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zoom RSS サンタバーバラ国際映画祭2011 受賞結果!

<<   作成日時 : 2011/02/10 08:19   >>

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 第26回サンタバーバラ国際映画祭の各賞が発表になりました。(2月5日、6日)

 サンタバーバラという都市は、アメリカ映画産業のルーツの1つで、その地で1985年に始められたこの映画祭(SBIFF:The Santa Barbara International Film Festival )は、今年で第26回(1月27日-2月6日) を迎えています。

 以前は、アメリカ映画産業のルーツという特徴を前面に出して、北米で配給の決まっていない作品や短編映画に力を入れていたようですが 、いまでは、それらを発展的に解消して(?)、インディペンデント部門、インターナショナル部門、ワールド・シネマ部門、スペイン/ラテン・アメリカ映画部門、イースト×ウエスト部門(アジア映画部門)、イースタン・ブロック部門(東欧映画部門)、特別上映部門、特集上映部門など、多彩な国別・地域別の部門を設けて、バラエティーに富んだ作品を紹介することに務めているようです。

 今年は、イースト×ウエスト部門に、日本から『洋菓子店コアンドル』と『結び目』が出品され、ドキュメンタリー部門では周防正行監督の『ダンシング・チャップリン』が上映されました。

 今年の受賞結果は、以下の通りです。

 ◆パナヴィジョン・スピリット・アワード/インディペンデント映画賞(The Panavision Spirit Award for Independent Cinema)
 ◎“Face To Face”(オーストラリア) 監督:Michael Rymer [ワールド・プレミア]

 ◆最優秀外国映画賞(The Best International Film Award)
 ◎“Togetherness Supreme”(ケニア・ベネズエラ) 監督:Nathan Collett

 ◆特別審査員賞
 ◎Alicia Vikander (女優) “Pure”(監督:Lisa Langseth)

 ◆スペイン/ラテン・アメリカ映画賞(The Nueva Vision Award for the best Spanish/Latin American film)
 ◎“Nostalgia For The Light (Nostalgia De La Luc)”(仏・独・チリ) 監督:Patricio Guzmán [USプレミア]

 ◆イースト・ミーツ・ウエスト賞(Best East Meets West Cinema Award)
 ◎『洋菓子店コアンドル』“Patisserie (Coin De Rue)”(日) 監督:深川栄洋

 ◆Best Eastern Bloc Award
 ◎“If I Want To Whistle, I Whistle (Eu Cand Vreau Sa Fluier, Fluier)”(ルーマニア・スウェーデン) 監督:Florin Serban

 ◆最優秀ドキュメンタリー賞(Best Documentary Film Award)
 ◎“The Boy Mir: Ten Years in Afghanistan”(英) 監督:Phil Grabsky [USプレミア]

 ◆短編映画賞(Bruce Corwin Award for Best Live Action Short Film Under 30 Minutes)
 ◎“West of the Moon”(米) 監督:Brent Bonacorso

 ◆短編アニメーション賞(Bruce Corwin Award for Best Animation Short Film)
 ◎“The Lost Thing”(オーストラリア・英) 監督:Andrew Ruhemann、Shaun Tan

 ◆Fund for Santa Barbara Social Justice Award Sponsored by The Fund for Santa Barbara
 ◎“When I Rise”(米) 監督:Mat Hames
 ◎“Nostalgia For The Light (Nostalgia De La Luc)”(仏・独・チリ) 監督:Patricio Guzmán [USプレミア]

 ◆観客賞(SB Audience Choice Award)
 ◎“Troubadors”(米) 監督:Morgan Neville

 ◆10-10-10 学生脚本コンペティション(10-10-10 Student Screenwriting Competition)

 ・大学生 映画製作コンペティション部門
 ◎“The Dissolution” 監督:Brent Rumble(Brooks Institute)

 ・大学生 脚本コンペティション部門 最優秀脚本賞
 ◎Mary Jane Johnson(サンタバーバラ市立大学)

 ・高校生 映画製作コンペティション部門 最優秀作品賞
 ◎Tate Larrick(サンタバーバラ高校)

 ・高校生 脚本コンペティション部門 最優秀脚本賞
 ◎Aija Mayrock(Laguna Blanca School)
 受賞者は14歳!

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 サンタバーバラ映画祭は、全米映画賞レース開催期間中の映画祭として、(パームスプリングス国際映画祭と同様に)昨年活躍した映画人に賞を与えるという催しを行なっていて、その受賞者は、前年末から発表されています。

 彼らの表彰は、映画祭期間中にバラバラの日程で行なわれ、映画祭に華を添えています。

 今年の受賞者は、以下の通りです。

 ◆最優秀パフォーマンス賞(Outstanding Performance Of The Year Award)
 ◎ジェームズ・フランコ

 ◆アメリカン・リヴィエラ賞(American Riviera Award)
 アメリカ映画界に強いインパクト(a strong influence on American Cinema)を与えたと認められる俳優に贈られる。
 ◎アネット・ベニング

 ◆モンテシト賞(Montecito Award)
 一連の作品で優れたパフォーマンスを行なったと認められた俳優に贈られる。
 ◎ジェフリー・ラッシュ

 ◆ショパン・ヴァーチュオソス賞(Chopin Virtuosos Award)
 前年に優れたパフォーマンスをした俳優に贈られる賞(actors who have distinguished themselves through performances in film this past year)。
 ◎レスリー・マンヴィル(“Another Year”)

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 ◎ジョン・ホークス(『ウィンターズ・ボーン』)

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 ◎ジャッキー・ウィーバー(“Animal kingdom”)

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 ◎ヘイリー・スタインフェルド(『トゥルー・グリット』)

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 ◆シネマ・ヴァンガード賞(Cinema Vanguards Award)
 リスクを承知で、優れた、そして独創的な活躍をして、映画に貢献した俳優に贈られる賞(taking artistic risks and making a significant and unique contribution to film)。
 ◎ニコール・キッドマン

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 ◆アンサンブル賞(Ensemble Honor)
 ◎『英国王のスピーチ』

 ◆モダン・マスター賞(Lucky Brand Modern Master Award)
 ◎クリスファー・ノーラン

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 ※これに先立って、2010年11月19日に、ハリソン・フォードにカーク・ダグラス賞が贈られています。

 ※ショパン・ヴァーチュオソス賞は主演俳優に、シネマ・ヴァンガード賞は助演俳優に贈られるのかと思っていたのですが、今年は逆になってしまいました。昨年までがたまたまそうなっていただけなのかもしれません。
 今年は、最優秀監督賞(Outstanding Director of the Year)の選出はありませんでした。

 故意なのかどうかはわかりませんが、パームスプリングス国際映画祭2011のBlack Tie Awards Galaとは全く重ならない受賞者リストになっています。いや、たぶん確実に意識してますね。そうじゃないとこんなにも重ならないってことはないはずですから。

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 主な受賞作品は以下の通りです。

 ・“Face To Face”(オーストラリア) 監督:Michael Rymer
 David Williamsonの同名戯曲の映画化。
 足場職人の青年がボスに暴行を振るったとされる事件について、10人が議論を交わしていく。一見、簡単そうに見えた事件は、議論が進むにつれて、思わぬ様相を呈してくる……。

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 ・“Togetherness Supreme”(ケニア・ベネズエラ) 監督:Nathan Collett
 物語:カーマは、ケニアのKiberiaに住む有望なアーティストだったが、友人のOtienoに誘われて、未来の大統領候補の支援に参加することになる。父たちはカーマを止めようとするが、ここ数年の貧しさから脱却するには、何かしなければならないと決心して、村を出る。しばらくして、仲間の中に、1人の女性が加わったことで、カーマとOtienoの関係が狂い始める……。
 2007年に実際にケニアで起こった暴動を背景にした実話に基づく。
 バンクーバー国際映画祭2010 出品。

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 ・“Pure(Till det som är vackert)”(スウェーデン) 監督:Lisa Langseth
 物語:若者から女に変わろうとしている20歳のカタリーナの物語。彼女は、ある中の母親と2人暮らして、クラシック音楽を聴くのが唯一の楽しみだったが、モーツァルトの「レクイエム」を聴いたことで、大きな転機が訪れる……。
 釜山国際映画祭2010 Flash Forward部門出品。Flash Forward賞受賞。
 スウェーデン・アカデミー賞2011 脚本賞&主演女優賞(Alicia Vikander)受賞。

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 ・“Nostalgia For The Light (Nostalgia De La Luc)”(仏・独・チリ) 監督:Patricio Guzmán
 物語:チリのアタカマ砂漠。天文学者が、生命の起源に関わる答を求めて、宇宙をじっと凝視している。その近くでは、女性たちのグループがピノチェト時代に殺された愛する者たちの遺体を求めて、砂をふるいにかけている……。
 トロント国際映画祭2010 ピープルズ・チョイス賞 ドキュメンタリー部門次点。
 ヨーロッパ映画賞2010 ドキュメンタリー賞受賞。

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 ・“If I Want To Whistle, I Whistle (Eu Cand Vreau Sa Fluier, Fluier)”(ルーマニア・スウェーデン) 監督:Florin Serban
 物語:シルビウは、あと5日で少年院から釈放されることになっていた。そこに、長年、音信不通だった母親が突然現れて、これからは次男は自分が育てると宣言する。次男のことは、これまで自分の息子のように面倒を見てきていたので、シルビウは、突然現れた母親に彼を連れ去られてしまうことが我慢ならず、何もできない5日間が苦痛で耐えられないほどになる。一方で、シルビウは、少年院にインターンとしてやってきていたソーシャルワーカーのアナに恋してもいて、この機会に、アナをさらって、少年院を脱走してしまおうと考える。
 サラエボ映画祭2009 シネリンク賞受賞。
 ベルリン国際映画祭2010 コンペティション部門出品。銀熊賞(審査員グランプリ)&アルフレッド・バウアー賞受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2010 ルーマニア・デー 最優秀長編賞受賞。
 ズリーン国際映画祭2010 ヨーロッパ賞受賞。
 ヨーロッパ映画賞2010 男優賞(George Pistereanu)&ディスカバリー賞ノミネート。
 米国アカデミー賞2011 外国語映画賞 ルーマニア代表作品。

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 ・“The Boy Mir: Ten Years in Afghanistan”(英) 監督:Phil Grabsky
 2004年の受賞作品“The Boy Who Plays On The Buddhas Of Bamiyan”のその後を追ったドキュメンタリーで、主人公の少年ミーアは、8歳から18歳へと成長している。タリバン勢力の衰退後、ミーアの家族は、バーミヤンの洞窟から故郷である北部砂漠地帯へと帰る。ミーアは、家族を助けて、ヤギの世話をしたりしている。かつては、先生になりたい、とか、大統領になりたい、と言っていた彼だが、今の彼の口からはもはやそういう夢が語られることはなくなった。だが、彼は、相変わらず情熱的で、笑顔を絶やすことがない。

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 ・“The Lost Thing”(オーストラリア・英) 監督:Andrew Ruhemann、Shaun Tan
 物語:少年が、海辺で、奇妙な赤い生きものをみつける。それはこの世にはもう存在しないと思われていたようなものだった……。
 オーストラリアの絵本作家/イラストレーターのショーン・タンの原作絵本の映画化。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2010 短編コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 SIGGRAPH 2010 アニメーションフェスティバル短編&中編(Shorts & Long Shorts)部門出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2010短編アニメーション部門(Anima’t Short Films)出品。
 オタワ国際アニメーションフェスティバル2010 キッズ・コンペティション 短編部門(Kids Competition- Short Films)部門出品。
 オーストラリア映画協会賞2010 短編アニメーション賞(AFI Award For Best Short Animation)ノミネート。
 オーストラリア第12回Kodak Inside Film Awards(IF賞) 短編アニメーション賞(The AUTODESK IF Award For Best Short Animation)受賞。
 米国アカデミー賞2011 短編アニメーション賞ノミネート。

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 ・“When I Rise”(米) 監督:Mat Hames
 才能あるテキサス大学の黒人女子学生が人権問題に巻き込まれ、永遠に人生を変えてしまうような事態に遭遇する。テキサス大学の黒人女子学生Barbara Smith Conradは、オペラで白人男子学生の相手役に選ばれたことで、テキサス州議会議員からの反発を受ける。結局、彼女は降板することになるが、逆にこのことが大きなニュースとなり、人気スターが彼女の支援に立ち上がるといった事態にまで発展する。彼女の声と精神は北テキサスに根差したもので、才能あるメゾソプラノ・シンガーとして国際的な注目を集めることになる。
 国際ドキュメンタリー協会賞(IDA)2010 音楽部門ノミネート。

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 ・“Troubadors”(米) 監督:Morgan Neville
 1960年代末から1970年代初頭にかけてのウェスト・ハリウッドの音楽シーンに焦点を当てたドキュメンタリー。ジェームズ・テイラー、キャロル・キング、ジャクソン・ブデウン、デイヴィッド・クロスビー、ボニー・レイット、クリス・クリストファーソン、スティーヴ・マーティン、エルトン・ジョンらへのインタビューのほか、Troubadourでの、ジェームズ・テイラー、キャロル・キングの貴重なライブ・パフォーマンスなどがちりばめられている。

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 *当ブログ記事
 ・サンタバーバラ国際映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_27.html

 ・パームスプリングス国際映画祭2011 受賞結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_8.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年12月〜2011年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_48.html

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