海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS バイエルン映画賞2012 発表!

<<   作成日時 : 2012/02/04 20:51   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 バイエルン映画賞2012(The Bavarian Film Awards/Bayerischer Filmpreis)が発表になりました。(1月20日)

画像

 ◆作品賞/プロデューサー賞(Produzent)
 ◎ピーター・ホンメル(Peter Rommel) 『どうする、人生真っただ中』“Halt auf freier Strecke”(監督:アンドレアス・ドレーゼン)
 ◎ギュンター・ロールバッハ(Günter Rohrbach)、Corinna Eich 『ホテル・ルックス』“Hotel Lux”(監督:レアンダー・ハウスマン(Leander Haußmann))

 ピーター・ホンメルは、『スエリーの青空』などを手がけるプロデューサー。
 ギュンター・ロールバッハは、『ふたりのロッテ』『スターリングラード』『ネバー・エンディング・ストーリー』『Uボート』などを手がけるプロデューサー。

画像

 ◆監督賞(Regie)
 ◎ドリス・デリエ “Glück”

画像

 ◆演技賞(Schauspiel)
 ◎Milan Peschel、シュテフィ・キューネルト(Steffi Kühnert) 『どうする、人生真っただ中』“Halt auf freier Strecke”

 ◆女優賞(Darstellerin)
 ◎Bettina Mittendorfer “Eine ganz heiße Nummer”(監督:Markus Goller)

画像

 ◆新人女優賞(Nachwuchsdarstellerin)
 ◎Jella Haase “Kriegerin”(監督:David Wnendt)、“Lollipop Monster”(監督:Ziska Riemann)

画像

 ◆脚本賞(Drehbuch)
 ◎クリスチャン・チューベルト(Christian Zübert) “Dreiviertelmond”(監督:クリスティアン・チューベルト)

画像

 ◆撮影賞(Bildgestaltung)
 ◎ハネス・フーバッハ(Hannes Hubach) “Lollipop Monster”

 ハネス・フーバッハは、『EX エックス』、『エーミールと探偵たち』などを手がける撮影監督。

 ◆編集賞(Schnitt)
 ◎Andreas Menn “Hell” (監督:Tim Fehlbaum)

 ◆新人監督賞(Nachwuchsregie)
 ◎David Wnendt “Kriegerin”

画像

 ◆ニュー・プロデューサー賞(VGF-Preis(Nachwuchs-Produzent))
 ◎Boris Jendreyko、Thomas Klimmer “Die Farbe des Ozeans”(監督:Maggie Peren)

画像

 ◆ドキュメンタリー賞(Dokumentarfilm)
 ◎Arnon Goldfinger “Die Wohnung”

 ◆児童映画賞(Kinderfilm)
 ◎Christian Ditter (監督・脚本)、クリスティアン・ベッカー(製作) “Wickie auf großer Fahrt”

 ◆名誉賞(Ehrenpreis)
 ◎ヴィム・ヴェンダース

画像

 ◆観客賞(Publikumspreis)
 ◎サイモン・ヴァーホーヴェン(Simon Verhoeven) “Männerherzen … und die ganz ganz große Liebe”

画像

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 受賞作を以下に簡単に紹介しておきます。

 『どうする、人生真っただ中』“Halt auf freier Strecke(Stopped On Track)”(独) 監督:アンドレアス・ドレーゼン
 出演:Milan Peschel、シュテフィ・キューネルト(Steffi Kühnert)、Bernhard Schütz、Talisa Lilly Lemke、ウルスラ・ヴェルナー(Ursula Werner)、Mika Nilson Seidel、Otto Mellies
 物語:彼は医者にもう余命いくばくもないことを告げられる。残された時間は決まっていた。どうして僕で、どうして今なんだ? 妻と子供、両親、友達、隣人に、過去の愛人……。彼の人生の一部となった人々を後に残して彼だけが逝かなければならない。毎日一つのちょっとした別れ。徐々に減る言葉、長くなる沈黙。窓の外では、年月が色を変えていく。死、最後の仕事。全くの孤独でありながら、ひとりではない、それもいいのかもしれない……。
 アンドレアス・ドレーゼン版の『生きる』。
 カンヌ国際映画祭2011ある視点部門出品。ある視点賞受賞。

画像

 『ホテル・ルックス』“Hotel Lux”(独) 監督:レアンダー・ハウスマン(Leander Haußmann)
 出演:ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ(Michael Bully Herbig)、Jürgen Vogel、テクラ・ルーデン(Thekla Reuten)
 物語:1938年、ナチス支配下のベルリン。ハンス・ツァイジクは、コメディアンで、キャバレーの役者で、女たらしだった。彼は、いつも親友でパートナーのジークフリート・メイヤーと一緒に、スターリン・ヒトラー・ショーをして、観客を盛り上げていた。ハンスはスターリンを演じ、ジークフリートは総統を演じていたが、政治的な雰囲気が変化し、ユダヤ人のジークフリートは、レジスタンスに飛び込む。数年後、政治には関心のないハンスは、ジークフリートの美しいコミュニスト仲間フリーダと隠れ家で一夜を過ごした後、そこにもいられなくなり、ハリウッドに向かおうと決心する。が、彼は、モスクワの、悪名高きホテル・ラックスに行き着いてしまう。そこは、スパイや密告者や侠信者や本物のコミュニストや詐欺師が横行する「失楽園」となっていた。ハンスは、そこで、スターリンの個人的な占い師として生きることに決める。スターリンの助けもあって、彼はさまざまな行事に参加していくようになるが、やがて、それがフランパンから火の中へ飛び込むような行為であったことに気づく。彼の言葉はすべて隠しマイクによって録音され、彼はがんじがらめになって、身動きできなくなる。彼とスターリンの死のゲームが始まる……。

画像

 “Glück”(独) 監督:ドリス・デリエ
 出演:アルバ・ロルヴァケル、Andrea Sawatzki、ヴィツェンツ・キーファー(Vinzenz Kiefer)、Christina Große、マティアス・ブラント(Matthias Brandt)、Maren Kroymann
 物語:イリーナは戦争難民でベルリンでコールガールをしていた。カレは、チンピラでホームレスだった。ともに心に傷を持つ2人は、出会って、恋に落ち、イリーナのアパートで一緒に暮らすようになる。しかし、ある日、アパートでイリーナの客が死んでしまう。彼女はパニックになって逃げてしまう。帰ってきたカレは、死体を見つけ、イリーナのためにこの事態を何とかしようとする。
 ドイツの弁護士で小説家でもあるフェルディナンド・ヴォン・シーラッハの短編小説「幸運」(短編集『犯罪』に収録)の映画化。

画像

 “Eine ganz heiße Nummer”(独) 監督:Markus Goller
 出演:Gisela Schneeberger、Bettina Mittendorfer、ロザリー・トマス(Rosalie Thomass)、Monika Gruber、Sigi Zimmerschied
 物語:バイエルンの森の中にある、敬虔なカトリックの村。経済成長の見込みが乏しくて、地元のガラス工場が閉鎖に追い込まれる。セールス・アシスタントのマリア(39歳)、ヴァルトロイト(48歳)、レナ(28歳)は、自分たちの店で客を待つが一向に客はやってこない。教区の司祭が精神的な慰めを与えてくれるが、そんなものは何の役にも立たないし、同情的なそぶりを見せる地元民は、そうは言いつつも都会に買い物に出かけていってしまう。悪いことに、猥褻ないたずら電話がかかってきて、マリアがその犠牲になる。しかし、彼女にはピンとくるものがあって、仲間とテレフォン・セックスで商売をすることを思いつく。これが大当たりするが、いつまでも秘密にしておくわけにはいかず、やがて村中に知れ渡ってしまう。
 Andrea Sixtの小説の映画化。

