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zoom RSS 2007年度の映画賞の結果をまとめてみました。

<<   作成日時 : 2008/01/12 14:21   >>

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 キネマ旬報のベストテンが発表されたので、ここらでこれまでに発表されている2007年度の映画賞&映画ベストテンをまとめておきたいと思います。
 なお、これから発表になるものは発表され次第ここに情報を追加していくつもりです。

画像

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 ◆作品賞
 山路ふみ子映画賞(作品賞):『それでもボクはやってない』(周防正行監督)
 報知映画賞:『それでもボクはやってない』
 日刊スポーツ映画大賞:『それでもボクはやってない』
 ヨコハマ映画祭:『それでもボクはやってない』
 キネマ旬報:『それでもボクはやってない』
 毎日映画コンクール 日本映画大賞:『それでもボクはやってない』
 ブルーリボン賞: 『キサラギ』(佐藤祐市監督)
 日本アカデミー賞:『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

 ◆監督賞
 報知映画賞:山下敦弘(『松ケ根乱射事件』『天然コケッコー』)
 日刊スポーツ映画大賞:周防正行(『それでもボクはやってない』)
 ヨコハマ映画祭:周防正行(『それでもボクはやってない』)
 キネマ旬報:周防正行(『それでもボクはやってない』)
 毎日映画コンクール:周防正行(『それでもボクはやってない』)
 ブルーリボン賞:周防正行(『それでもボクはやってない』)
 日本アカデミー賞:松岡錠司(『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』)

 ◆主演男優賞
 報知映画賞:加瀬亮(『それでもボクはやってない』)
 日刊スポーツ映画大賞:木村拓哉(『武士の一分』)
 ヨコハマ映画祭:加瀬亮(『それでもボクはやってない』)
 キネマ旬報:加瀬亮(『それでもボクはやってない』『オリヲン座からの招待状』)
 毎日映画コンクール:国分太一(『しゃべれども しゃべれども』)
 ブルーリボン賞:加瀬亮(『それでもボクはやってない』)
 日本アカデミー賞:吉岡秀隆(『ALWAYS 続・三丁目の夕日』)

 ◆主演女優賞
 山路ふみ子賞(女優賞):竹内結子(『サイドカーに犬』)
 報知映画賞:麻生久美子(『夕凪の街 桜の国』)
 日刊スポーツ映画大賞:竹内結子(『サイドカーに犬』)
 ヨコハマ映画祭:佐藤江梨子(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』)
 キネマ旬報:竹内結子(『サイドカーに犬』『クローズド・ノート』『ミッドナイト イーグル』)
 毎日映画コンクール:麻生久美子(『夕凪の街 桜の国』)
 ブルーリボン賞:麻生久美子(『夕凪の街 桜の国』)
 日本アカデミー賞:樹木希林(『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』)

 ◆助演男優勝
 報知映画賞:伊東四朗(『しゃべれども しゃべれども』『舞妓Haaaan!!!』)
 日刊スポーツ映画大賞:笹野高史(『武士の一分』)
 ヨコハマ映画祭:永瀬正敏(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』)
 キネマ旬報:三浦友和(『転々』『松ヶ根乱射事件』『Always 続・三丁目の夕日』)
 毎日映画コンクール: 松重豊(『しゃべれども しゃべれども』)
 ブルーリボン賞:三浦友和(『転々』『松ヶ根乱射事件』)
 日本アカデミー賞:小林薫(『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』)

 ◆助演女優賞
 報知映画賞:永作博美(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』)
 日刊スポーツ映画大賞:樹木希林(『東京タワー オカンとボクと、ときどき、オトン』)
 ヨコハマ映画祭:永作博美(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』)
 キネマ旬報:永作博美(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』)
 毎日映画コンクール:高橋恵子(『ふみ子の海』)
 ブルーリボン賞:永作博美(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』)
 日本アカデミー賞:もたいまさこ(『それでもボクはやってない』)

