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zoom RSS カンヌ国際映画祭2011 星取表!

<<   作成日時 : 2011/05/14 22:16   >>

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 カンヌ国際映画祭2011 コンペティション部門の、フランス媒体による星取表を書き出しておきます。

 媒体数は昨年と同じで15媒体。評価は、×から★、★★、★★★、★★★★までの5段階評価で、媒体によっては未見・無評価(−)の作品もあります。

画像

 なお、映画祭開催期間中、上映作品の星取表が発表される度に、下記のデータを更新していく予定です。

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 ※更新情報
 大会5日目
 ・本日は2作品ともに平均点2.0以上。
 ・ダルデンヌ兄弟作品は、今大会最高トータル得点&最高平均点獲得!
 ・ダルデンヌ兄弟作品は、他の作品に辛い点をつけている媒体から★★★★をもらっている。
 ・ミシェル・アザナヴィシウス作品に★★★★を与えた媒体が今回最高の4媒体! しかも×をつけた媒体がゼロ。

 大会6日目
 ・トータル得点&平均点こそ、ダルデンヌ兄弟作品に及ばなかったものの、テレンス・マリック作品が、今大会最高となる6媒体から★★★★を獲得しました! 本作は、事前の期待度が最も高い作品でしたが、これにより受賞の期待も高くなったということになります。
 トータル得点&平均点が低いのは、ダルデンヌ兄弟作品などよりも得点(評価)にバラつきがあるためで、作家主義的な作品を高く評価するル・モンドやInrockuptiblesなどからは辛い評価をつけられています。
 ・ベルトラン・ボネロ作品は、トータル得点も平均点も高くありませんが、作家主義的な作品を高く評価するル・モンドやInrockuptiblesなどからは高く評価され、フランス映画らしいフランス映画を高く評価するスチュディオ・マガジンやユマニテからは全く理解されていないというのが注目されます。

 大会7日目
 本日はアキ・カウリスマキ作品1本のみ。
 アキ・カウリスマキ作品は、どの媒体からもほぼ一定の評価を得ています。ある水準以上だけれども、それ以上ではないというか。
 でも、いまのところ平均点で第3位につけています。
 カイエ・デュ・シネマが★以下の点をつけたのは今大会で3作品目。
 全体では、ル・パリジャンとオブザーバーが、今大会でほぼ同じ動き(評価)をしているのがわかります。(オブザーバーの方がやや辛め)

 大会8日目
 本日は3作品。
 ・アラン・カヴァリエ作品は、★★★★は1つだけですが、×は1つもなく、比較的好評価。
 ・ラース・フォン・トリアー作品は、今大会では最も好みの分かれる作品で、★★★★が3つに対し、×も2つ。審査員の好みや意向によっては受賞の可能性もありそうです。今大会でカイエ・デュ・シネマが★★★★をつけた2つ目の作品となりました。
 ・ひどかったのは河瀬直美の作品で、得点も低いけれど、それ以前に、フランスの媒体に全く関心を持ってもらえていません。トータル得点で最下位、平均点で下から2番目、採点なし(観てもらえなかった)のが今大会最高の8媒体です。日本に対して世界から同情が寄せられているということがあるし、そんなムードから、ひょっとするとひょっとするかもと思ったんですが、さすがにここまでひどいと、この作品がなんらかの賞を獲ることはなさそうです。残念ながら。

 大会9日目
 即日に星取りが出なくて、後から発表になった媒体/作品に関して、これまでの星取表の追記・訂正を行いました。(しかしながら、それによって大きく順位が変動した作品はありません。)
 河瀬直美作品に対する星取りもいくつか発表になり、多少見栄えは変わりましたが、依然として平均点が下から2番目で、採点なしの媒体が最多であることに変わりはありません。
 ・ペドロ・アルモドバル作品は、★★★★は2媒体のみですが、全体的に好評価です。作家主義的なInrockuptiblesと辛口のオブザーバーから★★★★をもらっているのが注目されます。
 ・三池作品は、全体的に低評価にとどまりました。最高で★★★が1媒体のみです。
 したがって、日本映画は2作品とも下位争いをしているということになり、今大会での日本映画からの受賞は厳しいという様相になってきました。
 このままだとこれまでカンヌで受賞経験のある監督が受賞を重ねるだけという結果になりそうですが、さて、どうなるでしょうか。

 大会10日目
 ・パオロ・ソレンティーノ作品は、好みが分かれる作品だったようで、作家主義的な作品を評価する媒体からは軒並み低い評価を与えられています。ショーン・ペンが主役だし、アメリカを舞台としたロードムービーっぽい作品で、『イントゥ・ザ・ワイルド』あたりの作品(が持っているような感傷)が好きそうな人なら好きっていうような作品、ということになるでしょうか。
 ・ニコラス・ウィンディング・レフン作品も意外と高評価でしたが、こちらも好き嫌いの差が激しく出ています。高い評価を出しているのは、あまりシネフィル寄りではないフランスの映画雑誌ばかりです。

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 *当ブログ記事
 ・コンペティション部門ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_4.html
 ・コンペティション部門以外のラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_7.html
 ・監督週間ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_10.html
 ・批評家週間ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_11.html
 ・その他の部門のラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_13.html
 ・開催直前!カンヌ国際映画祭2011 パルムドール 予想オッズ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_5.html

 ※なお、ここで使っている「作家主義的な作品」とは、一般の観客の求めるようなものを作るのではなくて、監督自身が作りたい作品を監督の作りたいやり方で作ることを第一義として映画製作を行なっている映画作家の作品、というような意味合いです。
 媒体によっては、そういう作品に対する評価が傾向性として顕著に出てしまっている場合があり、例えば、2010年で言えば、ル・モンドやInrockuptiblesは、「作家主義的」な『ブンミおじさんの森』などに高い評価を与え、一般的な評価の高い(どちらかといえば通俗的な作品とも見なされる?)マイク・リー作品や『ビューティフル BIUTIFUL』などには低い評価を与え、より一般的な評価に近いスチュディオ・マガジンなどとは対極の関係となっています。

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 【第64回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門 星取表】

 ・リン・ラムジー “We Need To Talk About Kevin”(英)
 フランス版プレミア:★★
 La Croix:★★
 スチュディオ・マガジン:−
 ル・フィガロ:★★★
 カイエ・デュ・シネマ:×
 ル・モンド:★★
 ポジティフ:★★★
 ル・パリジャン:★★
 テレラマ:★★
 ユマニテ:★
 Inrockuptibles:×
 Ouest france:★★
 Le Nouvel observateur:★★
 Le Journal du Dimanche:★
 L’Express:★★
 ※トータル:24 平均:1.714

 ・ペドロ・アルモドバル “La Piel Que Habito (The Skin I Live In)”(西)
 フランス版プレミア:★★★
 La Croix:★★★
 スチュディオ・マガジン:★★
 ル・フィガロ:×
 カイエ・デュ・シネマ:★★
 ル・モンド:★★★
 ポジティフ:★★★
 ル・パリジャン:★★★
 テレラマ:★★★
 ユマニテ:★★
 Inrockuptibles:★★★★
 Ouest france:★★
 Le Nouvel observateur:★★★★
 Le Journal du Dimanche:★
 L’Express:★★
 ※トータル:37 平均:2.466

 ・ベルトラン・ボネロ “L'apollonide - Souvenirs De La Maison Close (House Of Tolerance)”(仏)
 フランス版プレミア:★★★
 La Croix:×
 スチュディオ・マガジン:★
 ル・フィガロ:×
 カイエ・デュ・シネマ:★★★
 ル・モンド:★
 ポジティフ:★★★
 ル・パリジャン:★★★★
 テレラマ:★
 ユマニテ:★
 Inrockuptibles:★★★★
 Ouest france:★
 Le Nouvel observateur:★★★
 Le Journal du Dimanche:★★
 L’Express:★
 ※トータル:28 平均:1.867

 ・アラン・カヴァリエ “Pater”(仏)
 フランス版プレミア:★★
 La Croix:★★
 スチュディオ・マガジン:★★★
 ル・フィガロ:★★
 カイエ・デュ・シネマ:★★★
 ル・モンド:★
 ポジティフ: ★★★
 ル・パリジャン: ★★★
 テレラマ: ★
 ユマニテ: ★★
 Inrockuptibles:★★★★
 Ouest france:★★
 Le Nouvel observateur:★★★
 Le Journal du Dimanche:★
 L’Express:★★★★
 ※トータル:31 平均:2.4

 ・マイウェン(Maïwenn) “Polisse (Poliss)”(仏)
 フランス版プレミア:★★★★
 La Croix:★★
 スチュディオ・マガジン:★★★★
 ル・フィガロ:★★★
 カイエ・デュ・シネマ:★★
 ル・モンド:★
 ポジティフ:★★
 ル・パリジャン:★★★
 テレラマ:×
 ユマニテ:★★
 Inrockuptibles:★★
 Ouest france:★★★
 Le Nouvel observateur:★
 Le Journal du Dimanche:★★★★
 L’Express:★★★★
 ※トータル:37 平均:2.467

 ・ミシェル・アザナヴィシウス(Michel Hazanavicius) “The Artist”(仏)
 フランス版プレミア:★★★
 La Croix:★★★★
 スチュディオ・マガジン:★★★★
 ル・フィガロ:★
 カイエ・デュ・シネマ:★★
 ル・モンド:★★
 ポジティフ:★★
 ル・パリジャン:★★
 テレラマ:★★
 ユマニテ:★★★
 Inrockuptibles:★★
 Ouest france:★★★★
 Le Nouvel observateur:★
 Le Journal du Dimanche:★★★★
 L’Express:★★★★
 ※トータル:40 平均:2.667

 ・ラデュ・ミヘイレアヌ “La Source Des Femmes (The Source)”(仏・モロッコ・ベルギー・伊)
 フランス版プレミア:★★
 La Croix:★
 スチュディオ・マガジン:★★★
 ル・フィガロ:−
 カイエ・デュ・シネマ:★
 ル・モンド:×
 ポジティフ:★
 ル・パリジャン:★
 テレラマ:★
 ユマニテ:★
 Inrockuptibles:−
 Ouest france:★
 Le Nouvel observateur:★
 Le Journal du Dimanche:★★★
 L’Express:−
 ※トータル:16 平均:1.333

 ・ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ “Le Gamin Au Vélo (The Kid With A Bike)”(ベルギー・仏・伊)
 フランス版プレミア:★★
 La Croix:★★★
 スチュディオ・マガジン:★★★★
 ル・フィガロ:×
 カイエ・デュ・シネマ:★★
 ル・モンド:★★
 ポジティフ:★★★
 ル・パリジャン:★★★
 テレラマ:★★★★
 ユマニテ:★★★
 Inrockuptibles:★★★
 Ouest france:★★★
 Le Nouvel observateur:★★★★
 Le Journal du Dimanche:★★
 L’Express:★★★
 ※トータル:41 平均:2.733

 ・ナンニ・モレッティ “Habemus Papam”(伊・仏)
 フランス版プレミア:★★★
 La Croix:★★★
 スチュディオ・マガジン:★★★
 ル・フィガロ:×
 カイエ・デュ・シネマ:★★★★
 ル・モンド:★★★★
 ポジティフ:★★★
 ル・パリジャン:★★★
 テレラマ:★★
 ユマニテ:★★★
 Inrockuptibles:★★
 Ouest france:★★★
 Le Nouvel observateur:★★
 Le Journal du Dimanche:★★★
 L’Express:★
 ※トータル:39 平均:2.6

 ・パオロ・ソレンティーノ “This Must Be The Place”(伊・仏・アイルランド)
 フランス版プレミア:★★★★
 La Croix:★★★★
 スチュディオ・マガジン:★★
 ル・フィガロ:★★★
 カイエ・デュ・シネマ:×
 ル・モンド:★
 ポジティフ:★★
 ル・パリジャン:★
 テレラマ:★
 ユマニテ:★★
 Inrockuptibles:×
 Ouest france:★★
 Le Nouvel observateur:★
 Le Journal du Dimanche:★★★★
 L’Express:★★★
 ※トータル:30 平均:2

 ・Markus Schleinzer “Michael”(オーストリア)
 フランス版プレミア:★★★
 La Croix:×
 スチュディオ・マガジン:★★
 ル・フィガロ:×
 カイエ・デュ・シネマ:×
 ル・モンド:×
 ポジティフ:★
 ル・パリジャン:×
 テレラマ:★★★
 ユマニテ: ★★
 Inrockuptibles:★★★
 Ouest france:★
 Le Nouvel observateur:★
 Le Journal du Dimanche:★
 L’Express:★★
 ※トータル:19 平均:1.267

 ・ラース・フォン・トリアー “Melancholia”(デンマーク・スウェーデン・仏・独)
 フランス版プレミア:★★★★
 La Croix:★★★
 スチュディオ・マガジン:×
 ル・フィガロ:★★★
 カイエ・デュ・シネマ:★★★★
 ル・モンド:★★★
 ポジティフ:★★★★
 ル・パリジャン:★★
 テレラマ:×
 ユマニテ:★★★
 Inrockuptibles:−
 Ouest france:★★★
 Le Nouvel observateur:★★
 Le Journal du Dimanche:★★
 L’Express:★★
 ※トータル:35 平均:2.5

 ・アキ・カウリスマキ “Le Havre”(フィンランド・仏・独)
 フランス版プレミア:−
 La Croix:★★★
 スチュディオ・マガジン:★★
 ル・フィガロ:★★
 カイエ・デュ・シネマ:★
 ル・モンド:★★★
 ポジティフ:★★★
 ル・パリジャン:★★★★
 テレラマ:★★★
 ユマニテ:★★★
 Inrockuptibles:★★★
 Ouest france:★★★
 Le Nouvel observateur:★★★★
 Le Journal du Dimanche:★
 L’Express:−
 ※トータル:35 平均:2.692

 ・ヌリ・ビルゲ・ジェイラン “Bir Zamanlar Anadolu'da (Once Upon A Time In Anatolia)”(トルコ・ボスニア ヘルツェゴビナ
 フランス版プレミア:×
 La Croix:★★★★
 スチュディオ・マガジン:★
 ル・フィガロ:×
 カイエ・デュ・シネマ:★
 ル・モンド:★★★★
 ポジティフ:★★★
 ル・パリジャン:×
 テレラマ:★★★★
 ユマニテ:★★
 Inrockuptibles:★★
 Ouest france:★★★
 Le Nouvel observateur:★★★
 Le Journal du Dimanche:★
 L’Express:×
 ※トータル:28 平均:2.333

 ・ヨセフ・シダー(Joseph Cedar) “Hearat Shulayim (Footnote)”(イスラエル)
 フランス版プレミア:★★
 La Croix:★
 スチュディオ・マガジン:★
 ル・フィガロ:×
 カイエ・デュ・シネマ:★
 ル・モンド:★
 ポジティフ:×
 ル・パリジャン:×
 テレラマ:★
 ユマニテ:★
 Inrockuptibles:★★
 Ouest france:★
 Le Nouvel observateur:★
 Le Journal du Dimanche:★
 L’Express:×
 ※トータル:13 平均:0.867

 ・河瀬直美 『朱花の月』“Hanezu No Tsuki (Hanezu)”(日)
 フランス版プレミア:★★
 La Croix:★★
 スチュディオ・マガジン:−
 ル・フィガロ:−
 カイエ・デュ・シネマ:★
 ル・モンド:★★
 ポジティフ:★
 ル・パリジャン:×
 テレラマ:×
 ユマニテ:★★
 Inrockuptibles:−
 Ouest france:★
 Le Nouvel observateur:★
 Le Journal du Dimanche:−
 L’Express:−
 ※トータル:12 平均:1.2

 ・三池崇史 『一命』“Ichimei (Hara-Kiri: Death Of A Samurai)”(日)
 フランス版プレミア:★★★
 La Croix:★
 スチュディオ・マガジン:★
 ル・フィガロ:★
 カイエ・デュ・シネマ:★★
 ル・モンド:★
 ポジティフ:★★
 ル・パリジャン:★★
 テレラマ:×
 ユマニテ:★
 Inrockuptibles:★★
 Ouest france:★
 Le Nouvel observateur:★
 Le Journal du Dimanche:★★
 L’Express:−
 ※トータル:19 平均:1.357

 ・Julia Leigh “Sleeping Beauty”(オーストラリア)
 フランス版プレミア:★★★
 La Croix:×
 スチュディオ・マガジン:★★
 ル・フィガロ:×
 カイエ・デュ・シネマ:★★
 ル・モンド:★
 ポジティフ:★
 ル・パリジャン:★
 テレラマ:★
 ユマニテ:★★
 Inrockuptibles:★
 Ouest france:★
 Le Nouvel observateur:★
 Le Journal du Dimanche:★★
 L’Express:★
 ※トータル:19 平均:1.267

 ・ニコラス・ウィンディング・レフン(Nicolas Winding Refn) “Drive”(米)
 フランス版プレミア:★★★★
 La Croix:★★
 スチュディオ・マガジン:★★★★
 ル・フィガロ:★★
 カイエ・デュ・シネマ:★
 ル・モンド:★★
 ポジティフ:★★★★
 ル・パリジャン:★★★
 テレラマ:★
 ユマニテ:×
 Inrockuptibles:★★
 Ouest france:×
 Le Nouvel observateur:×
 Le Journal du Dimanche:★
 L’Express:★★★
 ※トータル:29 平均:1.933

 ・テレンス・マリック 『ツリー・オブ・ライフ』“The Tree Of Life”(米)
 フランス版プレミア:−
 La Croix:★★★★
 スチュディオ・マガジン:★★★★
 ル・フィガロ:★★★★
 カイエ・デュ・シネマ:★★★
 ル・モンド:★
 ポジティフ:★★★★
 ル・パリジャン:★
 テレラマ:★★
 ユマニテ:★★★
 Inrockuptibles:★★
 Ouest france:★★
 Le Nouvel observateur:★★★★
 Le Journal du Dimanche:×
 L’Express:★★★★
 ※トータル:38 平均:2.714

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 参考として、2010年の星取表のデータを書き出しておきます。
 *カンヌ国際映画祭2010 星取表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_22.html

 ◆平均点

 ・グサヴィエ・ボーヴォワ 『神々と男たち』:2.933 グランプリ
 ・マイク・リー “Another Year”:2.8
 ・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 『ビューティフル BIUTIFUL』:2.533 男優賞
 ・マチュー・アマルリック “Tournée”:2.467 監督賞
 ・イ・チャンドン 『詩』“Poetry”:2.429 脚本賞
 ・ベルトラン・タヴェルニエ “La Princesse De Montpensier”:2.333
 ・アッバス・キアロスタミ 『トスカーナの贋作』:1.643 
女優賞

 ・イム・サンス 『ハウスメイド』:1.643
 ・アピチャッポン・ウィーラセタクン 『ブンミおじさんの森』:1.6 パルムドール
 ・ラシッド・ブシャール “Hors La Loi”:1.429
 ・マハマット=サレーン・ハルーン 『叫ぶ男』“Un Homme Qui Crie”:1.4 審査員賞
 ・ケン・ローチ “Route Irish”:1.375
 ・Sergei Loznitsa “You. My Joy”:1.357
 ・ダグ・リーマン “Fair Game”:1.143
 ・ダニエレ・ルケッティ 『ぼくたちの生活』“La Nostra Vita”:1.071 男優賞
 ・ワン・シャオシュアイ 『重慶ブルース』“Rizhao Chongqing”:1.0
 ・北野武 『アウトレイジ』:1.0

 ・コーネル・ムンドルッツォ “Tender Son -- the Frankenstein Project”:不詳
 ・ニキータ・ミハルコフ 『戦火のナージャ』:不詳

 ※映画祭終盤に上映された作品の採点は未発表のままです。

 ◆ ★★★★獲得作品
 ・マイク・リー “Another Year”:6媒体
 ・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 『ビューティフル BIUTIFUL』:5媒体
 ・グサヴィエ・ボーヴォワ 『神々と男たち』:4媒体
 ・ベルトラン・タヴェルニエ “La Princesse De Montpensier”:3媒体
 ・イ・チャンドン 『詩』:3媒体
 ・マチュー・アマルリック “Tournée”:2媒体
 ・アピチャッポン・ウィーラセタクン 『ブンミおじさんの森』:2媒体
 ・ラシッド・ブシャール “Hors La Loi”:1媒体

 ◆ ×獲得作品
 ・北野武 『アウトレイジ』:4媒体
 ・ワン・シャオシュアイ 『重慶ブルース』:4媒体
 ・Sergei Loznitsa “You. My Joy”:4媒体
 ・ラシッド・ブシャール “Hors La Loi”:4媒体
 ・アピチャッポン・ウィーラセタクン 『ブンミおじさんの森』:4媒体
 ・マハマット=サレーン・ハルーン 『叫ぶ男』“Un Homme Qui Crie”:3媒体
 ・ダニエレ・ルケッティ 『ぼくたちの生活』“La Nostra Vita”:2媒体
 ・イム・サンス 『ハウスメイド』:2媒体
 ・アッバス・キアロスタミ 『トスカーナの贋作』:2媒体
 ・マチュー・アマルリック “Tournée”:2媒体
 ・ベルトラン・タヴェルニエ “La Princesse De Montpensier”:1媒体
 ・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 『ビューティフル BIUTIFUL』:1媒体
 ・マイク・リー “Another Year”:1媒体

 これらからわかることを書き出しておくと―

 ・総体的に評価の低い『ぼくたちの生活』が、賛否両論分かれる『アウトレイジ』よりも高い点数(平均点)を取ったり、絶賛の声が多い“Another Year”が絶賛の嵐というほどでもない『神々と男たち』より低い点数(平均点)になったりということもありますが、全体的には、平均点の高い上位5作品(もしくは6作品)を評価の高い作品とみなすことができます。(ただし、星取表を出している媒体がすべてフランスのメディアなので、フランス人によるフランス映画びいきを割り引いて考える必要はありそう。)

 ・ある媒体からは絶賛(★★★★)され、ある媒体からは全面否定(×)される作品がありますが、これが鑑賞者による見方の違いであり、誰が審査員になるかで、これだけのズレが生じるということを表わしています。

 ・絶賛が多くて、全面否定が全くない作品は『神々と男たち』と『詩』。(それぞれグランプリと脚本賞を受賞)

 ・全面否定があって、絶賛が見られない作品は、『アウトレイジ』と『重慶ブルース』と“You. My Joy”。(いずれの作品も無冠)

 ・『アウトレイジ』は、『叫ぶ男』とほぼ同じような評価のされ方をしている。

 ・『アウトレイジ』に高い評価を与えているのはカイエ・デュ・シネマのみ。

 ・Le Croixとル・パリジャンとテレラマとOuest franceは、似たような評価の仕方をしている。(一般性の乏しい作品には低い評価を下す。)

 ・ル・モンドとInrockuptibles は、高度に作家主義的で、一般には受け入れられにくいような作品を積極的に評価している。

 ・スチュディオ・マガジンとユマニテは、フランス映画に甘い。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 以上を踏まえると―

 ・星取表の採点は、必ずしも受賞結果には反映されない。(全体的に評価の高い作品に賞が与えられるとは限らないし、どういう作品に賞が与えられるかには審査員の意向や好みによって大きく左右される。)

 ・しかしながら、上位の賞(パルムドール、グランプリ、審査員賞、監督賞)は、星取表の上位の作品に与えられることが多い。

 ・2.0以上の作品には賞が与えられやすい。

 ・作家主義的な作品に賞が与えられるようであれば、ル・モンドやInrockuptiblesの評価が参考になる。

 ・スチュディオ・マガジンやユマニテは、フランス映画びいきなので、その評価は割り引いて考える必要がある。

 ・平均点の高い作品より、絶賛評(★★★★)のある作品(好みの分かれる作品)に賞が与えられる場合もある。

 ・×があっても★★★★があれば上位の賞の受賞の可能性が残されているが、×があって、★★★★がない作品は上位入賞は難しい。

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 ざっと、以上のような感じでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年12月〜2011年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_48.html

 追記:
 カンヌ国際映画祭2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_21.html

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