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zoom RSS 第35回セザール賞発表!

<<   作成日時 : 2010/02/28 18:11   >>

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 第35回セザール賞が発表されました。(2月27日)

 ◆作品賞(Meilleur Film)
 ・"A L'origine(In The Beginning)" 監督:グサヴィエ・ジャノリ
 ・『オーケストラ!』"Le Concert" 監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
 ・『風にそよぐ草』"Les Herbes Folles(Wild Grass)"  監督:アラン・レネ
 ・"La Journée De La Jupe (Skirt Day)"(スカートの日)  監督:Jean-Paul Lilienfeld
 ・"Rapt"  監督:リュカ・ベルヴォー(Lucas Belvaux)
 ◎"Un Prophète(A Prophet)"  監督:ジャック・オーディアール
 ・『ウェルカム』"Welcome"  監督:フィリップ・リオレ

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 ジャック・オーディアールは、『真夜中のピアニスト』に続き、2度目の受賞。
 ルイ・デリュック賞は"Un Prophète(A Prophet)"、リュミエール賞は『ウェルカム』が受賞。

 ◆監督賞
 ◎ジャック・オーディアール "Un Prophète(A Prophet)"
 ・リュカ・ベルヴォー(Lucas Belvaux) "Rapt"
 ・グサヴィエ・ジャノリ "A L'origine(In The Beginning)"
 ・フィリップ・リオレ 『ウェルカム』"Welcome"
 ・ラデュ・ミヘイレアニュ 『オーケストラ!』"Le Concert"

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 ジャック・オーディアールは、4度目の監督賞ノミネート、『真夜中のピアニスト』に続き2度目の受賞。
 リュミエール賞もジャック・オーディアールでした。

 ◆主演男優賞(Meilleur Acteur)
 ・イヴァン・アタル “Rapt”
 ・フランソワ・クリュゼ "A L'origine(In The Beginning)"
 ・フランソワ・クリュゼ "Le Dernier Pour La Route(One For The Road)"(監督:Philippe Godeau)
 ・ヴァンサン・ランドン 『ウェルカム』
 ◎Tahar Rahim “Un Prophète (A Prophet)”


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 ヴァンサン・ランドンは、4度目のノミネートでしたが、今回も無冠に終わりました。
 リュミエール賞ではTahar Rahimが受賞。Tahar Rahimは、ヨーロッパ映画賞男優賞も受賞。

 ◆主演女優賞(Meilleure Actrice)
 ◎イザベル・アジャーニ "La Journée De La Jupe (Skirt Day)"(スカートの日)
 ・ドミニク・ブラン “L'autre (The Other One)” (監督:Patrick-Mario Bernard 、ピエール・トリヴィディク)
 ・サンドリーヌ・キベルラン "Mademoiselle Chambon"(監督:ステファーヌ・ブリゼ(Stéphane Brizé))
 ・クリスティン・スコット・トーマス 『旅立ち』“Partir(Leaving)” (監督:カトリーヌ・コルシニ(Catherine Corsini))
 ・オドレイ・トトゥ 『ココ・アヴァン・シャネル』(監督:アンヌ・フォンテーヌ)

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 イザベル・アジャーニは、8回目のノミネートで、5度目の受賞、すべて主演女優賞(『ポゼッション』『殺意の夏』『カミーユ・クローデル』『王妃マルゴ』)。5度の受賞は、男女合わせても最多受賞記録になります。
 イザベル・アジャーニはリュミエール賞も受賞。

 ◆助演男優賞(Meilleur Acteur Dans Un Second Rôle)
 ・ジャン=ユーグ・アングラード “Persécution”(監督:パトリス・シェロー)
 ◎ニエル・アレストラップ(Niels Arestrup) “Un Prophète(A Prophet)”
 ・ジョーイスター(Joeystarr) “Le Bal Des Actrices(All About Actress)”(監督:マイウェン・ル・ベスコ(Maïwenn Le Besco))
 ・ブノワ・ボールヴールド(Benoit Poelvoorde) 『ココ・アヴァン・シャネル』
 ・ミシェル・ヴュイエルモーズ(Michel Vuillermoz) “Le Dernier Pour La Route(One For The Road)”

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 ニエル・アレストラップは、『真夜中のピアニスト』に続き、2度目の受賞。

 ◆助演女優賞 (Meilleure Actrice Dans Un Second Rôle)
 ・オーレ・アッティカ(Aure Atika) “Mademoiselle Chambon”
 ・アンヌ・コルシニ “Rapt”
 ・Audrey Dana 『ウェルカム』
 ◎エマニュエル・ドゥヴォス "A L'origine(In The Beginning)"
 ・ノエミ・ルヴォフスキー "Les Beaux Gosses (The French Kissers) " (監督:Riad Sattouf)

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 エマニュエル・ドゥヴォスは、5度目のノミネートで、『リード・マイ・リップス』で主演女優賞を受賞しています。
 ノエミ・ルヴォフスキーは、5度目のノミネートで、今回も受賞なりませんでした。

 ◆有望若手男優賞(Meilleur Espoir Masculin/Breakthrough Performance, Actor)

 ・Firat Ayverdi 『ウェルカム』
 ・Adel Bencherif “Un Prophète(A Prophet)”

 ・Vincent Lacoste “Les Beaux Gosses (The French Kissers)”

 ◎Tahar Rahim “Un Prophète (A Prophet)”

 ・Vincent Rottiers “Je Suis Heureux Que Ma Mère Soit Vivante(I’m Glad That My Mother Is Alive)”
(監督:クロード&ナタン・ミレール)


 Tahar Rahimは、主演男優賞と合わせてダブル・ノミネートで、ダブル受賞です。
 リュミエール賞では、Vincent Lacosteが受賞。

 ◆有望若手女優賞(Meilleur Espoir Féminin /Breakthrough Performance, Actress)

 ・Pauline Etienne “Qu'un Seul Tienne Et Les Autres Suivront (Silent Voices)”
(監督:Lea Fehner)
 ・Florence Loiret-Caille “Je L'aimais (Someone I Loved)”
(監督:Zabou Breitman)

 ・Soko(Stéphanie Sokolinski) “A L'origine(In The Beginning)”

 ・Christa Theret “LOL (Laughing Out Loud)”
(監督:Lisa Azuelos)

 ◎Melanie Thierry “Le Dernier Pour La Route (One For The Road)”



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 全員初ノミネートでした。
 リュミエール賞ではPauline Etienneが受賞。

 ◆オリジナル脚本賞(Meilleur Scénario Original /Original Screenplay)
 ◎ジャック・オーディアール、トーマス・ビドゲイン(Thomas Bidegain)、アブデル・ラウフ・ダフリ(Abdel Raouf Dafri)、ニコラ・プフェイイ(Nicolas Peufaillit) “Un Prophète (A Prophet)”

 ・クサヴィエ・ジャノリ、“A L'origine(In The Beginning)”

 ・Jean-Paul Lilienfeld “La Journée De La Jupe (Skirt Day)”

 ・フィリップ・リオレ、エマニュエル・クールコル(Emmanuel Courco)、オリヴィエ・アダム(Olivier Adam) 『ウェルカム』

 ・ラデュ・ミヘイレアニュ、アラン=ミシェル・ブラン(Alain-Michel Blanc) 『オーケストラ!』

 ジャック・オーディアールは、5度目の脚本賞ノミネート。『リード・マイ・リップス』(2001)と『真夜中のピアニスト』(2005)に続き3度目の受賞。脚本賞/脚色賞3回受賞というのは、セザール賞では2位の記録(同率が4人います)
 トーマス・ビドゲインとニコラ・プフェイイは初ノミネート。
 アブデル・ラウフ・ダフリは、『ジャック・メスリーヌ』に続き、2年連続ノミネート。
 リュミエール賞では、ここにはノミネートされていないミア・ハンセン=ラヴの“The Father of My Children/Le Père de mes enfants”が受賞。
 ジャック・オーディアールはヨーロッパ映画賞脚本賞ノミネート。

 ◆脚色賞(Meilleure Adaptation/Adapted Screenplay)

 ◎ステファーヌ・ブリゼ(Stéphane Brizé)、フロランス・ヴィニョン(Florence Vignon) “Mademoiselle Chambon”

 ・アンヌ・フォンテーヌ、カミーユ・フォンテーヌ 『ココ・アヴァン・シャネル』
 ・フィリップ・ゴドー(Philippe Godeau)、アニエス・ドゥ・サシー(Agnès De Sacy) “Le Dernier Pour La Route (One For The Road)”

 ・ローラン・ティラール(Laurent Tirard)、Gregoire Vigneron “Le Petit Nicolas”
(監督:ローラン・ティラール)
 ・Alex Réval、Laurent Herbiet 『風にそよぐ草』" Les Herbes Folles(Wild Grass)" 


 ステファーヌ・ブリゼとフロランス・ヴィニョンは初ノミネートで初受賞。
 アンヌ・フォンテーヌは、3度目のノミネート(すべて脚本賞)で、今回も受賞できませんでした。

 ◆撮影賞(Cinematography/Meilleure Photo)

 ・クリストフ・ボーカルヌ(Christophe Beaucarne) 『ココ・アヴァン・シャネル』
 ・ローラン・ダイヤン(Laurent Dailland) 『ウェルカム』

 ◎ステファーヌ・フォンテーヌ(Stephane Fontaine) “Un Prophète (A Prophet)”

 ・エリック・ゴーティエ 『風にそよぐ草』“Les Herbes Folles(Wild Grass)”

 ・グリン・スピーカート(Glynn Speeckaert) “A L'origine(In The Beginning)”



 ステファーヌ・フォンテーヌは、『真夜中のピアニスト』に続いて2度目の受賞。
 ステファーヌ・フォンテーヌは“Un Prophète (A Prophet)”でヨーロッパ映画賞撮影賞ノミネート。

 ◆編集賞(Meilleur Montage)
 ・Célia Lafitedupont "A L'origine(In The Beginning)"
 ・ハーヴ・デ・ルーズ(Hervé De Luze) 『風にそよぐ草』"Les Herbes Folles(Wild Grass)"
 ・アンドレア・セドラツコヴァ(Andréa Sedlackova) 『ウェルカム』
 ・ルド・トロフ(Ludo Troch) 『オーケストラ!』
 ◎ジュリエット・ウェルフリング(Juliette Welfling) "Un Prophète(A Prophet)"

 ジュリエット・ウェルフリングは、6度目のノミネートで、4度目の受賞(『天使が隣で眠る夜』『真夜中のピアニスト』『潜水服は蝶の夢を見る』)。

 ◆美術賞(Meilleurs Décors)
 ◎ミシェル・バーテルミー(Michel Barthélemy) "Un Prophète(A Prophet)"
 ・アリーヌ・ボネット(Aline Bonetto) "Micmacs À Tire-Larigot"(監督:ジャン=ピエール・ジュネ)
 ・マーマル・エシュ・シェイク(Maamar Ech Cheikh) “Oss 117 Rio Ne Répond Plus...”(監督:ミシェル・アザナヴィシス(Michel Hazanavicius))
 ・フランソワ・ルノー・ラバルト(François-Renaud Labarthe) "A L'origine(In The Beginning)"
 ・オリヴィエ・ラド(Olivier Radot) 『ココ・アヴァン・シャネル』

 ミシェル・バーテルミーは、初ノミネート。日本で紹介されている作品には『リード・マイ・リップス』『恍惚』などがあります。

 ◆衣裳デザイン賞(Meilleurs Costumes)
 ・シャトゥンヌ&ファブ(Chattoune & Fab) 『シャネル&ストラヴィンスキー』(監督:ヤン・クーネン)
 ・シャーロット・ダヴィッド(Charlotte David) "Oss 117 Rio Ne Répond Plus... "
 ・マドリン・フォンテーヌ(Madeline Fontaine) “Micmacs À Tire-Larigot”
 ◎カトリーヌ・ルテリエ(Catherine Leterrier) 『ココ・アヴァン・シャネル』
 ・ヴィルジニ・モンテル(Virginie Montel) "Un Prophète(A Prophet)"

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 カトリーヌ・ルテリエは、8度目のノミネートで、3度目の受賞。『ジャンヌ・ダルク』で衣裳デザイン賞、『ボン・ヴォヤージュ』で美術賞受賞。
 カトリーヌ・ルテリエは、『ココ・アヴァン・シャネル』でヨーロッパ映画賞技術部門賞ノミネート。

 ◆音響賞(Meilleur Son)
 ◎ピエール・エクコフィエ(Pierre Excoffier)、Bruno Tarrière、セリム・アザシ(Sélim Azzazi) 『オーケストラ!』
 ・ピエール・メルテンス(Pierre Mertens)、ローラン・カグリオ(Laurent Quaglio)、エリック・ティスラン(Eric Tisserand) 『ウェルカム』
 ・フランソワ・ミュジー(François Musy)、ガブリエル・ハフナー(Gabriel Hafner) "A L'origine(In The Beginning) "
 ・ブリジット・テイランディエ(Brigitte Taillandier)、Francis Wargnier、ジャン=ポール・ユリエ(Jean-Paul Hurier) "Un Prophète(A Prophet)"
 ・ジャン・ウマンスキー(Jean Umansky)、Gérard Hardy、ヴァンサン・アルナルディ(Vincent Arnardi) “Micmacs À Tire-Larigot”

 ピエール・エクコフィエは、『レオン』以来15年ぶりのノミネート。
 Bruno Tarrièreは、『レオン』、『ジャンヌ・ダルク』以来3度目のノミネート。『ジャンヌ・ダルク』に続き、2度目の受賞。
 セリム・アザシ(Sélim Azzazi)は初ノミネート。
 "Un Prophète(A Prophet)"チームは、ヨーロッパ映画賞技術部門賞ノミネート。

 ◆オリジナル作曲賞(Meilleure Musique)
 ◎アルマン・アマール(Armand Amar) 『オーケストラ!』
 ・Alex Beaupain “Non Ma Fille, Tu N'iras Pas Danser”(監督:クリストフ・オノレ)
 ・アレクサンドル・デプラ "Un Prophète(A Prophet)"
 ・クリフ・マルティネス(Cliff Martinez) "A L'origine(In The Beginning)"
 ・ニコラ・ピオヴァーニ(Nicola Piovani) 『ウェルカム』

 アルマン・アマールは、4度目のノミネートで、初受賞。過去ノミネートされた3回は、『アーメン』『約束の旅路』『デイズ・オブ・グローリー』。

 ◆第1回作品賞(Meilleur Premier Film/First Film)
 ◎“Les Beaux Gosses(The French Kissers)” Riad Sattouf

 ・“Le Dernier Pour La Route(One For The Road)” Philippe Godeau

 ・“Espion(s)(Spy(ies))” Nicolas Saada

 ・“La Première Étoile” リュシアン・ジャン=バプティスト(Lucien Jean-Baptiste)

 ・“Qu'un Seul Tienne Et Les Autres Suivront (Silent Voices)” Lea Fehner


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 ルイ・デリュック賞新人監督賞は
“Qu'un Seul Tienne Et Les Autres Suivront (Silent Voices)”が受賞。

