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zoom RSS 香港国際映画祭2012 受賞結果!

<<   作成日時 : 2012/04/20 12:39   >>

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 第36回香港国際映画祭(第36届香港國際電影節/3月21日-4月5日)の各賞の結果です。

 【香港国際映画祭】
 香港国際映画祭には、大きく分けて
 ・GALA部門
 ・コンペティション部門
 ・Masters & Auteurs部門
 ・ワールド・シネマ部門
 ・ドキュメンタリー部門
 ・Platforms部門(最新香港パノラマ、インディーズ、アニメーション、ファンタスティック映画、アヴァンギャルド映画、修復された古典作品などを上映)
 ・フォーカス部門(テーマや人物の特集)
 ・トリビュート部門
 ・協賛企画部門
 があり、コンペティション部門には、ヤング・シネマ部門、ドキュメンタリー部門、短編映画部門の3つがあります。

 コンペティション部門は3つですが、オフィシャルの賞は5つあって、コンペティション部門3部門以外の2つの賞、国際批評家連盟賞とSIGNIS賞は、その他の部門から選ばれます(ただし、すべての作品が受賞の対象になるのではなく、候補作品は予め指定されています) 。

 今年のフォーカス部門の特集は、「焦点影人:ピーター・チャン」、「伊藤高志、意念建築師」(3プログラム)、「方言と本土−香港廈語電影」、「香港神話−黄飛鴻電影」の4つ、トリビュート部門の特集は、「ジョルジュ・フランジュ 天才的法則」、「乱調的美学:川島雄三」(6作品)、「蔵原惟繕:穿越的宗士」(6作品)の3つでした。

 今年の受賞作品は、以下の通りです。

 日本からは3作品が受賞を果たしています。

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 【ヤング・シネマ コンペティション部門】

 ◎Firebird Award(グランプリ):“Song of Silence(揚梅洲)”(中) 監督:Chen Zhuo(陳卓)
 物語:ジンは、10代で、聾唖者でありながら、湖南省でひっそりと暮らしていた。彼女には、身寄りとして芸術家の叔父がいたが、ちょっとしたスキャンダルがあって、彼の元を離れて、疎遠にしていた実父の家で暮らさなければならなくなる。警官をしている父には、妊娠したロッカーのガールフレンド、メイがいて、3人での暮らしは、ぎくしゃくしたものになった。そのうち、3人は、少しずつ打ち解けてくるが、ここにも叔父のスキャンダルが影を落としてくる……。
 陳卓監督のデビュー作で、半自伝的作品。

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 ◎審査員賞:『恋に至る病』“The End of Puberty”(日) 監督:木村承子

 [その他のエントリー作品]
 ・“Young Dudes(騒人)”(中) 監督:DJ Chen(陳映蓉)
 ・『ももいろそらを』“About the Pink Sky”(日) 監督:小林啓一
 ・“Postcards from the Zoo”(インドネシア・独・香港) 監督:エドウィン
 ・『浄化槽の貴婦人』“The Woman in the Septic Tank”(フィリピン) 監督:マーロン・N・リベラ
 ・“Choked(棘)”(韓) 監督:キム・ジュンヒョン(Kim Joong-Hyun)
 ・“Stateless Things”(韓) 監督:キム・キョンモク(Kim Kyung-mook)

 【ドキュメンタリー コンペティション部門】

 ◎Firebird Award(グランプリ):“Jai Bhim Comrade”(インド) 監督:Anand Patwardhan
 物語:インドでは、教育も認められず、職業機会の均等も許されていない不可触賎民(ダリット)に関するドキュメンタリー。1997年7月、反カーストを進めた政治家・思想家であるアンベードカルの像にムンバイ警察が発砲して冒涜したことに対して、ダリットが集まって、抗議するが、その6日後、警察は、ダリットたちを虐殺する。詩人で、歌手、活動家でもあるVilas Ghogreは、自殺して、警察のこうした暴挙に対し、身をもって抗議する。Vilas Ghogreの活動を中心に14年かけて撮影・制作された作品。
 ドバイ国際映画祭2011 スペシャル・メンション受賞。

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 ◎審査員賞:“Back to the Squar”(ノルウェー・カナダ) 監督:Petr Lom

 [その他のエントリー作品]
 ・“Hometown Boy”(台湾) 監督:ヤオ・ホンイ(姚宏易/Yao Hung-I)
 ・“Putin's Kiss”(デンマーク・ロシア) 監督:Lise Birk Pedersen
 ・“Where Heaven Meets Hell”(インドネシア) 監督:Sasha Friedlander
 ・“Soldier / Citizen”(イスラエル) 監督:Silvina Landsmann
 ・『ニュークリア・ネイション』“Nuclear Nation”(日) 監督:舩橋淳
 ・“Moving”(ニュージーランド・韓) 監督:Park Ki-yong

