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zoom RSS ジャン・ヴィゴ賞2011 発表!

<<   作成日時 : 2011/05/22 01:00   >>

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 第60回ジャン・ヴィゴ賞が発表されました。(5月4日)

 【ジャン・ヴィゴ賞】
 ジャン・ヴィゴ賞は、若くして亡くなった映画監督ジャン・ヴィゴにちなんで、1951年に創設されたフランスの映画賞で、若手監督に贈られるものですが、最近は、一般性が乏しい作品が多いのか、受賞作品が日本に紹介されることも少なくなりました。劇場公開どころか、受賞作品が、フランス映画祭で上映されることも稀になっただけでなく、受賞監督のその後の作品が日本に紹介されることも少なくなったようです。

 以前は、アルベール・ラモリス(『白い馬』)とか、アラン・レネ(『夜と霧』)とか、クロード・シャブロル(『美しきセルジュ』)、ゴダール(『勝手にしやがれ』)、イヴ・ロベール(『わんぱく戦争』)、ロベール・アンリコ(『美しき人生』)、ウィリアム・クライン(『ポリー・マグーお前は誰だ?』)など、巨匠として全世界的に認められていくことになる監督をたくさん輩出していたのですが……。

 〈過去20年間のジャン・ヴィゴ賞受賞作品〉
 ・1990年 “Mona et moi” 監督:パトリック・グランベレ(Patrick Grandperret)
 ・1991年 『赤と黒の接吻』“Le Brasier” 監督:エリック・バルビエ(Eric Barbier)
 ・1992年 『パリ・セヴェイユ』“Paris s'éveille” 監督:オリヴィエ・アサイヤス(Olivier Assayas)
 ・1993年 “Les histoires d'amour finissent mal... en général”  監督:アンヌ・フォンテーヌ(Anne Fontaine)
 ・1994年 『幸せ過ぎて』“Trop de bonheur” 監督:セドリック・カーン(Cédric Kahn)
 ・1995年 “N'oublie pas que tu vas mourir” 監督:グサヴィエ・ボーヴォワ(Xavier Beauvois)
 ・1996年 『アンコール』“Encore” 監督:パスカル・ボニゼール(Pascal Bonitzer)
 ・1997年 『ジーザスの日々』“La Vie de Jésus” 監督:ブリュノ・デュモン(Bruno Dumont)
 ・1998年 『夢だと云って』“Dis-moi que je rêve” 監督:クロード・ムリエラス(Claude Mourieras)
 ・1999年 『人生なんて怖くない』“La vie ne me fait pas peur” 監督:ノエミ・ルヴォフスキー(Noémie Lvoski)
 ・2000年 “Saint-Cyr” 監督:Patricia Mazuy
  “De l'histoire ancienne” 監督:オルソ・ミレー(Orso Miret)
 ・2000年 “Les filles de mon pays”(短編) 監督:Yves Caumon
 ・2001年 “Candidature” 監督:エマニュエル・ブルデュー(Emmanuel Bourdieu)
  “Ce vieux rêve qui bouge” 監督:アラン・ギロディー(Alain Guiraudie)
 ・2002年 “Royal Bonbon” 監督:Charles Najman
 ・2003年 “All the fine promises” 監督:Jean-Paul Civeyrac
 ・2004年 “Quand je serai star” 監督:パトリック・ミモーニ(Patrick Mimouni)
 ・2005年 『明るい瞳』“Les Yeux clairs” 監督:ジェローム・ボネル(Jérôme Bonnell)
 ・2006年 “Le Dernier des fous” 監督:Laurent Achard
 ・2007年 “La France” 監督:Serge Bozon
 ・2008年 “Nulle part, terre promise” 監督:エマニュエル・ファンキエル(Emmanuel Finkiel)
 ・2009年 “L'Arbre et la Forêt” 監督:オリヴィエ・デュカステル(Olivier Ducastel )、 ジャック・マルティノー(Jacques Martineau)
 ・2010年 “Un Poison violent(Love like Poison)”(仏) 監督:Katell Quillevéré

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 第60回ジャン・ヴィゴ賞

 ・長編部門
 ◎“Les Chants De Mandrin”(仏・ベルギー・西) 監督:ラバ・アメール=ザイメッシュ(Rabah Ameur-Zaïmeche)