 ◆新人賞
 山路ふみ子賞(新人女優賞):成海璃子(『あしたの私のつくり方』『神童』『きみにしか聞こえない』)
 報知映画賞:夏帆(『天然コケッコー』)
 日刊スポーツ映画大賞:新垣結衣(『ワルボロ』『恋空』)
 ヨコハマ映画祭:新垣結衣(『恋するマドリ』『ワルボロ』『恋空』)、夏帆(『天然コケッコー』)、北乃きい(『幸福な食卓』)
 キネマ旬報:蓮佛美沙子(『転校生 さよならあなた』『バッテリー』)、林遣都(『バッテリー』)
 毎日映画コンクール:松田翔太(『ワルボロ』)、成海璃子(『あしたの私のつくり方』『神童』)
 ブルーリボン賞:新垣結衣(『恋するマドリ』『ワルボロ』『恋空』)
 日本アカデミー賞:ウエンツ瑛士(ゲゲゲの鬼太郎)、林遣都(『バッテリー』)、三浦春馬(『恋空』)、内田也哉子(『東京タワー、オカンとボクと、時々、オトン』)、夏帆(『天然コケッコー』)、北乃きい(『幸福な食卓』)

 ◆その他
○山路ふみ子賞
 功労賞:橋本忍(著書『複眼の映像 私と黒澤明』出版ほか長年の活動に対して)
 文化賞:長部日出雄(執筆活動に対して)
 福祉賞:近藤明男(『ふみ子の海』監督)

 ○報知映画賞
 海外作品賞:『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(ロバート・アルトマン監督)

 ○日刊スポーツ映画大賞
 石原裕次郎賞:『武士の一分』(山田洋次監督)
 石原裕次郎新人賞:該当者なし
 特別賞:選出せず
 外国映画賞:『硫黄島からの手紙』(クリント・イーストウッド監督)

 ○ヨコハマ映画祭
 新人監督賞:吉田大八(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』)
 脚本賞:奥寺佐渡子(『しゃべれども しゃべれども』『怪談』)
 撮影賞:阿藤正一(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』)
 特別大賞:藤村志保(「日本映画の黄金時代を支えた大スターでありながら、今なお活躍する大女優に、映画ファンより敬愛の念をこめて−」)

 【ベストテン】1位:『それでもボクはやってない』(周防正行) 2位:『天然コケッコー』(山下敦弘) 3位:『しゃべれども しゃべれども』(平山秀幸) 4位:『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(吉田大八) 5位:『河童のクゥと夏休み』(原恵一) 6位:『魂萌え!』(阪本順治) 7位:『サイドカーに犬』(根岸吉太郎) 8位:『人が人を愛することのどうしようもなさ』(石井隆) 9位:『自虐の詩』(堤幸彦) 10位:『夕凪の街 桜の国』(佐々部清) 次点:『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(三池崇史)、『クワイエットルームにようこそ』(松尾スズキ)

 ○キネマ旬報
 脚本賞:『それでもボクはやってない』
 外国映画監督賞:ジャ・ジャンクー(『長江哀歌』)
 文化映画ベストワン:『ひめゆり』(柴田昌平監督)

 【日本映画ベストテン】1位:『それでもボクはやってない』 2位:『天然コケッコー』 3位:『しゃべれども しゃべれども』 4位:『サッド ヴァケイション』 5位:『河童のクゥと夏休み』 6位:『サイドカーに犬』 7位:『松ヶ根乱射事件』 8位:『魂萌え!』 9位:『夕凪の街 桜の国』 10位:『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 次点:『愛の予感』

 【外国映画ベストテン】1位:『長江哀歌』 2位:『善き人のためのソナタ』 3位:『今宵、フィッツジェラルド劇場で』 4位:『クィーン』 5位:『バベル』 6位:『やわらかい手』 7位:『ドリームガールズ』 8位:『ボルベール<帰郷>』 9位:『ゾディアック』 10位:『パンズ・ラビリンス』 次点:『デス・プルーフ』

 ○日本映画ペンクラブ賞
 日本映画ペンクラブ賞:野上照代(日本映画界への貢献と執筆活動に対して)

 【日本映画ベストテン】 1位:『それでもボクはやってない』 2位:『夕凪の街 桜の国』 3位『ALWAYS 続・3丁目の夕日』 4位:『陸に上った軍艦』 5位:『犯人に告ぐ』

