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zoom RSS アイスランド・アカデミー賞 Edda賞2011発表!

<<   作成日時 : 2011/02/21 22:38   >>

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 アイスランド映画&テレビ・アカデミーにより、第13回アイスランド・アカデミー賞2011、Edda賞)が発表になりました。(2月19日発表)

 アイスランド映画&テレビ・アカデミー(The Íslenska kvikmynda- og sjónvarpsakademían /Icelandic Film and Television Academy)は、1999年に設立され、同年よりEdda賞(Edduverðlaunin)を発表しています。Edda賞授賞式の模様はTVで放映され、全人口の60%が観ると(公式サイトでは)紹介されています。

 2011年のノミネーションの発表は、2月3日に行なわれています。映画部門のノミネーションは、例えば、アイスランド映画センターの公式ホームページのここ(http://www.icelandicfilmcentre.is/news/nr/2632)にあります。(Edda賞の公式ホームページもあり、英語で読むこともできますが、アップデートが遅く、しかもちょっと読みにくい。)

 2011年Edda賞ノミネーションは、“Brim (Undercurrent)”が12部門で最多ノミネート、“The Good Heart”が11部門ノミネート、“Órói (Jitters)”が10部門ノミネートでこれに続いていました。
 作品賞以外は、TV作品も短編作品も区別なしに、ノミネートされるようです。

 今年の受賞結果は以下の通りです。

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 ◆作品賞
 ◎“Brim (Undercurrent)” 監督:Árni Ólafur Ásgeirsson

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 ◆監督賞
 ◎ダーグル・カウリ(Dagur Kári) “The Good Heart”
 『氷の国のノイ』のダーグル・カウリが監督賞を受賞。

 ◆主演男優賞
 ◎Ólafur Darri Ólafsson “Rokland (Stormland)”(監督:Marteinn Thorsson)

 ◆主演女優賞
 ◎Nína Dögg Filippusdóttir “Brim (Undercurrent)”

 ◆助演男優賞
 ◎Thorsteinn Bachmann “Órói (Jitters)”(監督:Baldvin Z)

 ◆助演女優賞
 ◎Elma Lísa Gunnarsdóttir “Rokland (Stormland)”

 ◆脚本賞
 ◎ダーグル・カウリ(Dagur Kári) “The Good Heart”

 ◆撮影賞
 ◎G. Magni Ágústsson “Brim (Undercurrent)”

 ◆編集賞
 ◎Valdís Óskarsdóttir、Eva Lind Höskuldsdóttir “Brim (Undercurrent)”

 ◆美術賞
 ◎Hálfdán Pedersen “The Good Heart”

 ◆衣裳デザイン賞
 ◎Helga Rós V. Hannam “The Good Heart”

 ◆メイキャップ賞
 ◎Ásta Hafthórsdóttir、Stefán Jörgen Ásgeirsson “The Good Heart”

 ◆音響デザイン賞(Sound Design)
 ◎Ingvar Lundberg、Kjartan Kjartansson “Brim (Undercurrent)”

 ◆作曲賞
 ◎Slowblow “Brim (Undercurrent)”

 ◆短編賞
 ◎“Clean” 監督:Isold Uggadottir
 監督のIsold Uggadottirはアイスランド人ですが、ニューヨークを拠点として活動しているので、“Clean”は実質的にはアメリカ映画ということになります。

 ◆ドキュメンタリー賞
 ◎“Fiðruð fíkn (Feathered Cocaine)” 監督:Örn Marino Arnarson、Thorkell S. Hardarson

 ◆最優秀テレビ作品(Television Program)
 ◎“Réttur 2 (Court 2nd series)” Saga film

 ◆最優秀コメディー番組(Television Comedy)
 ◎“Spaugstofan” Saga film

 ◆最優秀ニュース/リアティー番組(News or Reality Program)
 ◎“Landinn (This Country)” RÚV

 ◆最優秀子供番組(Children's Show)
 ◎“Stundin okkar (Our Hour)” RÚV

 ◆最優秀文化/ライフスタイル番組(Cultural or Lifestyle Show)
 ◎“Fagur Fiskur (Fish Pictures)” Sagafilm

 ◆最優秀テレビ・パーソナリティー(Television Personality)
 ◎Gísli Einarsson

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 映画部門の作品ごとの受賞結果は以下のようになっています。

 ・“Brim (Undercurrent)”(6):作品・主演女優・撮影・編集・音響・作曲
 ・“The Good Heart”(5):監督・脚本・美術・衣裳・メイク
 ・“Rokland (Stormland)”(2):主演男優・助演女優
 ・“Órói (Jitters)”(1):助演男優

 日本で知られているアイスランドの映画監督といえば、まず思い浮かぶのが、フリドリック・トール・フリドリクソンですが、米国アカデミー賞2011 外国語映画賞アイスランド代表作品ともなった彼の最新作“Mamma Gógó”(2010)は、前回の対象作品になっていて、作品賞・監督賞を含む8部門にノミネートされ、主演女優賞と美術賞と音楽賞を受賞しています。
 ちなみに、彼は、『エンジェル・オブ・ユニバース』(2000)でEdda賞の作品賞と監督賞を受賞し、2001年にも2作品で作品賞にノミネート、2008年には名誉賞を贈られています。
 彼の作品の日本での作品紹介は、劇場公開では『精霊の島』(1996)年以来15年(日本での公開年では13年)途絶えていて、映画祭上映でも2006年のアイスランド映画祭で『エンジェル・オブ・ユニバース』と『ナイスランド』(2004)が上映されて以来途絶えています(この2作品はてっきり劇場公開されるものと勝手に思い込んでいたので、私は見逃してしまいました)。もっとも『ナイスランド』以降、“Mamma Gógó”までには監督作品はドキュメンタリー作品が1本あるだけですが。

