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zoom RSS 注目作がゾロゾロ…… エルサレム映画祭2010 受賞結果発表!

<<   作成日時 : 2010/07/20 07:39   >>

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 エルサレム映画祭2010の各賞が発表になりました。(開催期間は7月8日〜17日)

 エルサレム映画祭が注目されるのは、近年、国際的に高く評価されるイスラエル映画が多く、それがこの映画祭のラインナップ&受賞結果にも反映されていたりするからです。

 「国際的に高く評価されるイスラエル映画が多」いというのは、例えば、米国アカデミー賞外国映画賞に、イスラエル映画は3年連続でノミネートを果たしていることで、現在、3年連続で米国アカデミー賞外国映画賞にノミネートされているのはイスラエルだけです。
 そして、昨年のエルサレム映画祭でグランプリ(長編部門コンペティション 作品賞/Best Full-Length Feature Film)を受賞した“Ajami”はそのまま米国アカデミー賞外国映画賞イスラエル代表になり、最終的にノミネート5作品の1つに選ばれています。

 2008年、2007年のエルサレム映画祭グランプリ作品と米国アカデミー賞外国映画賞イスラエル代表は一致していませんが、2007年の場合は、エルサレム映画祭グランプリ作品は『迷子の警察音楽隊』で、これは米国アカデミー賞外国映画賞の規定に不適合とみなされて、惜しくも選外となっています。代わりにエントリーされたのが『ボーフォート レバノンからの撤退』で、この作品はそんな経緯もありながら、最終的にノミネート5作品の1つに選ばれています。(2008年の米国アカデミー賞外国映画賞イスラエル代表は『戦場でワルツを』で、エルサレム映画祭グランプリは“7 Days”という作品でした。)

 エルサレム映画祭は、イスラエル映画を対象とした長編劇映画コンペティション部門以外にも部門は多いのですが、もう1つ注目の部門を挙げるとすれば、「スピリット・オブ・フリーダム」部門でしょうか。
 この部門は、人権問題をモチーフにした作品を集めたインターナショナル・コンペティション部門で、元々、こうした題材の映画は映画祭や映画賞で高い評価を獲得していくことが多いのですが、実際に、ここには、既に評価を得ていたり、今後受賞歴を重ねていくことになるような作品がたくさん集められています。

 昨年は、「スピリット・オブ・フリーダム」部門で、『ヨドク・ストーリー』(難民映画祭で上映)や『ビルマVJ』が上映されて賞を受賞し、2008年はスティーヴ・マックイーンの『ハンガー』、2007年は『ペルセポリス』、2006年は『サラエボの花』が、それぞれ部門賞を受賞しています。

 今年の受賞結果は、以下の通りです。

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 【イスラエル長編劇映画コンペティション】(Israeli Full-length Film Competition and Dramas)

 ◆最優秀長編映画賞(The Haggiag Award for Best Full-Length Feature Film)
 ◎“Intimate Grammar”(2010/イスラエル)
 監督:Nir Bergman
 物語:1960年代初頭。11歳のアーロンは、過去3年間、全く身長が伸びなかった。それは、内分泌腺のどれかが傷ついたせいなのかもしれなかったが、彼自身、大人になるのを拒んでいたところもあった。下品で、全く愛情が感じられない両親が大嫌いで、決して彼らのようになりたくないと考えていたのだ。できるなら感情のないマシーンのようになりたい。彼は、そう望んだが、もちろん、それはムリな話であった……。

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 審査員の言葉:「若者の世界と大人の世界を、映画言語を用いて鋭く描写し、かつ、時間と空間の感覚に優れている。」

 ◆新人監督賞(The Van Leer Award for Best First/Second Feature Film)
 ◎“The Wanderer(Ha’Meshotet)”(2010/イスラエル)
 監督:Avishai Sivan
 物語:アイザックは、ユダヤ教の神学校に通う青年で、正統派ユダヤ教に改宗した家族に生まれた唯一の子供でもある。しかし、彼は、自分の信仰に自信を失い、父に怪しい過去があることを知る。彼は、救いを求めて、街の裏通りをさまよう。
 カンヌ国際映画祭2010 監督週間出品。

