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zoom RSS ジャン・ヴィゴ賞2010 発表!

<<   作成日時 : 2010/05/05 00:07   >>

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 今年のジャン・ヴィゴ賞が発表されました。(5月3日)

 今年、受賞したのは、カンヌ国際映画祭2010 監督週間で上映予定の“Un Poison violent(Love like Poison)”です。

 ジャン・ヴィゴ賞がどういう手順で決まるのかは知りませんが(エントリー方式なのか、誰かが推薦するのか)、この作品は劇場未公開で、カンヌ国際映画祭がプレミア上映であり、今後、フランスでも劇場公開される予定なのだそうです。

 受賞が発表されただけで、授賞式があったわけでもなく、したがって写真もないので、監督週間のところで書いた記事を再録しておくことにします。

 ・“Un Poison violent(Love like Poison)”(仏) 監督:Katell Quillevéré
 出演:Clara Augarde、Youen Gourvil Leboulanger、Lio、Stefano Cassetti、Michel Galabru
 物語:14歳のアンナが、寄宿学校から実家に帰ってくる。久々に帰った実家で、彼女は、母と祖父がより信心深い生活に入っていることを知る。彼女はふと父のことを思い出すが、彼女の父はずっと以前に家を出ていて、理由も何も聞かされていなかった。彼女は、自分の心と体が何かを求めているということを感じるが、それが神なのかどうか、確信を持てずにいた。
 監督Katell Quillevéréの最初の短編『ボクにできること』“À bras le corps”(2005)は、監督週間の短編部門で上映されたほか、セザール賞短編映画賞にもノミネートされています(日本ではシネフィル・イマジカにて放映)。本作が彼女の初長編。

画像

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 ジャン・ヴィゴ賞は、若くして亡くなった映画監督ジャン・ヴィゴにちなんで、1951年に創設されたフランスの映画賞で、若手監督に贈られるものですが、最近は、一般性が乏しい作品が多いのか、受賞作品が日本に紹介されることも少なくなりました。劇場公開どころか、受賞作品が、フランス映画祭で上映されることも稀になっただけでなく、受賞監督のその後の作品が日本に紹介されることも少なくなったようです。

 以前は、アルベール・ラモリス(『白い馬』)とか、アラン・レネ(『夜と霧』)とか、クロード・シャブロル(『美しきセルジュ』)、ゴダール(『勝手にしやがれ』)、イヴ・ロベール(『わんぱく戦争』)、ロベール・アンリコ(『美しき人生』)、ウィリアム・クライン(『ポリー・マグーお前は誰だ?』)など、巨匠として全世界的に認められていくことになる監督をたくさん輩出していたのですが……。

 今回の受賞作が、今後どういう動きを見せるかは今はまだわかりませんが、この受賞がはずみとなったことは間違いなく、監督週間での上映もより注目度がアップしたので、興行(ワールド・セールス)にとってもいい結果をもたらされるかもしれません。

 以下に、過去20年間のジャン・ヴィゴ賞を書き出しておきます。

 ・1990年 “Mona et moi” 監督:パトリック・グランベレ(Patrick Grandperret)
 ・1991年 『赤と黒の接吻』“Le Brasier” 監督:エリック・バルビエ(Eric Barbier)
 ・1992年 『パリ・セヴェイユ』“Paris s'éveille” 監督:オリヴィエ・アサイヤス(Olivier Assayas)
 ・1993年 “Les histoires d'amour finissent mal... en général”  監督:アンヌ・フォンテーヌ(Anne Fontaine)
 ・1994年 『幸せ過ぎて』“Trop de bonheur” 監督:セドリック・カーン(Cédric Kahn)
 ・1995年 “N'oublie pas que tu vas mourir” 監督:グサヴィエ・ボーヴォワ(Xavier Beauvois)
 ・1996年 『アンコール』“Encore” 監督:パスカル・ボニゼール(Pascal Bonitzer)
 ・1997年 『ジーザスの日々』“La Vie de Jésus” 監督:ブリュノ・デュモン(Bruno Dumont)
 ・1998年 『夢だと云って』“Dis-moi que je rêve” 監督:クロード・ムリエラス(Claude Mourieras)
 ・1999年 『人生なんて怖くない』“La vie ne me fait pas peur” 監督:ノエミ・ルヴォフスキー(Noémie Lvoski)
 ・2000年 “Saint-Cyr” 監督:Patricia Mazuy
  “De l'histoire ancienne” 監督:オルソ・ミレー(Orso Miret)
 ・2000年 “Les filles de mon pays”(短編) 監督:Yves Caumon
 ・2001年 “Candidature” 監督:エマニュエル・ブルデュー(Emmanuel Bourdieu)
  “Ce vieux rêve qui bouge” 監督:アラン・ギロディー(Alain Guiraudie)
 ・2002年 “Royal Bonbon” 監督:Charles Najman
 ・2003年 “All the fine promises” 監督:Jean-Paul Civeyrac
 ・2004年 “Quand je serai star” 監督:パトリック・ミモーニ(Patrick Mimouni)
 ・2005年 『明るい瞳』“Les Yeux clairs” 監督:ジェローム・ボネル(Jérôme Bonnell)
 ・2006年 “Le Dernier des fous” 監督:Laurent Achard
 ・2007年 “La France” 監督:Serge Bozon
 ・2008年 “Nulle part, terre promise” 監督:エマニュエル・ファンキエル(Emmanuel Finkiel)
 ・2009年 “L'Arbre et la Forêt” 監督:オリヴィエ・デュカステル(Olivier Ducastel )、 ジャック・マルティノー(Jacques Martineau)

 近年の受賞監督は、フランス映画ファンでもかなり詳しい人でないと知らないような人ばかりですが、監督作品は紹介されていなくても、俳優やスタッフとして参加している作品があったりもするので、そういう形で名前が流布しているというケースもあるようです。

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 *当ブログ記事
 ・映画祭&映画賞スケジュール表 2009年12月〜2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_32.html

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