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zoom RSS 第62回ロカルノ国際映画祭 受賞結果発表!

<<   作成日時 : 2009/08/16 12:53   >>

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 第62回ロカルノ国際映画祭の各賞の結果が発表になりました(8月15日)。

 ◆インターナショナル・コンペティション部門

 ◎金豹賞:“She, A Chinese”(英・独・仏)
 監督:シャルー・グォ(郭小櫓/Xiaolu Guo)

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 物語:メイは、小さな村に住む娘。彼女は、退屈な生活に飽きて、近くの町に出て行くが、そこでの生活は楽ではなくて、縫製工場に勤めた後、ヘアサロンに転職する。マフィアの鉄砲玉のスパイキーと知り合いになるが、ある日、彼は血まみれになって、彼女のところに現れ、彼女の足元で息絶える。彼女は彼が手にしていた大金を持って、ロンドンに向かい、そこで70歳のハント氏と結婚する。彼女の望んでいたものはこういう生活だったのか……。

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 ◎審査員特別賞:“Buben.Baraban”(ロシア)
 監督:Alexei Mizgirev
 物語:エカテリーナは小さな炭鉱町で図書館員をしている。しかし、図書館員の給料だけで生活していくのは厳しくて、駅でこっそりと図書館の本を売り始める。ある日、彼女が図書館で働いていると、自分が買った本が図書館の本だと気づいた男性がやってきて、図書館に本を返していく。彼は彼女こそその本を売った本人だとは気づかず、彼女はそんな純粋な心を持った彼に恋をする。彼女と彼とのつきあいが始まり、彼女の生活は急に華やいだものになるが、そんな生活は唐突に終わりを告げる……。

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 ◎監督賞:Alexei Mizgirev “Buben.Baraban”(ロシア)

 ◎男優賞:Antonis Kafetzopoulos “Akadimia Platonos”(ギリシャ・独)

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 監督:Filippos Tsitos
 物語:スタヴロスは、タバコ屋を営んでいた。店の前をアルバニア人が通ることがあるが、彼は、外国人が大嫌いで、たとえ外国人が、ギリシャ人の嫌がる仕事をしてくれているにしても、自分のまわりを外国人がうろつくのが我慢ならなかった。しかし、ある日、母親が連れてきたアルバニア人男性が、彼を抱きしめて、息子呼ばわりすることに戸惑う。母親からは、父親は北部で死んで、それからアテネに移ってきたのだと聞かされていたが、それはウソだったのか? 友人たちは、そういえばスタヴロスはギリシャ人らしくないなどと口にする……。

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 ◎女優賞:Lotte Verbeek “Nothing Personal”(オランダ・アイルランド)

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 監督:Urszula Antoniak
 物語:アン(Urszula Antoniak)は、オランダのアパートを引き払って、アイルランドに向かう。かといって、そこに知人がいるわけでもなく、海に面した空地にテントを立て、独りきりの生活を始める。しかし、アイルランドでのテント暮らしは、雨に降られるとことのほか寒い。見かねた旅行者が彼女を車に乗せて、そこから連れ出してくれる。それから彼女は、独りで隠居暮らしのような生活をしている男性マーティン(スティーヴン・レイ)と出会い、マーティンの身の回りの世話をする代わりに彼の屋敷に置いてもらうことになる。孤独な2人は互いに相手のことに立ち入らなかったが、やがて少しずつ互いの距離が縮まってくる……。

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 ◎第一回監督賞:“Nothing Personal”(オランダ・アイルランド)
 監督:Urszula Antoniak

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 ◎国際批評家連盟賞:“Nothing Personal”(オランダ・アイルランド)
 監督:Urszula Antoniak

 ◎エキュメニカル審査員賞:“Akadimia Platonos”(ギリシャ・独)
 監督:Filippos Tsitos

 ◎FICC/IFFS Prize:“La Donation”(カナダ)
 監督: Bernard Émond

 ◎CICAE Prize:“Nothing Personal”(オランダ・アイルランド)
 監督:Urszula Antoniak

 ◇ヤング審査員賞(Youth Jury Prize)

 ◎1位:“Nothing Personal”(オランダ・アイルランド)
 監督:Urszula Antoniak

 ◎2位:“La Donation”(カナダ)
 監督: Bernard Émond

 ◎3位:“Akadimia Platonos”(ギリシャ・独)
 監督:Filippos Tsitos

 ◎<The environment is the quality of life>Prize:“La Donation”(カナダ)
 監督: Bernard Émond

 ◎<The environment is the quality of life>Prize スペシャル・メンション:“Buben Baraban”(ロシア)
 監督:Aleksei Mizgiryov

 ◆フィルムメーカーズ・オブ・ザ・プレゼント コンペティション(Film-makers of the Present Competition)部門

 ◎金豹賞:“The Anchorage”(米・スウェーデン)
 監督:C.W. Winter、Anderson Edstöm

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 物語:ウラは、バルト海に浮かぶ孤島で暮らしていた。人間の手があまり入っていないその島で、彼女がやるべき事といえば、家のメンテナンスくらいで、そのほかの時間は、本を読んだり、裸で泳いだりして、気ままに過ごしていた。しかし、娘とそのボーイフレンドがその島で数日を過ごして帰った後、ディア・ハンターたちがやってきて、彼女の静かな生活を侵し始めた……。

