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zoom RSS 驚くべきポーランド映画ポスターの世界 F・スタロヴィエイスキの場合

<<   作成日時 : 2009/03/01 02:35   >>

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 フランチシェク・スタロヴィエイスキ(Franciszek Starowieyski)が2月23日に亡くなりました。

 といっても、彼の日本での知名度はほぼゼロに等しくて、ネットで検索しても、日本語のものはひとケタくらししかヒットしないのですが、彼は、シュールなタッチの絵で知られるポーランドの画家で、数多くの映画や演劇、イベント等のポスターを手がけています。

 ポーランドの映画ポスターというのは、今でこそ、他国と変わらないようなもの(映画本編の中から抜き出したスチールを中心にビジュアル構成したもの)になっていますが、それ以前、特に60年代〜70年代にかけてのものは、プロの画家による「オリジナル作品」ばかりで、映画のイメージを一段も二段も飛躍させた恐るべき“アート”の世界を作り出しています。

 えっ、これがこの映画のポスターなの?というポスターのオンパレードで、ポーランドに輸入された外国映画(日本映画も含む)も、ポーランド国内では、こうした“アート”の洗礼を受けるのが普通だったようです。

 フランチシェク・スタロヴィエイスキ個人のことに関しては日本では全く知られていませんが、ポーランド映画のポスターがこういう独自の世界を作り出していることは、日本でもけっこう知られていて、「ポーランドの映画ポスター」で検索すると、驚きとともに、その恐るべきポーランドの映画ポスターを紹介している記事をたくさん見つけることができます。

 というわけで、ポーランド映画ポスターの黄金期を支えた画家の1人、フランチシェク・スタロヴィエイスキ(1930−2009)の死を偲んで、以下にネット上で見つけることのできた彼の映画ポスターを載せてみたいと思います。

 ・カレル・ゼマン 『ほら男爵の冒険』(1961/チェコスロヴァキア)、1962
 “Przygody barona Munchhausena”

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 ・ジョルジュ・フランジュ “Therese (Thérese Desqueyroux)”『テレーズ・デケルー』(1962/仏)、1964
 “Teresa Desqueyroux”

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 ・Vladimír Brebera “So close to heaven”(1964/チェコスロヴァキア)、1964
 “Tak blisko nieba”

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 ・ボー・ヴィーデルベリ “Raven's End”(1963/スウェーデン)、1966
 “Dzielnica kruków”

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 ・ロベルト・ファリアス “The Tragic Hunting”(1963/ブラジル)、1967
 “Tragiczne polowanie”

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 ・アンジェイ・ワイダ 『すべて売り物』(1968/ポーランド)、1968
 “Wszystko na sprzedaz”

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 ・フランソワ・トリュフォー 『黒衣の花嫁』(1968/仏・伊)、1969
 “Panna młoda w żałobie”

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 ・トニー・リチャードソン 『マドモアゼル』(1966/英・仏)、1970
 “Mademoiselle”

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 ・マウロ・ボロニーニ 『さらば恋の日』(1969/伊)、1970
 “Piekny Listopad”

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 ・ロベール・ブレッソン 『やさしい女』“Une femme douce”(1969/仏)、1970
 “Lagodna”

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 ・Ramón del Valle-Inclán “Rogi porucznika Astete”(1970?/西)、1970
 “Rogi porucznika Astete”

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 ・クシシュトフ・ザヌーシ 『家族生活』(1971/ポーランド)、1971
 “Życie rodzinne”

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 ・Andrzej Kondratiuk “Scorpio Virgo Sagittarius”(1973?/ポーランド)、1971
 “Skorpion Panna Łucznik”

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 ・ヴォイチェフ・イエジー・ハス 『砂時計』(1973/ポーランド)、1973
 “Sanatorium pod klepsydra”

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 ・クシシュトフ・ザヌーシ “Iluminacja”(1973/ポーランド)、1973
 “Iluminacja”

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 ・Janusz Nasfeter “I won't Love You”(1973/ポーランド)、1973
 “Nie bede cie kochac”

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 ・ドゥッチオ・テッサリ “The Bloodstained Butterfly”(1971/伊)、1974
 “Nieuchwytny morderca”

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 ・エットーレ・スコラ “The Most Wonderful Evening of My Life(La Piu bella serata della mia vita)”(1972/伊・仏)、1974
 “Kraksa”

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 ・ルイス・ブニュエル 『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』(1972/仏)、1975
 “Dyskretny urok burżuazji”

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 ・クシシュトフ・ザヌーシ “Camouflage”(1977/ポーランド)、1977
 “Barwy ochronne”

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 ・Ewa Petelska、Czeslaw Petelski “Return Ticket”(1979?/ポーランド)、1978
 “Bilet powrotny”

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 ・Piotr Szulkin “Golem”(1979/ポーランド)、1979
 “Golem”

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 ・レヒ・マジュースキー “The Knight”(1980/ポーランド)、1980
 “Rycerz”

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 ・ヴォイチェフ・マルチェフスキ “Nightmares”(1979?/ポーランド)、1982
 “Zmory”

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 ・Jerzy Hoffman “”(1982/ポーランド)、1982
 “Znachor”

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 ・クシシュトフ・ザヌーシ 『悲愴』(1988/英・ポーランド・西独)、1988
 “Gdzieskolwiek jest, jeslis jest”

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 ・レヒ・マジュースキー “The Gospel According to Harry”(1994/ポーランド・米)、1994
 “Ewangelia wg. Harryego”

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 ※上では、映画の製作年とポスターの制作年を併記しましたが、ともに資料により異なる場合があります。

 モチーフとしては、頭蓋骨、鳥、女性のヌード、目玉、後ろ向き、首から上の挿げ替え、などが多く使われ、アルチンボルドっぽいもの、藤野一友を思わせるものもあります。

 実は、映画よりイメージに縛られることの少ない演劇のポスターの方が発想が自由で面白いものが多いのですが、それは以下に示したサイトでご覧ください。

 *参考サイト
 ・Polish Poster Gallery:http://www.poster.com.pl/starowieyski.htm
 ・Franciszek Starowieyski, 1930–2009(英語):http://www.johncoulthart.com/feuilleton/2009/02/26/franciszek-starowieyski-1930%E2%80%932009/
 ・フランチシェク・スタロヴィエイスキに関するWikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/Franciszek_Starowieyski
 ・ポーランド派ポスターと現代ポーランド・ポスター:http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/sekiguchi/teksty/wyklad%20o%20polskim%20plakacie%20-%20linki/Polskie%20plakaty_Kurpik_jap.htm
 ・東京国立近代美術館フィルムセンター「ポーランドの映画ポスター」:http://www.momat.go.jp/FC/Polish_Posters/index.html
 ・Gigazine「芸術過ぎて何の映画か分からなくなってしまっているロシアやポーランドの映画ポスターのいろいろ」:http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090217_movie_posters/

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