディアールとなっていたのか)、sweet sixteenの脚本にケン・ローチは関わっていませんでした。間違った情報を知らせてすみませんでした。

しかしそれ以外は合っているはずで、ピーター・ミュランもブラッド・ピットも男優賞を受賞し、テイク・シェルターも国際批評家連盟賞を受賞しているとありました(テイク・シェルターは批評家週間のグランプリも受賞していますが)。記事はこのままにしておくとのことですが、念のため。
タラコフスキー
2012/05/18 17:20
タラコフスキーさま
たびたび恐れ入ります。
前々回のコメント欄のケン・ローチは、作品のタイトルの取り違えをされていますね。
『テイク・シャルター』は、批評家週間グランプリと国際批評家連盟賞のダブル受賞でした。失礼しました。
あと、『二十四時間の情事』はWikiなどにも国際批評家連盟賞受賞とありますが、この情報にも不確かなところがあります。日本語の記事や英語の記事で国際批評家連盟賞受賞と書いているものもありますが、他の、言及してしかるべき記事にそれが書かれてなかったり、フランス語の記事には全くといっていいほど国際批評家連盟賞受賞という言及がないからです。ひょっとすると受賞したというのは国際批評家「連盟」賞ではないのかもしれません。
映画データベースや書誌情報にも誤りはたくさんありますし、転記の反復で謝った情報がどんどん広まってしまうということがざらにあるので、気をつけなければいけません。自戒を込めてですが。
umikarahajimaru
2012/05/18 20:39
>>前々回のコメント欄のケン・ローチは、作品のタイトルの取り違えをされていますね。
恥ずかしながら、管理人さんに指摘されるまで気付きませんでした。大変失礼いたしました。

あと、ヒロシマ・モナムールについてですが、確かに受賞したのが国際批評家連盟賞となっているところもあれば、OCIC賞となっているところもあって、カンヌでなんらかの賞を受賞してはいるのでしょうが、年代が古いためか情報が曖昧になっているところがありますね。こうした曖昧な情報には、僕も今後気をつけたいと思います。

ところで、ジャン=ポール・ゴルチエは今までいろんな映画に衣装協力をしてきており、去年もカンヌに出品された「私が、生きる肌」で衣装を担当しているので、そういう意味では彼も映画人と言えるかと思います。しかしこうなると審査員が全員映画人ということになり、出品作も含めて、今回のカンヌにかなり閉塞的なイメージを抱いてしまいますね。
タラコフスキー
2012/05/19 07:01

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
詳細! カンヌ国際映画祭2012 コンペティション部門 ラインナップ! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる