海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS 第14回 米・美術監督組合賞 結果発表!

<<   作成日時 : 2010/02/15 07:29   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 第14回米・美術監督組合(ADG:Art Directors Guild)賞が発表になりました。(2月13日)

画像

 【長編映画部門】

 ◆歴史もの部門(Period film)
 ・“A Serious Man” ジェス・ゴンコール(Jess Gonchor)
 ・『イングロリアス・バスターズ』 デイヴィッド・ワスコ(David Wasco)
 ・『ジュリー&ジュリア』 マーク・リッカー(Mark Ricker)
 ・『パブリック・エネミーズ』 ネイサン・クロウリー(Nathan Crowley)
 ◎『シャーロック・ホームズ』 サラ・グリーンウッド(Sarah Greenwood)

 サラ・グリーンウッドは、2007年に『つぐない』でもノミネートされていました。

 ◆ファンタジー部門(Fantasy film)
 ◎『アバター』 リック・カーター(Rick Carter)、ロバート・ストロンバーグ(Robert Stromberg)
 ・『第9地区』 フィリップ・アイヴィ(Philip Ivey)
 ・『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 スチュアート・クレイグ(Stuart Craig)
 ・『スター・トレック』 スコット・チャンブリス(Scott Chambliss)
 ・『かいじゅうたちのいるところ』 K・K・バレット(K.K. Barrett)

 『アバター』は、ラスベガスとフェニックスの映画批評家協会賞でも美術賞を受賞していました。

画像

 ◆現代劇部門(Contemporary film)
 ・『天使と悪魔』 アラン・キャメロン(Allan Cameron)
 ・『ハングオーバー』 ビル・ブルゼスキー(Bill Brzeski)
 ◎『ハート・ロッカー』 Karl Juliusson
 ・『ラブリーボーン』 ナオミ・ショーハン(Naomi Shohan)
 ・『マイレージ、マイライフ』 スティーヴ・サクラド(Steve Saklad)

画像

 【テレビ部門】

 ◆シリーズ番組 シングルカメラ部門(Single-camera television series)
 ・“Glee” エピソード: “Pilot” Mark Hutman
 ◎『MAD MEN』“Mad Men” エピソード: “Souvenir” ダン・ビショップ(Dan Bishop)
 ・『プッシング・デイジー〜恋するパイメーカー〜』“Pushing Daisies” エピソード: “Kerplunk” Michael Wylie
 ・『トゥルー・ブラッド/True Blood』“True Blood” エピソード: “Never Let Me Go” Suzuki Ingerslev
 ・『アグリー・ベティ』“Ugly Betty” エピソード: “There’s No Place Like Mode” Mark Worthington

 この部門は、5人の候補のうち4人が同じ作品でノミネートされています。(Mark Hutman以外)
 ダン・ビショップとMichael WylieとMark Worthingtonは3年連続ノミネートで、ダン・ビショップは3年連続受賞です。

 ◆テレビ映画/ミニシリーズ部門(Television movie or miniseries)
 ・“Ben 10: Alien Swarm” Yuda Acco
 ◎『グレイ・ガーデンズ 追憶の館』“Grey Gardens” カリーナ・イワノフ(Kalina Ivanov)
 ・“The Prisoner” Michael Pickwoad

 2年連続ノミネートだったYuda Accoは、受賞ならず。

 ◆30分シリーズ番組 シングルカメラ部門(Episode of a half-hour single-camera television series)
 ・“30 Rock” エピソード: “Apollo, Apollo” Keith Ian Raywood、Teresa Mastropierro
 ・“Flight of the Conchords” エピソード: “Evicted” Dan Butts
 ・“Modern Family” エピソード: “Coal Digger” リチャード・バーグ(Richard Berg)
 ・『THE OFFICE』“The Office” エピソード: “Niagara” Michael Gallenberg
 ◎『Weeds〜ママの秘密』“Weeds” エピソード: “Ducks and Tigers” ジョセフ・P・ラッキー(Joseph P. Lucky)

 ◆バラエティー/脚本なし番組 マルチカメラ部門 (Episode of a multicamera, variety or unscripted series)
 ・“The Big Bang Theory” エピソード: “The Adhesive Duck Deficiency” John Schaffner
 ・“The Jay Leno Show” エピソード: 51 R. Brandt Daniels
 ◎“Hell’s Kitchen” エピソード: 604 John Janavs
 ・“How I Met Your Mother” エピソード: Old King Clancy” Stephan Olson
 ・“Saturday Night Live” エピソード:ジャスティン・ティンバーレイク Eugene Lee、Akira Yoshimura、Keith Ian Raywood

