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zoom RSS コンペティション以外 ベネチア国際映画祭2011 ラインナップ! その3

<<   作成日時 : 2011/09/11 08:18   >>

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 【批評家週間】

 [コンペティション]

 ・“Louise Wimmer”(仏) 監督:Cyril Mennegun
 出演:Corinne Masiero、ジェローム・キルシャー、Anne Benoit、マリー・クレメール、Jean-Marc Roulot
 物語:50歳のルイーズの快適な生活は、辛い別れの後で、ひっくり返されることになる。彼女には多額の借金が残され、住むところも失い、車の中で暮らすことを余儀なくされる。彼女は、ホテルでメイドとして働いていたが、それだけでは到底借金は払い切れなかった。しかし、彼女は友人や彼女を愛する男性の助けは借りずに、自力でこの窮地を脱出しようとする。

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 ・“La terre outragée (La terra oltraggiata)”(仏・ウクライナ) 監督:Michale Boganim
 物語:1986年4月25日。ウクライナの田舎にある人口5万人の町プリピャットに春がやってくる。小さなヴァレリーは、科学者のアーニャとピヨトールの結婚を祝って、父アレクセイの力を借りて、りんごの木を植える。チェルノブイリの原子力発電所で爆発が起き、続いて、激しい雨が降る。地元は大騒ぎになり、明らかに危険だったが、避難勧告が出されたのは、爆発から4日経ってからだった。ピヨトールは消防隊に参加して、作業を手伝った。10年後、アーニャは荒廃した土地にツアーガイドとしてやってくる。ピヨトールはもう故郷に戻ろうとはしない。アレクセイは行方不明になっている。ヴァレリーは、青年になって、失われた過去を捜そうとしている。

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 ・“Là-bas”(伊) 監督:Guido Lombardi
 物語:ナポリから30キロのところにあるカステル・ヴォルトゥルノで、カモーラのコマンド部隊が、アフリカ系移民がやっている仕立て屋に押し入り、銃を乱射して、6人の黒人を殺害する。若き移民のユソフは、イタリアでまじめに職人として働けば明るい未来が待っていると約束しながら、彼を地元のコカイン取引のシニカルなリーダーにした叔父とは手を切ることにした。この物語に、若きジェルマン、シンガーのアセツ、娼婦のスアドが加わり、フィクションと現実の境を曖昧にしていく。

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 ・“Totem”(独) 監督:Jessica Krummacher
 出演:Marina Frenk、ナージャ・ブルンクホルスト、Benno Ifland、Alissa Wilms、Cedric Koch、Fritz Fenne、Dominik Buch
 物語:外国人のフィオナは、ルール地方の中流家庭バウエル家にメイド兼乳母として雇われる。家族は、父と母とティーンエージャーの娘と幼児で、ティーンエージャーの娘はフィオナよりも年上の男性とつきあっていた。家には的確な決まりごとがあり、プール、食事、庭仕事、散歩といった日々の日課があった。しかし、徐々にそれぞれの役割が崩れていく。母親は更年期障害で、フラストレーションと怒りを赤ん坊の人形にぶつけ、不在がちだった父親は、フィオナに病的な関心を示し始めていく。

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 ・“Marécages (Acquitrini)”(カナダ) 監督:Guy Édoin
 出演:パスカル・ビュシエール、Gabriel Maillé、Luc Picard、François Papineau、アンジェル・クトゥ、Denis Dubois
 物語:カナダの田舎で農業を営んでいるマリーとシモンの夫妻。長く干ばつが続き、また、次男が亡くなって、経済的にも、精神的にも辛い時期が続いていた。一方、長男のジャンは、落ち着きのない10代で、自分の性に目覚めつつあった。不幸に追い討ちをかけるように、シモンが仕事中の事故で亡くなる。そんな中、事故の目撃者がマリーに目をつけ、ジャンは自分で自分の面倒を見なければならなくなる。

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 ・“El lenguaje de los machetes (Il linguaggio dei machete)”(メキシコ) 監督:Kyzza Terrazas
 物語:30代のレイとラモーナは、ダイナマイトで自爆テロを行なおうとしていた。レイは中流階級の出身で、もともと人権と社会正義のためだったら行動をためらわないような政治活動家で、ラモーナは、パンクバンドの気ままなシンガーだった。2人は、アナーキスト的な気分を共有して、深く愛し合っていたが、激しい諍いが2人の関係にさざ波を立てていた。それらが彼らを引き返せないところまで追いやり、もうほかには考えられないようになっていた。

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 ・“El campo (Il campo)”(アルゼンチン) 監督:Hernán Belón
 物語:サンチャゴとエリサは、新しい家を購入し、子供たちとともに移り住む。しかし、まわりには何もなく、エリサは夜中の物音も気にし、何か見も知らぬ訪問者―それは人かもしれないし、動物かもしれない―に襲われるのではないかと不安になる。エリサの不安は夫婦間にも緊張を与える。

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 [アウト・オブ・コンペティション]

 ・“Missione di pace”(伊) 監督:Francesco Lagi
 出演:シルヴィオ・オルランド、Francesco Brandi、アルバ・ロルヴァケル、フィリッポ・ティーミ、アントネラ・アッティーリ、Tommaso Ragno、Ivo Ban、Mariano Pirrello 、 Francesco Colella、Aram Kian、Bugo、Stefano Rota
 物語:ヴィンチグエッラ大尉は、一握りの兵士とともにユーゴ紛争の戦争犯罪人を追っていた。しかし、彼には、もっと最悪な敵がいた。それは、極端な平和主義者の息子で、彼は家の中で息子とも戦争を続けていたのだ。

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 ・“Stockholm Östra (Stoccolma Est)”(スウェーデン) 監督:Simon Kaijser da Silva
 物語:ヨハンは、ストックホルムの東の郊外に妻と2人で暮らしていた。アンナもまた、夫と9歳の娘とともに同じ地域に住んでいた。2つの家族は、知らない者どうしだったが、交通事故が2つの家族を結びつける。9歳の娘が死に、ヨハンがからんだその事故で、2つの家族の運命は永遠に変わってしまう。

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 [ベネチア・デイズとのコラボ作品]

 ・“Voi siete qui”(伊) 監督:Francesco Matera

 【ベネチア・デイズ部門】

 ・“Love and Bruises”(仏) 監督:ロウ・イエ
 出演:Corinne Yam、タハール・ラヒム、ジャリル・レスペール、ヴァンサン・ロティエ、シファン・シャオ、パトリック・ミル、Adele Ado、Zhang Songwen
 物語:フアは、北京からパリへとやってきた教師で、若き労働者マチューと出会って、恋に落ちる。マチューは、フアの体に溺れ、やがて彼女を犬のように扱い、言葉攻めをするようになる。フアは彼と別れる決心をするが、その時になって自分が彼との行為に中毒になっていたことに気づき、彼が自分の人生に果たした役割を考える。

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 ・“Présumé coupable (Guilty)”(仏) 監督:Vincent Garenq
 出演:フィリップ・トレトン、ウラディミール・ヨルダノフ、ノエミ・ルヴォフスキー、Raphaël Ferret、Michèle Goddet、Farida Ouchani、Olivier Claverie
 物語:実際に起こった事件に基づく。Alain Marécauxには、廷吏としての仕事があり、家族があり、素敵な家があり、普通の生活を営んでいた。しかし、ある日、警官隊に押し入られ、妻ともども逮捕される。容疑は、小児性愛だった……。

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 ・“Toutes nos envies (All our desires)”(仏) 監督:フィリップ・リオレ
 出演:ヴァンサン・ランドン、マリー・ジラン、Amandine Dewasmes、ヤニック・レニエ、パスカル・アルビロ、イザベル・ルノー
 エマニュエル・カレールの“D’autres vies que la mienne”の映画化。
 物語:クレアは、リヨンの若い判事で、経験豊富だが、現実に幻滅している先輩判事ステファーヌと出会う。彼は、債務過多に苦しむ人のために闘っていたが、それに彼女も加わることになる。

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 ・“Another Silence”(仏・カナダ・ブラジル・アルゼンチン) 監督:Santiago Amigorena
 出演:マリ=ジョゼ・クローズ、Ignacio Rogers、Luis Ziembrowski、Ailin Salas
 物語:真夜中の2発の銃弾がマリーの人生を狂わせる。謎の殺し屋が、彼女の夫と息子を殺したのだ。トロントの刑事である彼女は、復讐を誓い、殺し屋を追って、アルゼンチンとボリビア国境に飛ぶ。

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 ・“Crazy Horse”(仏・米) 監督:フレデリック・ワイズマン [ドキュメンタリー]
 フレデリック・ワイズマンが10週間かけて撮影したパリのキャバレー、クレイジー・ホースのドキュメンタリー。新しいショーのパフォーマンス、リハーサル、ショーのプラン、劇場の管理などが映し出される。

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 ・“Hiver dernier (Last Winter)”(ベルギー・仏) 監督:John Shank
 出演:ヴァンサン・ロティエ、アナイ・ドムスチエ、フロランス・ロワレ=カイユ、ミシェル・シュボール、オーロール・クレマン
 物語:ある人里はなれた地。ヨハンは、父の遺産であった農場を引き継ぐ。父の遺産こそが彼のすべてであり、彼が知っていることすべてを授けてくれたのは彼を取り巻く自然だった。秋が過ぎ、冬が来て、納屋が焼き落ち、彼の生活のバランスが崩れてしまう……。

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 ・“Cuba in the age of Obama (Cuba nell’epoca di Obama)”(伊) 監督:Gianni Minà [ドキュメンタリー]
 物語:ハバナからグアンタナモへと続く、長く、思いもかけぬ旅。ある時代、人々は、アメリカの政治と革命に期待していた。革命家チェ・ゲバラが「誕生」した地サンタ・クララ、最初の都バヤモ、革命の里サンチャゴ……。ラテンアメリカ医学学校やアート・スクール、映画学校、バレエ・スクールに通う若者たちは、彼らの希望やフラストレーションや夢を語る。

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 ・“Ruggine”(伊) 監督:Daniele Gaglianone
 出演:フィリッポ・ティーミ、ステファノ・アルコシ、ヴァレリオ・マスタンドレア、Giampaolo Stella
 物語:1970年代のある夏。移民が多く住む北イタリア。ここに1人のギャングがいて、他の小さなギャングたちと衝突を繰り返していた。ここに、誰からも尊敬されるボルドリーニ医師がやってくる。30年後、人々の真の生活を探ろうと3人の大人が現れる。一見普通に見える彼らの生活には、あの暴力的な夏が影を落としているのだった。

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 ・“Voi siete qui”(伊) 監督:Francesco Matera [批評家週間とのコラボ作品]
 物語:アルベルトは、「映画地理学」に情熱を傾けている映画批評家で、アンジェリーナは最近ローマにやってきたばかりの外国人カメラマンだった。アルベルトは、旅行ガイドとしても使え、ローマで撮影された有名な映画の撮影場所の歴史的復元について触れた本を書こうとしていた。アンジェリーナは、アルベルトの取材について行って写真を撮った。その結果わかったことは、映画はローマの真のクロニクルになりうるということだった。ナチ占領下の時代、戦後復興期、再建、経済の急成長、建設投機……。

 ・“Io sono lì(Li and The Poet)”(伊・仏) 監督:Andrea Segre
 出演:チャオ・タオ、ラデ・シェルベッジア、Marco Paolini、ロベルト・シトラン、ジュゼッペ・バッティストン
 物語:シュンリーは、ローマの織物工場で働いていた。彼女は、自分の書類を整えて、8歳になる自分の息子を早くイタリアに呼びたいと考えていた。しかし、突然、彼女は、キオッジャでバーテンダーとして働くことになる。そこは、友達から詩人と呼ばれる、スラブ系の漁師ベッピのパブであった。2人の間には友情が芽生えるが、それは、中国人と地元のコミュニティー双方に不協和音をもたらすのだった。

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 ・“Ki (My Name is Ki)”(ポーランド) 監督:Leszek Dawid
 物語:Kiは、若い母親で、子供がいたが、子供の父親とはもう一緒に暮らしたくないと考えて、家を出る。新しく見つけた家は、ミコというまるで気晴らしとは無縁な生き方をしてきたような厳格な男だった。彼女は、子供を育てなければいけないという責任と、働きに出なければいけないという必要性と、のんびりと暮らしたいという希望の板ばさみになっていた。

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 ・“Portret v Sumerkakh (Twilight Portrait)”(ロシア) 監督:Angelina Nikonova
 物語:マリーナは、夫とは遠く離れて暮らしていたが、ソーシャル・ワーカーとして粘り強く仕事をしていた。彼女の仕事は厳しい家庭環境にある子供たちをケアすることだったが、人々は無関心で、暴力は広がっていた。ある日、彼女は通りで襲われてレイプされる。彼女は犯人探しをしようとするが、その結果、自分の人生を構成する様々な事柄について考え直させることになる……。

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 ・“Edut (Testimony)”(イスラエル・仏) 監督:Shlomi Elkabetz
 第二次インティファーダの後に集められたパレスチナ人たちの、暴力と苦しみと屈辱の証言。

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 ・“Habibi (Habibi Rasak Kharban)”(パレスチナ・アラブ首長国連邦・オランダ) 監督:Susan Youssef
 物語:2001年にイスラエルがガザに入った時、西岸にあった大学でカップルが学んでいたが、引き離されて、家に帰される。女の家族は、別の男と結婚させようとするが、男はあきらめず、女の兄はハマスに訴えてまで、これを妨害しようとする。

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 ・“Café de Flore”(カナダ・仏) 監督:ジャン=マルク・ヴァレ(Jean-Marc Vallée)
 出演:ヴァネッサ・パラディ、Kevin Parent、Hélène Florent、Evelyne Brochu、Marin Gerrier、Alice Dubois、Evelyne De La Chenelière、Julien Godin、Louise Godin、Joanny Corbeil-Picher、Rosalie Fortier
 物語:1960年代のパリ。ジャクリーヌは障害児を抱えている。現代のモントリオール。アントワーヌは、DJとして成功しているが、つい最近、離婚を経験した。2つの物語は、深いところでミステリアスに結びつく。

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 ・“Historias… que so existem quando lembradas”(ブラジル・アルゼンチン・仏) 監督:Julia Murat
 物語:マダレナは、毎朝、アントニオのコーヒーショップのためにパンを焼く。列車が通らない線路を横切り、墓地の門を開けて、司祭の説教を聴き、古い村の仲間と一緒にランチを取る。彼女は、ずっと死んだ夫の記憶とともに生きてきたが、若い女性カメラマン、リタがやってきて、彼女を目覚めさせるのだった。

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 [スペシャル・イベント]

 ・“Inni”(アイスランド・英・カナダ) 監督:Vincent Morisset、Jón Þor Birgisson、Orri Páll Dýrason、Georg Holm、Kjartan Sveinsson
 アイスランドのバンド、シガー・ロス(Sigur Rós)の2本目のライブ映画。

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 ・“Di là dal vetro(Beyond The Glass)”(伊) 監督:Andrea di Bari [短編][オープニング作品]
 物語:ある夜、男性がサイレンの音に気づいて目を覚ます。同じような音は、1999年のベオグラードでも経験していたが、その後、ベオグラードはイタリアからやってきた飛行機に爆撃されたのだった。彼の母親は、ナポリが爆撃された時も同じような音を聞いたと話す。同じ夜、2人はテーブルを囲んで、フライド・エッグと戦争と不整脈と赤い表紙の旅行雑誌について話をする。その夜、彼らは眠れず、話を続ける。

 ・“Der Kaiser von Kalifornien (L’imperatore della California/The Emperor of California)”(独/1936) 監督:Luis Trenker
 物語:カリフォルニアでのゴールドラッシュのきっかけを作ったヨハン・アウグスト・シュッターの実話に基づくフィクション。スイス生まれのヨハン・アウグスト・シュッターは、政治的傾向から妻子を置いて逃走し、アメリカに渡った。彼は、金鉱を掘り当てるが、貪欲な者たちに奪われ、正当性も聞き入れられず、貧しさの中で死ぬ。
 1936年のベネチア国際映画祭でムッソリーニ・カップを受賞した作品。

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 ・“Oro Negro, Tierra Sublevada Parte II (Black Gold, Land In Revolt Part 2)”(アルゼンチン・ベネズエラ) 監督:フェルナンド・F・ソラナス
 アルゼンチンの民間石油会社と、貧困化、失業、環境汚染に関するドキュメンタリーで、1971年の“Perón: La revolución justicialista”の40年後の続編に当たる作品。

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 *当ブログ記事
 ・ベネチア国際映画祭2011 コンペティション部門ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201109/article_1.html
 ・ベネチア国際映画祭2011 コンペティション以外のラインナップ その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201109/article_12.html
 ・ベネチア国際映画祭2011 コンペティション以外のラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201109/article_13.html
 ・ベネチア国際映画祭2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201109/article_15.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2011年6月〜2012年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201106/article_3.html

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