海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS USCスクリプター2012 ノミネーション発表!

<<   作成日時 : 2012/01/13 08:36   >>

トラックバック 0 / コメント 1

 第24回USCスクリプターのノミネーションが発表になりました。(1月12日)

 USC スクリプターとは、正しくは、南カリフォルニア大学図書館スクリプター賞(The University of Southern California (USC) Libraries Scripter Award)のことで、南カリフォルニア大学図書館が、映画化された原作本の原作者と脚本家、および脚本を表彰するものです。

 20年も続けていればそれだけで十分に価値がありますが、この映画賞がいろんな映画情報サイト(アメリカの)に取り上げられるのは、たぶんそういう理由より、この賞がアカデミー賞脚色賞を占うもの、というポジションを築きつつあるからだろうと思われます。

 過去11年間のUSCスクリプターとアカデミー賞脚本賞ノミネーションとの合致度を調べてみると、以下のようになっています。

 2010年度 ノミネーション:4/5 受賞:『ソーシャル・ネットワーク』○
 2009年度 ノミネーション:4/5 受賞:『プレシャス』○
 2008年度 ノミネーション:3/5 受賞:『スラムドッグ$ミリオネア』○
 2007年度 ノミネーション:3/5 受賞:『ノーカントリー』○
 2006年度 ノミネーション:2/5 受賞:『トゥモロー・ワールド』×(アカデミー賞は『ディパーテッド』)
 2005年度 ノミネーション:4/5 受賞:『カポーティ』×(アカデミー賞は『ブロークバック・マウンテン』)
 2004年度 ノミネーション:2/5 受賞:『ミリオンダラー・ベイビー』×(アカデミー賞は『サイドウェイ』)
 2003年度 ノミネーション:3/5 受賞:『ミスティック・リバー』『シービスケット』×(アカデミー賞は『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』)
 2002年度 ノミネーション:3/5 受賞:『めぐりあう時間たち』×(アカデミー賞は『ピアニスト』)
 2001年度 ノミネーション:3/5 受賞:『ビューティフル・マインド』○
 2000年度 ノミネーション:2/5 受賞:『ワンダー・ボーイズ』×(アカデミー賞は『トラフィック』)

 ノミネート5作品中3作品程度しか同じになりませんが、アカデミー賞は原作ものではない『トイ・ストーリー3』が脚色賞にノミネートされたりするので、ノミネーションがすべて同じになるということはなかなか難しいようです。

 受賞作品に関しては、ここ4年は同一作品が受賞していて、しかも2009年はアカデミー賞での予想が難しかった『プレシャス』で受賞しています。

 2012年のノミネーションは以下の通りです。

 ・“A Dangerous Method”
 脚本:クリストファー・ハンプトン
 原作ノンフィクション:John Kerr “A Most Dangerous Method: The Story of Jung, Freud, and Sabina Spielrein”
 舞台化作品:クリストファー・ハンプトン “The Talking Cure”

画像

 ・『ファミリー・ツリー』
 脚本:アレクサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ
 原作:カウイ・ハート・ヘミングス(Kaui Hart Hemmings) “The Descendants”
 オリジナル短編:カウイ・ハート・ヘミングス “The Minor Wars”

画像

 ・『ジェーン・エア』“Jane Eyre”
 脚本:モイラ・バフィーニ(Moira Buffini)
 原作:シャーロット・ブロンテ 『ジェーン・エア』

画像

 ・『マネーボール』
 脚本:スティーヴン・ザイリアン、アーロン・ソーキン、スタン・チャービン
 原作:マイケル・ルイス(Michael Lewis) 『マネー・ボール 奇跡のチームを作った男』“Moneyball: The Art of Winning an Unfair Game”

画像

 ・『裏切りのサーカス』
 脚本:ブリジット・オコナー、ピーター・ストローハン
 原作:ジョン・ル・カレ『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』

画像

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 アカデミー賞脚色賞のノミネーションで、これら5作品のどれかと入れ替わる可能性があるとすれば、『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』か『ドライヴ』あたりでしょうか。

 ただし、全米映画賞レースの脚色賞部門は、『ファミリー・ツリー』と『マネーボール』の一騎打ちなので、ここでも、アカデミー賞でも、そのどちらかが受賞することになるだろうと予想されます。

 上記のデータを見る限りでは、アカデミー賞脚色賞はUSCスクリプターよりも、作品賞により近い作品を選ぶ傾向にあり、一方、USCスクリプターは原作人気の高い作品を選ぶ傾向にあるようです。
 とすると、アカデミー賞脚色賞は、どうやら『ファミリー・ツリー』が最有力ということになってきそうですが、USCスクリプターは他の作品にも受賞の目がありそうに思えてきます。
 USCスクリプターも『ファミリー・ツリー』が受賞すれば、アカデミー賞脚色賞も『ファミリー・ツリー』が受賞する可能性がさらに高くなりますが、どうなるでしょうか。

 受賞結果の発表は、2月18日です。

 なお、上記のほか、功労賞(2012 USC Scripter Literary Achievement Award)として、ポール・ハギスの受賞が発表されています。

 *この記事がなかなか興味深かった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事

 ・USCスクリプター2011 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_10.html
 ・USCスクリプター2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_9.html
 ・USCスクリプター2010 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_6.html
 ・USCスクリプター2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_14.html

 ・米・脚本家組合賞(WGA)2012 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_7.html

 ・2011年度の映画賞の結果をまとめてみました(アメリカ編・前半戦):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_69.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年1月〜6月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_1.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2011年6月〜12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201106/article_3.html

 追記:
 ・USCスクリプター2012 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_33.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
a dangerous method で 検索中です
おもしろそうな 映画ですね。まだ みていないです。
映画同好会(名前検討中
昔 ユング フロイトを 図書館で 少し 読んでみたけれど難しいというか その時の気分にあわなかったのを 思い出します。
村石太ヒデ&ワタミユ
2012/03/04 12:30

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
USCスクリプター2012 ノミネーション発表! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる