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ドイツ映画賞2010のノミネーションが発表になりました。(3月19日) ◆作品賞(Programmfüllende Spielfilme) ・“Alle Anderen (Everyone Else)” 監督:Maren Ade ・“Die Fremde(When We Leave)” 監督:Feo Aladag ・『Soul Kitchen』“Soul Kitchen” 監督:ファティ・アキン ・“Sturm(Storm)” 監督:ハンス=クリスチャン・シュミット ・『白いリボン』 監督:ミヒャエル・ハネケ ・“Wüstenblume(Desert Flower)” 監督:Sherry Hormann “Alle Anderen (Everyone Else)”は、ベルリン国際映画祭2009銀熊賞受賞作品。 “Die Fremde(When We Leave)”は、ベルリン国際映画祭2010 パノラマ部門出品。Label Europa Cinemas受賞。 『Soul Kitchen』は、ベネチア国際映画祭2009 コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。 “Sturm(Storm)”は、ベルリン国際映画祭2009 アムネスティ・インターナショナル賞ほか受賞。 『白いリボン』は、カンヌ国際映画祭2009 パルムドール受賞作品、ヨーロッパ映画賞2009作品賞・監督賞・脚本賞受賞、米国アカデミー賞2010外国語映画賞受賞、ドイツ映画批評家賞2010作品賞受賞。 “Wüstenblume(Desert Flower)”は、サンセバスチャン国際映画祭2009 観客賞受賞。バイエルン映画賞2010作品賞受賞。 ◆監督賞(Beste Regie) ・Maren Ade “Alle Anderen (Everyone Else)” ・Feo Aladag “Die Fremde(When We Leave)” ・ミヒャエル・ハネケ 『白いリボン』 ・ハンス=クリスチャン・シュミット “Sturm(Storm)” ◆主演男優賞(Beste Darstellerische Leistung – Männliche Hauptrolle) ・ファビアン・ヒンリヒス(Fabian Hinrichs) “Schwerkraft”(監督:Maximilian Erlenwein) ・ヘンリー・ヒュプヒェン(Henry Hübchen) “Whisky Mit Wodka (Whisky with Vodka)”(監督:アンドレアス・ドレーゼン) ・ブルクハルト・クラウスナー(Burghart Klaußner) 『白いリボン』 ・デーヴィト・シュトリーゾフ(Devid Striesow) “So Glücklich War Ich Noch Nie”(監督:Alexander Adolph) ファビアン・ヒンリヒスは、『白バラの祈り』などで知られる男優。 ブルクハルト・クラウスナーは、『ベルリン、僕らの革命』『愛を読むひと』などで知られる男優。本作でドイツ映画批評家賞2010男優賞受賞。 ◆主演女優賞(Beste Darstellerische Leistung – Weibliche Hauptrolle) ・コリンナ・ハルフォーフ(Corinna Harfouch) “This Is Love”(監督:マティアス・グラスナー) ・シベル・ケキリ(Sibel Kekilli) “Die Fremde(When We Leave)” ・スザンネ・ローター(Susanne Lothar) 『白いリボン』 ・ビルギット・ミルヒマイアー(Birgit Minichmayr) “Alle Anderen (Everyone Else)” コリンナ・ハルフォーフは、『ふたりのロッテ』『ヒトラー 最期の12日間』『パフューム ある人殺しの物語』『素粒子』などで知られる女優。 マティアス・グラスナーは、『クラブ・ファンダンゴ』の監督。 シベル・ケキリは、『愛より強く』などで知られる女優。 スザンネ・ローターは、『ファニーゲーム』『ピアニスト』で知られる女優。 ビルギット・ミルヒマイアーは、本作でベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。本作でドイツ映画批評家賞2010女優賞受賞。 ◆助演男優賞(Beste Darstellerische Leistung – Männliche Nebenrolle) ・Rainer Bock 『白いリボン』 ・ユストゥス・フォン・ドーナニー(Justus Von Dohnányi) “Männerherzen(Men in The City)”(監督:サイモン・ヴァーホーヴェン(Simon Verhoeven)) ・ウルリッヒ・ノエテン(Ulrich Noethen) “Henri 4”(監督:Jo Baier) ・Settar Tanriögen “Die Fremde(When We Leave)” ユストゥス・フォン・ドーナニーは、『es[エス]』などで知られる男優。 