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 ◆最優秀イスラエル映画USマーケティング&配給賞(The JCC US Marketing and Distribution Award for Israeli Feature Films)
 ◎“Infiltration”(2010/イスラエル・仏)
 監督:Dover Kosashvili

 ◆最優秀男優賞(The Haggiag Family Award for Best Actor)
 ◎Assaf Ben Shimon “Infiltration”(2010/イスラエル・仏)

 ◆最優秀女優賞(The Haggiag Family Award for Best Actress)
 ◎Hila Fledman、Efrat Ben Zur、Alit Kreis、Gal Salomon “And on the Third Day”(2010/イスラエル)

 ◆最優秀脚本賞(The Gottlieb Award for Best Screenplay in a Full-Length Feature)
 ◎“Revolution 101”(2010/イスラエル) Yossi Madmoni、アリ・フォルマン、Ori Inbar、Doron Tsabari
 監督:Doron Tsabari
 物語:監督のDoron TsabariとプロデューサーのOri Inbarは、公共放送を正しい持ち主、つまり市民の手に取り戻そうと7年間も奮闘している。しかし、腐敗や改悪ばかりで、事態は好転しない。彼らの旅は、おのずと政治へと向かい、公共機関や政府や国会でどのように決定がなされていくのかを目の当たりにすることになるのだった……。
 フィクションとドキュメンタリーを融合したような作品。

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 ◆最優秀撮影賞(The Van Leer Award for Cinematography in a Full-Length Film)
 ◎Shai Goldman “The Wanderer(Ha’Meshotet)”(2010/イスラエル)

 ◆最優秀編集賞(The Haggiag Family Award for Editing)
 ◎Ami Tir 、Maor Keshet “Revolution 101”(2010/イスラエル)

 ◆最優秀音楽賞(The Haggiag Family Award for Music)
 ◎Assaf Tager “Andante”(2010/イスラエル)

 ※審査員:Shimon Dotan(イスラエルの監督/ NYUの講師)、Thomas Hailer(ベルリン国際映画祭のプログラミング・ディレクター)、Suha Arraf (イスラエルの脚本家)、Cédomir Kolar(クロアチア生まれのフランス映画のプロデューサー)

 【イスラエル・ドキュメンタリー映画コンペティション】

 ◆最優秀ドキュメンタリー賞(The Van Leer Award)
 ◎“A Film Unfinished(Shtikat Haarchion)”(2010/イスラエル・独)
 監督:Yael Hersonski
 ナチのアーカイブから発見されたフィルムには、ワルシャワのゲットーの様子が写されていた。
 サンダンス映画祭2010 編集賞受賞。
 ベルリン国際映画祭2010 パノラマ部門出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2010、モスクワ国際映画祭2010出品。
 シルバードックス・ドキュメンタリー映画祭2010 米脚本家組合賞受賞。

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 審査員の言葉:「この映画の力と強靭さは、優れたリサーチによってもたらされている。殺人マシーンたるナチのシニシズムと狂気に対して独自の視点を持ち、決して感情的にならずに、真摯にドキュメンタリー制作に取り組んでいる。この映画は、視覚的想像力と記憶によって生み出され、構築された素晴らしい見本のような作品である。ゲットーの囚人の顔が画面いっぱいに映し出される時、生を軽んじ、死者を貶めたことに対して、注意を喚起し、罪の意識を呼び起こすことになるだろう。これは、ドキュメンタリーが踏み込んでいいギリギリのモラルを示した最上の作品なのである。」

 ◆最優秀ドキュメンタリー監督賞
 ◎Eran Paz “Jeremiah”(2010/イスラエル)

 【イスラエル短編映画コンペティション】

 ◆最優秀インディペンデント・イスラエル短編映画賞(The Adélie Hoffenberg Award for Independent Israeli Short Film)
 ◎“Yellow Mums”(2010/イスラエル)
 監督:Firas Khoury

 審査員の言葉:「演出も演技も素晴らしく、救済とつぐないの美しい物語に仕上がっている。我々は、自分自身の世界を築こうとして奮闘している疎外者たちのことをちゃんと見極めることができる。」

 ◆最優秀短編劇映画賞(The Van Leer Award for Best Short Narrative Film)
 ◎“First Aid”(2010/イスラエル)
 監督:Yarden Karmin

 審査員の言葉:「人間関係を十分に描写し、強く、リアルな女性像を創造するのに成功した、タイトな作品である。撮影、演技、演出、いずれも確かな手腕によるものだが、特に素晴らしいのは、洗練されたユーモアがあることだ。」

 ※審査員(ドキュメンタリー部門、短編部門、アニメーション部門):Orna Ben Dor(イスラエルのフィルムメーカー)、Dr. Shmulik Duvdevani(映画研究者/テルアビブ大学講師)、Ludi Boeken(オランダ生まれの監督/プロデューサー)

 【The Anat Pirchi Awards】

 ◆最優秀ドラマ賞(The Award for Best Drama):
 ◎“Dissolution”(2010/イスラエル)
 監督:Nina Menkes

 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention)
 ◎Anton Chikishev “Ivan”(2010/イスラエル)

 ◆最優秀アニメーション賞(The Award for Best Animated Film)
 ◎“Miracle Lady”(2010/イスラエル)
 監督:Michal Abulafia、Moran Somer

 【スピリット・オブ・フリーダム部門】(The “In the Spirit of Freedom” Awards in memory of Wim van Leer)

 ◆スピリット・オブ・フリーダム賞
 ◎“Illégal”(2010/仏・ベルギー・ルクセンブルク)
 監督:Olivier Masser-Depasse
 出演:Anne Coesens、Alexandre Golntcharov
 物語:タニア(39歳)は、息子のイワンとともに、ベルギーに住んでいる。彼らはロシア系移民だが、身分証明書を持っていない不法滞在者で、滞在8年目にして、ついに移民警察に見つかってしまう。イワンは逃げおおせたものの、タニアはつかまって、「難民センター」ということになっている施設に入れられる。彼女は、そこでも、一切名前を明かさず、指紋も焼いて、個人の特定を免れたので、誰も彼女を国外追放することができない。イワンが親戚とともにいることはわかったが、そのイワンに反抗期がやって来ようとしていた……。
 カンヌ国際映画祭2010 監督週間出品。Prix SACD/SACD Prize(Société des auteurs et compositeurs dramatiques:最優秀長編フランス語映画賞)受賞。

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 審査員の言葉:「生命の危険を侵し、大切なものを犠牲にしてまで、よりよい未来を求めて、不法移民を描いたこの作品は、キャストも脚本も、製作全体が素晴らしく、審査員一同は、スタッフ全員に惜しみない拍手を贈りたい。」

 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention):
 ◎トニー・ガトリフ “Korkoro(Liberté/Freedom)”(2009/仏)
 出演:マルク・ラヴィネ、マリー=ジョゼ・クローズ、ジェームズ・ティエレ
 1943年、ドイツ占領下のフランスのジプシー家族の物語。
 モントリオール世界映画祭2009 グランプリ&エキュメニカル審査員賞&観客賞受賞。

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 ◆変化のための映画賞(“Movies for a Change” Award)
 ◎“Last Train Home”(2009/カナダ・中)
 監督:Lixin Fan
 たくさんの人とつきあいつつ、遠い故郷の家族の関係も途切らせないようにしている中国人移民の物語。
 サンダンス映画祭2010 コンペティション部門出品。
 カナダ・Jutra賞2010 最優秀ドキュメンタリー賞受賞。

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 審査員の言葉:「この監督のアプローチによって、もろく、傷つきやすい登場人物たちの個人的な物語は、普遍化され、彼らの物語は、われらの時代の物語となる。社会の一部が瓦解したところを示すことは、より人間的な生活を取り戻そうという結果をもたらすというより、われわれが暮らしているグローバルな経済システムが、家庭や健康や家族を崩壊に導き、何百万人もの特定の受益者のための、事実上の奴隷制度であることを、明らかにするのである。」

 ◆変化のための映画賞 オナラブル・メンション
 ◎Netta Loevy “World Class Kids”(2010/イスラエル)

 ◆Vivian Ostrovsky特別賞(courtesy of courtesy of Vivian Ostrovsky)
 ◎Rob Lemkin、 Thet Sambath “Enemies of the People”(2009/英・カンボジア)
 クメール・ルージュに家族を殺された若きジャーナリストが、虐殺を起こした加害者と親しくなり、ショッキングな事実を明るみに出していく。
 サンダンス映画祭2010 審査員特別賞受賞。
 香港国際映画祭2010 優秀ドキュメンタリー賞受賞。
 サンタバーバラ国際映画祭2010最優秀ドキュメンタリー賞受賞。
 クラクフ映画祭2010シルバー・ホーン特別芸術賞(The Silver Horn for Special Artistic Merit)受賞。

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 審査員の言葉:「これは、主人公の人間性によるものなのだろうが、彼は、つらさも見せず、復讐心にそそのかされることもなく、実際に起こった恐ろしい出来事(それは、今、我々が見ても耐え難く、理解し得ない)を描きながら、10年もかけて、どうしてこのようなことが起こったのかを理解しようとしていく。映画を引っ張る、10年以上もの静かな執念、あるいは強迫観念は、悪夢の連続のような出来事と強いコントラストを見せる。それは、映画から何か別の乗り物に乗り換えたような衝撃をもたらす。」

 ◆Vivian Ostrovsky特別賞 オナラブル・メンション
 ◎Julia Bacha、Ronit Avni、Rula Salameh “Budrus”(2009/米・イスラエル・パレスチナ)
 イスラエル政府がパレスチナとの間に築いた隔離壁は、ブルドゥス村(Burdus)の住民1500人にとっては死活問題で、壁によって300エーカーの土地と3000本のオリーブの木が失われてしまう。村民たちは、非暴力で抵抗運動を実践する……。
 トライベッカ映画祭2010 ワールド・ドキュメンタリー・コンペティション部門 審査員スペシャル・メンション受賞。
 ベルリン国際映画祭2010 パノラマ部門出品。
 シルバードックス・ドキュメンタリー映画祭2010 ウィットネス賞受賞。

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 ※審査員:Eliezer Ya’ari(ジャーナリスト/作家)、Yossi Sarid(former MK)、Irene Pletka(写真家/人権活動家・教育者)

 【Jewish Experienceコンペティション部門】

 ◆最優秀作品賞
 ◎“Life During Wartime”(2009/米)
 監督:トッド・ソロンズ
 出演:アイソン・ジャニー、キアラン・ハインズ
 物語:戦時中における、友人や家族、恋人同士での愛や寛容、生きる意味などをめぐるダークなセックス・コメディー。
 ベネチア国際映画祭2009 コンペティション部門出品。 オゼッラ賞(脚本賞)受賞。
 トロント国際映画祭2009 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2009 女優賞(Allison Janney)

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 審査員の言葉:「この作品では、複雑で、多面的で、これまでにないユダヤ系アメリカ人家族が描かれる。彼らは、傷つき、自分たちの居場所を求めているが、そこでは、個人とアイデンティティーと信条と、そしていろんな人々が入り乱れているのだ。」

 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention)
 ◎『少年トロツキー』(2009/カナダ)
 監督:ジェイコブ・ティアニー
 東京国際映画祭2009 コンペティション部門出品。観客賞受賞。

 ◆The Avner Shalev Yad Vashem Chairman’s Award
 ◎“Cabaret Berlin”(2010/仏・独)
 監督:Fabienne Rousso-Lenoir

