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zoom RSS 今年はこんなノミネーション! クロトゥルーディス賞2011!

<<   作成日時 : 2011/01/30 10:16   >>

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 第17回クロトゥルーディス賞(Chlotrudis Awards)のノミネーションが発表になりました。(1月20日発表)

 クロトゥルーディス賞というのは、ボストンにある非営利団体クロトゥルーディス協会(Chlotrudis Society for Independent Film)が出している年刊の映画賞です。

 クロトゥルーディス協会は、インディペンデント映画や外国映画の上映に関する支援活動をしている団体だそうで、そこが選ぶ映画賞であるクロトゥルーディス賞もそういう方向性で選ばれています。

 「クロトゥルーディス賞」も「クロトゥルーディス協会」も字面としては、なじみがありませんが、日本でもインディーズ系の作品のチラシやパンフなどに「Chlotrudis Awards〜賞」受賞という形で、受賞歴が載っていることがあります。
 例えば、最近では、「『ハードキャンディ』でエレン・ペイジが主演女優賞ノミネート」、「『リトル・ミス・サンシャイン』がアンサンブル賞受賞」、などという具合に……。

 ノミネート&受賞作品には、日本未公開/未紹介の作品もありますが、映画の国籍を問わず、すべての作品を同じ一個の作品としてフェアに見ていこうという姿勢は、なかなかユニークであり、「全米映画賞レースの流れ」にほとんど左右されていない映画賞としても、好ましく、そのセレクションにはセンスのよさが感じられます。(ロサンゼルス映画批評家協会賞や全米映画批評家協会賞にもそんなところがありますが、たぶんここはその上を行っています。)

 ちなみに、昨年はここで『歩いても 歩いても』が監督賞を受賞し、『ハーブ&ドロシー』がドキュメンタリー賞を受賞しています。

画像

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 ◆作品賞
 ・“I Killed My Mother”(カナダ) 監督:Xavier Dolan
 ・『ジャック、舟に乗る』(米) 監督:フィリップ・シーモア・ホフマン
 ・『英国王のスピーチ』
 ・『母なる証明』
 ・『波に流れて』“Contracorriente(Undertow)”(ペルー・コロンビア・仏・独) 監督:ハビエル・フエンテス・レオン(Javier Fuentes-León)
 ・『ウィンターズ・ボーン』

 ◆監督賞
 ・Banksy “Exit Through the Gift Shop”(米)
 ・Xavier Dolan “I Killed My Mother”
 ・ポン・ジュノ 『母なる証明』
 ・ジョン・キャメロン・ミッチェル “Rabbit Hole”
 ・デブラ・グラニック 『ウィンターズ・ボーン』

 ◆主演男優賞
 ・ライアン・ゴズリング 『ブルーバレンタイン』
 ・アレクサンダー・シディグ(Alexander Siddig) “Cairo Time”(カナダ・アイルランド・エジプト)(監督:Ruba Nadda)
 ・フィリップ・シーモア・ホフマン 『ジャック、舟に乗る』
 ・コリン・ファース 『英国王のスピーチ』
 ・ヴァンサン・カッセル 『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男』
 ・アンソニー・マッキー “Night Catches Us”(米)(監督:Tanya Hamilton)

 ◆主演女優賞
 ・パプリカ・スティーン “Applause”(デンマーク)(監督:Martin Zandvliet)
 ・ケイティ・ジャーヴィス(Katie Jarvis) “Fish Tank”(英・オランダ)(監督:Andrea Arnold)
 ・Anne Dorval “I Killed My Mother”
 ・キム・ヘジャ 『母なる証明』
 ・ジェニファー・ローレンス 『ウィンターズ・ボーン』

 ◆助演男優賞
 ・マイケル・ファスベンダー “Fish Tank”
 ・ジョン・オーティス 『ジャック、舟に乗る』
 ・ジェフリー・ラッシュ 『英国王のスピーチ』
 ・マイルズ・テラー(Miles Teller) “Rabbit Hole”
 ・ジョン・ホークス 『ウィンターズ・ボーン』

 ◆助演女優賞
 ・ジャッキー・ウィーバー “Animal Kingdom”(オーストラリア)(監督:David Michôd)
 ・カーストン・ウェアリング(Kierston Wareing) “Fish Tank”
 ・シシー・スペイセク “Get Low”(米)(監督:Aaron Schneider)
 ・ダイアン・ウィースト “Rabbit Hole”
 ・デイル・ディッキー 『ウィンターズ・ボーン』

 ◆オリジナル脚本賞
 ・“Animal Kingdom”
 ・“Alle Anderen (Everyone Else)”(独)(監督:Maren Ade)
 ・“I Killed My Mother”
 ・『英国王のスピーチ』
 ・『母なる証明』
 ・“Night Catches Us”