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 ◎審査員特別賞:“Piombo Fuso”(伊)
 監督:Stefano Savona

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 2008年12月28日から2009年1月17日に行なわれたイスラエル軍によるガザ攻撃(イスラエル側からはキャスト・レッド作戦と呼ばれ、アラブ側からはガザの虐殺と呼ばれる)において、唯一ガザの中に入り込んで、撮影に成功したイタリアの映画監督Stefano Savonaが、それを1本の作品としてまとめたもの。

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 ◆レパード・オブ・トゥモロー(Leopards of Tomorrow)部門

 ◎金豹賞:“Believe”(スコットランド)
 監督:Paul Wright

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 ◎銀豹賞:“Variaciok”(ハンガリー)
 監督:Krisztina Esztergályos

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 ◎Film and Video Subtitling Prize:“No Country For Chicken”(中)
 監督:Huang Huang

 ◎Prize Cinema Gioventu スペシャル・メンション:“Gjemsel (Hide And Seek)”(ノルウェー)
 監督:Aleksandra Niemczyk

 ◎スペシャル・メンション:“Edgar”(独)
 監督:Fabian Busch

 [国内部門]

 ◎金豹賞 George Foundation Prize:“Las Pelotas”(スイス)
 監督:Chris Niemeyer

 ◎銀豹賞 コダック賞:“Nachtspaziergang”(スイス)
 監督:Christof Wagner

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 ◎Action Light Prize(スイス映画新人賞):“Connie” (スイス)
 監督:Judith Kurmann

 ◎Prize Cinema Gioventu 最優秀短編スイス映画賞:“Kitsch Panorama” (スイス)
 監督:Gilles Monnat

 ◆ピッツァ・グランデ(Piazza Grande)部門

 ◎観客賞(Prix Du Public Ubs):“Giulias Verschwinden”(スイス)
 監督:Christoph Schaub
 物語:ジュリアは50歳の誕生日を迎えようとしていたが、なぜか自分が透明人間になったかのように感じ始める。バスに乗っても他の乗客はまるで彼女がいないように振舞うのだ……。

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 ◎ヴァラエティー賞(Variety Piazza Grande Award):“Same Same But Different”(独)
 監督:デトレフ・ブック(Detlev Buck)
 物語:ベンジャミン(デイヴィッド・クロス)は、ドイツ人青年で、親友と2人でアジアに旅に出る。彼は、カンボジア人女性と出会って、恋に落ち、一夜を過ごした後で、彼女が家計を支えるためにバーで働いていて、しかもエイズに感染していることを知る。しかし、それでも彼は彼女のそばを離れたいとは思わず、世界に対する考え方が少しずつ変わってくるのを感じるのだった……。

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 ◆オープン・ドアーズ部門(これから製作される企画や作品に対して支援金が贈られる)
 ◎1位:“Wo Shi Yi (Eleven Flowers)”
 企画:Wang Xiaoshuai
 製作:Isabelle Glachant (Chinese Shadows (香港))

 ◎2位:“Gong Lu Ba Hao (Bus No.8)”
 監督・製作:Yang Qing (中)

 ◎2位:“Zhan Mei Cong Ming (Don't Expect Praises)”
 企画:Yang Jin
 製作:Helen Cui(Tianlin Film Production(北京))

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 ◆その他の賞

 ◎NETPAC賞:“At The End Of Daybreak(Sham Moh)”(マレーシア・香港・韓)(インターナショナル・コンペティション)
 監督:ホー・ユーハン

 ◎NETEPAC賞 スペシャル・メンション:“One Night in Supermarket(Ye Dian)”(中)(オープン・ドアーズ部門)
 監督:Qing Yang

 ◎批評家週間賞:“Pianomania:Auf Der Suche Nach Dem Perfekten Klang”(オーストリア・独)
 監督:Lilian Franck、Robert Cibis

 ◎Ticino Cinema Prize:レナート・ベルタ

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 ◎エクセレンス賞(Excellence Award - Moët & Chandon):トニ・セルヴィッロ

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 ◎名誉豹賞(Leopard in Honour):富野由悠季

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 ◎名誉豹賞(Leopard in Honour):高畑勲

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 ◎名誉豹賞(Swisscom Leopard of Honour 2009):ウィリアム・フリードキン

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 残念ながら、コンペティション部門で日本映画の受賞はなりませんでしたが、まあ、これだけ日本映画がクローズ・アップされた年に、コンペの賞も欲しいというのは贅沢というものでしょうか。

 上映作品の詳細については、受賞結果が発表になるまで調べていませんでしたが、ちょっと気持ちが塞いでしまうような暗めの作品が多いようです。

 個人的に観たいと思うのは、“Nothing Personal”と“The Anchorage”と“Same Same But Different”です。『愛を読むひと』にも出演していたデイヴィッド・クロスは今後大きく飛躍していきそうで、期待大です。

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 *当ブログ記事
 ・ロカルノ国際映画祭2009 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200907/article_16.html
 ・MANGA IMPACT ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200907/article_17.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月〜2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html

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 ◆PHOTO GALLERY

 ・卓球に興じる審査員のホン・サンス

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 ・『天元突破グレンラガン 螺巌篇』のチーム

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 ・『宮本武蔵-双剣に馳せる夢-』の西久保瑞穂監督

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 ・ポケモンの上映でロカルノ入りし、歌も披露した中川翔子

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