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タイのスター・エンタテインメント・アワード(Star Entertainment Awards)が発表になりました(5月27日)。 タイには、主に4つの映画賞があって、バンコク映画批評家協会賞、タイのアカデミー賞と言われるSubhanahongsa Award(タイ国立映画協会賞)、タイの新聞‘Kom Chad Luek’紙が選ぶKom Chad Luek映画賞、そして映画雑誌「Star」誌が選ぶスター・エンタテインメント・アワードです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆作品賞 ◎“Happy Birthday” (監督:ポンパット・ワチラバンジョン) ・『ワンダフル・タウン』“Wonderful Town”(監督:アーティット・アッサラット(Aditya Assarat)) ・“Rak/Sam/Sao” (監督:Yuthlert Sippapak) ・“Ong-Bak 2” (監督:トニー・ジャー) ・“4Bia” (監督:バンジョン・ピサヤタナクーン(Banjong Pisanthanakun)、Paween Purikitpanya、ヨンユット・トンコントーン(Youngyooth Thongkonthun)、パークプム・ウォンブム(Parkpoom Wongpoom)) 『ワンダフル・タウン』は、東京国際映画祭2009 アジアの風部門で上映されました。「インド洋大津波で被害を受けた海辺の町。復興計画にたずさわる建築家と安ホテルの若い女主人の間に恋がめばえて…。タイ・アートフィルムの新星アーティットの長編デビュー作。」 “Ong-Bak 2”は『マッハ!』の続編(といっても、主人公のその後の物語を描いているとかではないらしい)で、『マッハ!』で主役を演じたトニー・ジャー自らが初監督を務めている。 “4Bia”は、「4Bia」と書いて「フォビア」と読ませるオムニバス・ホラー。 ◆監督賞 ◎ポンパット・ワチラバンジョン(Pongpat Wachirabunjong) “Happy Birthday” ・ノンスィー・ニミブット “Queens of Langkasuka” ・トニー・ジャー “Ong-Bak 2” ・ソンヨット・スックマークアナン(Songyos Sugmakanan) 『夏休み ハートはドキドキ!』 ・Yuthlert Sippapak “Rak/Sam/Sao” ◆脚本賞 ◎“Happy Birthday” ・『ワンダフル・タウン』 ・“Rak/Sam/Sao” ・“4Bia” ・“Sabaidee Luang Prabang” (監督:Sakchai Deenan、Anousone Sirisackda) ◆主演男優賞 ◎アナンダ・エヴァリンハム(Ananda Everingham) “Happy Birthday” ・アーラック・アモーンスパシリ(“Pe” Arak Amornsupasiri) “Rak/Sam/Sao” ・トニー・ジャー “Ong-Bak 2” ・Joey Boy “Luang Pee Teng 2” (監督:Note Chernyim) ・ギアットラモン・ラーター(“Tui” Kiatkamol Latha) 『手あつく、ハグして』“Handle Me With Care (Kod)” (監督:コンデート・チャトゥランラッサミー(Kongdej Jaturanrasamee)) 『手あつく、ハグして』は、大阪アジアン映画祭2009で上映されました。「『特別』な腕を持つ青年の揺れる心情と、彼が旅先で出会った女性との恋を描いたロマンチック・ロードムービー」。 コンデート・ジャトゥランラッサミーは『トム・ヤム・クン!』や『レター 僕を忘れないで』の脚本家。 ◆主演女優賞 ◎マイ・チャルンプラ(Mai Charoenpura) “Memory” (監督:Torpong Tunkamhang) ・チャーヤナン・マノーマイサンティパープ(Chayanan Manomaisantiphap) “Happy Birthday” ・ジージャ・ヤーニン・ウィサミタナン 『チョコレート・ファイター』(監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ) ・ラチャウィン・ウォンウィリヤ(“Koy” Ratchawin Wongviriya) “Rak/Sam/Sao” ・Jarunee Suksawat “Queens of Langkasuka” マイ・チャルンプラは、タイの人気ポップ・シンガー。 ◆助演男優賞 ◎ソラポン・チャートリー(Sorapong Chatree) “Ong-Bak 2” ・ポンパット・ワチラバンジョン 『チョコレート・ファイター』 ・サンスティク・プロムシリ(Santisuk Promsiri) “Boonchu 9” (監督:Bhandit Rittakol) ・Kiat Kitcharoen “Dream Team” (監督:キッティコーン・リアシクン(Kittikorn Liasirikun)) ・Eak Oree “Queens of Langkasuka” ソラポン・チャートリーは、日本でも『ビューティフル・ボーイ』(2003)が劇場公開されている。 サンスティク・プロムシリは、『七人のマッハ!』が紹介されている。 キッティコーン・リアシクンはオキサイド・パンの『ONE TAKE ONLY』(2001)のプロデューサー。 ◆助演女優賞 ◎フォーカス・ジラクン(Focus Jirakul) 『夏休み ハートはドキドキ!』 ・チンタラー・スカパット(Jintara Sukapat) “Boonchu 9” ・Noon Siraphun Wattanajinda “Neung Jai Dieow Gan (Where the Miracle Happens)” (監督:Siripakorn Wongchariyawat) ・“Peak” Patarasaya Krousuwansiri “Rak/Sam/Sao” ・Naowarat Yuktanan“Sapai Bareu (Ghost-in-Law)” (監督:タニット・チッタヌクン(Tanit Jitnukul)、Seree Phongnithi) チンタラー・スカパットは、『グッドモーニング、ベトナム』(1987)、『メナムの残照』(1988)、『クラスメイト』(1992)、『ムアンとリット』(1994)に出演し、これらを通して、日本人が初めて名前を覚えたタイ人女優となった。 タニット・チッタヌクンは『BLACK NIGHT ブラック・ナイト』「第3夜 記憶」の監督。 ◆衣裳デザイン賞 ◎“Queens of Langkasuka” ◆メイキャップ賞 ◎“4Bia” ◆サウンドトラック賞 ◎『夏休み ハートはドキドキ!』 ◆名誉賞 ◎Seetao Petrajayrin(俳優) ◆"Media Darling"賞 ◎Film Rattapoom Tokongsrub(歌手・俳優) ◎”Aff” Taksaorn Paksukcharean(女優) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− スター・エンタテインメント・アワードは、映画スター雑誌なので、映画スターのファン目線に近い賞だと思われます(日本の『SCREEN』が選ぶベストテンに近いものでしょうか)。『チョコレート・ファイター』や『夏休み ハートはドキドキ!』がいくつもノミネートされたり、受賞したりしているところからもそれが窺われます。 ちなみに、タイ・アカデミー賞(2月22日発表)では、『ワンダフル・タウン』が作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞・美術賞というキャスト部門以外の主要部門を総なめにしました。“Queens of Langkasuka”が視覚効果賞・音響賞・衣裳デザイン賞を受賞、“Happy Birthday”は主演男優賞、“Ong-Bak 2”は助演男優賞、『夏休み ハートはドキドキ!』は助演女優賞、“4Bia”は編集賞、『手あつく、ハグして』は歌曲賞、というそれぞれ1部門のみの受賞で、『チョコレート・ファイター』は無冠に終わっています。(あと、今年の福岡アジア映画祭で上映される『8日間の謎』“The 8th Day”(監督:チャッチャイ・ヨートセニー)が作曲賞とメイキャップ賞を受賞しています。) タイの映画事情はよくわかりませんが、ここに並んでいる作品を見ると、俳優やコメディアン、プロデューサーなどの監督進出がはやっているらしいこと、まだホラー人気は衰えていないこと、などが窺われます。 注目されるのは、監督賞を受賞したポンパット・ワチラバンジョンで、彼は、昨年の「タイ式シネマ☆パラダイス」で上映された『ミー・マイセルフ』の監督であり、俳優として『チョコレート・ファイター』にも出演しています(悪役ナンバー8役)。『バトル7』(2002)や『風の前奏曲』(2004)にも出演している実力派の俳優/監督のようです。 現時点で、今年はタイ映画祭は予告されていませんが、今年は開催されないということでしょうか。ま、昨年が例外なものであって、毎年やるようなものでもないのかもしれませんが。 *この記事がなかなか興味深かった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ↑ ↑ ↑ ↑ クリックしてね! *当ブログ記事 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月〜2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html |
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