 【外国映画ベストテン】 1位:『善き人のためのソナタ』 2位:『長江哀歌』 3位:『ドリームガールズ』 4位:『ヘアスプレー』 5位:『やわらかい手』

 【文化映画ベストワン】 『ひめゆり』

 ○毎日映画コンクール
 優秀賞:『天然コケッコー』
 脚本賞:渡辺あや(『天然コケッコー』)
 撮影賞:中野英雄(『殯の森』)
 美術賞:佐々木尚(『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』)
 音楽賞:レイ・ハラカミ(『天然コケッコー』)
 録音賞:小松将人(『しゃべれども しゃべれども』)
 技術賞:北村道子(『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』)(衣装)
 田中絹代賞:中村玉緒
 外国映画ベストワン賞:『長江哀歌』
 ドキュメンタリー映画賞:『バックドロップ クルディスタン』
 アニメーション映画賞:『河童のクゥと夏休み』
 大藤信郎賞:『カフカ 田舎医者』
 TSUTAYA映画ファン賞日本映画部門:『恋空』
 TSUTAYA映画ファン賞外国映画部門:『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
 特別賞:故・熊井啓(監督)、故・犬塚稔(脚本・監督)

 ○ブルーリボン賞
 外国映画賞:『ドリームガールズ』
 特別賞:故・植木等

 【日本映画ベストテン】『アヒルと鴨のコインロッカー』『キサラギ』『しゃべれども しゃべれども』『それでもボクはやってない』『天然コケッコー』『包帯クラブ』『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『舞妓Haaaan!!!』『めがね』『夕凪の街 桜の国』

 【外国映画ベストテン】『クィーン』『グッド・シェパード』『シッコ』『ディパーテッド』『ドリームガールズ』『バベル』『ブラッド・ダイヤモンド』『ヘアスプレー』『ボルベール<帰郷>』『ボーン・アルティメイタム』

 ○日本アカデミー賞
 音楽賞:大島ミチル(『眉山(びざん)』)
 撮影賞:蔦井孝洋(『眉山(びざん)』)
 照明賞:疋田ヨシタケ(『眉山(びざん)』)
 美術賞:部谷京子(『それでもボクはやってない』)
 録音賞:鶴巻仁(『ALWAYS 続・三丁目の夕日』)
 編集賞:菊池純一(『それでもボクはやってない』)
 アニメーション賞:『鉄コン筋クリート』
 外国語作品賞:『硫黄島からの手紙』
 話題賞 俳優部門:新垣結衣
 話題賞 作品部門:『キサラギ』
 会長特別賞:故・植木等、故・熊井啓
 協会特別賞:柴崎憲治(音響効果)

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 2007年に当ブログで映画賞&映画ベストテンを予想していますが(http://umikarahajimaru.at.webry.info/200712/article_2.html)、キネ旬の結果に関して答え合わせをしてみるなら、ラフな予想だと約80%の的中率、厳格には60%くらいの的中率と言えるでしょうか。

 【外国映画部門】
 @アカデミー賞やカンヌ国際映画祭がらみの作品はやはり評価する。〜『善き人のためのソナタ』『クィーン』『バベル』
 Aハリウッドのウェルメイドな作品、良心的な作品も毎年必ず1〜2本は入る。(主に女性の支持が集まるような作品)〜『ドリームガールズ』
 B新作が期待される映画作家の作品は必ず入る。〜『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(どちらかといえば追悼票ですが)、『ゾディアック』
 Cアジア圏の作品は必ず2〜3本は入る。〜『長江哀歌』
 D意欲作、若い作家のユニークな作品(で、しかもある程度話題になった作品)は評価する。〜『パンズ・ラビリンス』

 【日本映画部門】
 @配給会社別
 東宝系:1〜2本〜『それでもボクはやってない』
 松竹系:0〜1本〜『河童のクゥと夏休み』
 東映系:0〜1本
 シネカノン系:1本〜『魂萌え!』
 アスミック・エース系:1本〜『天然コケッコー』『しゃべれども しゃべれども』
 ビターズ・エンド系:0〜1本〜『サイドカーに犬』『松ヶ根乱射事件』
 A公開劇場別
 ユーロスペース:0〜2本
 アミューズ系:1本〜『河童のクゥと夏休み』『魂萌え!』
 岩波ホール:1本
 シネセゾン渋谷もしくはシネマライズ:1本〜『サッド ヴァケイション』『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
 シャンテ シネ、シネスイッチ銀座、テアトル新宿、恵比寿ガーデンシネマ:いずれかから1本〜『天然コケッコー』『しゃべれども しゃべれども』『サイドカーに犬』『松ヶ根乱射事件』

 感想としては――
 ・『それでもボクはやってない』が各作品賞を受賞しているのは(全体的な流れとしては)予想通りなのですが、この作品は、劇場公開当時は、そんなに褒めてる人はいなかったように思いますし、劇場で観たお客さんがすっかり黙り込んで足取り重く帰路についた光景もよく覚えているので(それは単に内容が重かったというのとは違う種類のものだったはずで、その証拠に、売店で劇場パンフを買って帰るお客さんもあまり多くはないようでした)、映画賞シーズンになってこうした高評価を受けているのはちょっと違和感があります。
 『真昼の暗黒』と比べる必要なんかないのでしょうが、私としてはやはり『それでもボクはやってない』が2007年に劇場公開された日本映画の中で突出して優れていた作品だったとは思えないんですね〜。

 ・絶対当確だと思っていた『不都合な真実』と『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』が全く無視されているのが意外。

 ・例年だとエンタメ系の作品を好意的に評価するはずの票(『キングコング』や『グエムル』に入っていた票)が、2007年度はどこへ流れたのか、全く見当たりません。私は、この票が『ボーン・アルティメイタム』や『デス・プルーフ』に向かうんじゃないかと予想していたのですが……。

 ・米国アカデミー賞作品賞を受賞した『ディパーテッド』がランク外なのは、やっぱり……という感じですが、米国アカデミー賞作品賞を受賞した作品がキネ旬のベストテンに入らないのは珍しいことなのではないでしょうか。

 ・『長江哀歌』は、2006年のベネチア国際映画祭の金獅子賞受賞作品ですが、観てみた印象としては(少なくとも私には心に訴えかけてくるものが乏しくて)これが外国映画部門の1位というのがよくわかりません。この作品を1位に推した人が多いのか、それとも総合評価で1位に挙がってきたのか……。
 似たようなテーマの作品に『船、山にのぼる』という日本のドキュメンタリー作品がありますが(2008年4月ユーロスペースにて公開)、こちらの方がリアルだし、ユニークなんじゃないかと思ったり……。

 ・『やわらかい手』のベストテン・ランクインも意外ですね。下世話な話とも大人のファンタジーとも言える作品ですが、『フル・モンティ』的な部分が評価されたのでしょうか。

 
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2007年度国内映画賞一覧
国内の映画賞をまとめてみます (2008/1/18時点の受賞記録) 「それでもボクはやってない」=11冠、キサラギ=2冠、天然コケッコー=1冠、サッド・ヴァケイション=2冠、松ヶ根乱射事件=1冠 東京タワー=1冠 / 長江哀歌=4冠、善き人のためのソナタ=2冠、ドリームガールズ=2冠、硫黄島からの手紙=2冠、クィーン=1冠、今宵、フィッツジェラルド劇場で=1冠、デス・プルーフ in グラインドハウス=1冠、アポカリプト=1冠、君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956=1冠、パンズ・ラビリンス=... ...続きを見る
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
リンクのご報告が遅れて済みません。
愛すべき『天コケ』の予想以上の受賞結果に、大満足です♪
なにせ良作とは言え地味(笑)ですので、多くの方に高い評価を得られた事、本当に嬉しく思います。
N耳
2008/03/02 11:39
N耳さま
コメントありがとうございました。
このところよく夏帆ちゃんの出演作品を目にしますが、そうすると、山下監督の演出がずば抜けて素晴らしかったことに気づかされますね〜。
umikarahajimaru
2008/03/02 13:00

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