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恒例により、今年も本年度の映画賞&ベストテンの予想をしてみたいと思います。 といっても、7月1日に当ブログでやった日本一早い映画賞&ベストテン予想(http://umikarahajimaru.at.webry.info/200807/article_2.html)とそう変わっていないのですが……。 まず、現時点で発表されている2つの映画賞の結果から書き出しておきます。 今年は、この2つの映画賞の結果をほかの映画賞もほぼ踏襲しそうな感じがします。 ◆山路ふみ子賞 山路ふみ子映画賞:橋口亮輔(『ぐるりのこと』) 女優賞:小泉今日子(『トウキョウソナタ』) 新人女優賞:綾瀬はるか(『僕の彼女はサイボーグ』『ICHI』) 功労賞:大竹洋子(長年の活動に対して) 文化賞:若松孝二 (『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』の演出に対して) 福祉賞:泉悦子(『心理学者 原口鶴子の青春 100年前のコロンビア留学生が伝えたかったこと』の企画・プロデュース・脚本・編集・ 監督としての活動に対して) ◆報知映画賞 作品賞:『おくりびと』(滝田洋二郎) 監督賞:橋口亮輔(『歩いても 歩いても』) 主演男優賞:堤真一(『クライマーズ・ハイ』『容疑者Xの献身』) 主演女優賞:小泉今日子(『グーグーだって猫である』『トウキョウソナタ』) 助演女優賞:樹木希林(『歩いても 歩いても』) 新人賞:長渕文音(『三本木農業高校 馬術部』) 海外作品賞:『ダークナイト』(クリストファー・ノーラン) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【外国映画】 ◆ベストテン ・アクロス・ザ・ユニバース(ジュリー・テイモア) ◎イントゥ・ザ・ワイルド(ショーン・ペン) ・アイム・ノット・ゼア(トッド・ヘインズ) ・イースタン・プロミス(デイヴィッド・クローネンバーグ) ○エグザイル/絆(ジョニー・トー) ○この自由な世界で(ケン・ローチ) ・シークレット・サンシャイン(イ・チャンドン) ・JUNO/ジュノ(ジェイソン・ライトマン) ○ゼア・ウィルビー・ブラッド(ポール・トーマス・アンダーソン) ○潜水服は蝶の夢を見る(ジュリアン・シュナーベル) ○ダークナイト(クリストファー・ノーラン) ・つぐない(ジョー・ライト) ○ノーカントリー(ジョエル&イーサン・コーエン) ・パリ、恋人たちの2日間(ジュリー・デルピー) ・ブロードウェイ♪ブロードウェイ(ジェームズ・D・スターン、アダム・デル・リオ) ・4ヶ月、3週と2日(クリスティアン・ムンジウ) ・ラスト、コーション(アン・リー) ※ ○がベストテン当確、◎が上位当確です。 例によって、予想対象はキネ旬のベストテンですが、どうも収まりのいいベストテンが思いつきません。突出した作品がないからということもあるのですが。 確実に上位に食い込むとわかっているのは『イントゥ・ザ・ワイルド』くらいですが、1位になるかどうかは、確信が持てません(この作品に投票しようという評者の層が見えてこないので)。案外、最大公約数的に『ダークナイト』が1位を獲る、ということもあるかもしれません。『ダークナイト』が1位を獲れば、ワーナー作品が2年ぶりの1位奪取となります。 拡大公開系の作品で、オーソドックスに楽しめる作品(昨年だったら『ドリームガールズ』のような)がない(思いつかない)のが気になるところです。 アジア映画枠もコマが足りないですね。アジア映画全体のパワーダウン(韓国映画、タイ映画以降、新しいムーブメントが起こってきていない)が関係しているのでしょうか。 【日本映画】 ◆ベストテン ・アキレスと亀(北野武) ・アフタースクール(内田けんじ) ◎歩いても 歩いても(是枝裕和) ◎おくりびと(滝田洋二郎) ・母べえ(山田洋次) ○崖の上のポニョ(宮崎駿) ○クライマーズ・ハイ(原田眞人) ○ぐるりのこと。(橋口亮輔) ・ザ・マジックアワー(三谷幸喜) ・実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(若松孝二) ○トウキョウソナタ(黒沢清) ・ハッピーフライト(矢口史靖) ・ブタがいた教室(前田哲) ・闇の子供たち(阪本順治) 『おくりびと』に追い風が吹いています。モントリオールでグランプリを獲ったのが大きかったですね。グランプリを獲っても獲らなくても作品自体の質は変わらないはずですが、日本の映画賞というのは概してこういうものに影響されがちです。これにより、『おくりびと』が作品賞・監督賞・主演男優賞を獲る可能性が高くなってきました。 『歩いても 歩いても』が受賞すれば、シネカノン作品が2年ぶりの1位(2005年も1位、2006年も1位)、是枝作品としては4年ぶり2度目となります。 ◆主演男優賞 ・阿部寛(『歩いても 歩いても』『青い鳥』) そのほかの出演作として『チーム・バチスタの栄光』『隠し砦お三悪人』 ・香川照之(『トウキョウソナタ』『ヤーチャイカ』『TOKYO!』) その他の出演作として『ザ・マジックアワー』『闘茶』『20世紀少年』 △佐藤浩市(『ザ・マジックアワー』) そのほかの出演作として『花影』『闇の子供たち』 ○堤真一(『クライマーズ・ハイ』) そのほかの出演作として『山のあなた』『容疑者Xの献身』 ◎本木雅弘(『おくりびと』) そのほか、柄本明(『石内尋常高等小学校 花は散れども』ほか)、松山ケンイチ(『L change the World』『人のセックスを笑うな』『デトロイト・メタル・シティ』ほか)、リリー・フランキー(『ぐるりのこと。』)も候補としては考えられますが、上の5人を差し置いて受賞するということはまずないだろうと思われます。 ◆主演女優賞 ・綾瀬はるか(『僕の彼女はサイボーグ』『ICHI』『ハッピーフライト』) そのほかの作品として『ザ・マジックアワー』 ・木村多江(『ぐるりのこと。』) ◎小泉今日子(『グーグーだって猫である』『トウキョウソナタ』) ・吉永小百合(『母べえ』『まぼろしの邪馬台国』) 個人的には木村多江に1つくらいは獲ってもらいたいと思ってるんですが、まあ、小泉今日子が総なめと考えておいていいでしょう。 ◆助演男優賞 ◎堺雅人(『クライマーズ・ハイ』『アフタースクール』) そのほかの作品として『ジャージの二人』(主演) ・佐々木蔵之介(『アフタースクール』) ・竹中直人(『まぼろしの邪馬台国』) ・でんでん(『クライマーズ・ハイ』『母べえ』『歓喜の歌』『TOKYO!』『グーグーだって猫である』『トウキョウソナタ』『イキガミ』) ○山崎努(『おくりびと』『クライマーズ・ハイ』) 本命が堺正人、対抗が山崎努です。 個人的には、でんでんの『クライマーズ・ハイ』での飄々とした演技が面白かったのですが(『武士の一分』での笹野高史や『しゃべれども しゃべれども』での伊東四朗と同じくらいに)、でんでんは他の作品ではこれというほどのものがなかったので、残念ながら受賞はないと思われます(候補に挙げる人すらいないかも?) ◆助演女優賞 ・蒼井優(『人のセックスを笑うな』『明日への遺言』『TOKYO!』『百万円と苦虫女』) ・尾野真千子(『クライマーズ・ハイ』『ヤーチャイカ』) ○樹木希林(『歩いても 歩いても』) ・夏川結衣(『歩いても 歩いても』) ・広末涼子(『おくりびと』) ・余貴美子(『おくりびと』) 個人的希望では夏川結衣ですが……。 ◆監督賞 ・黒沢清(『トウキョウソナタ』) ○是枝裕和(『歩いても 歩いても』『大丈夫であるように』) ・阪本順治(『カメレオン』『闇の子供たち』) ◎滝田洋二郎(『おくりびと』) ・橋口亮輔(『ぐるりのこと。』) ・原田眞人(『クライマーズ・ハイ』) ・若松孝二(『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』) 本命・滝田洋二郎、対抗・是枝裕和です。 ◆新人賞 ○甘利はるな(『コドモのコドモ』『ブタがいた教室』) ・アヤカ・ウィルソン(『パコと魔法の絵本』) ・井之脇海(『トウキョウソナタ』) ○長渕文音(『三本木農業高校 馬術部』) ・山下智久(『映画 クロサギ』) 報知映画賞では、綾瀬はるか、小池徹平、谷村美月、福田麻由子、吉高由里子まで新人賞候補に入れられてしまっていて、さすがにこれはどうなんだろうと思ってしまうのですが(北川景子は?)、もしこれがアリだとしてら、断然、綾瀬はるかが本命になります。 ◆新人監督賞 ・池田千尋(『東南角部屋二階の女』) ・熊坂出(『パーク アンド ラブホテル』) ・英勉(『ハンサム★スーツ』) *これで今年のベストテン&映画賞が楽しみになった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() ↑ ↑ ↑ ↑ クリックしてね! *当ブログ記事 ・2008年度の映画賞の結果をまとめてみました(日本編):http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_11.html ・早くも2008年映画賞&ベストテンを予想してみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200807/article_2.html ・2007年度の予想:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200712/article_2.html ・2007年度の結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200801/article_6.html |
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2008年のキネマ旬ベストテン予想
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キネマ旬報ベストテン (2008年度) 発表
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