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zoom RSS クロトゥルーディス賞2012 ノミネーション! 『十三人の刺客』は3部門!

<<   作成日時 : 2012/02/03 21:35   >>

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 第18回クロトゥルーディス賞(Chlotrudis Awards)のノミネーションが発表になりました。(1月27日)

 【クロトゥルーディス賞】
 クロトゥルーディス賞というのは、ボストンにある非営利団体クロトゥルーディス協会(Chlotrudis Society for Independent Film)が出している年刊の映画賞です。

 クロトゥルーディス協会は、インディペンデント映画や外国映画の上映に関する支援活動をしている団体だそうで、そこが選ぶ映画賞であるクロトゥルーディス賞もそういう方向性で選ばれています。

 「クロトゥルーディス賞」も「クロトゥルーディス協会」も字面としては、なじみがありませんが、日本でもインディーズ系の作品のチラシやパンフなどに「Chlotrudis Awards〜賞」受賞という形で、受賞歴が載っていることがあります。
 例えば、最近では、「『ハードキャンディ』でエレン・ペイジが主演女優賞ノミネート」、「『リトル・ミス・サンシャイン』がアンサンブル賞受賞」、などという具合に……。

 ノミネート&受賞作品には、日本未公開/未紹介の作品もありますが、映画の国籍を問わず、すべての作品を同じ一個の作品としてフェアに見ていこうという姿勢は、なかなかユニークであり、「全米映画賞レースの流れ」にほとんど左右されていない映画賞としても、好ましく、そのセレクションにはセンスのよさが感じられます。(ロサンゼルス映画批評家協会賞や全米映画批評家協会賞にもそんなところがありますが、たぶんここはその上を行っています。)

 ちなみに、2010年はここで『歩いても 歩いても』が監督賞を受賞し、『ハーブ&ドロシー』がドキュメンタリー賞を受賞しています。

 *公式サイト:http://chlotrudis.org/

 本年度のノミネーションは以下の通りです。

画像

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 ◆作品賞
 ・『家族の庭』(英) 監督:マイク・リー
 ・『アーティスト』(仏) 監督:ミシェル・アザナヴィシウス
 ・“Pariah”(米) 監督:Dee Rees
 ・『ポエトリー アグネスの詩』(韓) 監督:イ・チャンドン
 ・“Weekend”(米) 監督:Andrew Haigh

 ◆監督賞
 ・三池崇史 『十三人の刺客』
 ・マイク・リー 『家族の庭』
 ・ミシェル・アザナヴィシウス 『アーティスト』
 ・Sean Durkin “Martha Marcy May Marlene”
 ・ラース・フォン・トリアー 『メランコリア』
 ・アスガー・ファルハディ 『別離』

 ◆主演男優賞
 ・ジャン・デュジャルダン 『アーティスト』
 ・ハビエル・バルデム 『BIUTIFUL ビューティフル』
 ・ステラン・スカルスガルド “A Somewhat Gentle Man”(ノルウェー)(監督:Hans Petter Moland)
 ・マイケル・シャノン 『テイク・シェルター』
 ・Tom Cullen  “Weekend”
 ・Chris New  “Weekend”

 ◆主演女優賞
 ・ベレニス・ベジョ 『アーティスト』
 ・エリザベス・オルセン “Martha Marcy May Marlene”
 ・キルステン・ダンスト 『メランコリア』
 ・Adepero Oduye “Pariah”
 ・ユン・ジュンヒ 『ポエトリー アグネスの詩』
 ・トレイシー・ライト “Trigger”(カナダ)(監督:ブルース・マクドナルド)

 ◆助演男優賞
 ・クリストファー・プラマー 『人生はビギナーズ』
 ・ジャン=ピエール・ダルッサン “Le Havre”
 ・ジョン・ホークス “Martha Marcy May Marlene”
 ・シャハブ・ホセイニ 『別離』
 ・ジョン・C・ライリー “Terri”

 ◆助演女優賞
 ・レスリー・マンヴィル 『家族の庭』
 ・シェイリーン・ウッドリー 『ファミリー・ツリー』
 ・フランシス・フィッシャー “Janie Jones”(監督:David M. Rosenthal)
 ・クシルティン・スコット・トーマス “Love Crime”(仏)(監督:アラン・コルノー)
 ・キム・ウェイアンズ “Pariah”
 ・メリッサ・レオ “Red State”(監督:ケヴィン・スミス)

 ◆アンサンブル賞(Best Performance By An Ensemble Cast)
 ・『家族の庭』
 ・『アーティスト』
 ・『マージン・コール』
 ・『ミッドナイト・イン・パリ』
 ・『別離』
 ・『裏切りのサーカス』

 ◆オリジナル脚本賞
 ・『家族の庭』
 ・『アイルランドの事件簿』,
 ・“Martha Marcy May Marlene”
 ・『ポエトリー アグネスの詩』
 ・“Weekend”

 ◆脚色賞
 ・『ファミリー・ツリー』
 ・“The Hedgehog”(仏・伊)(監督:Mona Achache)
 ・“Higher Ground”(監督:ヴェラ・ファーミガ)
 ・“The Music Never Stopped”(監督:Jim Kohlberg)
 ・『サブマリン』

 ◆撮影賞
 ・『十三人の刺客』
 ・『アーティスト』
 ・“Bellflower”(監督:Evan Glodell)
 ・『世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶』
 ・『メランコリア』
 ・『ツリー・オブ・ライフ』
 ・『ブンミおじさんの森』

 ◆美術賞
 ・『十三人の刺客』
 ・『アーティスト』
 ・『イリュージョニスト』
 ・“The Last Circus”(西)(監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア)
 ・『メランコリア』
 ・『ミッドナイト・イン・パリ』

 ◆ドキュメンタリー賞
 ・“Bill Cunningham New York” 監督:Richard Press
 ・“Buck” 監督:Cindy Meehl
 ・“Into the Abyss”(米・カナダ) 監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
 ・『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(独・仏・英) 監督:ヴィム・ヴェンダース
 ・『アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ』(英) 監督:アシフ・カパディア
 ・『双子のデュオ〜 アンタッチャブル・ガールズ』“Topp Twins: Untouchable Girls”(ニュージーランド) 監督:Leanne Pooley

 ◆葬られたお宝映画賞(Buried Treasure)
 ・“The Arbor”(英) 監督:Clio Barnard
 ・“Littlerock”(米) 監督:Mike Ott
 ・“These Amazing Shadows”(米) 監督:Paul Mariano、Kurt Norton
 ・“Trigger”(カナダ) 監督:ブルース・マクドナルド
 ・『ブンミおじさんの森』(タイ・英・仏・独) 監督:アピチャッピン・ウィーラセタクン

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 主な作品のノミネート状況は以下の通りです。

 ・『アーティスト』(7):作品・監督・主演男優・主演女優・アンサンブル・撮影・美術
 ・『家族の庭』(5):作品・監督・助演女優・アンサンブル・脚本
 ・“Weekend”(4):作品・主演男優・主演男優・脚本
 ・“Martha Marcy May Marlene”(4):監督・主演女優・助演男優・脚本
 ・『メランコリア』(4):監督・主演女優・撮影・美術
 ・“Pariah”(3):作品・主演女優・助演女優
 ・『ポエトリー アグネスの詩』(3):作品・主演女優・脚本
 ・『十三人の刺客』(3):監督・撮影・美術
 ・『別離』(3):監督・助演男優・アンサンブル
 ・“Trigger”(2):主演女優・お宝
 ・『ファミリー・ツリー』(2):助演女優・脚色
 ・『ミッドナイト・イン・パリ』(2):アンサン・美術
 ・『ブンミおじさんの森』(2):撮影・お宝

 インターナショナル・シネファイル・ソサエティー賞のノミネーションを見てしまった後では、ちょっとインパクトが弱いかなという気もしますが、それでも全米映画賞レース2011の中ではかなりユニークなノミネーションになっています。

 インターナショナル・シネファイル・ソサエティー賞では全く触れられなかった『アーティスト』がこちらでは7部門で最多ノミネートになり、同じくインターナショナル・シネファイル・ソサエティー賞では全くノミネートされなかった『十三人の刺客』が3部門でノミネートされているのが、注目のポイントの1つでしょうか。

 ともに国籍にこだわらず、作品本位で選んでいるのであっても、インターナショナル・シネファイル・ソサエティー賞に比べて、こちらはもうちょっとポピュラリティーの高い作品が選ばれているように思います。

 インターナショナル・シネファイル・ソサエティー賞では最多ノミネートとなった『別離』は、こちらでは脚本部門にノミネートされることもなくて、3部門のノミネートにとどまりました。他のノミニーとのかねあいから見て、受賞は難しそうです。

 同様に、『十三人の刺客』も受賞は難しそうです。

 受賞結果はけっこう無難なところに落ち着くのではないでしょうか。

 受賞結果の発表は、3月18日です。

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 *当ブログ記事

 ・クロトゥルーディス賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_48.html
 ・クロトゥルーディス賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201103/article_26.html
 ・クロトゥルーディス賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_18.html
 ・クロトゥルーディス賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_36.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年1月〜6月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_1.html

 追記:
 ・クロトゥルーディス賞2012 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201203/article_8.html

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