画像

 “Kriegerin(Combat Girls)”(独) 監督:David Wnendt
 出演:Alina Levshin、Jella Haase、Gerdy Zint、Sayed Ahmad、Wasil Mrowat
 物語:20歳のマリサは、外国人やユダヤ人、警官などが国を滅ぼす元凶だと考えて、彼らを憎悪していた。彼女は、挑発し、闘い、酒を飲むような毎日を過ごしていて、次のタトゥーはアドルフ・ヒトラーにしようと考えていた。彼女がくつろげる場所は、彼女が属しているネオナチのグループの中だけだった。彼女は、そこで、憎悪と暴力と金のかかるパーティーに明け暮れていた。そんなグループに14歳のスヴェーニャが加入する。マリサは、彼女をかわいがり、彼女の見本になるよう務める。ところが、ある日、マリサは偶然に、若いアフガニスタン難民と出会い、これまで正しいと信じてきたものが揺らぐのを感じる。そして、彼女はネオナチのグループから抜け出したいと考えるようになる……。
 チューリッヒ映画祭2011出品。

画像

 “Lollipop Monster”(独) 監督:Ziska Riemann
 出演:ニコレッテ・クレビッツ(Nicolette Krebitz)、サラ・ホーヴァス(Sarah Horváth)、Jella Haase、Sandra Borgmann、Thomas Wodianka
 物語:2人の少女、アリとオーナは、自由になりたかった。彼女たちの愛するバンドTierのフロント・メンバー「バロン」の唄う歌のように、本能のままに生きたかった。しかし、家族は、彼女たちのことを全く気にかけないし、話もしない。2人は、本能のままにマンハントにでかけ、アーバン・ジャングルにもぐり、バロンと踊り、自らの牙をむき出しにする。ところが、アリが、オーナの大嫌いな叔父ルーカスと関係を持ったことを知って、オーナはひどく傷つき、自分の殻の中に閉じこもってしまう。
 ベルリン国際映画祭2011 パースペクティヴ・ドイツ映画部門出品。Femina Film Prize受賞(Julia Brandesの衣裳に対して)。

画像

 “Dreiviertelmond(Three Quarter Moon)”(独) 監督:クリスティアン・チューベルト(Christian Zübert)
 出演:エルマー・ヴェッパー(Elmar Wepper)、Mercan Türkoglu、Marie Leuenberger、Katja Rupé、Ivan Anderson、Siegfried Terpoorten
 物語:ハートムート・マコーヴィアックは気難しいタクシーの運転手で、30年連れ添った妻が家を出て行って、はじめて自分の人生を省みることになる。ところが、それは彼をいっそう孤独に追いやるだけであった。ある日、彼は、6歳の娘ハヤットと彼女の母親をタクシーに乗せる。彼らは数週間以内のトルコに帰ることにしていたが、ハヤットはドイツから離れたくなかった。ドイツには、彼女の祖母がいたが、祖母は昏睡状態にあって、ハヤットだけを残していくわけにはいかなかったのだ、ハートムートは、最初は、彼らのことに関わろうとしなかったが、ハヤットのことが気になり出して、彼女の手助けすることに決める。

画像

 “Hell”(独・スイス) 監督:Tim Fehlbaum
 出演:ラース・アイディガー(Lars Eidinger)、リロ・バウアー(Lilo Baur)、Yoann Blanc、Marco Calamandrei、スタイプ・エルツェッグ(Stipe Erceg)、Christoph Gaugler、ハンナー・ヘルツシュプルング(Hannah Herzsprung)、Lisa Vicari、アンゲラ・ヴィンクラー(Angela Winkler)
 物語:かつて太陽は、生命と光と暖かさの源であった。しかし、今では大地を焼き尽くし、灼熱の地獄へと導く脅威の存在となっていた。マリーと妹レオニー、そしてフィリップは、窓を覆った車で、山に向かう。山にはまだ水があるという噂があったからだ。彼らは途中で一級のエンジニアのトムと出会い、彼は彼らにとってなくてはならない存在になる。しかし、彼は本当に信用できる人物なのか? グループ内で緊張が高まった時、さらに悪いことに、彼らは待ち伏せに遭う。彼らの本当のサバイバルが始まる。
 ローランド・エメリッヒ製作総指揮作品。