 ・短編部門
 ◎“La Dame au chien” 監督:Damien Manivel

 ・特別賞(Prix "Spécial")
 ◎ジャン=マリー・ストローブ
 独立精神があり、オリジナルで、常に革新的な作品を発表していることに対して。

 昨年の受賞作“Un Poison violent(Love like Poison)”も、カンヌ国際映画祭の監督週間で上映されることは決まっていたものの、劇場未公開作品で、どういう風にして選考されたのかがわからなかったのですが(事務局か何かにエントリーして選考にかける?)、今年の“Les Chants De Mandrin”も劇場未公開で、まだどこの映画祭でも上映されていない作品です。

 幸いにして、というか、公式サイトだけはちゃんと存在しているので、そこからわかる情報を書き出してみることにし
ます。

 “Les Chants De Mandrin”(仏・ベルギー・西) 監督:ラバ・アメール=ザイメッシュ(Rabah Ameur-Zaïmeche)
 出演:イッポリト・ジラルド、Sylvain Roume、Abel Jafri、ジャック・ノロ(Jacques Nolot)、ラバ・アメール=ザイメッシュ、ジャン=リュック・ナンシー
 物語:ルイ・マンドランは、1755年5月初め、サヴォワ県にあるノヴァレーズのロシュフォール城で、急進派の貴族といるところを逮捕され、簡単な裁判の後、数週間後に処刑されることになっていた。人々は、噂の男の拷問を見学するために続々と集まってくる。彼は、密輸団のボスで、権力に抗い、300人の仲間とともに、地主たちが蓄えている、毛皮や穀物、火薬、鉛、タバコ、織物などを強奪し、安い値段で売りさばいていた。時は、もうすぐそこに革命の足音が聞こえてこようとしている頃。好奇の目にさらされながら処刑されようとしている彼は、物言わぬ人々によって称えられ、不当な君主による殉教者となろうとしていた。

画像

 ※この作品に関しては、今のところ、このボケボケの写真↑しかビジュアルは存在しません。
 
 この作品は、ラバ・アメール=ザイメッシュ監督の第4長編で、監督としては初の時代劇でありながら、第1作『ウェッシュ、ウェッシュ、何が起こっているの?』“Wesh wesh, qu'est-ce qui se passe?”(2001)、第2作『ブレッド・ナンバー・ワン』“Bled Number One”(2006)と合わせて、3部作(無法者3部作?)を構成することになる作品だそうです。
 ラバ・アメール=ザイメッシュ監督の作品は、日本では、第3作の『最後の抵抗(マキ)』“Dernier Maquis”(2008/仏・アルジェリア)が第3回UNHCR難民映画祭(2008)で上映され、それに合わせて、日仏学院で、「亡命の光」と題した監督特集が組まれ(2008年6月)、第1作と第2作が上映されています(日本語字幕なし。同時通訳あり)。

 ちなみに、ルイ・マンドランは、実在の人物で、フランスでは、いくつか研究書も出されているようです。

 *“Les Chants De Mandrin”公式サイト:http://www.mandrin.org/les-chants-de-mandrin.html

 ラバ・アメール=ザイメッシュ(Rabah Ameur-Zaïmeche)
 1966年アルジェリア生まれ。1968年にフランスに移り、セーヌ=サン=ドゥニのモンフェルメイユにあるボスケの集合住宅地で育つ。大学で人間科学を学んだ後、1999年にサラザンク・プロダクションを設立。2001年に第一長編『ウェッシュ、ウェッシュ、何が起こっているの?』を発表。この作品は、2002年のベルリン国際映画祭に出品され、ヴォルフガング・シュタウテ賞を受賞したほか、ヨーロッパ映画賞のディカバリー賞ノミネート、ルイ・デリュック賞新人監督賞受賞など、大きな注目を受けた。
 第2作『ブレッド・ナンバー・ワン』(2006)は、カンヌ国際映画祭 ある視点部門にエントリーされ(Le Prix de la Jeunesse受賞)、第3作の『最後の抵抗(マキ)』(2008)は、カンヌ国際映画祭 監督週間に出品された。

 *ラバ・アメール=ザイメッシュ監督特集「亡命の光」:http://www.institut.jp/ja/evenements/4500

 この作品は、まだフランスでの劇場公開も決まっていないようですが、着実にキャリアを積んできている監督でもあり、フランスでの劇場公開は当然あるとして、日本では、日仏学院あたりで上映されることになるでしょうか。

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 *当ブログ記事
 ・ジャン・ヴィゴ賞2010発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_5.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年12月〜2011年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_48.html

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