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第60回アメリカ映画編集者賞(ACE:The American Cinema Editors Awards / Eddie Awards)が発表になりました。(2月14日) ◆長編作品 ドラマ部門(Feature film (dramatic)) ・『アバター』 スティーヴン・リヴキン(Stephen Rivkin)、John Refua、ジェームズ・キャメロン ・『第9地区』 Julian Clarke ◎『ハート・ロッカー』 ボブ・ムラウスキ、クリス・イニス ・『スター・トレック』 マリアン・ブランドン(Maryann Brandon)、メアリー・ジョー・マーキー(Mary Jo Markey) ・『マイレージ、マイライフ』 デイナ・E・グローバーマン(Dana Glauberman) ボブ・ムラウスキは、映画編集者として約20年のキャリアがありますが、これまで手がけてきた作品は、『スパイダーマン』1〜3、『ハード・ターゲット』『ギフト』『スペル』などで、こうした受賞とは無縁でした。 クリス・イニスは、これまで女優、監督、プロデューサーなど映画に関わることなら何でもやってきた女性で、こうした賞には、ボブ・ムラウスキ以上に無縁でした。 ◆長編作品 コメディー/ミュージカル部門(Feature film (comedy or musical)) ・『(500)日のサマー』 アラン・エドワード・ベル(Alan Edward Bell) ◎『ハングオーバー』 デブラ・ネイル・フィッシャー(Debra Neil-Fisher) ・『ジュリー&ジュリア』 リチャード・マークス(Richard Marks) ・“A Serious Man” ロデリック・ジェインズ(Roderick Jaynes:ジョエル&イーサン・コーエン) ・『恋するベーカリー』 ジョー・ハッシング(Joe Hutshing)、デイヴィッド・モリッツ(David Moritz) ◆ドキュメンタリー部門 ◎『ザ・コーヴ』 ジェフリー・リッチマン(Geoffrey Richman) ・“Food, Inc.” Kim Roberts ・『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』 ドン・ブロチュ(Don Brochu)、ケヴィン・ステット(Kevin Stitt) ◆アニメーション部門(Best edited animated feature film) ・『コララインとボタンの魔女』 Christopher Murrie、ロナルド・サンダース(Ronald Sanders) ・“Fantastic Mr. Fox” アンドリュー・ウェイスブラム(Andrew Weisblum) ◎『カールじいさんの空飛ぶ家』 ケヴィン・ノルティング(Kevin Nolting) ◆TV-30分シリーズ番組部門(Half-hour series for television) ◎“30 Rock”:‘Apollo Apollo’ ケン・エルト(Ken Eluto) ・『ラリーのミッドライフ★クライシス』“Curb Your Enthusiasm”:‘The Bare Midriff’ スティーヴン・ラッシュ(Steven Rasch) ・『アントラージュ★オレたちのハリウッド』“Entourage”:‘The Sorkin Notes’ Steven Sprung ◆1時間シリーズ 民放部門(One-hour series for commercial television) ・『24 シーズン7』:‘8pm-9pm’ レオン・オーティズ=ジル(Leon Ortiz Gil) ◎“Breaking Bad”:‘ABQ’ リン・ウィリンガム(Lynne Willingham) ・『ER 緊急救命室』:‘And in the End’ Randy Jon Morgan、ジャック・エレイン・トベレン(Jacque Toberen) ・『LAW & ORDER 性犯罪特捜班:‘Hardwired’ Karen Stern ・『LOST シーズン5』:‘The Life and Death of Jeremy Bentham’ Christopher Nelson ◆1時間シリーズ コマーシャルフリー部門(One-hour series for non-commercial television) ・『デクスター』:‘Living the Dream’ スチュアート・シル(Stewart Schill) ◎『デクスター』:‘Remains to be Seen’ ルイス・F・シオッフィ(Louis Cioffi) ・『トゥルー・ブラッド/ True Blood』:‘Hard-Hearted Hannah’ Louise Innes ◆ミニシリーズ/テレビ映画部門(Miniseries or motion picture for television) ◎『グレイ・ガーデンズ 追憶の館』“Grey Gardens” アラン・ハイム(Alan Heim)、リー・パーシー(Lee Percy) ・“Into the Storm” ジョン・ブルーム(John Bloom)、アントニア・ヴァン・ドリムレン(Antonia Van Drimmelen) ・“Taking Chance” リー・パーシー(Lee Percy)、ブライアン・A・ケイツ(Brian A. Kates) ◆リアリティー番組部門(Reality series) ◎“The Deadliest Catch”:‘Stay Focused Ordie’ Kelly Coskran、Josh Earl ・“Expedition Africa”:‘Stanley and Livingstone’ ジョナサン・ブラウン(Jonathon Braun)、Brad Ley、スヴェン・ペープ(Sven Pape)、Molly Schock ・“Top Chef”:‘The Last Supper’ Annie Tighe、Alan Hoang、Adrienne Salisbury、ケヴィン・レフラー(Kevin Leffler) ◆学生編集コンペティション(Student Editing Competition) ◎Andrew Hellesen(Chapman University) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さて、アメリカ映画編集者賞ノミネーションの記事でも強調していましたが、アカデミー賞作品賞を占うアメリカ映画編集者賞の結果が明らかになりました。 過去10年のデータからすると― 「アメリカ映画編集者賞(≒アカデミー賞編集賞)受賞作品は、(その作品がアカデミー賞作品賞にノミネートされていれば)71%の確率で、アカデミー賞作品賞を受賞する」 とアメリカ映画編集者賞ノミネーションの記事で書きましたが、そのデータに従うと、第82回米国アカデミー賞作品賞は、統計上は、71%の確率で『ハート・ロッカー』、ということになります。 う〜ん、そうか、やっぱりね、という感じですが、ここでは、もう少し歴史を遡って30年分のデータを見てみたいと思います。 まず、アメリカ映画編集者賞とアカデミー賞編集賞は、30年間で24回一致(80%)。 アメリカ映画編集者賞とアカデミー賞作品賞は、30年間で18回一致(60%)。 アカデミー賞編集賞とアカデミー賞作品賞は、30年間で14回一致(47%) この30年間のうち― アメリカ映画編集者賞を受賞した作品がアカデミー賞作品賞にノミネートされていないケースは、『ボーン・アルティメイタム』(2008年)、『ブラックホーク・ダウン』(2002年)、『マトリックス』(2000年)、『グローリー』(1990年)、『ウォー・ゲーム』(1984年)の5回 アカデミー賞編集賞を受賞した作品がアカデミー賞作品賞にノミネートされていないケースは、『ボーン・アルティメイタム』(2008年)、『ブラックホーク・ダウン』(2002年)、『マトリックス』(2000年)、『ロジャー・ラビット』(1989年)の4回 あります。 これらのデータを加味して、先の文言の言い回しを変えると― アメリカ映画編集者賞受賞作品が、アカデミー賞作品賞にノミネートされているなら、その作品がアカデミー賞作品賞を受賞する確率は、72%(18/25)。 アカデミー賞編集賞を受賞した作品が、アカデミー賞作品賞にノミネートされているなら、その作品がアカデミー賞作品賞を受賞する確率は、54%(14/26)。 つまり、 アメリカ映画編集者賞を受賞した『ハート・ロッカー』がアカデミー賞作品賞を受賞する確率は、72% ということになります。 過去10年間のデータで調べた場合より確率が1ポイントアップしてしまいました。 ちなみに、『ハート・ロッカー』がアカデミー賞作品賞を受賞できない28%のケースは― 2005年 ACE:『アビエイター』、オスカー:『ミリオンダラー・ベイビー』 1999年 ACE:『プライベート・ライアン』、オスカー:『恋におちたシェイクスピア』 1992年 ACE:『JFK』、オスカー:『羊たちの沈黙』 1986年 ACE:『刑事ジョン・ブック/目撃者、オスカー:『愛と哀しみの果て』 1981年 ACE:『レイダース/失われた聖櫃』、オスカー:『炎のランナー』 1980年 ACE:『レイジング・ブル』、オスカー:『普通の人々』 1979年 ACE:『オール・ザット・ジャズ』、オスカー:『クレイマー、クレイマー』 と同じパターンになるということになります。 とりたてて、共通項はありませんが、オスカーがわりと地味目の作品を選んだ時(俳優出身の監督の作品が2本、イギリス映画が2本あります)にズレが生じるようです。ということは、今年は……。 もう1つおまけとして、アカデミー賞作品賞が、アメリカ映画編集者賞ノミネート作品の中から出る確率を調べてみると、アメリカ映画編集者賞ノミネート枠が5作品となった1994年以降で100%です。ということは、『アバター』『第9地区』『ハート・ロッカー』“A Serious Man”『マイレージ、マイライフ』からアカデミー賞作品賞が出る確率は100%ということになります。ま、これはアカデミー賞作品賞が『アバター』か『ハート・ロッカー』か『マイレージ、マイライフ』と言っているのと同じことですから(『第9地区』と“A Serious Man”にアカデミー賞作品賞受賞の目はないので)、その中で、『ハート・ロッカー』が作品賞を受賞する確率が72%、『アバター』か『マイレージ、マイライフ』が作品賞を受賞する確率が28%ということになります。 *これでアカデミー賞がますます楽しみになってきた!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ↑ ↑ ↑ ↑ クリックしてね! *当ブログ記事 ・アメリカ映画編集者賞2010ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_23.html ・アメリカ映画編集者賞2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200902/article_21.html ・2009年度映画賞レース スケジュール表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_32.html ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月〜2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html ・2009年度映画賞の結果をまとめてみました! アメリカ編 前半戦:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_43.html |
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楽しみですね!! |
白うさぎ 2010/02/16 19:56 |
白うさぎさま |
umikarahajimaru 2010/02/16 21:17 |
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