画像

 “Die Farbe des Ozeans(Colour of the Ocean)”(独) 監督:Maggie Peren
 物語:Joséは、長らく国境監視員をしていて、すっかりくたびれて皮肉っぽくなっていた。そんな彼を試すようなことが起こる。ドイツ人旅行者ナタリーが、カナリア海岸にたくさんの難民が乗った船を見つけたのだ。彼女は、その中の1人、コンゴ人のZolaを助けようとする。夫の反対にも拘わらず、彼女は収容所送りになった彼を救おうとし、一方のZolaは、自分が邪悪な密輸業者のせいであやうい立場に置かれていることに気づくのだった。
 トロント国際映画祭2011 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。

画像

 “Die Wohnung(The Apartment)”(独・イスラエル) 監督:Arnon Goldfinger
 90歳の祖母が亡くなって、彼女が70年暮らしたアパートを整理することになる。アパートにはあらゆるものが捨てられずに取っておかれている。母は、分類し、捨てられるものはさっさと捨てようと考えているが、私にはそこは隠された歴史の宝庫であった。祖父は、ユダヤ人でシオニストの弁護士だったが、彼とSSの司令官との信じられないような友情が明らかになる。それは、ユダヤ人をパレスチナに導いたのは誰だったのかという今日まで続く疑問を解く鍵ともなるべきものであった。たくさんの箱と埃と、アンティーク・ディーラーと家族と、過去と現在と、真実と抑圧されたものとの間で、怒りや勇気や愛に触れながら、私と母の奮闘は続く。

画像

 “Wickie auf großer Fahrt(Wickie And The Treasure Of The Gods)”(独) 監督:Christian Ditter
 出演:Jonas Hämmerle、Waldermar Kobus、ヴァレリア・アイゼンバルト(Valeria Eisenbart)、Nic Romm、Christian Koch、Olaf Krätke、Mike Maas
 物語:突然、ハルバル父さんがいなくなる。賢いけれど、ちょっと臆病なところがあるビッケは、仲間の海賊たちを連れて、邪悪なスヴェンから父さんを救い、伝説の神の秘宝を探しに行く。
 日本でも上映された『小さなバイキング ビッケ』(2009)のシリーズ第2弾。

画像

 “Männerherzen … und die ganz ganz große Liebe(Men in the City 2)”(独) 監督:サイモン・ヴァーホーヴェン(Simon Verhoeven)
 出演:ティル・シュヴァイガー、Florian David Fitz、ナディア・ウール、クリスティアン・ウルメン(Christian Ulmen)、マキシム・メーメット(Maxim Mehmet)
 物語:5人のベルリンの男性が、人生と愛する女性を求める、心の旅を描く。
 『ベルンの奇蹟』などで知られる俳優サイモン・ヴァーホーヴェンの監督第3作。2009年の“Männerherzen(Men in the City)”の続編。

画像

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 バイエルン映画賞がどういうシステムになっているかは、いまだによくわからないのですが、今年も、劇場未公開の最新作が混じっています。

 なので、多くが未知の作品でした。

 国際的には、ヴェンダースとヘルツォークの活躍が目立った2011年でしたが、なかなかどうして、面白そうな映画がたくさんあります。

 ナチスをモチーフとしたフィクションにドキュメンタリー、ネオ・ナチを題材にした作品、ドイツとトルコの関係を下敷きにした作品、ベストセラーの映画化、人気作品の続編、SF、コメディー……。

 なお、『どうする、人生真っただ中』と『ホテル・ルックス』は、2012年1月にドイツ文化センターで開催されたドイツ映画特集で上映されています。

 *この記事が参考になった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事

 ・バイエルン映画賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_36.html
 ・バイエルン映画賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_29.html
 ・バイエルン映画賞2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_26.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年1月〜6月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_1.html

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 【PHOTO GALLERY】

 ・イリス・バーベン

画像

 ・ヴェロニカ・フェレ

画像

 ・カロリーネ・ヘルフルト

画像

 ・ハンナー・ヘルツシュプルング

画像

 ・ロザリー・トマス

画像


 ・“Hotel Lux”チーム

画像

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
バイエルン映画賞2012 発表! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる