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イギリス人によるイギリス・インディペンデント映画のための映画賞ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードの結果が発表になりました(11月30日)。 ◆作品賞 ・『ハンガー』(監督:スティーブ・マックイーン) *東京国際映画祭にて上映 ・“In Bruges”(監督:Martin McDonagh) ・“Man on Wire”(監督:ジェームズ・マーシュ) *2009年エスパース・サロウ配給にて日本公開予定 ◎“Slumdog Millionaire”(監督:ダニー・ボイル) *2009年ギャガ配給にて日本公開予定 ・“Somers Town”(監督:シェーン・メドウス) ◆監督賞 ・マーク・ハーマン “The Boy in the Striped Pyjamas” ・スティーブ・マックイーン 『ハンガー』 ◎ダニー・ボイル “Slumdog Millionaire” ・シェーン・メドウス “Somers Town” ・ガース・ジェニングス “Son of Rambow” ◆新人監督賞(THE DOUGLAS HICKOX AWARD) ・James Watkins “Eden Lake” ・Rupert Wyatt “The Escapist” ◎スティーブ・マックイーン 『ハンガー』 ・Martin McDonagh “In Bruges” ・Eran Creevy “Shifty” ◆脚本賞 ・エンダ・ウォルシュ、スティーブ・マックイーン 『ハンガー』 ◎Martin McDonagh “In Bruges” ・サイモン・ボーフォイ “Slumdog Millionaire” ・ポール・フレイザー “Somers Town” ・ガース・ジェニングス “Son of Rambow” “In Bruges”は、劇作家として数々の受賞歴を誇るマーティン・マクドナー(http://www.parco-play.com/web/play/thomas/images/cast/01.html)の初監督長編で、ベルギーのブルージュにヒットマンとして送り込まれた2人組の物語。コリン・ファレルとブレンダン・グリーソン、レイフ・ファインズ、ジェレミー・レニエらが出演しています。 ◆主演女優賞 ◎ヴェラ・ファーミガ “The Boy in the Striped Pyjamas” ・サマンサ・モートン “The Daisy Chain” (監督:Aisling Walsh) ・キーラ・ナイトレイ “The Duchess”(監督:Saul Dibb) ・ケリー・ライリー “Eden Lake” ・サリー・ホーキンス 『ハッピー・ゴー・ラッキー』(監督:マイク・リー) ◆主演男優賞 ◎マイケル・ファスベンダー 『ハンガー』 ・コリン・フェレル “In Bruges” ・ブレンダン・グリーソン “In Bruges” ・Riz Ahmed “Shifty”(監督:Eran Creevy) ・Thomas Turgoose “Somers Town” ◆助演女優賞 ・エマ・トンプソン “Brideshead Revisited”(監督:Julian Jarrold ) ・ハイリー・アトウェル “The Duchess” ・クリスティン・スコット・トーマス “Easy Virtue”(監督:スティーブン・エリオット) ・シエナ・ミラー “The Edge of Love”(監督:ジョン・メイブリー) ◎アレクシス・ゼガーマン 『ハッピー・ゴー・ラッキー』 ◆助演男優賞 ・レイフ・ファインズ “The Duchess” ◎エディー・マーサン 『ハッピー・ゴー・ラッキー』 ・リアム・カニンガム 『ハンガー』 ・レイフ・ファインズ “In Bruges” ・ダニエル・メイズ “Shifty” ◆新人賞(MOST PROMISING NEWCOMER) ・Asa Butterfield “The Boy in the Striped Pyjamas” ◎Dev Patel “Slumdog Millionaire” ・Ayush Mahesh Khedekar “Slumdog Millionaire” ・Bill Milner “Son of Rambow” ・Will Poulter “Son of Rambow” ◆最優秀プロダクション賞(BEST ACHIEVEMENT IN PRODUCTION) ・“The Daisy Chain” ◎“The Escapist”(監督:Rupert Wyatt) ・“Hush”(監督:Mark Tonderai) ・“Shifty” ・“Telstar”(監督:Nick Moran) ※この賞は、特に製作の困難さが想像されるような、難しいテーマやモチーフを扱った作品に贈られる賞で、過去には『ヴェラ・ドレイク』や『イン・ディス・ワールド』『24アワー・パーティ・ピープル』等に贈られています。 ◆レインダンス・アワード(RAINDANCE AWARD) ・“Clubbed”(監督:Neil Thompson) ・“Flick”(監督:David Howard) ・“One Day Removals”(監督:Mark Stirton) ◎“Zebra Crossings”(監督:Samuel Holland) ※この賞は、映画業界からの支援なしに作られた、真にインディペンデントな作品(主に新人監督のよる)に贈られます。2004年に新設されていますが、受賞作で日本に紹介された作品はまだありません。この映画賞の設立と運営自体がRaindance(http://www.raindance.co.uk/site/index.php?home)で、Raindanceが10月に開催しているレインダンス・フィルム・フェスティバル(http://www.raindance.co.uk/site/index.php?aid=2409)のイギリス映画コンペティション部門がこのレインダンス・アワードということになります。 ちなみに、2008年のレインダンス・フィルム・フェスティバルには、日本から『全然大丈夫』(インターナショナル部門)、『俺たちの世界』“This World of Ours”(監督:中島良)(新人監督部門)、『TOKKO 特攻』“Wings of Defeat”(監督:リサ・モリモト)(ドキュメンタリー部門)がノミネートされています。 ◆技術部門賞(BEST TECHNICAL ACHIEVEMENT) ・衣装– Michael O’Connor “The Duchess” ◎撮影– Sean Bobbitt 『ハンガー』 ・編集– Jon Gregory “In Bruges” ・音楽– Harry Escott, Molly Nyman “Shifty” ・撮影– Anthony Dod Mantle “Slumdog Millionaire” ◆ドキュメンタリー賞 ・“A Complete History of My Sexual Failures”(監督:Chris Waitt) ・“Derek”(監督:アイザック・ジュリアン) ◎“Man on Wire” ・“Of Time and The City”(監督:テレンス・デイヴィス) ・“Three Miles North of Molkom”(監督:Robert Cannan、Corinna McFarlane) “Man on Wire”は、パリのノートルダム寺院やニューヨークのワールド・トレード・センターなどを綱渡りして渡ったという綱渡り芸人フィリップ・プティに関するドキュメンタリーで、2008年のサンダンス映画祭で、審査員賞と観客賞を受賞した作品です。本映画賞では、ドキュメンタリー部門とともに、作品賞部門にもノミネートされていました。2009年エスパース・サロウ配給にて日本公開が決定しています。監督は、『キング 罪の王』のジェームズ・マーシュ。 ◆英国短編部門 ・“Alex And Her Arse Truck”(監督:Sean Conway) ・“Gone Fishing”(監督:Chris Jones) ・“Love Does Grow On Trees”(監督:Bevan Walsh) ・“Red Sands”(監督:David Procter) ◎“Soft”(監督:サイモン・エリス) ◆外国映画賞 ・『潜水服は蝶の夢を見る』(監督:ジュリアン・シュナーベル) ・『ゴモラ』(監督:マッテオ・ガローネ) *東京国際映画祭World Cinema部門にて上映 ・“I’ve Loved You So Long”(監督:フィリップ・クローデル) ・『ペルセポリス』(監督:マルジャン・サトラピ、ヴァンサン・パロノー) ◎『バシールとワルツを』(監督:アリ・フォルマン) *東京フィルメックスにて上映 このうち『ゴモラ』と『バシールとワルツを』は本年度の米国アカデミー賞外国語映画賞の代表作品にも選ばれています(http://umikarahajimaru.at.webry.info/200809/article_6.html)。 ◆リチャード・ハリス賞(イギリス映画の貢献を称える賞) ・デイヴィッド・シューリス ◆ヴァラエティー賞(THE VARIETY AWARD) ・マイケル・シーン ◆審査員特別賞 ジョー・ダントン(Joe Dunton) *ジョー・ダントンは、撮影機材の貸し出しを行なうJoe Dunton & Companyの設立者で、イギリス映画界の知られざる功労者です。Joe Dunton & Companyのお世話になっている映画は数知れず、 1997年にはイギリス撮影監督協会(British Society of Cinematographers)からJohn Alcott Memorial Awardを贈られ、2008年にはカメラ・オペレーター協会(Society of Camera Operators)からGovernors' Awardを贈られています。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ノミネーションの数では、『ハンガー』と“In Bruges”が7つノミネートを受けてトップ、“Slumdog Millionaire”が6つ、“Shifty”が5つ、“Somers Town”、“Son of Rambow”、“The Duchess”がそれぞれ4つノミネートされていましたが、結果は“Slumdog Millionaire”と『ハンガー』が3つずつ、『ハッピー・ゴー・ラッキー』が2つ受賞、ということになりました。 ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードには、まだ日本にもほとんど情報が伝わってきていないような映画が多くノミネートされていましたが、結果的にはダニー・ボイルとマイク・リーというベテラン2人に新鋭の『ハンガー』が食い込む形になりました。男優賞・女優賞の結果がユニークなものだった(有名な俳優を押しのけてあまり知られていないような俳優が受賞)ということはありますが、ほぼ順当な結果だったということができるでしょうか。この3作品であれば、今後の、アメリカを中心とした賞レースにもガンガン食い込んでいきそうですね。 *この記事がなかなかよかった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ↑ ↑ ↑ ↑ クリックしてね! *当ブログ記事 ・2008年ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード ノミネーション発表!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200810/article_8.html ・2008年度映画賞レースのスケジュールをまとめてみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200811/article_10.html |
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