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1月15日〜25日開催の第25回サンダンス映画祭で各賞が発表になりました(1月24日)。 コンペ部門の上映作品については以前に当ブログでシノプシスとともに全タイトルを挙げていて(http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_9.html)、私も私なりの受賞作予想をしていたんですが、結果はな〜るほど、そういう作品が受賞するのかって感じでしたね。私の予想もいくつかは当たったわけですが。 今から下記の受賞結果を読む前に予想ゲームをしてみるのもいいかもしれませんね。ちょっと面白いですから。 ちなみに、サンダンス映画祭のコンペ部門には、米映画・ドラマ部門、米映画・ドキュメンタリー部門、ワールド・シネマ ドラマ部門、ワールド・シネマ ドキュメンタリー部門と4つの部門があるのですが、2008年の米映画ドキュメンタリー部門グランプリは“Trouble the Water”、ワールド・シネマ ドキュメンタリー部門グランプリは“Man on Wire”で、ともに今年のアカデミー賞のドキュメンタリー部門にノミネートされています。特に後者はアカデミー賞に先立つ映画賞のドキュメンタリー賞を総なめにしていて、アカデミー賞ドキュメンタリー賞の本命とみなされる作品です。 2008年の米映画・ドラマ部門のグランプリは、“Frozen River”で、これもダークホース的にアカデミー賞に飛び込んだ作品で、サリー・ホーキンスやケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセール、クリスティン・スコット・トーマスらを押しのけて主演女優賞にノミネートされ、オリジナル脚本賞とともに2部門でのノミネートを果たしています。 というわけで、気が早いですが、2009年の映画賞レースはここからもう始まっています。 次の第82回米国アカデミー賞のノミネーションのいくつかもきっと以下の作品の中から出ますよ!シノプシスだけでも面白そうですから! なお、日本からは唯一『クローンは故郷をめざす』はエントリーされていましたが、残念ながら受賞はなりませんでした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆ドラマ部門[米] 1026の応募作品の中から16作品を上映。すべてワールド・プレミア ・“Adam” (監督・脚本:マックス・メイヤー Max Mayer) 社会にうまく適応できない若い男性と彼の理想の女性に関する奇妙でリリカルなラブ・ストーリー。 出演:ヒュー・ダンシー、ローズ・バーン、ピーター・ギャラガー、エイミー・アーヴィング、フランクリン・ファイソン Alfred E. Sloan Award ・“Humpday” (監督・脚本:リン・シェルトン) ストレートの男性どうしの仲間意識に関するコメディー。 出演:マーク・デュプラス、ジョシュア・レオナード、アリシア・デルモア、リン・シェルトン、トリナ・ウィラード リン・シェルトンは今年のインディペンデント・スピリット・アワードで前作“My Effortless Brilliance”がIFC/ACURA SOMEONE TO WATCH AWARDを受賞しています。 審査員特別賞(U.S. Dramatic Special Jury Prize)、スピリット賞(Special Jury Prize for Spirit of Independence) ・“Paper Heart” (監督:ニコラス・ジェイスノヴェックNicolas Jasenovec) 恋など信じていなかった女性シャルリーヌ・イーが旅先でマイケル・セラと運命的な出会いをする。主演の2人はそれぞれ本人の役で出演。 出演:シャルリーヌ・イー、マイケル・セラ、ニコラス・ジェイスノヴェック、ジェイク・ジョンソン 脚本賞(Waldo Salt Screenwriting Award) ・“Push”(監督・脚本:リー・ダニエルズ Lee Daniels) ハーレムに暮らす少女プリシャスは、無知と家庭内暴力に打ちのめされていたが、レイン先生と出会って、文字を覚え、自分自身を発見していく。 出演:ギャブーレー・"ギャビー"・シディベ, ポーラ・パットン、モニク・アイムズ、レニー・クラヴィッツ サファイア(Ramona Lofton)の『プッシュ』が原作。 審査員グランプリ(U.S. Dramatic Grand Jury Prize)、パフォーマンス賞:モニク・アイムズ(U.S. Special Jury Prize in Dramatic Competition for Acting)、観客賞 ・“Sin Nombre /U.S.A.” (監督・脚本:ケイリー・フクナガ Cary Fukunaga) 中米からの移民者の中で暮らす10代のメキシコ人ギャングが、過去のいざこざや悪党連中との縁を切って出直そうとするところから始まるスリラー。 出演:ポリーナ・ガイタン、ヂアナ・ガルシア、ダナヤンティ・クインタナール、カリ・ブラウン. 監督賞、撮影賞 ◆ドキュメンタリー部門[米] 879の応募作品の中から16作品を上映。すべてワールド・プレミア。 ・“Sergio” (監督:グレッグ・バーカー Greg Barker) 国連高等弁務官セルジオ・ヴィエイラ・デ・メロへのインタビューを通して、国連の持つ役割を検証するドキュメンタリー。*エントリー発表時点のタイトルは“Chasing the Flame”だったのですが、改題になったようです。 編集賞 ・“The Cove” (監督:Louie Psihoyos; 脚本:マーク・モンロー) 「日本のイルカを救おう」というキャンペーンでも知られるリック・オバリーと彼のグループの日本での活動と調査を追ったドキュメンタリー。 脚本家マーク・モンローは『ペレを買った男』『ザ・フー:アメージング・ジャーニー』で知られる脚本家。監督のLouie Psihoyosはプロの写真家(アップル社の広告が自分の作品と似てると抗議したことでも知られる)。 観客賞 ・“The General (El General)” (監督:ナタリー・アマルダ Natalia Almada) メキシコで革新的な人物として賛否両論を呼んだ大統領プルタルコ・エリアス・カリョスのひ孫が描く「メキシコの肖像」。 監督賞 ・“Good Hair” (監督:ジェフ・スティルソン Jeff Stilson) 俳優クリス・ロックが、アフロ・アメリカンの髪と髪型に興味を持って、ドキュメンタリー作家に転身する。 審査員特別賞(U.S. Documentary Special Jury Prize) ・“The September Issue” (監督:R・J・カットラー R.J. Cutler) 「ヴォーグ」2007年9月号ができるまでを、「ヴォーグ」の編集長アンア・ウィントゥアーと彼女のチームへの9ヶ月にわたる取材を通して描き、「ファッションのバイブル」がどのようにして「今年のトレンド」を生み出すのかを探る。 撮影賞 ・“We Live in Public” (監督:オンディ・タイモナー Ondi Timoner) インターネットのよる革命的なコミュニケーションの変化を、ウェブのパイオニアであるジョシュ・ハリス(Josh Harris)とニューヨークでの彼のアート・プロジェクトを通して探る。 審査員グランプリ(U.S. Documentary Grand Jury Prize) ◆ドラマ部門[ワールド・シネマ] 1012の応募作品の中から16作品を上映。 ・“An Education”/英 (監督:ロネ・シェルフィグ; 脚本:ニック・ホーンビィ) 1960年代初めのロンドン。オックスフォードを目指していたはずの16歳の少女が、倍以上の年齢のハンサムな男性に逢って、すっかり魅了され、彼女の両親ともども、運命を狂わされてしまう。[ワールド・プレミア] 出演:ピーター・サースガード、ケアリー・マリガン、アルフレッド・モリーナ、エマ・トンプソン 『幸せになるためのイタリア語講座』のロネ・シェルフィグ最新作。 観客賞、撮影賞 ・“Five Minutes of Heaven”/英 (監督:オリバー・ヒルシュビーゲル; 脚本:ガイ・ヒバート Guy Hibbert) アイルランドの、政治宗教的背景が異なる地域から来た2人の男性が出会い、「過去の話」と思っていたことが、全然過去の話になっていなかったことを思い知らされる。 [ワールド・プレミア] 出演:リーアム・ニーソン、ジェームズ・ネスビット、アナマリア・マリンカ 『es』『ヒトラー 〜最期の12日間〜』『インベージョン』などで知られるオリバー・ヒルシュビーゲル監督の最新作。 監督賞、脚本賞 ・“Louise-Michel”/仏 (監督:Benoit Delepine, Gustave Kervern) 不正経営のあおりを受けて、閉鎖の憂き目に遭った工場の女性労働者たちが、ささやかな補償金を集めて、ヒットマンを雇い、悪徳経営者に自分たちの恨みをはらそうとする。 [北米・プレミア] 出演:ヨロンド・モロー、ブーリ・ランネール. 審査員特別賞(World Cinema Dramatic Special Jury Prize For Originality) ・“The Maid (La Nana)”/チリ (監督・脚本:セバスチャン・シルヴァ Sebastian Silva) 女主人が家事を手伝わせるためにメイドを雇う。しかし、内向的な彼女は、家庭に大混乱を引き起こしてしまう。 出演:Catalina Saavedra, Claudia Celedon, Mariana Loyola, Alejandro Goic, Andrea Garcia-Huidobro. 審査員グランプリ(World Cinema Dramatic Competition Grand Jury Prize)、パフォーマンス賞(World Cinema Dramatic Special Jury Prize For Acting) ◆ドキュメンタリー部門[ワールド・シネマ] 744の応募作品の中から16作品を上映。 ・“Afghan Star”/アフガニスタン・英. (監督:ハヴァナ・マーキング Havana Marking) 30年間にわたる戦争とタリバンの支配の後で「ポップ・アイドル」がアフガンのテレビに登場する。百万人がオーディション番組に夢中になり、自分のお気に入りのシンガーに投票する。カメラは、4人のオーディション参加者を追う。 [北米・プレミア] 観客賞、監督賞 ・“Big River Man”/米 (監督:ジョン・マリンゴーウィン John Maringouin) 世界記録も持つスヴェロニアの水泳選手も、今は、ワインをがぶ飲みし、体重ばかり増える毎日。そんな彼がアマゾン川に挑む。スピード社の水着でではなく、何も着ないで。[ワールド・プレミア] 撮影賞 ・“Burma VJ”/デンマーク (監督:Anders Oestergaard) 2007年9月。ビルマ人ジャーナリストたちが逮捕も恐れずに発信した、ポケットカメラのよるサフラン革命の写真が全世界をかけめぐり、彼らは一躍世界の表舞台に引っ張り出されることになる。 [ワールド・プレミア] 編集賞 ・“Rough Aunties”/英 (監督:キム・ロンジノット) 攻撃の手を休めず、恐れず、たくましい"Rough Aunties"(手荒なおばさんたち)。彼女たちは、南アフリカのダーバンの、虐待され、無視され、忘れられた子供たちの、保護と世話に奔走している。 [北米・プレミア] 審査賞グランプリ(World Cinema Documentary: Grand Jury Prize) ・“Tibet in Song”/米 (監督:Ngawang Choephel) この映画は、チベット音楽を通して、ユニークな文化を守っていこうとしているチベットの人々(チベットに留まっている人であれ、亡命中の人であれ)の決然たる姿勢を描き出している。監督は、チベットで映画を撮ろうとして、18年の服役を言い渡され、6年間刑務所に服役している。 [ワールド・プレミア] 審査員特別賞(Special Jury Prize) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− サンダンス映画祭では、サンダンス・NHK国際映像作家賞という賞(通称:NHK Award)も設けていて、この賞の受賞者も発表されました。 これは、次代を担う新しい映像作家を発掘し支援する目的で、サンダンス・インスティテュートとNHKが共同で設けた賞で、毎年、世界の4つの地域から1人ずつ受賞者(脚本)を選び、その制作を支援するもので、2009年で14回目になります。 各地域の候補は3人まで絞られて、11月7日に発表されていました(当ブログ記事:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200811/article_2.html) 受賞者は以下の通りです。 【ヨーロッパ】 ◎ルシール・アザリロヴィック(Lucile Hadzihalilovic), "Evolution" (フランス) ルシール・アザリロヴィックは、初長編『エコール』(2004)が2004年ストックホルム映画祭グランプリ受賞、2004年サン・セバスチャン国際映画祭新人監督賞受賞、2005年イスタンブール国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。 【ラテン・アメリカ】 ◎ディエゴ・レルマン(Diego Lerman), "The Discipline Monitor" (La Preceptora Nacional)(アルゼンチン) ディエゴ・レルマンは、初長編『ある日、突然。』“Tan de repente”(2002)が、2002年ロカルノ国際映画祭銀豹賞&観客賞受賞、2002年ハバナ映画祭Grand Coral - First Prize受賞、2002年ウェルバ・ラテンアメリカ映画祭新人監督賞&脚本賞受賞、2003年イスタンブール国際映画祭グランプリ受賞、2002年ブエノスアイレス映画祭観客賞&特別賞&SIGNIS Award - Special Mention受賞、2003年ミラン国際レズビアン&ゲイ・フィルム・フェスティバル グランプリ受賞、その他受賞歴多数。 【アメリカ】 ◎デイヴィッド・リッカー(David Riker), "The Girl" デイヴィッド・リッカーは、“La Ciudad”(1998)が1995年学生アカデミー賞ドラマ部門グランプリ&DGA Student Film Award受賞、1998年サン・セバスチャン国際映画祭OCIC Award受賞、1999年サンタ・バーバラ国際映画祭Independent Voice Award受賞、1999年サン・アントニオ・シネフェスティバルPremio Mesquite Award受賞、1999年ゴッサム・アワードOpen Palm Award受賞。脚本作品『スリープ・ディーラー』“Sleep Dealer” (2008)が2008年サンダンス映画祭Alfred P. Sloan Feature Film Prize&Waldo Salt Screenwriting Award受賞。 【日本】 ・倉田ケンジQurata Kenji, "Speed Girl" 倉田ケンジは、「1992年より映像製作を開始し、1993年に映像ユニット“e.g.t.”結成。『火星』が神奈川映像コンクール入選、『PERMANENT GREEN LIGHT』が水戸短編映画祭入選、京都映画祭国際学生フィルムフェスティバル招待。深夜TV番組の一篇として制作された『Baby Monsoon』がオムニバス映画『Indies.B』としてスイス・エクラン映画祭に正式出品。『スプートニク・バンケット』は次世代通信の実験コンテンツとして制作。制作会社在籍時にはCM、深夜テレビドラマ企画、長篇映画の企画などに参加。」(山形国際ムービー・フェスティバル:http://www.catvy.ne.jp/ymf/festival/2006/movie-n/nominate_09.html) 2005年『緋音町怪絵巻』が山形国際ムービー・フェスティバルでデジタルガレージ賞を受賞し、同作品は同年ロサンゼルス映画祭に招待されています。 公式サイト:http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=1002380587 ★人気ブログランキング★ *この記事がなかなか有意義だった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ↑ ↑ ↑ ↑ クリックしてね! |
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