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zoom RSS 『エッセンシャル・キリング』が7部門ノミネート! ポーランド・アカデミー賞2011!

<<   作成日時 : 2011/02/20 19:16   >>

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 第13回ポーランド・アカデミー賞(Polskich Nagród Filmowych Orły)、イーグル賞(Eagle Awards)のノミネーションが、ポーランド映画アカデミー(The Polska Akademia Filmowa (Polish Film Academy))から発表になりました。(2月7日)

 日本での近年のポーランド映画の劇場公開は、2009年の『アンナと過ごした4日間』(2008)と『カティンの森』(2007)、レトロスペクティヴで2009年のキェシロフスキと2010年のスコリモフスキー、映画祭上映で2009年に『神さまの小さなお庭で』(2007)と『ダーク・ハウス/暗い家』(2009)、2010年にワイダの『菖蒲』(2009)とスコリモフスキーの『エッセンシャル・キリング』(2010)、くらいということになるでしょうか。(最新の劇場公開作は『ショパン 愛と哀しみの旋律』(2002)ということになります。)

 というわけで、イーグル賞にノミネートされる映画も日本で知られている作品としては『エッセンシャル・キリング』しかありませんが、ノミニーは何らかの形で日本に作品が紹介されたことのある人が多いようです。

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 ◆作品賞
 ・『エッセンシャル・キリング』 監督:イエジー・スコリモフスキー
 ・“Różyczka (Little Rose)” 監督:Jan-Kidawa Błoński
 ・“Wszystko co kocham (All that I Love)” 監督:ヤツェク・ボルツフ(Jacek Borcuch)

 ◆監督賞
 ・イエジー・スコリモフスキー 『エッセンシャル・キリング』
 ・Feliks Falk “Joanna”(監督:Feliks Falk)
 ・ヤツェク・ボルツフ(Jacek Borcuch) “Wszystko co kocham (All that I Love)”

 ◆主演男優賞
 ・ヴィンセント・ギャロ 『エッセンシャル・キリング』
 ・Robert Więckiewicz “Różyczka (Little Rose)”
 ・Mateusz Kościukiewicz “Wszystko co kocham (All that I Love)”

 ◆主演女優賞
 ・Urszula Grabowska “Joanna”
 ・マグダレーナ・ボチャルスカ(Magdalena Boczarska) “Różyczka (Little Rose)”
 ・オーラ・フリチ(Olga Frycz) “Wszystko co kocham (All that I Love)”

 ◆助演男優賞
 ・アダム・ヴォロノヴィチ(Adam Woronowicz) “Chrzest (The Christening)”(監督:Marcin Wrona)
 ・ヤン・フリッシュ(Jan Frycz) “Różyczka (Little Rose)”
 ・アンジェイ・ヒラ(Andrzej Chyra) “Wszystko co kocham (All that I Love)”

 ◆助演女優賞
 ・スタニスワヴァ・チェリンスカ(Stanisława Celińska) “Joanna”
 ・キンガ・プレイス(Kinga Preis) “Joanna”
 ・Magdalena Cielecka “Wenecja (Venice)”(監督:Jan Jakub Kolski)

 ◆脚本賞
 ・エヴァ・ピアスコフスカ(Ewa Piaskowska)、イエジー・スコリモフスキー 『エッセンシャル・キリング』
 ・Feliks Falk “Joanna”
 ・ヤツェク・ボルツフ(Jacek Borcuch) “Wszystko co kocham (All that I Love)”

 ◆撮影賞
 ・アダム・シコラ(Adam Sikora) 『エッセンシャル・キリング』
 ・アダム・シコラ(Adam Sikora) “Las (The Forest)”(監督:ピョートル・ドゥマウァ(Piotr Dumała))
 ・アルトゥール・レインハート(Arthur Reinhart) “Wenecja (Venice)”

 アダム・シコラは、『アンナと過ごした4日間』を手がけた撮影監督です。

 ◆編集賞
 ・Piotr Kmiecik “Chrzest (The Christening)”
 ・レカ・レムヘーン(Reka Lemhenyi)、Maciej Pawliński 『エッセンシャル・キリング』g
 ・Beata Liszewska、Katarzyna Maciejko-Kowalczyk “Las (The Forest)”
 ・ツェザル・グジェシェク(Cezary Grzesiuk) “Różyczka (Little Rose)”
 ・Witold Chomiński “Wenecja (Venice)”

 ◆美術賞
 ・Joanna Białousz “Różyczka (Little Rose)”
 ・Anna Wunderlich “Śluby panieńskie (Maiden Vows)”(監督:Filip Bajon)
 ・Joanna Macha “Wenecja (Venice)”

 ◆衣裳デザイン賞
 ・Magdalena Biedrzycka “Joanna”
 ・Małgorzata Braszka “Śluby panieńskie (Maiden Vows)”
 ・Małgorzata Zacharska “Wenecja (Venice)”

 ◆録音賞(Best Sound)
 ・Nikodem Wołk-Łaniewski、Grzegorz Lindemann “Fenomen (Phenomenon)”(監督:Tadeusz Paradowicz)
 ・Wiesław Znyk、Joanna Napieralska “Różyczka (Little Rose)”
 ・Jacek Hamela “Wenecja (Venice)”

 ◆音楽賞
 ・パヴェウ・ミキェティン(Paweł Mykietyn) 『エッセンシャル・キリング』
 ・Zygmunt Konieczny “Święty interes (Holy Interests)”(監督:Maciej Wojtyszko)
 ・Daniel Bloom “Wszystko co kocham (All that I Love)”

 ◆ブレイクスルー・アーティスト賞
 ・Piotr Dumała(監督) “Las (The Forest)”
 ・Arkadiusz Jakubik(監督) “Prosta historia o miłości (A Simple Story About Love)”(監督:)
 ・Mateusz Kościukiewicz(男優) “Wszystko co kocham (All that I Love)”

 ◆ヨーロッパ映画賞
 ・『ゴースト・ライター』 監督:ロマン・ポランスキー
 ・『アンプロフェット』 監督:ジャック・オディアール
 ・『ベニスに死す』 監督:ルキノ・ヴィスコンティ

 なぜここに『ベニスに死す』が入っているのかわかりませんが、ポーランドでは2010年7月にリバイバル上映が行なわれたようです。

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 ノミネーションの選考対象になった作品は、以下の32作品です。

 1.“Chrzest” 監督:Marcin Wrona
 2.“Ciacho” 監督:Patryk Vega
 3.“Czarny” 監督:Dominik Matwiejczyk
 4.“Droga Do Raju” 監督:Gerwazy Reguła
 5.『エッセンシャル・キリング』 監督:イエジー・スコリモフスキー
 6.“Fenomen” 監督:Tadeusz Paradowicz
 7.“Handlarz Cudów” 監督:Jarosław Szoda、Bolesław Pawica
 8.“Hel” 監督:Kinga Dębska
 9.“Huśtawka” 監督:Tomasz Lewkowicz
 10.“Jestem” Twój 監督:Mariusz Grzegorzek
 11.“Joanna” 監督:Feliks Falk
 12.“Kołysanka” 監督:ジュリアス・マチュルスキ(Juliusz Machulski)
 13.“Las” 監督:ピョートル・ドゥマウァ(Piotr Dumała)
 14.“Matka Teresa Od Kotów” 監督:Paweł Sala
 15.“Milczenie Jest Złotem” 監督:Ewa Pytka
 16.“Mistyfikacja” 監督:Jacek Koprowicz
 17.“Moja Krew” 監督:Marcin Wrona
 18.“Piksele” 監督:Jacek Lusiński
 19.“Piotrek Trzynastego” 監督:Piotr Matwiejczyk
 20.“Projekt Dziecko” 監督:Adam Dobrzycki
 21.“Prosta Historia O Miłości” 監督:Arkadiusz Jakubik
 22.“Randka W Ciemno” 監督:Wojciech Wójcik
 23.“Różyczka” 監督:Jan-Kidawa Błoński
 24.“Skrzydlate Świnie” 監督:Anna Kazejak
 25.“Śluby Panieńskie” 監督:Filip Bajon
 26.“Śniadanie Do Łóżka” 監督:Krzysztof Lang
 27.“Święty Interes” 監督:Maciej Wojtyszko
 28.“Trick” 監督:Jan Hryniak
 29.“Wenecja” 監督:Jan Jakub Kolski
 30.“Wszystko Co Kocham” 監督:ヤツェク・ボルツフ( Jacek Borcuch)
 31.“Zgorszenie Publiczne” 監督:Maciej Prykowski
 32.“Zwerbowana Miłość” 監督:Tadeusz Król

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 作品のノミネート状況は、以下のようになっています。

 ・“Wszystko co kocham (All that I Love)”(8):作品・主演女優・主演男優・主演女優・助演男優・脚本・音楽・ブレイク
 ・『エッセンシャル・キリング』(7):作品・監督・主演男優・脚本・撮影・編集・音楽
 ・“Różyczka (Little Rose)”(7):作品・主演男優・主演女優・助演男優・編集・美術・録音
 ・“Joanna”(6):監督・主演女優・助演女優・助演女優・脚本・衣裳
 ・“Wenecja (Venice)”(6):助演女優・撮影・編集・美術・衣裳・録音
 ・“Las (The Forest)”(3):撮影・編集・ブレイク
 ・“Chrzest (The Christening)”(2):助演男優・編集
 ・“Śluby panieńskie (Maiden Vows)”(2):美術・衣裳
 ・“Fenomen (Phenomenon)”(1):録音
 ・“Święty interes (Holy Interests)”(1):音楽
 ・“Prosta historia o miłości (A Simple Story About Love)”(1):ブレイク

 最多ノミネートは、米国アカデミー賞2011外国語映画賞 ポーランド代表作品にも選ばれた“Wszystko, co kocham (All That I Love)”で、それに『エッセンシャル・キリング』が続いています。

 個人的に観たいと思うのは、“Las”、ですかね。

 受賞結果の発表は、3月7日です。

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 主なノミネート作品を簡単に紹介しておきたいと思います。

 ・“Wszystko, co kocham (All That I Love)” 監督:ヤツェク・ボルツフ( Jacek Borcuch)
 出演:Mateusz Kosciukiewicz、Jakub Gierszal、Mateusz Banasiuk、オーラ・フリチ(Olga Frycz)、Igor Obloza
 物語:「連帯」のさなかである1981年にパンクロックバンドを結成した、小さな町の4人のテーンエージャーの物語。
 釜山国際映画祭2009 オープン・シネマ部門出品。
 サンダンス映画祭2010 出品。
 イスタンブール国際映画祭2010 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 米国アカデミー賞2011外国語映画賞 ポーランド代表作品。

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 ・“Joanna”(ポーランド) 監督:Feliks Falk
 出演:Urszula Grabowska、スタニスワヴァ・チェリンスカ、キンガ・プレイス
 物語:ナチス占領下のポーランド。ヨアンナは、戦争で夫が行方不明になり、今は、アパートでユダヤ人の娘の面倒を見ている。その娘の存在は危険なので、周囲からは非難を浴びる。ドイツ人将校がヨアンナに興味を持ち、彼女の秘密を知る。ヨアンナは、ユダヤ人の娘を守るために、彼とつきあうことにする……。
 Golden Lion Film Festival(スイス)2010で最優秀作品賞受賞。
 釜山国際映画祭2010 ワールド・シネマ部門出品。

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 ・“Rózyczka (Little Rose)”(ポーランド) 監督:Jan-Kidawa Błoński
 物語:1967年。カミーラは、大学の事務員になって、そこでロマンと恋に落ちる。ロマンは、表向きは国家外国貿易企業の管理職のポストに就いていたが、実は、反体制派のインテリを監視する役目を負った防衛省の役人なのだった。彼のターゲットの1人は、西側の反共産組織とつながりがあると思われる有名作家アダム・ウォシャウスキであった。しかし、アダムはなかなか尻尾をつかませず、ロマンは最終兵器としてカミーラを使い、彼女にアダムの愛人になるよう仕向けるのだった……。
 モスクワ国際映画祭2010 コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 釜山国際映画祭2010 ワールド・シネマ部門出品。
 シカゴ国際映画祭2010 ワールド・シネマ部門出品。

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 ・“Wenecja (Venice)”(ポーランド) 監督:Jan Jakub Kolski
 出演:Marcin Walewski、Magdalena Cielecka、Mariusz Bonaszewski、アニエスカ・グロホフスカ(Agnieszka Grochowska)、Grazyna Blecka-Kolska
 物語:マレクの一家は、何世代にもわたってヴェニスへ旅行していた。曽祖父も祖父も父も14歳の兄もヴェニス旅行を経験しているが、11歳のマレクだけが実際にヴェニスに行ったことがなかった。話だけはよく聞いていたので、マレクは、ヴェニスの通りや広場をまるで行ったことがあるかのように話せるようになっていた。そんなマレクに、ついにヴェニス旅行のチャンスが巡ってくる。しかし、時は1939年で、戦争の暗雲が忍び寄り、父も軍隊に入隊してしまう。それでもマレクは、ヴェニスの夢をあきらめきれず、「ボクがヴェニスに行けないなら、ヴェニスの方がこっちに来ればいいじゃないか」と考えるようになる。
 モントリオール世界映画祭2010 ワールド・コンペティション部門出品。芸術貢献賞受賞。

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 ・“Las(The Forest)”(ポーランド) 監督:ピョートル・ドゥマウァ(Piotr Dumala)
 社会から離れて孤独な世界に生きる父と息子の物語。
 アニメーション作家としても知られるピョートル・ドゥマウァによる、モノクロの実写作品。実験映画的で野心的な作品であるようです。
 Golden Tape 2011 award受賞。

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 ・“Chrzest(The Christening)”(ポーランド) 監督:Marcin Wrona
 物語:マイケルには、いつも夢見ていることがある。美しい妻のこと、生まれたばかりの息子のこと、そして自分の映画のこと。彼は、ジャネクに息子の名づけ親になってもらうことにする。それが計画の始まりで、彼はジャネクにうちの妻に興味はあるかと訊く。そうして始まった計画だったが、やがて彼の秘密の過去が彼に重くのしかかってくるようになり、彼も自分自身でそれとうまく折り合いがつけられなくなってしまう。そして、ジェネクは、決して忘れられないことになる決断を迫られることになる……。
 サンセバスチャン国際映画祭2010 New Directors部門出品。
 レイキャビク国際映画祭2010アイスランド教会賞 スペシャル・メンション受賞。

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 *当ブログ記事
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年12月〜2011年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_48.html

 追記:
 ・ポーランド・アカデミー賞(イーグル賞)2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201103/article_11.html

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