ウルリッヒ・ノエテンは、『飛ぶ教室』『ヒトラー 最期の12日間』『わが教え子、ヒトラー』などで知られる男優。 ◆助演女優賞(Beste Darstellerische Leistung – Weibliche Nebenrolle) ・Maria-Victoria Dragus 『白いリボン』 ・ハンナー・ヘルツシュプルング(Hannah Herzsprung) “Vision – Aus Dem Leben Der Hildegard Von Bingen”(監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ) ・Jördis Triebel “Die Päpstin(Pope Joan)”(監督:Sönke Wortmann) ・ナディヤ・ウール(Nadja Uhl) “Männerherzen(Men in The City)” ハンナー・ヘルツシュプルングは、『4分間のピアニスト』『バーダー・マインホフ 理想の果てに』などで知られる女優。 ナディヤ・ウールは、『アンナとロッテ』『レボリューション6』『4分間のピアニスト』で知られる女優。 ◆脚本賞(Bestes Drehbuch) ・Feo Aladag “Die Fremde(When We Leave)” ・ミヒャエル・ハネケ 『白いリボン』 ・ヴォルフガング・コールハーゼ(Wolfgang Kohlhaase) “Whisky Mit Wodka (Whisky with Vodka)” ・Bernd Lange、ハンス・クリスチャン=シュミット “Sturm(Storm)” ヴォルフガング・コールハーゼは、本年度ベルリン国際映画祭で生涯貢献賞受賞。 ドイツ映画批評家賞2010脚本賞は『白いリボン』。 ◆撮影賞(Beste Kamera / Bildgestaltung) ・クリスチャン・ベルガー(Christian Berger) 『白いリボン』 ・ハーゲン・ボグダンスキー(Hagen Bogdanski) 『ヒルデ−ある女優の光と影』“Hilde”(監督:カイ・ヴェッセル) ・Jana Marsik “Lippels Traum (Lippel's Dream)”(監督:Lars Büchel) ・ラインホルト・フォルシュナイダー(Reinhold Vorschneider) “Der Räuber(The Robber)”(監督:Benjamin Heisenberg) クリスチャン・ベルガーは、『白いリボン』で米国アカデミー賞2010撮影賞ノミネート。ドイツ映画批評家賞2010受賞。 ハーゲン・ボグダンスキーは、『善き人のためのソナタ』『ヴィクトリア女王 世紀の愛』などで知られる撮影監督。 ◆編集賞(Bester Schnitt) ・アンドリュー・バード(Andrew Bird) 『Soul Kitchen』 ・Andrea Mertens “Die Fremde(When We Leave)” ・Andreas Radtke “Die Tür(The Door)”(監督:Anno Saul) ・Hansjörg Weißbrich “Sturm” ・モニカ・ヴィッリ(Monika Willi) 『白いリボン』 アンドリュー・バードは、『太陽に恋して』『愛よりも強く』『クロッシッグ・ザ・ブリッジ』などを手がける編集者。 モニカ・ヴィッリは、『ピアニスト』などを手がける編集者。 ドイツ映画批評家賞2010編集賞は“Sturm”。 ◆美術賞(Bestes Szenenbild) ・トーマス・フロイデンタール(Thomas Freudenthal) 『ヒルデ−ある女優の光と影』“Hilde” ・クリストフ・カンター(Christoph Kanter) 『白いリボン』 ・ベルント・レペル(Bernd Lepel) “Die Päpstin(Pope Joan)” ・マティアス・ミュッセ(Matthias Müsse) “Wickie Und Die Starken Männer (Vicky The Viking)”(監督:ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ) トーマス・フロイデンタールは、『マーサの幸せレシピ』などを手がける美術監督。 クリストフ・カンターは、ミヒャエル・ハネケ組の美術監督で、『ベニース・ビデオ』『71フラグメンツ』『カフカの「城」』『タイム・オブ・ザ・ウルフ』『隠された記憶』などを手がけています。 ベルント・レペルは、『ベアーズ・キス』『ヒトラー 最期の12日間』『バーダー・マインホフ 理想の果てに』などを手がける美術監督。 マティアス・ミュッセは、『セブンD』『サイン・オブ・ゴッド』などを手がける美術監督。 ◆衣裳賞(Bestes Kostümbild) ・ルーシー・ベイツ(Lucie Bates) 『ヒルデ−ある女優の光と影』“Hilde” ・モイデル・ビッケル(Moidele Bickel) 『白いリボン』 ・エステル・ヴァルツ(Esther Walz) “Die Päpstin(Pope Joan)” ・ウルスラ・ヴェルター(Ursula Welter) “Vision – Aus Dem Leben Der Hildegard Von Bingen” モイデル・ビッケルは、『バルジファル』『王妃マルゴ』などを手がける衣裳デザイナー。 エステル・ヴァルツは、『ベルリン・天使の詩』『時の翼にのって』『愛のめぐりあい』『ポーラX』などを手がける衣裳デザイナー。 ウルスラ・ヴェルターは、『ベルンの奇蹟』などを手がける衣裳デザイナー。 ◆メイキャップ賞(Bestes Maskenbild) ・Wolfgang Böge、ハイコ・シュミット(Heiko Schmidt) 『ヒルデ−ある女優の光と影』“Hilde” ・Georg Korpás “Wickie Und Die Starken Männer (Vicky The Viking)” ・ヴァルデマール・ポクロムスキー(Waldemar Pokromski)、Anette Keiser 『白いリボン』 ・Gerhard Zeiss “Henri 4” ハイコ・シュミットは、『ビタースウィート』(2002)などを手がけるメイキャップ・アーティスト。 ヴァルデマール・ポクロムスキーは、『バーダー・マインホフ 理想の果てに』でヨーロッパ映画賞2009 技術部門賞ノミネート。そのほかの手がけた作品としては、『魔王』『ヒトラーの贋札』『カティンの森』など。 ◆音響賞(Beste Tongestaltung) ・Michael Kranz、Ben Rosenkind “Wickie Und Die Starken Männer (Vicky The Viking)” ・Jörg Krieger、Richard Borowski、Kai Storck “Die Tür(The Door)” ・ギョーム・シアマ(Guillaume Sciama)、Jean-Pierre Laforce 『白いリボン』 ・ローラント・ヴィンケ(Roland Winke)、Stefan Busch、Michael Kranz “Die Päpstin(Pope Joan)” ギョーム・シアマは、『狂気の愛』『女と男の危機』『王妃マルゴ』『フランスの女』『愛する者よ、列車に乗れ』『インティマシー/親密』を手がけるミキサー。 Jean-Pierre Laforceは、『キングス&クイーン』『隠された記憶』『レディ・チャタレー』『ファニーゲームU.S.A.』『パリ20区、僕たちのクラス』『クリスマス・ストーリー』などを手がけるミキサー。 ◆音楽賞(Beste Filmmusik) ・Ali N. Askin “Salami Aleikum”(監督:Ali Samadi Ahadi) ・The Notwist “Sturm(Storm)” ・Fabian Römer “Die Tür(The Door)” ・Ralf Wengenmayr “Wickie Und Die Starken Männer (Vicky The Viking)” The Notwistは、『CLEAN』『PUSH 光と闇の能力者』などを手がける音楽家。 ドイツ映画批評家賞2010音楽賞は“Die Tür(The Door)”。 ◆ドキュメンタリー賞(Programmfüllende Dokumentarfilme) ・“Die Frau Mit Den 5 Elefanten” 監督:Vadim Jendreyko ・“Das Herz Von Jenin” 監督:Marcus Vetter、Leon Geller ◆児童映画賞(Programmfüllende Kinderfilme) ・“Lippels Traum (Lippel's Dream)” 監督:Lars Büchel ・“Vorstadtkrokodile” 監督:Christian Ditter −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 主な作品のノミネート状況は以下の通りです。 ・『白いリボン』(13):作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・脚本・撮影・編集・美術・衣裳・メイク・音響 ・“Die Fremde(When We Leave)”(6):作品・監督・主演女優・助演男優・脚本・編集 ・“Sturm(Storm)”(5):作品・監督・脚本・編集・音楽 ・“Die Päpstin(Pope Joan)”(4):助演女優・美術・衣裳・音響 ・『ヒルデ−ある女優の光と影』(4):撮影・美術・衣裳・メイク ・“Wickie Und Die Starken Männer(Vicky The Viking)”(4):美術・メイク・音響・音楽 ・“Alle Anderen (Everyone Else)”(3):作品・監督・主演女優 ・“Die Tür(The Door)”(3):編集・音響・音楽 ・“Whisky Mit Wodka (Whisky with Vodka)”(2):主演男優・脚本 ・『Soul Kitchen』(2):作品・編集 ・“Männerherzen(Men in The City)”(2):助演男優・助演女優 ・“Henri 4”(2):助演男優・メイク ・“Vision – Aus Dem Leben Der Hildegard Von Bingen”(2):助演女優・衣裳 ・“Lippels Traum (Lippel's Dream)”(2):撮影・児童 ・“Wüstenblume(Desert Flower)”(1):作品 ・“Schwerkraft”(1):主演男優 ・“So Glücklich War Ich Noch Nie”(1):主演男優 ・“This Is Love”(1):主演女優 ・“Der Räuber(The Robber)”(1):撮影 ・“Salami Aleikum”(1):音楽 カンヌ国際映画祭2009 パルムドール受賞作品『白いリボン』が最多ノミネートで、最終的にもたぶん『白いリボン』が最多受賞になると思われますが、ノミネーション全体としては、けっこう賑やかで、いろんな映画祭で賞を獲った作品がゾロゾロと顔を出しています。 普通だったら、主演女優賞を受賞してもおかしくないヨハンナ・ヴォカレク(“Die Päpstin(Pope Joan)”)やハイケ・マカシュ (『ヒルデ−ある女優の光と影』)がノミネートすらされていませんから、どの部門もそれだけ層が厚いということなのでしょう。(『Soul Kitchen』もわずか2部門のみ、アンドレアス・ドレーゼン作品やマルガレーテ・フォン・トロッタ作品も2部門のノミネートにとどまっています。) 日本にいると全然感じませんが、このところのドイツ映画界が活況を呈しているということなのでしょう。 しかも、その担い手はほとんどが40代かそれより若い世代ですから、今後がますます楽しみですね。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ほとんどのノミネート作品は、当ブログのどこかで触れたものばかりですが、以下に簡単に紹介しておきたいと思います。 ・『白いリボン』“Das weise Band (The White Ribbon)”(独・オーストリア・仏・伊) 監督:ミヒャエル・ハネケ 出演:ブルクハルト・クラウスナー、スザンネ・ローター、Maria-Victoria Dragus 物語:事件後、何年も経った後、教師の回想という形で、物語が語られる。1913年から14年にかけて、北ドイツの、厳格な伝統に守られた村に不可解な出来事が次々と起こる。家の入り口の木の間にひもが張られていたことから医師が落馬する。荘園に不審火が出て、納屋が焼け落ちる。男爵の息子が行方不明になり、手足を縛られ、尻を鞭打たれた状態で発見される。ハンディキャップを抱える助産婦の子供が木にくくりつけられた姿で発見され、その頬には天罰を思わせる刻印が刻まれている。教師が調べていくうち、村の暗い秘密にたどりつき、主犯格らしい人物も浮かんでくるが、やがて、ヨーロッパ全土を巻き込む第一次世界大戦という狂乱の波に、この村も否応なくのみ込まれていく……。 カンヌ国際映画祭2009 パルムドール、国際批評家連盟賞、エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション。 ノルウェー国際映画祭2009 The Andreas Award。 ヨーロッパ映画賞2009 作品賞・監督賞・脚本賞受賞。 米国アカデミー賞2010外国語映画賞ドイツ代表。 ・ “Die Fremde(When We Leave)”(独) 監督:Feo Aladag 出演:シベル・ケキリ、Settar Tanriögen 物語:ドイツ生まれのトルコ人女性ウマイは、イスタンブールでの抑圧的な結婚生活を逃れるようにして、息子と2人でベルリンに戻ってくる。それは、ベルリンに戻れば、家族が助けてくれるだろうと期待しての帰国だったが、現実はそんなに甘くはなく、伝統としきたりを重んじる家族は、彼女の思いとは裏腹に、息子を父親の元に返そうとするのだった……。 ベルリン国際映画祭2010 パノラマ部門出品。Label Europa Cinemas受賞。 ・“Sturm (Storm)”(独・デンマーク・オランダ) 監督:ハンス=クリスチャン・シュミット(Hans-Christian Schmid) 出演:ケリー・フォックス、アナマリア・マリンカ、アレクシス・ゼガーマン 物語: ハーグの国際司法裁判所で働く弁護士が、クロアチア人 人気政治家のクローゼットの中に戦争犯罪の証拠を見つける……。 