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zoom RSS バンコク映画批評家協会賞2011 結果発表!

<<   作成日時 : 2011/03/06 19:43   >>

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 2011年3月5日(〜6日)は、タイ映画ファンにとって、うれしい日でしたね。

 アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の初の劇場公開作品となる『ブンミおじさんの森』が初日を迎え、タイ映画『アンニョン!君の名は』が上映される大阪アジアン映画祭が開幕し(〜3月13日)、6日には、山形国際ドキュメンタリー映画祭2009で上映された『稲作ユートピア』がアース・ビジョン 第19回地球環境映像祭で上映され、という具合で……。

 本当なら、当ブログでも、それに間に合わせるようにタイの映画賞の記事をアップしたかったんですが、どうしても監督名のわからない作品があったりして、どうにも間に合わせることができませんでした。残念!

 ここでは、上記3作品も受賞&ノミネートされているバンコク映画批評家協会賞の結果を書き出しておきたいと思います。(発表は2月23日)

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 ◆作品賞
 ・“Chua Fah Din Salai (Eternity)” 監督:ML Bhandevanop Devakula
 ・“Nak Prok (Shadow of the Naga)” 監督:Nasorn Panungkasiri
 ・“Rao Song Sam Khon (That Sounds Good)” 監督:"Leo" Kittikorn Liawsirikul
 ◎『稲作ユートピア』“Sawan Baan Na (Agrarian Utopia)” 監督:Uruphong Raksasad
 ・“Insee Daeng (The Red Eagle)” 監督:ウィシット・サーサナティヤン

 ◆監督賞
 ・"Leo" Kittikorn Liawsirikul “Rao Song Sam Khon (That Sounds Good)”
 ・ML Bhandevanop Devakul “Chua Fah Din Salai (Eternity)”
 ・ウィシット・サーサナティヤン(Wisit Sasanatieng) “Insee Daeng (The Red Eagle)”
 ◎アピチャッポン・ウィーラセタクン 『ブンミおじさんの森』“Lung Boonmee Raleuk Chat (Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives)”
 ・Uruphong Raksasad 『稲作ユートピア』“Sawan Baan Na (Agrarian Utopia)”

 ◆主演男優賞
 ・Chawin Likitjareonpong “Baan Chan ... Talok Wai Gon (Por Son Wai)(The Little Comedian)”(監督:ウィッタヤー・トーンユーヨン(Wittaya Tongyuyong)、Mes Tharathorn)
 ・Choosak Iamsuk “Meu Peun Dao Pra Sao (Saturday Killer)”(監督:Yuthlert Sippapak)
 ・Somchai Kemklad “Nak Prok (Shadow of the Naga)”
 ◎アナンダ・エヴァリンハム(Ananda Everingham) “Chua Fah Din Salai (Eternity)”
 ・アナンダ・エヴァリンハム(Ananda Everingham) “Insee Daeng (The Red Eagle)”

 ◆主演女優賞
 ◎プローイ・チャーマーン・ブーンヤサック(Chermarn Boonyasak) “Chua Fah Din Salai (Eternity)”
 ◎ヌンティダー・ソーポン(Neungtida Sophon) 『アンニョン!君の名は』“Guan Muen Ho (Hello Stranger)”(監督:バンジョン・ピサンタナグーン(Banjong Pisanthanakun))
 ・Pimchanok Luevisetpaibool “Sing Lek Lek Thee Riak Wa … Ruk (First Love)”(監督:Putthiphong Promsakha、Wasin Pokpong)
 ・Rattanrat Eertaweekul “Rao Song Sam Khon (That Sounds Good)”
 ・Siripan Wattanajinda “9 Wat(Secret Sunday)”(監督:Saranyu Jiralaksanakul)

 ◆助演男優賞
 ・Jaturong Phonboon “Baan Chan ... Talok Wai Gon (Por Son Wai)(The Little Comedian)”
 ・Teerapong Leowrakwong “Chua Fah Din Salai (Eternity)”
 ◎Pitisak Yaowanon “Nak Prok (Shadow of the Naga)”
 ・Sa-ad Piampongsan “Nak Prok (Shadow of the Naga)”
 ・Sakkaraj Rerkthamrong “Chua Fah Din Salai (Eternity)”

 ◆助演女優賞
 ・カンヤー・ラッターナーペット(Kanya Rattapetch) “Krai ... Nai Hong (Who R U)” (監督:Pakpoom Wongjinda)
 ・Daraneenuch Pothipithi “Chua Fah Din Salai (Eternity)”
 ・ラミター・マハープルックポン(Ramita Mahapreukpong) “Rao Song Sam Khon (That Sounds Good)”
 ・Ornanong Panyawong “Baan Chan ... Talok Wai Gon (Por Son Wai)(The Little Comedian)”
 ◎インティラー チャルーンプラ(Intira Charoenpura) “Nak Prok (Shadow of the Naga)”

 ◆脚本賞
 ・『ありふれた話』“Jao Nok Krajok (Mundane History)”(監督:A・スィッチャーゴーンポン(Anocha Suwichakornpong)) A・スィッチャーゴーンポン(Anocha Suwichakornpong)
 ・“Chua Fah Din Salai (Eternity)” ML Bhandevanop Devakul
 ◎“Nak Prok (Shadow of the Naga)” Koses Charittiporn、Nut Nualpang、Phawat Panangkasiri
 ・『ブンミおじさんの森』“Lung Boonmee Raleuk Chat (Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives)” アピチャッポン・ウィーラセタクン
 ・“Insee Daeng (The Red Eagle)” ウィシット・サーサナティヤン(Wisit Sasanatieng)

 ◆撮影監督賞
 ・『ありふれた話』“Jao Nok Krajok (Mundane History)” Ming Kai Leung
 ・“Chua Fah Din Salai (Eternity)” Teerawat Rujintham
 ・“Nak Prok (Shadow of the Naga)” Teerawat Rujintham
 ・“Rao Song Sam Khon (That Sounds Good)” Thamjaroen Promphan、Somsak Srisawat
 ◎『稲作ユートピア』“Sawan Baan Na (Agrarian Utopia)” Uruphong Raksasad

 ◆編集賞
 ・『アンニョン!君の名は』“Guan Muen Ho (Hello Stranger)” Thammarat Sumetsupachok
 ・“Chua Fah Din Salai (Eternity)” スニット・アザウィニクン(Sunij Asavinikul)、Phannipha Kabillikavanich
 ◎“Nak Prok (Shadow of the Naga)” Tawat Siripon
 ・『稲作ユートピア』“Sawan Baan Na (Agrarian Utopia)” Uruphong Raksasad
 ・“Insee Daeng (The Red Eagle)” スニット・アザウィニクン(Sunit Asvinikul)、Phannipha Kabillikavanich

 ◆美術賞
 ・『ありふれた話』“Jao Nok Krajok (Mundane History)” Parinda Moongmaipho
 ◎“Chua Fah Din Salai (Eternity)” Siranat Ratchusanti
 ・“Nak Prok (Shadow of the Naga)” Sophon Pulsawat
 ・『ブンミおじさんの森』“Lung Boonmee Raleuk Chat (Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives)” Akekarat Homlaor
 ・“Insee Daeng (The Red Eagle) Wittaya Chaimongkol” Phairot Siriwath、Pallop Chomtawor

 ◆作曲賞
 ・『アンニョン!君の名は』“Guan Muen Ho (Hello Stranger)” Chatchai Pongprapaphan、Krissanasak Kantathamwawong
 ◎“Chua Fah Din Salai (Eternity)” Chamras Saewataporn
 ・“Nak Prok (Shadow of the Naga)” Narinthon Na Bangchang
 ・“Rao Song Sam Khon (That Sounds Good)” Giant Wave、Mongkol Pongwachirin、Prawit Keskasem
 ・“Insee Daeng (The Red Eagle)” Wild at Heart

 ◆生涯功労賞
 ◎Piak Poster (เปี๊ยก โปสเตอร์ )

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 作品のノミネート&受賞状況は以下の通りです。

 ・“Chua Fah Din Salai(Eternity)”(4/12):作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演男優・助演女優・脚本・撮影・編集・美術・作曲
 ・“Nak Prok(Shadow of the Naga)”(3/10):作品・主演男優・助演男優・助演男優・助演女優・脚本・撮影・編集・美術・作曲
 ・“Insee Daeng(The Red Eagle)”(0/7):作品・監督・主演男優・脚本・編集・美術・作曲
 ・“Rao Song Sam Khon(That Sounds Good)”(0/6):作品・監督・主演女優・助演女優・撮影・作曲
 ・『稲作ユートピア』“Sawan Baan Na(Agrarian Utopia)”(2/4):作品・監督・撮影・編集
 ・『ブンミおじさんの森』(1/3):監督・脚本・美術
 ・『アンニョン!君の名は』(1/3):主演女優・編集・作曲
 ・“Baan Chan ... Talok Wai Gon(Por Son Wai)(The Little Comedian)(0/3):主演男優・助演男優・助演女優
 ・『ありふれた話』(0/3):脚本・撮影・美術
 ・“Meu Peun Dao Pra Sao(Saturday Killer)(0/1):主演男優
 ・“Sing Lek Lek Thee Riak Wa … Ruk(First Love)(0/1):主演女優
 ・“9 Wat”(0/1):主演女優
 ・“Krai ... Nai Hong(Who R U)(0/1):助演女優

 最多受賞作品は、最多ノミネート作品だった“Chua Fah Din Salai(Eternity)”ですが、監督賞はアピチャッポン・ウィーラセタクン監督で、作品賞は、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督と同じくスクール・オブ・アート・インスティテュート・シカゴで学んだUruphong Raksasad監督の『稲作ユートピア』が受賞しました。

 『稲作ユートピア』は、2010年度のどのタイ映画賞にも顔を出していますが、作品賞という高い評価を与えたのは、このバンコク映画批評家協会賞のみでした。
 それが映画批評家協会賞の映画批評家協会賞たるゆえんでしょうか。

 主なノミネート&受賞作品について、以下に簡単に紹介しておきます。

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 ・『稲作ユートピア』“Sawan Baan Na (Agrarian Utopia)”(タイ) 監督:Uruphong Raksasad
 タイでも機械化された米作りが主流になっていて、機械を使わない米作りが忘れられつつあるが、それを嘆いた監督が、「機械を使わない昔ながらの米作り」を将来に残すべく、フィクションとドキュメンタリーを融合させて作った作品。
 Uruphong Raksasad監督は、アプチャッポン・ウィーラセタクン監督と同じスクール・オブ・アート・インスティテュート・シカゴで修士をおさめた監督。
 ロッテルダム国際映画祭2009 スペシャル・メンション受賞。
 『稲作ユートピア』というタイトルで山形国際ドキュメンタリー映画祭2009で上映。アース・ビジョン 第19回地球環境映画祭(2011年3月)でも上映。

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 ・“Chua Fah Din Salai (Eternity)”(タイ) 監督:M.L. Pundhevanop Dhewakul
 出演:アナンダ・エヴァリンハム、プローイ・チャーマーン・ブーンヤサック、Teerapong Leowrakwong、Sakkaraj Rerkthamrong、Daraneenuch Pothipithi
 物語:1930年代初期のビルマの農場が舞台。パボは一帯の土地を所有する地主で、地域では王のように君臨していた。彼の甥サンモンは、高い教育を受けた思索的な青年であった。パボの若い妻ユパディーは、文化的素養があり、社交界で活躍していた。物語はこの3人の三角関係を軸として進み、サンモンとユペディーの秘められた関係はやがてパボの知るところとなる……。
 1943年にMalai Choopinitが書いた小説の映画化。
 オリジナル版のレイティングは15+で、ヌード&セックス・シーンが多いディレクターズ・カット版は、18+だそうです。
 釜山国際映画祭2010 ニュー・カレント部門出品(ワールド・プレミア)。

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 ・“Nak Prok (Shadow of the Naga)”(タイ) 監督:Nasorn Panungkasiri
 出演:Somchai Kemklad、Sa-ad Piampongsan、レイ・マクドナルド、インティラー チャルーンプラ、Pitisak Yaowanon
 物語:主人公は、残忍な泥棒三人組で、彼らは僧の振りをして泥棒し、戦利品を寺の中に隠していた。しかし、やがて、様々な登場人物を巻き込んで、のっぴきならない状況に追い込まれていく……。
 『マルタの鷹』などを思わせるフィルム・ノワール風の作品で、題材的に物議を醸すと思われたことから、2007年に完成していながら、2010年までずっとお蔵入りになっていたそうです。

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 ・“Rao Song Sam Kon (That Sounds Good)”(タイ) 監督:キッティコーン・リアシクン("Leo" Kittikorn Liawsirikul)
 出演:"Jay" Montonn Jira、Rattanrat Eertaweekul、ラミター・マハープルックポン
 物語:ソムチューは、誠実な青年で、インドネシアの中央高地で4WDを運転していた。彼は、途中で、2人の女性を拾う。1人は、ハリー・ポッター風のメガネをかけたテアで、もう1人は彼女の友だちで、耳に障害を持つスーントリであった。最初、スキー帽をかぶっていたスーントリが、それを脱いだ時、ソムチューは、一目で彼女に恋してしまう。彼女の方も彼のことが好きになるが、彼女が聴覚障害を持っていることもあって、ともにお互いの気持ちをうまく伝えることができない……。
 主演の"Jay" Montonn Jiraはミュージシャンだそうです。

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 ・“Insee Dang (The Red Eagle)”(タイ) 監督:ウィジット・サンサーナティアン(Wisit Sasanatieng)
 物語:主人公は凄腕のスナイパー。今日も彼は、ビルの会議室からターゲットを狙い、見事に仕留める。しかし、そんな彼にも1つだけ弱点があった。それは彼が性的不能者だということだった。彼は、稼いだ金で、漢方にかかったり、アフリカの呪術師の世話になったり、インドのグルに会いに行ったりする……。
 釜山国際映画祭2010 アジアの窓部門出品。

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 ・“Baan Chan ... Talok Wai Gon (Por Son Wai) (The Little Comedian)”(タイ) 監督:ウィッタヤー・トーンユーヨン(Wittaya Tongyuyong)、Mes Tharathorn
 出演:Chawin likitjareonpong、Paula Taylor、Jaturong Mokjok、Nichapat Jaruratnawaree
 物語:トックの父親は、コメディアンで、おじいちゃんもまたコメディアンで、彼の一家はみんなどこか可笑しかった。トックは、ある日、にきびだらけのクラスメートにくっついて皮膚科医に行くが、そこの女医に恋してしまう。彼は、6歳の妹にもらったおこずかいをも足しにして、皮膚科医に通い続け、一所懸命に、その女医を笑わせようとする……。
 ウィッタヤー・トーンユーヨンは、『フェーンチャン〜ぼくの恋人』の監督の1人。

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 ・『ありふれた話』“Jao Nok Krajok (Mundane History)”(タイ/2009) 監督:A.スィッチャーゴーンポン(Anocha Suwichakornpong)
 物語:役立たずの息子と、つかみどころのない父親と、車椅子の患者の面倒を看る看護士という3人の家族が織り成す物語。
 釜山国際映画祭2009 ニュー・カレント部門出品。
 ロッテルダム国際映画祭2010コンペティション部門出品。タイガー・アワード受賞。
 シンガポール国際映画祭2010 コンペティション部門出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2010 コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 パリ映画祭2010 コンペティション部門出品。
 アジアフォーカス・福岡国際映画祭2010にて上映。

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 ・『アンニョン!君の名は』“Guan Muen Ho (Hello Stranger)”(タイ) 監督:バンジョン・ピサンタナグーン(Banjong Pisanthanakun)
 出演:チャンタウィット・タナセーウィー、ヌンティダー・ソーポン
 物語:「日本と同じく韓流に沸くタイ。ペ・ヨンジュンに憧れる女と、なりゆきで韓国行きの飛行機に乗ってしまった男が、旅先の韓国で偶然出会い、お互いの名前も知らないまま恋に落ちる。」
 大阪アジアン映画祭2011で上映。

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 *当ブログ記事
 ・第1回タイ映画監督協会賞 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201103/article_4.html
 ・コム・チャット・ルック映画賞2011:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201103/article_5.html

 ・バンコク映画批評家協会賞2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_22.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年12月〜2011年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_48.html

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