 審査員の言葉:「このフィルムメーカーたちは、映像と音響のフッテージを芸術的手腕で紡ぎ上げて、1920年代のベルリンの、キャバレー・シーンを現出させている。そこでは、第一次世界大戦後のドイツを背景に、芸術家たち―そのほとんどがユダヤ人だった―が、知的で破壊的なエンターテインメントの世界を繰り広げている。」

 ◆The Avner Shalev Yad Vashem Chairman’s Award オナラブル・メンション
 ◎“Le Rapport Karski”(2010/仏)
 監督:クロード・ランズマン(Claude Lanzmann)

 ※審査員:Dr. Reuven Garber(現代ユダヤ哲学研究者)、Prof. Richard Cohen(エルサレム・ヘブライ大学フランス・ユダヤ学科学科長)、Adva Magal(映画研究者・講師)

 【Forum for the Preservation of Audio-Visual Memory Award】

 ◆最優秀作品賞
 ◎“A Film Unfinished”(2010/独・イスラエル) 監督:Yael Hersonski

 審査員の言葉:「ナチのプロパガンダ映画から始まって、ワルシャワのゲットーの生と死をていねいに掬い取った作品へと変わっていく。」

 ◆スペシャル・メンション(Special Mention)
 ◎“Stalin Thought of You”(2009/オランダ・ロシア)
 監督:Kevin McNeer

 ※審査員:Sandra Schulberg(プロデューサー)、Dan Muggia(イスラエル映画祭(イタリア)芸術監督/映画講師)、Ron Ofer(ドキュメンタリー作家/映画講師)

 【The Common Language Grant】

 ◆The grant
 ◎Sarit Haymian “Latif”
 ◎Adi Adwan “Arbani”
 ◎Meirav Hatav “Expecting”
 ◎Micha Livne “Faiza’s Broken Back”

 【実験映画/ビデオ作品部門】(The Jerusalem Foundation Award for Experimental Films and Video Works)

 ◎第1位:“Poetry Meant to Kill” 監督:Nadav Bin-Nun

 ◎第2位:“Autobody” 監督:Tali Keren

 【The Wim van Leer Award】

 ◆最優秀高校生作品賞(The Wim van Leer Award for High School Students)
 ◎“Puddle”
 監督:Oded Rimon(Nissui School(イスラエル))

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 受賞したすべての作品に注釈をつけていくのは大変なので、気になった作品だけにしておきましたが、注目すべき作品がいくつかあります。

 グランプリを受賞した“Intimate Grammar”が、米国アカデミー賞外国語映画賞イスラエル代表に選ばれるかどうかはわかりませんが、米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞であれば、“A Film Unfinished(Shtikat Haarchion)”がノミネートされる可能性はかなり高いのではないでしょうか。少なくともセミファイナリスト(15作品程度)の中には十分に入りそうです。

 上記の中には、“A Film Unfinished(Shtikat Haarchion)”のライバルとなりそうな作品もあって、“Enemies of the People”や“Last Train Home”も米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞有力候補と考えられます。“Budrus”も評価の高いドキュメンタリー作品ですが、米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞候補にはちょっと手が届かないかもしれません。

 “Revolution 101”は、『戦場でワルツを』のアリ・フォルマンが脚本に参加した作品ですが、ちょっと内容がドメスティックに過ぎて、「アリ・フォルマンが脚本に参加した作品」という以上の話題性はないように思えます。

 イスラエル映画以外では、“Illégal”がとても気になる作品です。カンヌの受賞作の中だと、ちょっと埋もれてしまって、あまり目立ちませんでしたが、2010年のフランスの映画賞レースに必ず顔を出してくる作品のような気がしますね。
 監督のOlivier Masset-Depasseは、短編“Chambre froide”(2000)が高く評価され、トロント、ドレスデン、ナミュール、メルボルン、ヴァレンシアなどの映画祭で賞を受賞しています。“Illégal”が、第2長編ですが、ルイ・デリュック賞新人賞なんかどうでしょうか。

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 *当ブログ記事
 ・エルサレム映画祭2009 受賞結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200907/article_18.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年5月〜2011年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_23.html

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