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ザグレブ国際アニメーションフェスティバル2009が7日に閉幕し、各賞の受賞結果が発表になりました(6月7日)。 受賞結果は以下の通りです。 ◎グランプリ(ASIFAクロアチア賞):『戦場でワルツを』(イスラエル・独・仏) 監督:アリ・フォルマン 審査員の言葉:「クオリティが高く、映像に無駄がなく、すばらしい語り口を持ったこの作品に無関心ではいられなかった。」「この作品が重要な作品であることはまぎれもない事実で、つらい出来事を題材とし、アニメーションという手段を使ってしかなし得ないことをやり遂げている。映像は力強く、リアルさと心理的側面に秀でている。」 審査員は、グランプリを争った作品として、このほかにアダム・エリオットの“Mary and Max”とビル・プリンプトンの“Idiots and Angels”を挙げています。 ◎スペシャル・メンション:“The Secret of Kells”(仏・アイルランド・ベルギー) 監督:Tomm Moore、Nora Twomey 審査員の言葉:「この作品はどんな世代の人が観てもエキサイティングな冒険となるだろう。未来に希望を感じることができるし、過去への洞察もある。映像のスタイルは美しく、豊潤で、奇跡的と言ってもいいくらい完璧に物語と調和している。」 物語:1200年前。ブレンダンは、優れているが、まだ完成していない本の編纂者ブラザー・アイダンに出逢い、彼から「ケルの書」を完成させるよう求められる。それは、彼にとって、危険と冒険に満ちた全く新しい人生の幕開けとなった……。 声:ユアン・マクガイア、ブレンダン・グリーソン、クリステン・ムーニー ◎スペシャル・メンション:『ガブリエラ・フェリのいない生活』(エストニア) 監督:プリート・パルン、オルガ・パルン 審査員の言葉:「映像やアート性において、とても力強い作品。ユニークなシンボルが散りばめられていて面白く、まだまだアニメーションには可能性が秘められていることを教えてくれる。」 物語:ある男女が、エロティックで情熱に満ちた生活を送っていた。彼らの息子は否応なく両親のそうした姿を見せられていたたまれず、ヴァーチャルに世界に逃げ込もうとしていた。ところが、彼はひょんなことからビルに強盗が侵入するのを目撃し、隣のアパートに住む科学者グループがスパイされているのを知るのだった……。 ◎スペシャル・メンション:“Mary and Max”(オーストラリア) 監督:アダム・エリオット 審査員の言葉:「とても感動的な物語だ。難しい題材を、包括的に、そしてユーモラスに描いている。テクニックはシンプルで、物語を語るのにふさわしいものだ。」 物語:メルボルン郊外に住む8歳の少女メアリーとニューヨークに住む44歳の自閉症(アスペンガー症候群)のユダヤ人男性マックスの、文通を通して進む物語。純粋ではあるが、世間知らずではない2人が、2つの大陸に離れたまま、20年という歳月を通して、友情を育んでいく。 声:トニ・コレット、フィリップ・シーモア・ホフマン、エリック・バナ ◎ゴールデン・ザグレブ賞:“Heart in the Wall”(ポーランド・スイス・韓国) 監督:Balbina Bruszewska ゴールデン・ザグレブ賞は、Animafest Proに出品されたプロジェクトの中から最優秀プロジェクトを選んで、3000ユーロを贈り、製作を支援するもので、今年は6作品の中からこの作品が選ばれました。 さらに、チェコのプロジェクト“Tales from Gigerland”(監督:Tomas Hubacek)にもスペシャル・メンションが与えられています。 ◎観客賞:“Mary and Max”(オーストラリア) 監督:アダム・エリオット −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 公式サイトでは、「第19回を迎えた本映画祭では、6日間の会期中に、上映された46の作品に老若男女のべ7500人もの観客が訪れ、映画祭を楽しんだ。」「レトロスペクティヴが組まれたミシェル・オスロは、2007年のグランプリ受賞者でもあり、素晴らしい思い出のあるザグレブを再訪できたことをとても喜んでいた。」と伝えています。 6日間で7500人ということは1日1000人余りということで、日本の大きな映画館だとたった1回で入ってしまう人数ですが、それだけコンパクトにまとまった手づくりの映画祭だということなのでしょう。 監督を囲む会などの写真を見ても、図書室のようなところに設けられたスペースでざっくばらんに行なわれているようで、監督と観客が親密な交流を得られる映画祭だということが見てとれます。 こんな映画祭もちょっといいですよね。 *この記事がなかなかよかった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ↑ ↑ ↑ ↑ クリックしてね! *当ブログ記事 ・ザグレブ国際アニメーションフェスティバル2009ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200906/article_3.html ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月〜2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html |
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