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help リーダーに追加 RSS サンダンス映画祭2009 コンペティション部門 ラインナップ発表!

<<   作成日時 : 2008/12/05 07:26   >>

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 2009年サンダンス映画祭のコンペティション部門のラインナップが発表されました(12月3日)。

 サンダンスで上映される作品にクオリティーの高い作品が多いということはもちろん知っていましたが、何しろ日本で上映される作品の本数が少ないので、これまでラインナップにまで目を向けることはなかったのですが、ゴッサム・アワードやインディペンデント・スピリット・アワードなどでサンダンスの上映作品が数多くノミネートされたりしているのを見ると、やっぱり気になってきたりするわけです。

 というわけで、以下にラインナップを書き出してみました。
 でも、2009年の上映作品は、(日本映画以外では)最低でも1年以上待たないと日本では観られないのですが……。

 サンダンスでの上映作品にはワールド・プレミアも多く、正直なところ知らない映画ばかりなのですが、調べてみると、作品によっては、出演情報を手がかりに製作状況を追いかけている日本のファンがいたりして、驚かされます。

画像

 ちなみに、2008年のサンダンス映画再上映作品で、現在までに日本で上映されたのは、『アメリカン・ティーン』くらいで(これから公開予定なのが何本かありますが)、日本映画では、『靖国』『プージェー』『めがね』があります。
 2007年の上映作品だと、『ウォーダンス/響け僕らの鼓動』『ザ・ムーン』『LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』『いまここにある風景』『ブロークン・イングリッシュ』『さよなら。いつかわかること』『妻の愛人に会う』『ぜんぶ、フィデルのせい』『once ダブリンの街角で』があり、映画祭上映作品では『主人公』『僧院物語』『甘い泥』『夜のバッファロー』『下水って、臭う』、ビデオ・リリース作品では『スノー・エンジェル』、があります。

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 ◆ドラマ部門[米]
 1026の応募作品の中から16作品を上映。すべてワールド・プレミア

 ・“Adam” (監督・脚本:マックス・メイヤー Max Mayer)
 社会にうまく適応できない若い男性と彼の理想の女性に関する奇妙でリリカルなラブ・ストーリー。
 出演:ヒュー・ダンシー、ローズ・バーン、ピーター・ギャラガー、エイミー・アーヴィング、フランクリン・ファイソン

 ・“Amreeka” (監督・脚本:シャリエン・デイビス Cherien Dabis)
 離婚したパレスチナ人女性と彼女の10代の息子がイリノイの田舎に引越し、新しい人生がチャレンジに満ちていることを発見する。
 出演:Nisreen Faour, Melkar Muallem, ヒアム・アッバス, Yussuf Abu-Warda, Alia Shawkat.

 ・“Arlen Faber” (監督・脚本:ジョン・ハインドマン John Hindman)
 革新的なスピリチュアル本の作家が世間から孤立した生活を送っていたが、彼の生活に2人の人物が入り込んできたことで、彼は新たな真実に目覚める。
 出演:ジェフ・ダニエルズ、ロレン・グラハム、ロー・プッチ、オリヴィア・サールビー.

 ・“Big Fan” (監督・脚本:ロバート・シーゲル Robert Siegel)
 ニューヨーク・ジャイアンツ・ファンの駐車場係員が、彼の大好きな選手と口論をして、彼のそれまでの世界観がガラガラと崩れてしまう。
 出演:パットン・オズワルド、マイケル・ラパポート、ケヴィン・コリガン、マルシア・ジーン・クルツ、マット・セルヴィト

 ・“Brief Interviews With Hideous Men” (監督・脚本:ジョン・クラシンスキー)
 人類学の博士課程にいる女性が、わずかの説明だけで恋人が去ってしまったことにショックを受け、その精神的苦痛を和らげるために、「男性の行動」について男性に聞き取り調査を行なう。
 出演:ジュリアン・ニコルソン、ジョン・クラシンスキー、ティモシー・ハットン、ドミニク・クーパー、クリストファー・メローニ、ボビー・カナヴェール
 『かけひきは、恋のはじまり』『ドリームガールズ』「THE OFFICE」などで知られる俳優ジョン・クラシンスキーの初監督作品。デイヴィッド・フォスター・ウォレスの同名の短編が原作。

 ・“Cold Souls” (監督・脚本:ソフィー・バーセス Sophie Barthes)
 実存的な危機の真っ只中にいるアメリカの有名俳優が、日常生活の重圧からの解放を求めて、自分の「精神の抽出」を行なおうとする。
 出演:ポール・ジアマッティ、ダイナ・コルズン、ディヴィッド・ストラザーン、エミリー・ウィルソン、ローレン・アンブローズ、オクサナ・ラダ.

 ・“Dare” (監督:Adam Salky; 脚本:ディヴィッド・ブラインド David Brind)
 3人の全くタイプの異なるティーンエージャーが、男らしく見えても、女らしく見えても、内面は外見とは違う(たとえ郊外の私立学校に通う生徒であっても)ということを知る、という物語。短編版“Dare”の長編バージョン。
 出演:エイミー・ロッサム、ザック・ギルフォード、アシュレイ・スプリンガー、アナ・ガステヤー、アラン・カミング、サンドラ・バーンハード、ルーニー・マラ

 ・“Don't Let Me Drown” (監督:クルス・エンジェルス Cruz Angeles; 脚本:Cruz Angeles, Maria Topete)
 2人のラテン系のティーンエージャーが、9.11で彼らの生活が脅かされて、愛こそ自分たちを救う唯一の手段であると悟る、という物語。
 出演:E.J. ボニラ, グリーンディリス・イノア、ダミアン・アルカザール、リカルド・シャヴィラ、ジーナ・トレス.

 ・“The Greatest” (監督・脚本:シェーナ・フェステ Shana Feste)
 ティーンエージャーの息子の悲劇的な死の後、家族は、ある若い女性の訪問を受けて、大混乱に陥ってしまう。
 出演:ピアース・ブロスナン、スーザン・サランドン、ケアリー・マリガン、ジョニー・シモンズ、アーロン・ジョンソン、ゾーイ・クラヴィッツ.

 ・“Humpday” (監督・脚本:リン・シェルトン)
 ストレートの男性どうしの仲間意識に関するコメディー。
 出演:マーク・デュプラス、ジョシュア・レオナード、アリシア・デルモア、リン・シェルトン、トリナ・ウィラード
 リン・シェルトンは今年のインディペンデント・スピリット・アワードで前作“My Effortless Brilliance”がIFC/ACURA SOMEONE TO WATCH AWARDを受賞しています。

 ・“Paper Heart” (監督:ニコラス・ジェイスノヴェックNicolas Jasenovec)
 恋など信じていなかった女性シャルリーヌ・イーが旅先でマイケル・セラと運命的な出会いをする。主演の2人はそれぞれ本人の役で出演。
 出演:シャルリーヌ・イー、マイケル・セラ、ニコラス・ジェイスノヴェック、ジェイク・ジョンソン

 ・“Peter and Vandy” (監督・脚本:ジェイ・ディピエトロ Jay DiPietro)
 始まりもなく、終わりもない、マンハッタンの複数のカップルのラブ・ストーリーを、並行して描く
 出演:ジェス・ウェクスラー、ジェイソン・リッター、ジェシー・L・マーティン、トレイシー・トーマス

 ・“Push”(監督・脚本:リー・ダニエルズ Lee Daniels)
 ハーレムに暮らす少女プリシャスは、無知と家庭内暴力に打ちのめされていたが、レイン先生と出会って、文字を覚え、自分自身を発見していく。
 出演:ギャブーレー・"ギャビー"・シディベ, ポーラ・パットン、モニク・アイムズ、レニー・クラヴィッツ
 サファイア(Ramona Lofton)の『プッシュ』が原作。

 ・“Sin Nombre /U.S.A.” (監督・脚本:ケイリー・フクナガ Cary Fukunaga)
 中米からの移民者の中で暮らす10代のメキシコ人ギャングが、過去のいざこざや悪党連中との縁を切って出直そうとするところから始まるスリラー。
 出演:ポリーナ・ガイタン、ヂアナ・ガルシア、ダナヤンティ・クインタナール、カリ・ブラウン.

 ・“Taking Chance” (監督:ロス・カッツ Ross Katz; 脚本:Lt. Col. Michael R. Strobl, USMC (Ret.), Ross Katz)
 護衛官を務める志願兵が、19歳の兵士の遺体を彼の故郷ワイオミング州まで届ける、という実話に基づく物語。
 出演:ケヴィン・ベーコン.

 ・“Toe to Toe” (監督・脚本:エミリー・アブト Emily Abt)
 ワシントンの、競争の激しい私立学校の中で、異なる人種間の友情と試練を描く。
 出演:ソネクア・マーティン、ルイーサ・クローゼ、シルヴェストレ・ラスック、アンワン・グローヴァー、ガイウス・チャールズ


 ◆ドキュメンタリー部門[米]
 879の応募作品の中から16作品を上映。すべてワールド・プレミア。

 ・“Art & Copy” (監督:ダグ・プレイ; 脚本:Timothy J. Sexton)
 広告業界のクリエーターへのインタビューを通して、広告の、現代文化への影響を探る。
 『SCRATCH』(2001)などで知られるダグ・プレイの最新作。

 ・“Boy Interrupted” (監督:ダナ・ペリー Dana Perry)
 若い息子の病と死を、監督である母が、フィルムに記録する。

 ・“Chasing the Flame” (監督:グレッグ・バーカー Greg Barker)
 国連高等弁務官セルジオ・ヴィエイラ・デ・メロへのインタビューを通して、国連の持つ役割を検証するドキュメンタリー。

 ・“The Cove” (監督:Louie Psihoyos; 脚本:マーク・モンロー)
 「日本のイルカを救おう」というキャンペーンでも知られるリック・オバリーと彼のグループの日本での活動と調査を追ったドキュメンタリー。
 脚本家マーク・モンローは『ペレを買った男』『ザ・フー:アメージング・ジャーニー』で知られる脚本家。監督のLouie Psihoyosはプロの写真家(アップル社の広告が自分の作品と似てると抗議したことでも知られる)。

 ・“Crude” (監督:ジョー・バリンジャー)
 エクアドルの熱帯雨林で起こった「アマゾン・チェルノブイリ」とも呼ばれる、石油メジャー シェブロンによる世界最大級の環境汚染とそれに対する訴訟についてのドキュメンタリー。
 『メタリカ:真実の瞬間』『ブレアウィッチ2』で知られる監督ジョー・バリンジャーの最新作。

 ・“Dirt the Movie” (監督:ビル・ベネンソン Bill Benenson,ジーン・ローソウ Gene Rosow)
 人間はいかにすばやく地球の残り少ない自然資源を破棄できるのかということを描いた作品。

 ・“The General (El General)” (監督:ナタリー・アマルダ Natalia Almada)
 メキシコで革新的な人物として賛否両論を呼んだ大統領プルタルコ・エリアス・カリョスのひ孫が描く「メキシコの肖像」。

 ・“Good Hair” (監督:ジェフ・スティルソン Jeff Stilson)
 俳優クリス・ロックが、アフロ・アメリカンの髪と髪型に興味を持って、ドキュメンタリー作家に転身する。

 ・“Over the Hills and Far Away” (監督:ミシェル・スコット Michel Scott)
 自閉症の息子を治療してくれると信じて、伝説のシャーマンを探してモンゴル中を旅する家族の物語。

 ・“The Reckoning:The Battle for the International Criminal Court”(監督:パメラ・イェーツ Pamela Yates)
 軍司令官や独裁者など、人権を省みない権力者を裁く国際刑事裁判所検事ルイス・モレノ・オカンポ(Luis Moreno Ocampo)についてのドキュメンタリー。

 ・“Reporter” (監督:エリック・ダニエル・メッツガー Eric Daniel Metzgar)
 アフリカを舞台に、ピュリッツァー賞受賞ジャーナリスト ニコラス・クリストフ(Nicholas Kristof)の恐るべき旅を、シネマ・ヴェリテ手法で描く。

 ・“The September Issue” (監督:R・J・カットラー R.J. Cutler)
 「ヴォーグ」2007年9月号ができるまでを、「ヴォーグ」の編集長アンア・ウィントゥアーと彼女のチームへの9ヶ月にわたる取材を通して描き、「ファッションのバイブル」がどのようにして「今年のトレンド」を生み出すのかを探る。

 ・“Shouting Fire:Stories From the Edge of Free Speech” (監督:リズ・ガーバス Liz Garbus)
 アメリカの言論の自由の歴史と現在が、監督の父親であり、憲法修正第一項弁護人(First Amendment attorney)であるマーティン・ガーバスのナレーションで語られる。

 ・“We Live in Public” (監督:オンディ・タイモナー Ondi Timoner)
 インターネットのよる革命的なコミュニケーションの変化を、ウェブのパイオニアであるジョシュ・ハリス(Josh Harris)とニューヨークでの彼のアート・プロジェクトを通して探る。

 ・“When You're Strange” (監督:トム・ディチロ)
 ドアーズの1966年から1971年までの映像を使って、彼らがアメリカに与えた影響を探る。

 ・“William Kunstler:Disturbing the Universe” (監督:サラ・クンスラー Sarah Kunstler, エミリー・クンスラー Emily Kunstler)
 マーティン・ルーサー・キング、マルコムX、シカゴ・セブン(あるいはChicago 10)の弁護士で、公民権運動家として知られ、その一方で「アメリカで最も嫌われる弁護士」とも呼ばれるウィリアム・クンスラーを、彼の娘たちがドキュメントした作品。


 ◆ドラマ部門[ワールド・シネマ]
 1012の応募作品の中から16作品を上映。

 ・“Before Tomorrow (Le Jour Avant Lendemain) ”/カナダ (監督:Madeline Piujuq, Marie-Helene Cousineau)
 カナダの北極圏で、生きるために孫たちとともに奮闘する老女の物語。 [米・プレミア]
 出演:Peter-Henry Arnatsiaq, Paul-Dylan Ivalu, Madeline Piujuq Ivalu, Mary Qulitalik, Tumasie Sivuarapik.

 ・“Bronson”/英 (監督:ニコラス・ウィンディング・レフン Nicolas Winding Refn; 脚本:Brock Norman Brock)
 イギリスで最も危険な囚人として知られるチャールズ・ブロンソン(実在)になりすました男の物語。[北米・プレミア]
 出演:トム・ハーディ
 『プッシャー』(1996)の ニコラス・ウィンディング・レフン監督の最新作。

 ・“Carmo, Hit the Road”/西 (監督・脚本:Murilo Pasta)
 美しい少女が、孤独でハンディキャップを抱える密輸業者の船にもぐり込み、一緒に南米を旅することになる。[ワールド・プレミア]
 出演:Mariana Loureiro, Fele Martinez, Seu Jorge.

 ・『クローンは故郷をめざす』 “The Clone Returns (Kuron Wa Kokyo-Wo Mezasu”)/日本 (監督・脚本:中嶋莞爾)
 ミッションの間に死んでしまった宇宙飛行士が、クローンとして甦り、彼の故郷に戻る。[北米・プレミア]
 出演:及川光博、石田えり、永作博美.

 ・“Dada's Dance”/中国 (監督:チャン・ユアン; 脚本:ホウ・シェンギウン)
 ダダは、小さな町に母と暮らしていたが、母の恋人に彼女は養女であると言われて、本当の母親を探す旅に出る。[ワールド・プレミア]
 出演:Li Xinyun、リ・シャオフェン、Gai Ge、Chen Jun.

 ・“An Education”/英 (監督:ロネ・シェルフィグ; 脚本:ニック・ホーンビィ)
 1960年代初めのロンドン。オックスフォードを目指していたはずの16歳の少女が、倍以上の年齢のハンサムな男性に逢って、すっかり魅了され、彼女の両親ともども、運命を狂わされてしまう。[ワールド・プレミア]
 出演:ピーター・サースガード、ケアリー・マリガン、アルフレッド・モリーナ、エマ・トンプソン
 『幸せになるためのイタリア語講座』のロネ・シェルフィグ最新作。

 ・“Five Minutes of Heaven”/英 (監督:オリバー・ヒルシュビーゲル; 脚本:ガイ・ヒバート Guy Hibbert)
 アイルランドの、政治宗教的背景が異なる地域から来た2人の男性が出会い、「過去の話」と思っていたことが、全然過去の話になっていなかったことを思い知らされる。 [ワールド・プレミア]
 出演:リーアム・ニーソン、ジェームズ・ネスビット、アナマリア・マリンカ
 『es』『ヒトラー 〜最期の12日間〜』『インベージョン』などで知られるオリバー・ヒルシュビーゲル監督の最新作。

 ・“A French Gigolo (Cliente)”/仏 (監督・脚本:ジョジアーヌ・バラスコ)
 魅力的で仕事でも成功した、アラウンド・フィフティの女性が、インターネットを通じて若い男性のセクシャル・サービスを受ける。それが病みつきになりそうになった頃、彼女と彼女の相手の関係を狂わせる事件が起こる。 [ワールド・プレミア]
 出演:ナタリー・バイ、エリック・カラバカ、イザベル・カレ、ジョジアーヌ・バラスコ

 ・“Heart of Time (Corazon del Tiempo)”/メキシコ (監督・脚本:アウベルト・コルテス Alberto Cortes)
 サバティスタ解放運動がまっさかりのメキシコ・チアパス。若い娘が山からやってきた革命戦士と恋に落ちたために騒動が巻き起こる。[北米・プレミア]
 出演:Rocio Barrios.

 ・“Louise-Michel”/仏 (監督:Benoit Delepine, Gustave Kervern)
 不正経営のあおりを受けて、閉鎖の憂き目に遭った工場の女性労働者たちが、ささやかな補償金を集めて、ヒットマンを雇い、悪徳経営者に自分たちの恨みをはらそうとする。 [北米・プレミア]
 出演:ヨロンド・モロー、ブーリ・ランネール.

 ・“Lulu and Jim (Lulu und Jimi)”/独 (監督:オスカー・レーラー)
 1950年代の保守的なドイツ社会にあって、気ままに旅をした恋人たちを、ロックとダンス・ナンバー満載で贈るロード・ムービー。 [ワールド・プレミア]
 出演:ジェニファー・デッカー、レイ・フィアロン, カトリン・ザース、ロルフ・ザッカー、ウド・キアー
 『アグネスと彼の兄弟』『素粒子』で知られるオスカー・レーラー監督の最新作。

 ・“The Maid (La Nana)”/チリ (監督・脚本:セバスチャン・シルヴァ Sebastian Silva)
 女主人が家事を手伝わせるためにメイドを雇う。しかし、内向的な彼女は、家庭に大混乱を引き起こしてしまう。
 出演:Catalina Saavedra, Claudia Celedon, Mariana Loyola, Alejandro Goic, Andrea Garcia-Huidobro.

 ・“One Day in a Life (Un Altro Pianeta)”/伊 (監督・脚本:ステファーノ・トゥモリーニ Stefano Tummolini)
 あるけだるい夏の日。男が海水浴をしにビーチに行くが、他の海水浴客のグループの中で大混乱を起こしてしまう。 [ワールド・プレミア]
 出演:Antonio Merone, Lucia Mascino.

 ・“Unmade Beds”/英 (監督・脚本:アレクシス・ドス・サントス Alexis Dos Santos)
 2人の外国人がロンドン・イーストエンドで恋をする。 [ワールド・プレミア]
 出演:デボラ・フランソワ、フェルナンド・ティエルブ.

 ・“Victoria Day”/カナダ (監督・脚本:David Bezmozgis)
 失踪したチームメイトの捜索、両親の期待、性の目覚め、世紀のロック・コンサート……、1988年のある1週間に起こった出来事が16歳の少年を大人に変える。 [ワールド・プレミア]
 出演:マーク・レンドール、Sergiy Kotelenets, Nataliya Alyexeyenko, Holly Deveaux, John Mavrogiannis.

 ・“Zion and His Brother (Zion Ve-Achiv)”/仏・イスラエル (監督・脚本:Eran Merav)
 テルアビブで暮らすワーキング・クラスのシングル・ファミリーの物語。弟が行方不明になって、彼の兄たちの関係に亀裂が入る。 [ワールド・プレミア]
 出演:Reuven Badalov, Ronit Elkabetz, Tzahi Grad.


 ◆ドキュメンタリー部門[ワールド・シネマ]
 744の応募作品の中から16作品を上映。

 ・“Afghan Star”/アフガニスタン・英. (監督:ハヴァナ・マーキング Havana Marking)
 30年間にわたる戦争とタリバンの支配の後で「ポップ・アイドル」がアフガンのテレビに登場する。百万人がオーディション番組に夢中になり、自分のお気に入りのシンガーに投票する。カメラは、4人のオーディション参加者を追う。 [北米・プレミア]

 ・“Big River Man”/米 (監督:ジョン・マリンゴーウィン John Maringouin)
 世界記録も持つスヴェロニアの水泳選手も、今は、ワインをがぶ飲みし、体重ばかり増える毎日。そんな彼がアマゾン川に挑む。スピード社の水着でではなく、何も着ないで。[ワールド・プレミア]

 ・“Burma VJ”/デンマーク (監督:Anders Oestergaard)
 2007年9月。ビルマ人ジャーナリストたちが逮捕も恐れずに発信した、ポケットカメラのよるサフラン革命の写真が全世界をかけめぐり、彼らは一躍世界の表舞台に引っ張り出されることになる。 [ワールド・プレミア]

 ・“The End of the Line”/英 (監督:ルパート・マーレイ Rupert Murray)
 ジャーナリスト チャールズ・クローヴァー(Charles Clover)の本に基づくドキュメンタリーで、地球規模での魚の乱獲と健全な海のあり方について考察する。 [ワールド・プレミア]

 ・“The Glass House”/米 (監督:ハミッド・ラフマニアン Hamid Rahmanian)
 テレランのリハビリ・センターに入って、ドラッグ中毒から抜け出そうとする10代の少女4人の姿を追う。[北米・プレミア]

 ・“Kimjongilia”/仏・米 (監督:N.C. Heikin)
 北朝鮮からの脱北者が、恐るべき彼らの生活と逃避行について語る。 [ワールド・プレミア]

 ・“Let's Make Money” /オーストリア・中国・南アフリカ・西・スイス・米 (監督:Erwin Wagenhofer)
 インドの工場から始まって、シンガポールの経済市場、スペインでの大規模な宅地開発、ニュージャージーの海外投資銀行……。複雑で、ショッキングな、お金の流れを追う。[ワールド・プレミア]

 ・“Nollywood Babylon”/カナダ (監督:ベン・アデルマン Ben Addelman, サミール・マラル Samir Mallal)
 いまやノリウッドととも呼ばれるナイジェリア映画産業についてのドキュメンタリー。[米・プレミア]

 ・“Old Partner”/韓国 (監督:Chung-ryoul Lee)
 80歳を越える農夫が、短気な妻や老牛とともに、人生の最後の日々を過ごす。 [北米・プレミア]

 ・“Prom Night in Mississippi”/カナダ (監督:ポール・ザルツマン Paul Saltzman)
 ミシシッピの小さな町の高校で、シニア向けのプロムが開催されることが決まる。[ワールド・プレミア]

 ・“The Queen and I (Drottningen och jag)”/スウェーデン (監督:Nahid Persson Sarvestani)
 本作の監督はイランからスウェーデンへの亡命者で、1979年のイラン革命に関わってもいる。彼女は、シャーの未亡人とも関わりがあり、イランに対して複雑な思いを抱えている。[ワールド・プレミア]

 ・“Quest for Honor”/クルディスタン・米 (監督:マリー・アン・ブルーニ Mary Ann Bruni)
 元教師で、現在は、地方の法律家やクルディスタンの政府系機関、そして仲間たちとともに働く運動家である主人公は、クルディスタンの部族間の「名誉の殺人」(名誉を傷つけられたからと殺人を行なう)について調べ、根絶しようと努めている。 [ワールド・プレミア]

 ・“Rough Aunties”/英 (監督:キム・ロンジノット)
 攻撃の手を休めず、恐れず、たくましい"Rough Aunties"(手荒なおばさんたち)。彼女たちは、南アフリカのダーバンの、虐待され、無視され、忘れられた子供たちの、保護と世話に奔走している。 [北米・プレミア]

 ・“Thriller in Manila”/英 (監督:ジョン・ダウアー John Dower)
 1975年のモハメド・アリとジョー・フレーザーの対戦を通して、1970年代のアメリカの人種政策における欺瞞を抉り出す。[北米・プレミア]

 ・“Tibet in Song”/米 (監督:Ngawang Choephel)
 この映画は、チベット音楽を通して、ユニークな文化を守っていこうとしているチベットの人々(チベットに留まっている人であれ、亡命中の人であれ)の決然たる姿勢を描き出している。監督は、チベットで映画を撮ろうとして、18年の服役を言い渡され、6年間刑務所に服役している。 [ワールド・プレミア]

 ・“211:Anna”/伊 (監督:パオロ・セルバンディーニ Paolo Serbandini, ジョヴァンニ・マッシメッティ Giovanna Massimetti)
 チェチェン紛争とプーチン大統領について命がけでレポートしようとしたロシア人ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤについてのドキュメンタリー。[ワールド・プレミア]

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 日本でも知られているダグ・プレイ、ジョー・バリンジャー、トム・ディチロ、チャン・ユアン、ロネ・シェルフィグ、オリバー・ヒルシュビーゲル、ジョジアーヌ・バラスコ、オスカー・レーラーなどの名前もあって、まず気になるのは彼らの作品ですが、傾向としては既によく知られた監督の作品なかなかは賞を受賞したりしないようです。サンダンスの魅力は、やはり知られざる才能、知られざる傑作を見出すことにあるので、賞は、知らない監督の、まだ観ぬ作品に、贈られることになるかと思います。

 上では、タイトルだけ出したのでは味気ないので、一応、短い紹介文はつけてみましたが、たぶんこれでは作品の良し悪しまでは判断できません。新人の作品、そしてワールド・プレミアの作品が多く、まだ各作品に関する情報はあまり伝わってきていません。

 それでも何とか予想してみるなら―
 部門は4つありますが、明らかに賞を獲りそうだなと思えるのは、“Dare”、“Push”、そして“Tibet in Song”くらいでしょか。

 一方で、日本で公開されそうな作品を予想してみると―
 “Brief Interviews With Hideous Men”
 “Cold Souls”
 “Dare”
 “Peter and Vandy”
 “Push”
 “The September Issue”
 “When You're Strange”
 “Dada's Dance”
 “Five Minutes of Heaven”
 “A French Gigolo (Cliente)”
 “Louise-Michel”
 “Lulu and Jim (Lulu und Jimi)”
 “Tibet in Song”
 例年の傾向だとこのくらい公開されればもう十分な本数になります。
 いかに優れた作品でも、題材のユニークさとか作品としてのインパクトがないと、日本での公開は商業的に難しいですね。
 この予想が当たったかどうかは、あと2年待たないとわかりません(笑)。

 ドキュメンタリー部門は、告発ものやカルチャーものに混じって、自分の家族を映画の題材にしてしまうものが多いように感じました(“Boy Interrupted”、“The General (El General)”、“Shouting Fire:Stories From the Edge of Free Speech”、“William Kunstler:Disturbing the Universe”)。

 あと、例年通りなのかもしれませんが、ドラマ部門では、ティーンエージャーを主人公とした作品が多いようです。

 サンダンス映画祭は、2009年1月15日〜25日です。

 ※ここでは4つのコンペティション部門のラインナップを書き出しましたが、非コンペ作品も多数上映されます。
 PREMIERES、SPECTRUM、PARK CITY AT MIDNIGHT 、FRONTIERと4部門あります。
 ラインナップの詳細は、例えば次のところで見ることができます(英語):http://www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/news/e3i4386920ea440276dcde41baf7b7524e3

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 *参考サイト
 ・THR.com:www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/film/news/e3i811727a8754c8b9b2b5f6a779684fe0e
 ・Los Angels Times:http://www.latimes.com/entertainment/la-et-sundancesider4-2008dec04,0,6067493.story

 追記:
 ・受賞結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_31.html

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