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米国アカデミー賞2010短編映画賞(Live Action Shorts)のセミファイナリスト10作品が発表になりました。(12月4日) 残念ながら、日本からのエントリー作品はありませんが、けっこうインターナショナルなラインナップになっていて、6カ国から作品がエントリーされています。 •“The Door” 監督:Juanita Wilson •“The Ground Beneath” 監督:Rene Hernandez •“Hotel” 監督:Tim Conrad •“Instead of Abracadabra” 監督:Patrik Eklund •“Kavi” 監督:Gregg Helvey •“Miracle Fish” 監督:Luke Doolan •“The New Tenants” 監督:Joachim Back •“The Response” 監督:Adam Rodgers •“Short Term 12” 監督:Destin Daniel Cretton •“Sidney Turtlebaum” 監督:Tristram Shapeero −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− •“The Door”(アイルランド) 監督:Juanita Wilson 物語:ドアは人生そのもので、新しいドアが開く度に、新しい人生、あるいは死が訪れる。 アイルランド映画賞(Irish Film and Television Awards) 2009 最優秀短編賞受賞。 フォイル映画祭(Foyle Film Festival)2008最優秀短編賞受賞。 コーク国際映画祭2008 Best First Short by an Irish Director受賞。 ビルバオ国際ドキュメンタリー&短編映画祭2009 最優秀短編賞受賞。 •“The Ground Beneath”(オーストラリア) 監督:Rene Hernandez 物語:10代の少年カーデンには、不安や恐れが満ちていたが、キャシーやルイスへの友情が、彼を変化と自己発見の旅へと導いてくれる。 オーストラリア映画協会賞2008 短編部門脚本賞受賞。 クレモン・フェラン国際短編映画祭2009 Mediatheques Award&プレス・アワード スペシャル・メンション&ヤング審査員賞スペシャル・メンション受賞。 アスペン短編映画祭2009特別賞受賞。 ジッフォーニ映画祭2009 ジェネレーション+16部門金賞受賞。 シドニー映画祭2009 ルーベン・マムーリアン賞受賞。メルボルン国際映画祭2009 Best Australian Achievement in Cinematography受賞。 •“Hotel”(英) 監督:Tim Conrad 物語:戦争中、イギリス人のスパイは、自分と容疑者にあまり違いがないことに気づく。しかし、プレッシャーと先入観が運命を分ける……。 LAショートフェスト2009 最優秀ドラマ作品。 •“Instead of Abracadabra/Istället för abrakadabra” (スウェーデン) 監督:Patrik Eklund 物語:まだ両親と暮らしている男性が、自分の夢はマジシャンになることだと気づいて……。 Guldbagge Awards(スウェーデン・アカデミー賞)2009 短編映画賞ノミネート。 •“Kavi”(米・インド) 監督:Gregg Helvey 物語:インドのレンガ窯で過酷な労働をさせられている少年がそこから逃げようとする……。 学生アカデミー賞2009 ナラティブ部門金賞受賞。 ロサンゼルスインディアン映画祭2009観客賞受賞。 ハートランド映画祭2009 最優秀短編賞(Crystal Heart Award)受賞。 •“Miracle Fish”(オーストラリア) 監督:Luke Doolan 物語:8歳のジョーは、誕生日に誰からもプレゼントをもらえないことで学校でからかわれる。傷ついた彼は、みんな、世界からいなくなってしまえばいいんだと思いながら、学校を飛び出し、やってきた海辺でうとうとしてしまう。彼が目を覚ました時、学校には人っ子一人おらず、彼は自分が願ったことが現実になったことを知る。 監督のLuke Doolanは10年以上のキャリアがある編集者&撮影監督で、サンダンス映画祭2010に出品される“Animal Kingdom”の編集も手がけている。 オーストラリア映画協会賞2009 短編部門ノミネート。 シドニー映画祭2009 最優秀オーストラリア短編賞受賞。 アスペン短編映画祭2009 BAFTA/LA Award for Excellence&ヤング審査員賞受賞。 •“The New Tenants”(デンマーク・米) 監督:Joachim Back 出演:ビンセント・ドノフリオ、ケヴィン・コリガン 物語:2人の男性が引っ越してこようとしているアパートには恐ろしい秘密が隠されていた……。 •“The Response”(米) 監督:Adam Rodgers 物語:グアンタナモ湾軍事裁判の写しに基づいた法廷ドラマ。 •“Short Term 12”(米) 監督:Destin Daniel Cretton 物語:子どもたちと彼らをぶつ大人たちの物語。 サンダンス映画祭2009 Short Filmmaking Award受賞。 シアトル国際映画祭2009 短編部門審査員グランプリ受賞。 シカゴ国際映画祭2009 アンサンブル賞スペシャル・メンション受賞。 ボストン・インディペンデント映画祭2009 短編部門観客賞受賞。 アスペン短編映画祭2009 特別賞受賞。 •“Sidney Turtlebaum” (英) 監督:Tristram Shapeero 出演:デレク・ジャコビ、ルパート・エヴァンズ 物語:シドニー・タートルバウムは、70代のユダヤ人。彼は、スリで、服喪中のシバハウスに入り込んではお金をくすねていた。 LAショーツ・フェスト2009 最優秀外国映画賞受賞。 ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2009 短編部門ノミネート。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 短編映画部門は、文字通り短編映画ばかりなので、単に観ればわかるというか、短い時間に凝縮された物語の持つインパクトや、短い時間でどれだけ人の心を動かせるか、ということがポイントとなるはずで、短編映画としてのさまざまのバリエーションや方法論の中で、特に受賞作品の傾向性のようなものはないだろうと思われます。 ただし、これまでの受賞結果をみると、古くはクロード・ベリから、“In the Loop”のピーター・キャパルディ、『プラダを着た悪魔』のデイヴィッド・フランケル、“John Rabe”のフロリアン・ガレンバーガー、“Fish Tank”のアンドレア・アーノルド、など、結果的に、のちに長編監督として名をなしていくことになる監督が短編時代に作った作品が選ばれている、ということがわかります。 とすると、一発芸的なショートショートよりは、作家性の萌芽のようなものが感じられる作品、あるいは、短い中にも映画作家としての手腕が垣間見られる作品、が選ばれるのではないか、ということは言ってもいいだろうと思われます。 こういう意味で、アカデミー賞短編映画賞は、(言い方がヘンですが)まさに「短編映画のアカデミー賞」であるわけです。 そういう視点に立って、上記10本を改めてチェックしてみると、ノミネーション5作品に残りそうなのは―― •“The Door” •“The Ground Beneath” •“Kavi” •“The Response” •“Sidney Turtlebaum” この中ではどれが受賞してもよさそうですが、スチールから醸し出される作品の緊張度のようなものから考えると若干“The Door”が優勢と言えるでしょうか。 *この記事が参考になった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ↑ ↑ ↑ ↑ 応援してね! *当ブログ記事 ・米国アカデミー賞2010 短編アニメーション賞 セミファイナリスト発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_34.html ・米国アカデミー賞2010 長編ドキュメンタリー賞 セミファイナリスト発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_31.html ・米国アカデミー賞2010 長編アニメーション賞セミファイナリスト発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_21.html ・米国アカデミー賞2010 外国語映画賞各国代表65作品発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200910/article_11.html ・米国アカデミー賞2010 短編ドキュメンタリー賞セミファイナリスト発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200910/article_11.html ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月〜2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html |
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