 ※“Hometown Boy”は、ホウ・シャオシェン プロデュース作品で、邦題はつけられていませんが、東京アートフェア2012で上映されています。

 【短編 コンペティション部門】

 ◎Firebird Award(グランプリ):『マイブリッジの糸』“Muybridge’s Strings”(カナダ・日) 監督:山村浩二

 ◎審査員賞:“Everyone Says I Love You”(仏) 監督:Cecile Ducrocq

 ◎香港特別賞:“Acid”(香港) 監督:Lam Suk-ching

 【国際批評家連盟賞】

 ◎国際批評家連盟賞:『鏡は嘘をつかない』“The Mirror Never Lies”(インドネシア) 監督:カミーラ・アンディニ [Indie Power部門]

 【SIGNIS賞】

 ◎SIGNIS賞:『ぼくたちのムッシュ・ラザール』“Monsieur Lazhar”(カナダ) 監督:フィリップ・ファラルドー [Gala Presentation部門]

 ◎スペシャル・メンション:『奇跡』“I Wish”(日) 監督:是枝裕和 [Auteurs部門]

 ◎スペシャル・メンション:『わたしたちの宣戦布告』“Declaration of War”(仏) 監督:ヴァレリー・ドンゼッリ [Gala Premieres部門]

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 上記以外での日本からの出品作品は、以下の通りです。

 【コンペティション部門】
 ◆短編コンペティション部門
 ・橋本新 『ベルーガ』“Beluga”
 ・伊月肇 『トビラを開くのは誰?』“Who Opens The Door?”

 【Masters & Auteurs部門】
 ◆Masters部門
 ・新藤兼人 『一枚のハガキ』“Postcard”

 【ワールド・シネマ部門】
 ◆Gala Presentation部門
 ・三池崇史 『十三人の刺客』“13 Assassins”
 ・三池崇史 『一命』“Hara-kiri:Death of a Samurai(3D)”

 【ドキュメンタリー部門】
 ◆Global Vision部門
 ・石井裕也 『ハラがコレなんで』“Mitsuko Delivers”

 ◆Reality Bites部門
 ・松林要樹 『相馬看花 -第一部 奪われた土地の記憶-』“Fukushima: Memories of the Lost Landscape”

 ◆Dear Earth部門
 ・渡辺智史 『よみがえりのレシピ』“Reviving Recipes”

 【Platforms部門】
 ◆Indie Power部門
 ・入江悠 『サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』“Roadside Fugitive”
 ・富田克也 『サウダーヂ』“Saudade”

 ◆Animation Unlimited
 ・沖浦啓之 『ももへの手紙』“A Letter to Momo”

 ◆I See it My Way部門
 ・松本人志 『さや侍』“Scabbard Samurai”
 ・瀬々敬久 『アントキノイノチ』“Life Back Then”
 ・英勉 『行け!男子高校演劇部』“Go! Boys' School Drama Club”
 ・矢口史靖 『ロボジー』“Robo-G”

 ◆Midnight Heat
 ・園子温 『恋の罪』“Guilty of Romance”

 ◆Restored Classics部門
 ・小川紳介 『圧殺の森 高崎経済大学闘争の記録 The Oppressed Students』“The Oppressed Students (Tributes)”(1967)

 【フォーカス部門】
 ◆伊藤高志、意念建築師(Ito Takashi, Architecture of The Mind)
 ※公式サイトにも正確なラインナップは書かれてありません。
 プログラム1:80年代(68min)
 ・『BOX』
 ・『THUNDER』(1982)
 ・『GHOST』(1984)
 ・『写真記』“Photodiary”(1986)
 ・『写真記87』“Photodiary87”(1987)
 ・『悪魔の回路図』“Devil’s Circuit”(1988)
 ・『ミイラの夢』“The Mummy’s Dream”(1989)

 プログラム2:90年代(49min)
 ・『ビーナス』“Venus”(1990)
 ・『12月のかくれんぼ』“December Hide-and -Seek”(1993)
 ・『ギ・装置M』“Apparatus M”(1996)

 プログラム3:21世紀(63min)
 ・『めまい』“Dizziness”(2001)
 ・『静かな一日 完全版』“A Silent Day”(2002)
 ・『甘い生活』“Sweet Life”(2010)

 【トリビュート部門】
 ◆乱調的美学:川島雄三(The Aesthetics of Discodance: Kawashima Yuzo)
 ・『とんかつ大将』“Our Doctor, Our Chief”(1952)
 ・『昨日と明日の間』“Between Yesterday and Tomorrow”(1954)
 ・『愛のお荷物』“Burden of Love”(1955)
 ・『洲崎パラダイス赤信号』“Suzaki Paradise:Red Light”(1956)
 ・『幕末太陽傳』“The Sun in the Last Days of the Shogunate”(1957)
 ・『しとやかな獣』“Elegant Beast”(1962)

 ◆蔵原惟繕:穿越的宗士(The Irreverent Genre-Buster: Kurahara Koreyoshi)
 ・『愛の渇き』“Thirst for Love”(1967)
 ・『第三の死角』“The Third Dead Angle”(1959 )
 ・『ある脅迫』“Intimidation”(1960)
 ・『狂熱の季節』“The Warped Ones”(1960)
 ・『硝子のジョニー 野獣のように見えて』“Glass-Hearted Johnny”(1962)
 ・『黒い太陽』“Black Sun”(1964 )

 公式サイトから一通り日本映画らしき作品を抜き出し、邦題を添えましたが、短編作品については公式サイトでも全タイトルを書き出すということはしてないので、抜け落ちている可能性があります。

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 こうやって書き出してくると、各部門をもっと細かく見ていきたい気にもなりますが、ここでは、一映画ファンとして特に気になった部門、「香港神話−黄飛鴻電影」だけラインナップを書き出しておくことにします。

 【香港神話−黄飛鴻電影(Once Upon a Hero: The Wong Fei-hung Saga)】

 ・“The Story of Wong Fei-hung, Part 1:Wong Fei-hung’s Whip that Smacks the Candle(黃飛鴻傳上集之鞭風滅燭)”(1949) 監督:Wu Pang(胡鵬)

 ・“The Story of Wong Fei-hung, Part 2:Wong Fei-hung Burns the Tyrants Lair(黃飛鴻傳下集之火燒霸王莊)”(1949) 監督:Wu Pang(胡鵬)

 ・“The Story of Wong Fei-hung, Part 3:The Battle by Lau Fa Bridge(黃飛鴻傳第三集:血戰流花橋)”(1950) 監督:Wu Pang(胡鵬)

 ・“The Story of Wong Fei-hung, Part 4:The Death of Leung Foon(黃飛鴻傳第四集:梁ェ歸天)”(1950) 監督:Wu Pang(胡鵬)

 ・“The Story of Wong Fei-hung, Grand Conclusion(黃飛鴻傳大結局)”(1951) 監督:Law Chi-hung(羅志雄)

 ・“How Wong Fei-hung Subdues the Two Tigers(黃飛鴻伏二虎)”(1956) 監督:Wu Pang(胡鵬)

 ・“Wong Fei-hung: The Incredible Success in Canton(黃飛鴻威震五羊城)”(1968) 監督:Wong Fung (王風)

 ・“Wong Fei-hung: The Eight Bandits(黃飛鴻醉打八金剛)”(1968) 監督:Wong Fung(王風)

 ・“Wong Fei-hung's Combat with the Five Wolves(黃飛鴻虎鶴鬥五狼)”(1969) 監督:Wong Fung(王風)

 ・『ワンス・アポン・ア・タイム 英雄少林拳』“Challenge of the Masters(陸阿采與黃飛鴻)”(1976) 監督:ラウ・カーリョン

 ・TV ドラマ“Wong Fei-hung Episode 1(黃飛鴻第一集〈醒獅會金龍〉)”(1976) 監督:Choi Kai-kwong(蔡繼光)

 ・TV ドラマ“Wong Fei-hung Episode 12(黃飛鴻第十二集〈血戰關東(上)〉)”(1976) 監督:Choi Kai-kwong(蔡繼光)

 ・TV ドラマ“Wong Fei-hung Episode 13(黃飛鴻第十三集〈血戰關東(下)〉)”(1976) 監督:Choi Kai-kwong(蔡繼光)

 ・“Dreadnaught(勇者無懼)”(1981) 監督:ユエン・ウーピン

 ・『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明』“Once Upon a Time in China(黃飛鴻)”(1991) 監督:ツイ・ハーク

 ・“Wong Fei-hung and I(黃飛鴻與我)”(2012) 監督:Chan Wing-chiu(陳榮照)

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 *当ブログ記事
 ・香港電影金像奨2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_21.html
 ・香港電影金像奨2012 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201204/article_11.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年1月〜6月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_1.html

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