 日本で劇場公開予定の『レイキャビク・ホエール・ウォッチング・マサカー』“Reykjavik Whale Watching Massacre”(2009)は、少なくとも2010年と2011年のノミネーションには含まれていませんでした。

 今回の受賞作は、バラティーに富んでいて、それぞれにまあまあ面白そうなんですが、キャスト的にも作品のインパクトとしても日本での劇場公開まではちょっとどうかな〜という感じで、観られるとすれば、せいぜいで映画祭かDVDかというところじゃないかと思われます。
 ただ、今年は、トーキョー ノーザンライツ フェスティバル2011が開催されたばかりなので、残念ながら、これらの作品を映画祭等でまとめて観る機会は、しばらくはなさそうです。

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 以下に受賞作について簡単に紹介しておきます。

 ・“Brim(Undercurrent)”(アイスランド) 監督:Árni Ólafur Ásgeirsson
 出演:Höddi Björnsen、Valdimar Ágúst Eggertsson、Ólafur Egilsson、Einar Örn Einarsson
 物語:漁船Undercurrent RE 29。航海は、果てしなく続き、すべてが同じことの繰り返しで、船員をうんざりさせている。しかし、ある暗くわびしい夜、ひとりの船員が自殺する。船が港に着き、船員たちは、何事もなかったかのように、自殺した彼の代わりを補充する。新しい船員は女性で、船内の微妙なバランスは少しずつ崩れていき、メンバー間の摩擦は危険な状態に達する……。
 レイキャビク国際映画祭2010 アイスランド映画パノラマ部門出品。
 ヨーテボリ映画祭2011 Nordisk tävling部門出品。

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 ・“The Good Heart”(デンマーク・アイスランド・米・仏・独) 監督:ダーグル・カウリ(Dagur Kári)
 出演:ポール・ダノ、ブライアン・コックス、イジルド・ル・ベスコ
 物語:ホームレス少年のルーカスは、バーのオーナー、ジャックと出会って、彼のところに居候させてもらうことになる。ジャックは、不健康な生活のせいで、これまでに5回の心臓発作を起こしていて、自分の仕事を引き継いでくれるような人間を探していたのだった。すべてが順調に進んでいると思われた頃、バーにエイプリルという名の酔っ払ったCAが入ってくる。
 トロント国際映画祭2009 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 釜山国際映画祭2009 ワールド・シネマ部門出品。
 ヨーテボリ映画祭2010ノルディック・コンペティション部門出品。撮影賞受賞(Rasmus Videbæk)。
 そのほか、エジンバラ国際映画祭2010、ヘルシンキ国際映画祭2010、リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭2010、サンパウロ国際映画祭2010などに出品されています。

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 ・“Rokland (Stormland)”(アイスランド) 監督:Marteinn Thorsson
 出演:Ólafur Darri Ólafsson、Elma Lísa Gunnarsdóttir
 物語:Boddi Steingrimssonは、北アイスランドの小さな町に住んでいる。彼は、現代の唯物論的な社会が大嫌いで、そのことを皮肉っぽく自分のブログにも綴っている。やがて、彼は、町で、昔のバイキングの英雄Grettirのような、アウトロー的な存在になっていく。一連のできごとがあった後で、彼は、南の都会で出かけ、銃を手に入れる。これから革命を起こすために……。

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 ・“Órói (Jitters)”(アイスランド) 監督:Baldvin Z
 出演:Atli Oskar Fjalarsson、Hreindís Ylva Garðarsdóttir、Gísli Örn Garðarsson、Birna Rún Eiríksdóttir
 物語:ガブリエルは、16歳で、自分はいったい誰で、変わり続ける複雑な世界の中で、自分はどんなところにいるのか、悩んでいた。彼は、自分探しのために、アイスランドに旅をし、2週間後、マンチェスターに帰ってくる。そして、反骨心に富み、自由な考え方を持ったティーンエージャー、マーカスと出会い、友達になる。不幸なできごとがあった後、彼のガールフレンドだったステラが自殺する。ガブリエルは、打ちのめされ、自分のつらい過去と向き合わなければならなくなる。

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 *参考サイト
 ・Edda賞公式サイト(アイスランド語/英語):http://eddan.is/

 ・アイスランド映画センター 公式サイト(アイスランド語/英語):http://www.icelandicfilmcentre.is/

 ・Iceland Cinema Now:http://icelandcinemanow.com/

 ・Edda賞に関するWikipedia:http://is.wikipedia.org/wiki/Edduver%C3%B0launin
 なぜか映画賞カテゴリーの変遷が強調されるように紹介されています。

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 *当ブログ記事
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年12月〜2011年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_48.html

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