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zoom RSS バイエルン映画賞2011 発表!

<<   作成日時 : 2011/01/17 06:49   >>

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 バイエルン映画賞 (ババリア映画賞/Der Bayerische Filmpreis/Bavarian Film Awards)2010の結果が発表になりました。(1月14日)

 ◆作品賞/プロデューサー賞(Produzent)
 ◎Uli Aselmann “Das Blaue vom Himmel”(監督:ハンス・シュタインビッヒラー(Hans Steinbichler))

 ◆監督賞(Regie)
 ◎トム・ティクヴァ “Drei”

 ◆男優賞(Darsteller)
 ◎エドガー・セルジュ(Edgar Selge) “Poll”(監督:クリス・クラウス)
 エドガー・セルジュは『es [エス]』などに出演しています。

 ◆女優賞(Darstellerin)
 ◎ゾフィー・ロイス(Sophie Rois) “Drei”

 ◆脚本賞(Drehbuch)
 ◎Florian David Fitz “Vincent will Meer”(監督:ラルフ・ヒュートナー(Ralf Huettner))
 Florian David Fitzは、ここでは脚本賞を受賞していますが、昨年のバンビ賞では男優賞 ナショナル部門(Schauspieler National)を受賞しています。

 ◆撮影賞(Bildgestaltung)
 ◎Matthias Fleischer “Das Lied in mir”(監督:Florian Micoud Cossen)

 ◆美術賞(Szenenbild)
 ◎ジルク・ビューア(Silke Buhr) “Poll”
 ジルク・ビューアは『4分間のピアニスト』などを手がけている美術監督。

 ◆新人男優賞(Nachwuchsdarsteller)
 ◎ヤコブ・マッチェンツ(Jacob Matschenz)、Burak Yiğit “Bis aufs Blut – Brüder auf Bewährung”(監督:Oliver Kienle)
 ヤコブ・マッチェンツは『ウェイヴ』などに出演しています。

 ◆新人女優賞(Nachwuchsdarstellerin)
 ◎Paula Beer “Poll”

 ◆新人監督賞(Nachwuchsregie)
 ◎Sebastian Stern “Die Hummel”

 ◆ニュー・プロデューサー賞(VGF-Preis / Nachwuchs-Produzent)
 ◎“Der letzte schöne Herbsttag”(監督:Ralf Westhoff)

 ◆ドキュメンタリー賞(Dokumentarfilm)
 ◎“Plug & Pray”(監督:Jens Schanze)

 ◆観客賞(Publikumspreis)
 ◎Florian David Fitz “Vincent will Meer”

 ◆児童映画賞(Kinderfilm)
 ◎“Konferenz der Tiere”(監督:Holger Tappe、ラインハルト・クロス(Reinhard Klooss))
 ラインハルト・クロスは、『青い夢の女』『戦争のはじめかた』などを手がけるプロデューサー。

 ◆名誉賞(Ehrenpreis)
 ◎ハンネローレ・エルスナー(Hannelore Elsner)
 ハンネローレ・エルスナーは、『ベルリンガー』(1975)やオスカー・レーラーの『壁のあと』(1999)などに出演している女優。

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 作品ごとの受賞結果は以下のようになっています。

 ・“Poll”(3):男優・美術・新人女優
 ・“Drei”(2):監督・女優
 ・“Vincent will Meer”(2):脚本・観客
 ・“Das Blaue vom Himmel”(1):作品
 ・“Das Lied in mir”(1):撮影
 ・“Bis aufs Blut – Brüder auf Bewährung”(1):新人男優
 ・“Die Hummel”(1):新人監督
 ・“Der letzte schöne Herbsttag”(1):ニュープロデューサー

 2010年は、ドイツ映画祭が開かれず、東京国際映画祭でも1本もドイツ映画が上映されないという、日本でのドイツ映画鑑賞の機会が極端に制限された年で、上記の受賞作品もいまのところ日本では1本も紹介されていないという状況になっています。(上記の中にはドイツ国内でもまだ劇場公開されていない作品も混じっているようですが)

 なので、ベネチア国際映画祭で上映されたトム・ティクヴァ作品以外は、ほぼ未知の作品ばかりです。
 今年、ドイツ映画祭が開催されるなら、その中で紹介される作品も出てくるかもしれませんが、とりあえず日本に最も紹介される可能性の高そうな作品を考えてみるなら、やはりトム・ティクヴァ作品ということになるでしょうか。

 受賞作品のいくつかを以下に簡単に紹介しておきますが、“Das Lied in mir”と“Die Hummel”と“Der letzte schöne Herbsttag”の3本は、チューリヒ映画祭2010のドイツ映画コンペティション部門に出品されていて、“Das Lied in mir”が最優秀作品賞に輝いています。

 ちなみに、昨年の本映画賞の受賞作の中で、日本で紹介されたのは2本でした。もっと紹介されていてもよかったと思うんですが。

 なお、本映画賞の賞/部門に関しては、メインの賞以外は流動的らしく、昨年はあったファミリー映画賞が今年は児童映画賞に変わり、昨年まであった音楽賞が今年はなくなっています(たまたま該当作がなかったということなのでしょうか)。

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 ・“Das Blaue vom Himmel”(独) 監督:ハンス・シュタインビッヒラー(Hans Steinbichler)
 出演:ハンネローレ・エルスナー(Hannelore Elsner)、ユリアーネ・ケーラー(Juliane Köhler)、カロリーネ・ヘルフルト(Karoline Herfurth)、 Niklas Kohrt、デイヴィッド・クロス、リュディガー・フォーグラー
 物語:娘を育て、夫に尽くす人生を生きたマルガ(ハンネローレ・エルスナー)に痴呆症が始まり、娘のゾフィア(ユリアーネ・ケーラ)が面倒を見ることになる。ゾフィーは、母を、彼女が生まれ、父と結婚したリガに旅行に連れ出し、母のこれまでの人生がどんなものだったのか、聞き出そうとするが、確かなものは何も得られないのだった……。
 ハンス・シュタインビッヒラーは、ドイツ映画祭で『ヒランクル』が上映されています。

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 ・“Drei(Three)”(独) 監督:トム・ティクヴァ
 出演:ゾフィー・ロイス、セバスティアン・シッパー(Sebastian Schipper)、デーヴィト・シュトリーゾフ(Devid Striesow)
 物語:40代前半の夫婦ハンナとシモンがベルリンで暮らしている。それぞれ別々に、若い男性アダムと出会い、恋に落ちてしまう。やがてハンナが妊娠していることがわかるが、どっちが父親なのかがわからないのだった……。
 ベネチア国際映画祭2010 コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2010 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。

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 ・“Poll(The Poll Diaries)”(独・オーストリア・エストニア) 監督:クリス・クラウス
 出演:Paula Beer、エドガー・セルジュ(Edgar Selge)、Tambet Tuisk、Jeanette Hain
 物語:1914年の夏。オダ・シェーファーは、母の死をきっかけに、ベルリンから、ドイツ系ロシア貴族の血を引く一族の持つエストニアの土地に移り住むことになる。父は、外科医で、彼は、オダに、母の棺とともに、双頭の胎児のビン詰を運ぶように頼んでいたが、それは彼のグロテスクなコレクションに収めるためであった。彼は、オダが、落ち着いて、猫の遺体の縫合をやってのけるのを見て、娘の中に自分と同じ血が流れていると感じるが、実は、彼とオダとの共通点は科学に対する好奇心しかないのだった(それをオダ自身は気づいていたが、父は理解していなかった)。父が強迫観念にかられたように実験に傾倒していくのに対して、オダは、持ち前の知性で、的確に物事の是非を学んでいくのだった。ある日、オダは、大怪我をしたアナーキストを見つけて、手当てするが、やがてそのことが家族を思いも拠らぬ危機に陥らせることになる……。
 『4分間のピアニスト』のクリス・クラウス監督の最新作。

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 ・“Vincent will Meer(Vincent Wants to Sea)”(独) 監督:ラルフ・ヒュートナー(Ralf Huettner)
 出演:Florian David Fitz、Karoline Herfurth、Heino Ferch、Katharina Müller-Elmau
 物語:フィンセントは、クリニックで知り合った拒食症のマリーとそのルームメイトのアレックスとともに、死んだ母がもう一度見たかったという海を見るために、ロゼ医師の車を盗んで、イタリアへと向かう……。

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 ・“Das Lied in mir (The Day I Was Not Born)”(独・アルゼンチン) 監督:Florian Micoud Cossen
 出演:ジェシカ・シュヴァルツ(Jessica Schwartz)、ミヒャエル・グヴィスデク(Michael Gwisdek)、Raphael Ferro、Beatriz Spelzini、Carlos Portaluppi、Alfredo Castellani
 物語:31歳のマリアは、チリへの旅の途中に立ち寄ったブエノスアイレスで、自分が意味のわからないままに口ずさんでいた童謡がここアルゼンチン発祥のものらしいことを知って驚く。そして、そのことを電話で父に話した後、しばらくこの街をぶらついてみることにする。2日後、彼女のホテルに突然父がやってくる。父は、70年代の独裁政権時代にマリアを養女に貰い、ドイツに連れ帰ったのだと話す。父は、娘を失いたくないという思いを抱きつつ、娘と2人で、娘の実の両親を捜すことにする。
 モントリオール世界映画祭2010 ワールド・コンペティション部門出品。国際批評家連盟賞&エキュメニカル審査員賞&観客賞受賞。
 チューリヒ映画祭2010 ドイツ映画コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。

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 ・“Die Hummel(The Bumblebee)”(独) 監督:Sebastian Stern
 出演:Jürgen Tonkel、Sigi Bennett、Inka Friedrich、Manni Gläser
 物語:ピット・ハンドロスは、お金を美容製品の会社に投資し、自らは、ババリア低地をまわるセールスマンになっていた。彼のマーケティング・コンセプトは、仕事のために知り合った女の子とデートすることであった。彼は、10代の女の子に入れあげていることになるが、その時、彼は自分の過去と向き合わざるを得なくなる……。

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 ・“Der letzte schöne Herbsttag”(独) 監督:Ralf Westhoff
 出演:Julia Koschitz、Felix Hellmann、Katharina M. Schubert、Leopold Hornung
 物語:若い男女が2人の関係を検証する。共通点と相違点、いい思い出と失望したこと。お互いについて2人で話し、2人の愛に未来があるかどうかを語り合う。

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 *当ブログ記事

 ・バイエルン映画賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_29.html
 ・バイエルン映画賞2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_26.html

 ・チューリヒ映画祭2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201010/article_8.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年12月〜2011年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_48.html

 ・イギリス・アカデミー賞2011候補 ロングリスト発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_13.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_10.html
 ・第5回リチャード・アッテンボロー賞 受賞結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_43.html
 ・アイルランド映画・テレビアカデミー賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_29.html
 ・ゴヤ賞2010 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_28.html
 ・ルイ・デリュック賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_36.html
 ・リュミエール賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_32.html
 ・オーストリア映画賞2011 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_64.html
 ・デンマーク・アカデミー賞2011 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_63.html
 ・スウェーデン・アカデミー賞2011 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_18.html
 ・スター・スクリーン・アワード(インド)2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_24.html
 ・台湾・金馬奨2010 発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_30.html
 ・利川春史映画大賞映画祭2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_30.html
 ・大鐘賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_3.html
 ・大韓民国映画大賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_28.html
 ・青龍映画賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_32.html
 ・オーストラリア・Kodak Inside Film Awards 2010 発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_23.html
 ・オーストラリア映画協会賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_18.html
 ・アルゼンチン・アカデミー賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_62.html

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