 ◆短編映画賞(Meilleur Court Métrage)
 ◎"C'est Gratuit Pour Les Filles" 監督:Claire Burger、Marie Amachoukeli
 ・"¿Dónde Está Kim Basinger?" 監督:Edouard Deluc
 ・"La Raison De L'autre" 監督:Foued Mansour
 ・"Séance Familiale" 監督:Cheng-Chui Kuo
 ・"Les Williams" 監督:Alban Mench

 ◆ドキュメンタリー賞(Meilleur Film Documentaire)
 ◎"L'enfer D'henri-Georges Clouzot" 監督:Serge Bromberg、Ruxandra Medrea
 ・『パリ・オペラ座のすべて』"La Danse, Le Ballet De L'opéra De Paris" 監督:フレデリック・ワイズマン
 ・"Himalaya, Le Chemin Du Ciel" 監督:Marianne Chaud
 ・『HOME 空から見た地球』"Home" 監督:ヤン・アルテュス=ベルトラン(Yann-Arthus Bertrand)
 ・"Ne Me Libérez Pas Je M'en Charge" 監督:Fabienne Godet

 "L'enfer D'henri-Georges Clouzot"は、サンパウロ国際映画祭2009審査員賞受賞。カンヌ国際映画祭2009、トロント国際映画祭2009、ロンドン国際映画祭2009、バンクーバー国際映画祭2009などで上映。

 ◆外国映画賞(Foreign Film)

 ・『アバター』(米) ジェームズ・キャメロン
 ◎『グラン・トリノ』(米) クリント・イーストウッド
 ・『ミルク』(米) ガス・ヴァン・サント
 ・“J'ai Tué Ma Mère(I Killed My Mother)”(カナダ)  Xavier Dolan

 ・“Panique Au Village (A Town Called Panic)”(ベルギー・ルクセンブルク・仏) Stephane Aubier、Vincent Patar
 ・“Le Ruban Blanc (The White Ribbon)”(独・オーストリア・仏・伊) ミヒャエル・ハネケ
 ・『スラムドッグ$ミリオネア』(英・米) ダニー・ボイル

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 リュミエール賞フランス語外国語映画賞では、“J'ai Tué Ma Mère(I Killed My Mother)”が受賞。

 ◆名誉賞(César d'honneur)
 ◎ハリソン・フォード

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下のようになっています。

 ・"Un Prophète(A Prophet)"(9/13):作品・監督・主演男優・助演男優・若手男優・若手男優・脚本・撮影・編集・美術・衣裳・音響・作曲
 ・"A L'origine(In The Beginning)"(1/10):作品・監督・主演男優・助演女優・若手女優・脚本・撮影・編集・美術・作曲
 ・『ウェルカム』(0/10):作品・監督・主演男優・助演女優・若手男優・脚本・撮影・編集・音響・作曲
 ・『オーケストラ!』(2/6):作品・監督・脚本・編集・音響・作曲
 ・"Le Dernier Pour La Route(One For The Road)"(1/6):主演男優・助演男優・助演女優・若手女優・脚色・第一回
 ・『ココ・アヴァン・シャネル』(1/6):主演女優・助演男優・脚色・撮影・美術・衣裳
 ・『風にそよぐ草』(0/4):作品・脚色・撮影・編集
 ・"Rapt"(0/4):作品・監督・主演男優・助演女優
 ・"La Journée De La Jupe"(スカートの日)(1/3):作品・主演女優・脚本
 ・"Mademoiselle Chambon"(1/3):主演女優・助演女優・脚色
 ・"Les Beaux Gosses (The French Kissers)"(1/3):助演女優・若手男優・第1回
 ・"Micmacs À Tire-Larigot"(0/3):美術・衣裳・音響
 ・“Qu'un Seul Tienne Et Les Autres Suivront (Silent Voices)”(0/2):若手女優・第1回
 ・"Oss 117 Rio Ne Répond Plus... "(0/2):美術・衣裳