 日本人アート・ディレクターAkira Yoshimuraさんは受賞ならず。

 ◆授賞式/音楽ショー/ゲーム・ショー部門(Awards, music or game show)
 ・“2009 CMT Music Awards” Anne Brahic
 ◎「第51回グラミー賞授賞式」“51st Annual Grammy Awards” Brian Stonestreet、 Steve Bass
 ・「第61回エミー賞授賞式」“61st Annual Emmy Awards” Steve Bass
 ・「第66回ゴールデン・グローブ賞授賞式」“66th Golden Globe Awards” Brian Stonestreet
 ・“Wheel of Fortune” エピソード: “On location in Hawaii” Renee Hoss-Johnson

 ダブル・ノミネートだったSteve Bassは、グラミー賞の方で受賞。

 ◆CM/ミュージック・ビデオ部門(Commercials and music videos)
 ◎Absolut Antem “In an Absolut World” ジェームズ・チンランド(James Chinlund)
 ・Hewlett Packard “In the Air” Christopher Glass
 ・House of Imagination Martin Tino Schaedler
 ・任天堂 “Wii” Floyd Albee
 ・Puma “Lift” ジェームズ・チンランド(James Chinlund)

 ダブル・ノミネートされていたジェームズ・チンランドは見事受賞。

 【特別賞/名誉賞】

 ◎シネマティック・イマジナリー・アワード(The ADG’s Outstanding Contribution to Cinematic Imagery Award):ウォーレン・ビーティー

画像

 ◎生涯貢献賞(The Lifetime Achievement honor):テレンス・マーシュ(Terence Marsh)
 テレンス・マーシュは、『ドクトル・ジバゴ』『わか命つきるとも』、『オリバー!』から『レッド・オクトーバーを追え』『氷の微笑』『ショーシャンクの空に』『今そこにある危機』まで、多種多様の作品を手がけたプロダクション・デザイナーです。

画像

 ◎クリエイティヴ・リーダーシップ・アワード(Creative Leadership Award):Michael Baugh
 Michael Baughは、60年代からテレビを中心に活躍しているプロダクション・デザイナーです。

 ◎名誉の殿堂(Hall of Fame):Malcolm F. Brown
 Malcolm F. Brownは、『コレヒドール戦記』(1948)『三銃士』(1848)『アパッチ族の最後』(1950)『日本人の勲章』(1955)『夜は帰って来ない』(“Tender is The Night”/1962)などを手がけたプロダクション・デザイナー(1967年没)。

 ◎名誉の殿堂(Hall of Fame):Bob Keene
 Bob Keeneは、グラミー賞やピープルズ・チョイス・アワードなどを手がけているプロダクション・デザイナー。

 ◎名誉の殿堂(Hall of Fame):Ferdinando Scarfiotti
 Ferdinando Scarfiottiは、『暗殺の森』や『バロッコ』『ラスト・エンペラー』『シェルタリング・スカイ』『トイズ』『めぐり逢い』(1994)などを手がけたプロダクション・デザイナー(1994年没)。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 映画部門、テレビ部門とも、そのほかのジャンルで賞を競っているような(受賞しているような)作品がそのまま順当に美術監督組合賞も受賞することになりました。

 アカデミー賞美術賞のノミネーション作品は、以下の通りですが、上記ノミネーションとはたった2作品しか重なっておらず、この2つの賞の傾向性の違いを浮き彫りにしています。(でも、その重なった2作品は今回受賞を果たしていますが。)

 ・『アバター』 アート・ディレクション:リック・カーター、ロバート・ストロンバーグ 装飾:キム・シンクレア
 ・『Dr.パルナサスの鏡』 アート・ディレクション:デイヴ・ウォーレン、アナスタシア・マサロ 装飾:キャロライン・スミス
 ・『NINE』 アート・ディレクション:ジョン・マイヤー 装飾:ゴードン・シム
 ・『シャーロック・ホームズ』 アート・ディレクション:サラ・グリーンウッド 装飾:Katie Spencer
 ・『ヴィクトリア女王 世紀の愛』 アート・ディレクション:パトリス・バーメット 装飾:マギー・グレイ

 過去13年間で、アカデミー賞美術賞と美術監督組合賞が重なったのは、8回で(61.5%)、美術監督組合賞が映画美術としては評価されにくい現代劇(『ショコラ』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ターミナル』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ノー・カントリー』など)をも評価するのに対し、アカデミー賞美術賞は見るからにお金のかかった、凝った作品を評価する傾向にあるようです。

 今年は、重なるといっても、もう『アバター』か『シャーロック・ホームズ』の2択しかありませんが、やはりここは、技術部門賞を総なめにするのではないかと思われている『アバター』が有力、ということになるでしょうか。

 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 応援してね!

 *当ブログ記事
 ・第14回 米・美術組合賞 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_11.html
 
 ・2009年度映画賞レース スケジュール表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_32.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月〜2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html
 ・2009年度映画賞の結果をまとめてみました! アメリカ編 前半戦:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_43.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
第14回 米・美術監督組合賞 結果発表! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる