海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS アバター、IB、カールじいさん 第57回ゴールデン・リール賞発表!

<<   作成日時 : 2010/02/23 06:55   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 音響編集部門の賞であるゴールデン・リール賞(Golden Reel Award/MPSE:Motion Picture Sound Editors)が発表されました。(2月20日)

 昨年は、アカデミー賞の前日に発表されたので、もうそんな結果をチェックしても仕方ないなとも思い、スルーしてしまいましたが、今年は、アカデミー賞の発表が遅らされたのに、こちらは例年通りの時期の発表だったので、余裕をもって受賞結果をチェックすることができました。

 ゴールデン・リール賞と言っても、全然なじみがありませんが、スタートは1954年(1953年度)で、1964年から始まったアカデミー賞音響編集賞よりも10年も長い歴史を持っています。ひょっとすると、ゴールデン・リール賞の存在が、アカデミー賞に音響編集賞部門を設立させる契機になったのかもしれません。

 ただ、MPSEという字面自体は、映画のエンドロールなどでよく目にするもので、アメリカ映画の音響編集・音楽編集のプロが所属する団体であり、ゴールデン・リール賞は、そこが出している映画賞ということになります。カナダで年間に最高の興行収入を稼いだカナダ映画に贈られる賞もなぜか同じ名前なので、ちょっと混乱しますが……。

画像

 今年の受賞結果は、以下の通りです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 【映画部門】

 ◆長編映画 音響効果/効果音部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Sound Effects and Foley in a Feature Film)
 ・『2012』
 ◎『アバター』
 ・『ハート・ロッカー』
 ・『イングロリアス・バスターズ』
 ・『PUSH 光と闇の能力者』
 ・『スター・トレック』
 ・『トランスフォーマー/リベンジ』
 ・『ウォッチメン』

 ◆長編映画 台詞/アテレコ部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Dialogue and ADR in a Feature Film)
 ・『(500)日のサマー』
 ・“A Serious Man”
 ・『アバター』
 ・『G.I.ジョー』
 ・『ハート・ロッカー』
 ◎『イングロリアス・バスターズ』
 ・『スター・トレック』
 ・“The Stoning of Soraya M”.

 ◆長編映画 音楽部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Music in a Feature Film)
 ・『2012』
 ・『(500)日のサマー』
 ・『17歳の肖像』
 ◎『アバター』
 ・『インフォーマント!』
 ・『恋するベーカリー』
 ・『シャーロック・ホームズ』
 ・『スター・トレック』

 ◆アニメーション部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Sound Effects, Foley, Music, Dialogue and ADR Animation in a Feature Film)
 ・『9〈ナイン〉〜9番目の奇妙な人形〜』
 ・『くもりときどきミートボール』
 ・『コララインとボタンの魔女』
 ・“Fantastic Mr. Fox”
 ・『モンスターVSエイリアン』
 ・『プリンセスと魔法のキス』
 ◎『カールじいさんの空飛ぶ家』

 ◆音楽映画部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Music in a Musical Feature Film)
 ・“Crazy Heart”
 ・『ブロードウェイ♪ブロードウェイ』
 ・『NINE』
 ◎『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』

 ◆外国映画部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Sound Effects, Foley, Dialogue and ADR in a Foreign Feature Film)
 ・『17歳の肖像』
 ・『バーダー・マインホフ 理想の果てに』
 ・『ココ・アヴァン・シャネル』
 ◎『第9地区』
 ・『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
 ・『レッド・クリフ』

 以下の部門は、受賞結果のみ列記することにします。

 【テレビ部門】

 ◆テレビ・アニメーション 音響編集賞(Best Sound Editing: Sound Effects, Foley, Dialogue, ADR and Music Animation in Television)
 ◎"The Penguins of Madagascar" - "What Goes Around"

 ◆テレビ番組(ロング・フォーム) 台詞/アテレコ部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Long Form Dialogue and ADR in Television)
 ◎『バトルスター・ギャラクティカ』"Battlestar Galactica" - "Daybreak, Part 2"

 ◆テレビ番組(ショート・フォーム) 台詞/アテレコ部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Short For Dialogue and ADR in Television)
 ◎『トゥルー・ブラッド/ True Blood』"True Blood" - "Beyond Here Lies Nothin -- #212"

 ◆テレビ番組(ロング・フォーム) 音響効果/効果音部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Long Form Effects and Foley in Television)
 ◎『バトルスター・ギャラクティカ』"Battlestar Galactica" - "Daybreak, Part 2"

 ◆テレビ番組(ショート・フォーム) 音響効果/効果音部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Short Form Effects and Foley in Television)
 ◎『Dr.HOUSE』"House M.D." - "Epic Fail"

 ◆音楽番組(ロング・フォーム) 音響編集賞(Best Sound Editing: Long Form Music in Television)
 ◎"Spectacular!"

