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zoom RSS 第25回サンタバーバラ国際映画祭 各賞発表!

<<   作成日時 : 2010/02/15 19:24   >>

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 第25回サンタバーバラ国際映画祭の各賞が発表になりました。(2月14日)

 サンタバーバラという都市は、アメリカ映画産業のルーツの1つで、その地で1985年に始められたこの映画祭(SBIFF:The Santa Barbara International Film Festival )は、今年で第25回(2月4日〜14日)を迎えています。

 以前は、アメリカ映画産業のルーツという特徴を前面に出して、北米で配給の決まっていない作品や短編映画に力を入れていたようですが 、いまでは、それらを発展的に解消して(?)、インディペンデント部門、インターナショナル部門、ワールド・シネマ部門、スペイン/ラテン・アメリカ映画部門、イースト×ウエスト部門(アジア映画部門)、イースタン・ブロック部門(東欧映画部門)、特別上映部門、特集上映部門など、多彩な国別・地域別の部門を設けて、バラエティーに富んだ作品を紹介することに務めているようです。

 今年は、イースト×ウエスト部門に、日本から『BALLAD 名もなき恋のうた』『クローズZERO U』が出品され、特集部門ではケベック映画の特集が組まれました。

 今年の受賞結果は、以下の通りです。

 ◆パナヴィジョン・スピリット・アワード/インディペンデント映画賞(The Panavision Spirit Award for Independent Cinema)
 ◎“Exam”(英) 監督:Stuart Hazeldine

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 物語:謎につつまれたある大企業の就職試験にやってきた8人が窓のない部屋に通される。試験官は、彼らに、「これから80分間の試験を行なうが、それには3つの条件がある」と話す。1つ目は、試験官にも、ドアのところにいる警備員にも決して話しかけないこと、2つ目は答案用紙を決して汚さないこと、3つ目は決してこの部屋から出ないこと。
 「問題はたった1つです。」
 そう言われて、裏返した答案用紙には何も書かれていない。
 彼らは、パニックに陥るが、やがて、その中の1人が、自分たち8人が話し合ってはいけないとは言われていないことに気づき、8人で相談を始める。
 光にかざすと問題が浮き上がってくるのではないかとか、何か特殊な溶液がひつようなのではないかとか……。
 しかし、そのいずれからも満足な結果は得られず、残り時間も少なくなって、彼らはどんどん精神的に追い詰められていく……。

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 ◆最優秀外国映画賞(The Best International Film Award)
 ◎“Letters to Father Jaakob (Postia pappi Jaakobille)”(フィンランド) 監督:クラウス・ハロ(Klaus Härö)
 出演:Hannu-Pekka Björkman、Kaarina Hazard
 物語:ライラは、終身刑を宣告されていたが、恩赦を受けて、釈放される。そして、独り暮らしの牧師のところで職を得、そこに引っ越してくることになる。彼女は、自分のことにもほとんど気にかけない性格だったので、目の見えない牧師ヤコブの面倒を見ることになかなかなじめないのだった……。
 マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭2009 グランプリ、カイロ国際映画祭 グランプリ(Golden Pyramid)&脚本賞受賞。
 米国アカデミー賞2010外国語映画賞フィンランド代表。
 フィンランド・アカデミー賞2009作品賞・監督賞・主演男優賞・音楽賞受賞。
 2010年日本公開予定。

 ◆スペイン/ラテン・アメリカ映画賞(The Nueva Vision Award for the best Spanish/Latin American film)
 ◎“The Wind Journeys”(コロンビア・独・アルゼンチン・オランダ) 監督:Ciro Guerra
 物語:イグナシオは、ずっとアコーディオンを弾いて旅をするという生活をしていたが、年も取り、結婚して、落ち着くことに決める。しかし、ある日、妻が、突然、死んでしまう。彼は、それが、彼の呪われたアコーディオンのせいであると考え、彼にそれをくれた師匠に返そうとして、最後の旅に出る。その途上、彼は、彼のように音楽をしながら旅をする生き方をしたいと言う少年と出会う。彼は、少年に、こんな生活ではなく、もっと違う人生もあると言って、考えを改めさせようとするが……。
 カンヌ国際映画祭2009 ある視点部門出品。
 トロント国際映画祭2009 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。

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 ◆イースト・ミーツ・ウエスト賞(Best East Meets West Cinema Award)
 ◎『母なる証明』(韓) 監督:ポン・ジュノ

 ◆イースタン・ブロック賞(Best Eastern Bloc Award)
 ◎“Katalin Varga”(英・ハンガリー・ルーマニア) 監督:ピーター・ストリックランド
 出演:Roberto Giacomello、Attila Kozma、Sebastian Marina
 物語:カタリン・ヴァルガは、カルパチア山脈を馬で進んでいた。彼女の胸中にあるのは夫に対する怒りであった……。
 ベルリン国際映画祭2009 芸術貢献賞受賞(サウンドトラック)。
 ブリュッセル国際映画祭2009 パフォーマンス賞受賞(Hilda Péter)。
 ムンバイ映画祭2009 審査員賞受賞(撮影)。
 ヨーロッパ映画賞2009 ディカバリー賞受賞。

 ◆最優秀ドキュメンタリー賞(Best Documentary Film Award)
 ◎“Enemies of the People”(英・カンボジア) 監督:Rob Lemkin
 クメール・ルージュに家族を殺された若きジャーナリストが、虐殺を起こした加害者と親しくなり、ショッキングな事実を明るみに出していく。
 サンダンス映画祭2010審査員特別賞受賞。

 ◆短編映画賞(Bruce Corwin Award for Best Live Action Short Film Under 30 Minutes)
 ◎“Ana’s Playground” 監督:Eric D. Howell

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 ◆短編アニメーション賞(Bruce Corwin Award for Best Animation Short Film)
 ◎“Urs” 監督:Moritz Mayerhofer

 ◆Fund for Santa Barbara Social Justice Award Sponsored by The Fund for Santa Barbara
 ◎ “Enemies of the People”

 ◆観客賞(SB Audience Choice Award)
 ◎ “The Legend of Pale Male”(米) 監督:Frederic Lilien
 物語:Pale Maleは、セントラルパークを住みかとする鷹で、のちにこの映画の監督となるFrederic Lilienを含め、長年ニューヨーカーに親しまれてきた。しかし、ある時、予告もなしに、その巣が取り払われ、彼を愛するニューヨーカーたちは、彼のためにどれだけ戦えるのか試されることになる。

 ◆10-10-10 学生脚本コンペティション(10-10-10 Student Screenwriting Competition)
 ◎Katie Elster( San Marcos High School)  “With All My Heart”
 ◎Cora Hirashiki(UCSB)  “Shuttling Noah”

 ◆10-10-10 学生映画制作コンペティション(10-10-10 Student Filmmaking Competition)
 ◎Taylor Fisher(San Marcos High School )  “The Invisible”
 ◎Jasmine Toutounchi(UCSB)  “Love Fool”

 ※10-10-10とは、サンタバーバラの学生10人を選んで、10日間で10分の作品を制作させるコンペティションです。


 パナヴィジョン・スピリット・アワードと短編作品以外は、当ブログでおなじみの作品ばかりです。

 今のところ、日本での公開が決まっているのは、“Letters to Father Jaakob (Postia pappi Jaakobille)”だけですが、パナヴィジョン・スピリット・アワードを受賞した“Exam”も、『エス[es]』や『13/ザ・メッティ』、『CUBE』、『SAW』、『キャプティビティ』などを思い出させて面白そうです。劇場公開はなくても、DVDリリースくらいはありそうですね。

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 サンタバーバラ映画祭は、全米映画賞レース開催期間中の映画祭として、(パームスプリングス国際映画祭と同様に)昨年活躍した映画人に賞を与えるという催しを行なっていて、その受賞者は、前年末から発表されています。

 彼らの表彰は、映画祭期間中にバラバラの日程で行なわれ、映画祭に華を添えています。

 今年の受賞者は、以下の通りです。

 ◆最優秀パフォーマンス賞(Outstanding Performance Of The Year Award)
 ◎コリン・ファース

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 ◆アメリカン・リヴィエラ賞(American Riviera Award)
 アメリカ映画界に強いインパクト(a strong influence on American Cinema)を与えたと認められる俳優に贈られる。
 ◎サンドラ・ブロック


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 ◆モンテシト賞(Montecito Award)
 一連の作品で優れたパフォーマンスを行なったと認められた俳優に贈られる。
 ◎ジュリアン・ムーア

 ◆ショパン・ヴァーチュオソス賞(Chopin Virtuosos Award)
 主演俳優に贈られる賞。
 ◎エミリー・ブラント

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 ◎キャリー・マリガン

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 ◎シアーシャ・ローナン

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 ◎ガボレイ・シディベ

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 ◎マイケル・ストゥルバーグ

 ◆シネマ・ヴァンガード賞(Cinema Vanguards Award)
 助演俳優に贈られる賞。
 ◎ヴェラ・ファーミガ

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 ◎ピーター・サースガード

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 ◎スタンリー・トゥッチ
 ◎クリストフ・ヴァルツ

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 ◆最優秀監督賞(Outstanding Director of the Year)
 ◎キャスリン・ビグロー

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 ◆モダン・マスター賞(Lucky Brand Modern Master Award)
 ◎ジェームズ・キャメロン

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 前回の受賞者は、クリント・イーストウッド。

 ◆デイヴィッド・アッテンボロー賞
 ◎『ザ・コーヴ』

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 *当ブログ記事
 ・2009年度映画賞レース スケジュール表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_32.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月〜2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html
 ・2009年度映画賞の結果をまとめてみました! アメリカ編 前半戦:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_43.html

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