 ◆脚色賞
 ・“Fair Game”(米)(監督:ダグ・リーマン)
 ・『ゴースト・ライター』
 ・『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』
 ・“Rabbit Hole”
 ・『ウィンターズ・ボーン』

 ◆撮影賞
 ・“Chloe”(米・カナダ・仏)(監督:アトム・エゴヤン)
 ・“Get Low”
 ・“Henri-Georges Clouzot's Inferno”(仏)(監督:Serge Bromberg、Ruxandra Medrea)
 ・“I Am Love (Io sono l’amore)”(伊)(監督:ルカ・グアダグニーノ)
 ・『波に流れて』
 ・『ウィンターズ・ボーン』

 ◆美術賞
 ・“Bunny and the Bull”(英)(監督:Paul King)
 ・“I Am Love (Io sono l’amore)”
 ・『英国王のスピーチ』
 ・『ミックマック』
 ・『ブレンダンとケルズの秘密』
 ・『ウィンターズ・ボーン』

 ◆アンサンブル賞(Best Performance By An Ensemble Cast)
 ・“Animal Kingdom”
 ・“Down Terrace”(英)(監督:Ben Wheatley)
 ・『ジャック、舟に乗る』
 ・『キッズ・オールライト』
 ・『ミックマック』
 ・“Please Give”(米)(監督:Nicole Holofcener)

 ◆葬られたお宝映画賞(Buried Treasure)
 ・“Dogtooth(Kynodontas)”(ギリシャ)(監督:Giorgos Lanthimos)
 ・“Down Terrace”
 ・『メアリー&マックス』
 ・“Mine”(米)(監督:Geralyn Pezanoski)
 ・『50歳の恋愛白書』
 ・“Terribly Happy(Frygtelig lykkelig)”(デンマーク)(監督:Henrik Ruben Genz)

 ◆長編ドキュメンタリー賞
 ・“Art of the Steal”(米)(監督:Don Argott)
 ・“The Exit Through the Gift Shop”
 ・“Inside Job”(米)(監督:チャールズ・ファーガソン)
 ・“Joan Rivers: A Piece of Work”(米)(監督:Ricki Stern、Anne Sundberg)
 ・“Marwencol”(米)(監督:Jeff Malmberg)
 ・“Prodigal Sons”(米)(監督:Kimberly Reed)

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 う〜ん、どうなのかな。

 少ない人数で構成されるメンバーで、決して多くはない鑑賞作品の中から無理やり搾り出したバランスの悪いノミネーションのようにも見えますが、どうなのでしょうか。

 あるいは、大きな映画賞のノミネーションで、メジャーなタイトルの中にまじって「ちょっとマイナーだけれど、こんな作品を入れるなんて、なかなかいいセレクションじゃない」と言われるような作品ばかりを集めている、ようにも見えます。

 まあ、『ミックマック』や『50歳の恋愛白書』は作品的にちょっと質が落ちるんじゃないかと思ったりもしますが、『ジャック、舟に乗る』や『メアリー&マックス』は好きな作品だし、全米映画賞レースにほとんど顔を出して来なかった作品なので、それはいいですね。

 『母なる証明』、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』、“Night Catches Us”、“I Am Love (Io sono l’amore)”などは、全米映画賞レースの下馬評にはほとんど挙がってこなかった作品ですが、蓋を開けてみれば、けっこう評価も高くて、あちこちの映画賞に顔を出していたということもありましたから、こうした作品をチョイスしているということは、上記のノミネーションも、全米の映画ファンのある層の興味関心を反映しているのだろうと思われます。

 公式サイトには、受賞結果発表の期日が書かれていないので、それがいつなのかはわかりませんが、例年通りだとすると、たぶん1ヵ月後くらいだろうと思われます。

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 *当ブログ記事
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年12月〜2011年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_48.html

 ・第16回クロトゥルーディス賞ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_18.html
 ・第16回クロトゥルーディス賞 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_36.html

 ・第83回米国アカデミー賞 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_40.html

 ・2010年度映画賞の結果をまとめてみました! アメリカ編前半戦!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_59.html

 ◇2010年度全米映画賞レース後半戦↓
 ・カンザスシティ映画批評家協会賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_4.html
 ・オンライン映画批評家協会賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_6.html
 ・セントラル・オハイオ映画批評家協会賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_11.html
 ・全米映画批評家協会賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_12.html
 ・ピープルズ・チョイス・アワード2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_14.html
 ・女性映画ジャーナリスト同盟映画賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_19.html
 ・ノース・テキサス映画批評家協会賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_20.html
 ・バンクーバー映画批評家協会賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_21.html
 ・アイオワ映画批評家協会賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_30.html
 ・放送映画批評家協会賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_33.html
 ・ゴールデン・グローブ賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_37.html
 ・デンバー映画批評家協会賞2011:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_45.html

 追記:
 クロトゥルーディス賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201103/article_26.html

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