ベルリン国際映画祭2009コンペティション部門出品作品。アムネスティ・インターナショナル賞、ドイツ・アートハウス・シネマ組合賞、“Berliner Morgenpost”読者審査員賞受賞。 ・“Die Päpstin(Pope Joan)”(独・英・伊・西) 監督:Sönke Wortmann 出演:ヨハンナ・ヴォカレク、デイヴィッド・ウェンハム、ジョン・グッドマン、Jördis Triebel 9世紀のドイツに生まれた娘が女であることを隠して、法王にまで上りつめるというドナ・W・クロスの小説『女教皇ヨハンナ』の映画化。ヨハンナは、同名のタイトル・ロールを演じる。 ・“Wickie und die starken Männer(Vicky The Viking)”(独) 監督:ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ(Michael Herbig) 出演:Jonas Hämmerle、Waldemar Kobus、Nic Romm、Christian Koch 物語:ビッキーは、バイキングの王ハルバルの息子。力は強くないが、機転が利いて、知恵でピンチを切り抜けるすべを知っている。そんなビッキーが、父たちと一緒に航海に出て、さまざまな冒険にめぐり合う。 70年代に日本でもアニメ化されたルーネル・ヨンソン原作の『小さなバイキング ビッケ』の実写版。 ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒは、ドイツで活躍する俳優/監督で、日本に紹介されている作品には『マニトの靴』(2001)があります。 バンビ・メディア賞2009 国内映画部門賞受賞。 ・“Alle Anderen (Everyone Else)”(独) 監督:Maren Ade 出演:『ヒトラー 最期の12日間』や『パフューム』(主人公のお母さん役)『HAMAMI』で知られるビルギット・ミルヒマイアーが主演。他にLars Eidinger。 物語:ちょっとした秘密、不満、習慣の積み重ねを通して、1組のカップルの関係が、ひと夏の間に、変わっていく様子を描く。 監督のマレン・アデは、“Der Wald vor lauter Bäumen”(2003)が2005年サンダンス映画祭でワールド・シネマ ドラマ部門審査員特別賞を受賞しているドイツの新鋭で、これが長編第2作。 ベルリン国際映画祭2009コンペティション部門出品。銀熊賞(審査員グランプリ)、銀熊賞(女優賞:ビルギット・ミルヒマイアー)受賞。 ・“Die Tür(The Door)”(独) 監督:Anno Saul 出演:マッツ・ミケルセン、ジェシカ・シュワルツ、ハイケ・マカシュ 物語:画家として成功していたデイヴィッドは、7歳の娘を亡くして以来、すっかり人生を見失ってしまう。数年後のある日、彼は人生をやり直すチャンスを見出すが、そのドアの向こうにあったのは、何もかも昔とは変わってしまったという受け入れがたい事実であった……。 ・ “Whisky Mit Wodka (Whisky with Vodka)” (独) 監督:アンドレアス・ドレーゼン 出演:ヘンリー・ヒュプヒェン、コリンナ・ハルフォーフ、シルヴェスター・グロート 物語:オットーは、有名な俳優であったが、気分屋でもあった。そんな彼のために、監督が代役を雇ったことから、トラブルが起こる……。 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2009 監督賞受賞。 ・“Männerherzen(Men in the City)”(独) 監督:サイモン・ヴァーホーヴェン(Simon Verhoeven) 出演:ティル・シュヴァイガー、Jana Pallaske、Elyas M’Barek、ナディヤ・ウール 物語:愛とはどういうものであるか、そして、女性が男性に期待するものは何であるかということをまだ知らない5人の青年の物語で、彼らは、傷つきながらも、愛とは戦って勝ち取っていくものであるということを学んでいく。 バイエルン映画賞2010 脚本賞受賞。 ・“Vision – Aus dem Leben der Hildegard von Bingen”(独・仏) 監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ 出演:バーバラ・スコーヴァ、ハイノ・フェルチ、ハンアー・ヘルツシュプルング、ジェラルド・アレクサンダー・ヘルト ルネサンス期以前(12世紀)にルネサンス的な活躍をしたことで知られるベネディクト会系女子修道院長ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの物語。ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、ドイツ薬物学の祖であり、古代ローマ以降最初の女性作曲家として知られている。 トロント国際映画祭2009 MASTERS部門出品。 第4回ローマ映画祭 コンペティション部門出品。 ・“Lippels Traum(Lippel's Dream)”(独) 監督:Lars Büchel 出演:Karl Alexander Seidel、Amrita Cheema、モーリッツ・ブライプトロイ 物語:リッペルは、シェフでレストラン・オーナーの父と暮らしている。ある時、父が1週間旅に出ることになり、彼はミセス・ヤコブという家政婦と一緒に過ごさなければならなくなる。彼は、ミセス・ヤコブが見かけほどフレンドリーではなく、杓子定規な古い考え方の持ち主で、しかも、彼女が、父の後妻に納まって、リッペルを外国の学校に追いやってしまおうと考えていることがわかってくる。 Paul Maarの小説の映画化。 ベルリン国際映画祭2009 ジェネレーション部門出品。 ・“Wüstenblume(Desert Flower)” (英・独・オーストリア) 監督:Sherry Horman 出演:リヤ・ケベデ、サリー・ホーキンス、クレイグ・パーキンソン、ミーラ・サイアル ワリス・ディリー(ソマリアの遊牧民の家に生まれ、13歳で結婚させられそうになって逃げ、モデルを経て、国連大使になった)が書いた、自らの半生に基づく同名原作の映画化。 ベネチア国際映画祭2009ベネチア・デイズ出品作品。 サンセバスチャン国際映画祭2009 観客賞次点。 バイエルン映画賞2010作品賞受賞。 ・“So Glücklich War Ich Noch Nie”(私はこんなに幸せなことはない)(独) 監督:Alexander Adolph 出演:ナディヤ・ウール、デーヴィト・シュトリーゾフ 物語:フランクは、詐欺師だったが、つかまって刑務所に入れられる。出所後、まっとうな仕事について人生をやり直せと兄からも説教を受けるが、娼婦であるターニャに娼婦を辞めさせようとして、また詐欺の道に戻りかけてしまう。 ・“Der Räuber(The Robber)” (独・オーストリア) 監督:Benjamin Heisenberg 出演:Andreas Lust、Walter Huber、Franziska Weisz 物語:趣味が泥棒というマラソン・ランナーの物語。 Martin Prinzの小説の映画化。 バイエルン映画賞2010 新人監督賞受賞。 ・“Salami Aleikum”(独) 監督:Ali Samadi Ahadi 出演:Navíd Akhavan、Anna Böger、Michael Niavarani 物語:イラン系ドイツ人のモフセンは、ケルンで精肉店を営む家族の危機を救うために安い羊を仕入れようとして、ポーランドに向かう。しかし、なぜか東ドイツの村に迷い込んでしまい、そこで出会ったアナに恋してしまう。村人は、モフセンを村を救うために現れたペルシャ王朝の御曹司と勘違いしてしまい、モフセンは手厚い歓迎を受ける。 ドイツ映画批評家賞2010 第1回作品賞受賞。 ドイツ映画賞2010 結果発表は、4月23日です。 *この記事がなかなかよかった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ↑ ↑ ↑ ↑ 応援してね! *当ブログ記事 ・ドイツ映画賞2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200904/article_13.html ・ドイツ映画批評家賞2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_31.html ・バイエルン映画賞2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_29.html ・2009年度映画賞レース スケジュール表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_32.html 追記: ドイツ映画賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201004/article_24.html |
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目からうろこの「海から始まる!?」です。こちらのブログに出会えたことに感謝。言語が耳に届く時に心地よいか耳障りかで作品を選んでいたので、食わず嫌いで観ていない作品がココには溢れています。ドイツ映画、楽しみです。 |
LENNON 2010/03/20 10:19 |
LENNONさま |
umikarahajimaru 2010/03/20 22:24 |
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