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 まあ、予想できないこともありませんでしたが、結果は、"Un Prophète"の独り勝ちでした。

 9部門受賞というのは、『終電車』(1981)と『シラノ・ド・ベルジュラック』(1991)の10部門に次ぐ史上2位の記録です。

 日本で劇場公開されているジャック・オーディアール作品3本のうち、『リード・マイ・リップス』は、個人的にも好きで、DVDも持っていますが、他の2本は、私個人としてはちょっとしっくりくるものがなかったので、今回もどうなのかなあという感じがしてしまいますね。
 『リード・マイ・リップス』が好きなのは、たぶんエマニュエル・ドゥヴォスという(あき竹城にも似た)女優さんに惹きつけられるところがあるからで、作品それ自体では、ジャック・オーディアールと私とはノワールに対する感受性がずれている気がします。

 ま、それはともかくとして、驚くべきは、今回の受賞が2006年のコピーみたいなことになっているということで、2006年とは、監督賞、助演男優賞、撮影賞、編集賞がすべて同じ結果になっています。さらに、2006年は、『真夜中のピアニスト』が脚色賞を受賞したのに対し、今回はオリジナル脚本賞を受賞し、2006年は有望若手女優賞を受賞していたのに対し、今回は有望若手男優賞を受賞しています。総受賞数では、ジャック・オーディアール組は、2006年は8部門受賞し、今回は9部門受賞しています。

 実は、他の顔ぶれも2006年と似通っていて、2006年も、作品賞と監督賞にはラデュ・ミヘイレアニュがノミネートされ、女優賞にはアンヌ・コンシニとノエミ・ルヴォフスキーがノミネートされ、さらに脚色賞にはアンヌ・フォンテーヌがノミネートされ、オリジナル作曲賞にはアルマン・アマールがノミネートされていました。
 しかも、2006年は、今回はここにはノミネートされていないミヒャエル・ハネケが『隠された記憶』で、ジャック・オーディアールと賞を競うということにもなっていて、2010年は、まさに2006年のフランス映画賞の仕切り直し、あるいは再試合のような状況になっていました。
 ま、4年という歳月が新作の製作期間として適度であり、奇しくもみんな(ジャック・オーディアールもラデュ・ミヘイレアニュもアンヌ・フォンテーヌもミヒャエル・ハネケも)作品の発表時期が重なってしまっただけ、ということなのかもしれませんが。

 もう1つ付け加えておくなら、2006年の外国映画賞もクリント・イーストウッド作品で、『ミリオンダラー・ベイビー』が受賞しています。
 そんな巡り合わせの年ってあるんですね。

 ちなみに、『真夜中のピアニスト』はベルリン2005で銀熊賞(音楽)、『隠された記憶』はカンヌ2005で監督賞、"Un Prophète"はカンヌ2009で審査員グランプリ、『白いリボン』はパルムドール、ヨーロッパ映画賞では、2005年も2009年もジャック・オーディアールはミヒャエル・ハネケに完敗しています。
 ジャック・オーディアールとミヒャエル・ハネケの最終対決は、1週間後に発表になる、米国アカデミー賞2010外国語映画賞に持ち越されています。さて、米国アカデミー賞は、どちらが受賞するでしょうか。あるいは、どちらでもない別の作品にさらわれてしまうか……。

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 *当ブログ記事
 ・セザール賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_37.html

 ・リュミエール賞2010ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_33.html
 ・リュミエール賞2010受賞結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_28.html
 ・ルイ・デリュック賞2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_39.html
 ・ルイ・デリュック賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_18.html
 ・ヨーロッパ映画賞2009受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_19.html

 ・セザール賞2009ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_30.html
 ・セザール賞2009受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200902/article_38.html

 ・2009年度映画賞レース スケジュール表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_32.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月〜2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html

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