 ◆音楽番組(ショート・フォーム) 音響編集賞(Best Sound Editing: Short Form Music in Television)
 ◎"Glee" "Pilot"

 【その他の部門】

 ◆ダイレクト・ビデオ部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Direct to Video)
 ◎"Something, Something, Something, Darkside"

 ◆コンピューター・エンタテインメント部門 音響編集賞(Best Sound Editing: Computer Entertainment)
 ◎"Uncharted 2: Among Thieves"

 ◆学生作品賞(Verna Fields Award in Sound Editing for Student Filmmakers)
 ◎"Scarecrow"

 【特別賞】

 ◆フィルムメーカー賞(MPSE 2010 Filmmaker Recipient)
 ◎スティーヴン・スピルバーグ

 ◆生涯貢献賞(MPSE 2010 Career Achievement Recipient)
 ◎Larry Singer
 Larry Singerは、『A.I.』『プライベート・ライアン』『アミスタッド』『ピースメーカー』『シンドラーのリスト』『フック』『ミザリー』『リトル・マーメイド』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1〜3)『カラー・パープル』『ポパイ』など、40年以上にわたって音響編集の仕事を手がけています。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 アカデミー賞2010音響編集部門ノミネーションは以下のようになっています。

 ・『アバター』 クリストファー・ボイス、Gwendolyn Yates Whittle
 ・『ハート・ロッカー』 Paul N.J. Ottosson
 ・『イングロリアス・バスターズ』 Wylie Stateman
 ・『スター・トレック』 Mark Stoeckinger、Alan Rankin
 ・『カールじいさんの空飛ぶ家』 Michael Silvers、Tom Myers

 過去20年間では、アカデミー賞音響編集賞とゴールデン・リール賞 長編映画 音響効果/効果音部門とは10回一致し、アニメーション部門と1回一致しています。過去5年間では、4回一致しています。

 このジャンルは、SF映画、戦争映画、特撮ものが強く、ジェームズ・キャメロン作品は、過去にゴールデン・リール賞で3回(『タイタニック』『アビス』『エイリアン2』)、アカデミー賞音響編集賞で3回(『タイタニック』『ターミネーター2』『エイリアン2』)受賞し、この部門に強いところを見せています。

 2009年 MPSE:『ダークナイト』 AA:『ダークナイト』
 2008年 MPSE:『ボーン・アルティメイタム』 AA:『ボーン・アルティメイタム』
 2007年 MPSE:『硫黄島からの手紙』 AA:『硫黄島からの手紙』
 2006年 MPSE:『宇宙戦争』 AA:『キング・コング』
 2005年 MPSE:『アビエイター』(アニメーション部門は『Mr.インクレディブル』) AA:『Mr.インクレディブル』
 2004年 MPSE:『マスター・アンド・コマンダー』 AA:『マスター・アンド・コマンダー』
 2003年 MPSE:『ロード・トゥ・パーディション』 AA:『ロード・オブ・ザ・リング/2つの搭』
 2002年 MPSE:『ブラックホーク・ダウン』 AA:『パール・ハーバー』
 2001年 MPSE:『グラディエーター』 AA:『U-571』
 2000年 MPSE:『マトリックス』 AA:『マトリックス』
 1999年 MPSE:『プライベート・ライアン』 AA:『プライベート・ライアン』
 1998年 MPSE:『タイタニック』 AA:『タイタニック』
 1997年 MPSE:『デイライト』 AA:『ゴースト&ダークネス』
 1996年 MPSE:『ブレイブハート』 AA:『ブレイブハート』
 1995年 MPSE:『スピード』 AA:『スピード』
 1994年 MPSE:『ジュラシック・パーク』 AA:『ジュラシック・パーク』
 1993年 MPSE:『沈黙の戦艦』 AA:『ドラキュラ』
 1992年 MPSE:『バートン・フィンク』 AA:『ターミネーター2』
 1991年 MPSE:『トータル・リコール』 AA:『レッド・オクトーバーを追え』
 1990年 MPSE:『7月4日に生まれて』『アビス』 AA:『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』

 どっちもどっちなので、どちらの方が説得力があるということもないようです。

 今年のアカデミー賞も、まあ、何が受賞してもよさそうなものですが、エポックメイキングな作品(『ジュラシック・パーク』とか『タイタニック』とか『マトリックス』とか)がある時は、その作品がこの部門も制することが多いようなので、やっぱり今年は『アバター』なのでしょうか。

 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事
 ・2009年度映画賞レース スケジュール表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_32.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月〜2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html
 ・2009年度映画賞の結果をまとめてみました! アメリカ編 前半戦:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_43.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
アバター、IB、カールじいさん 第57回ゴールデン・リール賞発表! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる