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zoom RSS 米国アカデミー賞を受賞&ノミネートを受けた日本人 リスト!

<<   作成日時 : 2008/01/28 12:54   >>

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 米国アカデミー賞にノミネートされたり、受賞したりした日本人について調べてみました。
 私としてはなんとなく知っていたつもりだったのですが、調べてみるとけっこう知らなかった受賞者・ノミネーションも多かったですね〜。

 浅野忠信主演の『モンゴル』とか、『硫黄島からの手紙』とか、賞の対象が日本人個人でない外国映画は外しましたが、日系人であるスティーヴン・オカザキやクリス・タシマ等はリスト・アップしてあります。

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 ※年号は、年度ではなく、ノミネート&受賞が発表された年を示しています。

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 ・1937年 美術賞ノミネート:エディー今津(『巨星ジークフェルド』)

 ・1952年 名誉賞受賞:『羅生門』(黒澤明)

 ・1953年 美術/装置賞(白黒)ノミネート:松山崇・松本春造(『羅生門』)

 ・1955年 衣裳デザイン賞(カラー)受賞:和田三造(『地獄門』)

 ・1955年 名誉賞受賞:『地獄門』(衣笠貞之助)

 ・1956年 名誉賞受賞:『宮本武蔵』(稲垣浩)

 ・1956年 衣裳デザイン賞(白黒)ノミネート:甲斐荘楠音(『雨月物語』)

 ・1957年 美術/装置賞(白黒)ノミネート:松山崇(『七人の侍』)

 ・1957年 美術/装置賞(カラー)ノミネート:アルバート野崎(『十戒』)

 ・1957年 衣裳デザイン賞(白黒)ノミネート:江崎孝坪(『七人の侍』)

 ・1958年 助演女優賞受賞:ナンシー梅木(『サヨナラ』)

 ・1958年 助演男優賞ノミネート:早川雪洲(『戦場にかける橋』)

 ・1958年 外国語映画賞ノミネート:『ビルマの竪琴』(市川崑)

 ・1962年 衣裳デザイン賞(白黒)ノミネート:村木与四郎(『用心棒』)

 ・1962年 外国語映画賞ノミネート:『永遠の人』(木下恵介)

 ・1964年 外国語映画賞ノミネート:『古都』(中村登)

 ・1965年 外国語映画賞ノミネート:『砂の女』(勅使河原宏)

 ・1966年 監督賞ノミネート:勅使河原宏(『砂の女』)

 ・1966年 外国語映画賞ノミネート:『怪談』(小林正樹)

 ・1967年 助演男優賞ノミネート:マコ・イワマツ(『砲艦サンパブロ』)

 ・1967年 作曲賞ノミネート:黛敏郎(『天地創造』)

 ・1971年 撮影賞ノミネート:佐藤昌道・姫田真左久・古谷伸(『トラ トラ トラ!』)

 ・1971年 編集賞ノミネート:井上親弥(『トラ トラ トラ!』)

 ・1971年 美術/装置賞ノミネート:村木与四郎・川島泰三(『トラ トラ トラ!』)

 ・1972年 外国語映画賞ノミネート:『どですかでん』(黒澤明)

 ・1973年 科学技術賞受賞:向井二郎・広瀬隆昌(キャノン)(映画用マクロズームレンズの開発に対して)

 ・1976年 外国語映画賞受賞:『デルス・ウザーラ』(黒澤明)(ソ連代表として)

 ・1976年 外国語映画賞ノミネート:『サンダカン八番娼館・望郷』(熊井啓)

 ・1976年 科学技術賞受賞:鈴川博(キャノン)(映画撮影用超高速レンズの設計と開発に対して)

 ・1976年 長編ドキュメンタリー賞受賞:“The Man Who Skied Down Everest”(Bruce Nyznik、Lawrence Schiller)(製作=石原プロ(石原インターナショナル)。三浦雄一郎のエベレスト滑降についてのドキュメンタリー映画『エベレスト大滑降』(1970)を再編集した作品)

 ・1978年 長編ドキュメンタリー賞受賞:『愛のファミリー』(ジョン・コーティ)(製作総指揮=辻信太郎(サンリオ))

 ・1979年科学技術賞受賞:関口喜一(シネファイ・インターナショナル)(ドライブインシアターの音声技術改良に対して)

 ・1981年 美術/装置賞ノミネート:村木与四郎(『影武者』)

 ・1981年 外国語映画賞ノミネート:『影武者』(黒澤明)

 ・1982年 外国語映画賞ノミネート:『泥の河』(小栗康平)

 ・1982年 科学技術賞受賞:富士写真フイルム(映画用カラーネガFシリーズ(高感度カラーフィルム)の開発に対して)

 ・1986年 監督賞ノミネート:黒澤明(『乱』)

 ・1986年 撮影賞ノミネート:斎藤孝雄・上田正治・中井朝一(『乱』)

 ・1986年 美術/装置賞ノミネート:村木与四郎・村木忍(『乱』)

 ・1986年 衣裳デザイン賞受賞:ワダエミ(『乱』)

 ・1986年 長編ドキュメンタリー賞ノミネート:“Unfinished Business”(スティーヴン・オカザキ)

 ・1988年 作曲賞受賞:坂本龍一(『ラストエンペラー』)

 ・1990年 特別名誉賞受賞:黒澤明

 ・1991年 短編ドキュメンタリー賞受賞:『待ちわびる日々』(『収容所の長い日々/日系人と結婚した白人女性』)“Days of Waiting: The Life & Art of Estelle Ishigo”(スティーヴン・オカザキ)

 ・1993年 衣裳デザイン賞受賞:石岡暎子(『ドラキュラ』)

 ・1998年 短編映画賞実写部門受賞:『ビザと美徳』“Visas and Virtue”(クリス・タシマ)

 ・1999年 短編ドキュメンタリー賞受賞:『ザ・パーソナルズ 黄昏のロマンス』(伊比恵子)

 ・2000年 短編アニメーション賞受賞:『老人と海』(アレクサンドル・ペトロフ)(製作にIMAGICA、NHKエンタープライズ21、電通テックが参加)

 ・2001年 科学技術賞受賞:藤江大二郎(ニコン)(65/35 マルチフォーマットオプチカルプリンター開発に対して)

 ・2003年 長編アニメーション賞受賞:『千と千尋の神隠し』(宮崎駿)

 ・2003年 短編アニメーション賞ノミネート:『頭山』(山村浩二)

 ・2004年 助演男優賞ノミネート:渡辺謙(『ラストサムライ』)

 ・2004年 外国語映画賞ノミネート:『たそがれ清兵衛』(山田洋次)

 ・2005年 ゴードン・E・ソーヤー賞受賞:宮城島貞夫(パナビジョンレンズ開発の功績により)

 ・2006年 長編アニメーション賞ノミネート:『ハウルの動く城』(宮崎駿)

 ・2006年 短編ドキュメンタリー賞ノミネート:“The Mushroom Club”(スティーヴン・オカザキ)

 ・2007年 助演女優賞ノミネート:菊地凛子(『バベル』)

 ・2007年 メイキャップ賞ノミネート:辻一弘(『もしも昨日が選べたら』)

 ・2008年 メイキャップ賞ノミネート:辻一弘(『マッド・ファット・ワイフ』)

 ・2008年 Scientific and Engineering Award 受賞:坂口亮(デジタル・ドメイン社) 流体シュミレーションの向上に対して。

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 このリストを見て、面白いと思うのは、たかだかこれだけのリストでも映画の移り変わりが見て取れることです。

 ・50年代から80年代半ばまでは、黒澤明が海外と共同製作で映画を作ったり、ナンシー梅木やマコ・イワマツらが海外で活躍して認められたりするのを除けば、アカデミー賞にノミネートされたり、受賞したりするのは、日本で普通に映画を撮っていて、それがアメリカで“勝手に”評価されていることで、当時の日本映画の勢いと日本映画への海外からのリスペクトが感じられます。

 ・それが変わってくるのは、1988年の『乱』あたりからで、1988年以降は、ワダエミや坂本龍一ら才能のあるアーティストが海外で認められて、自由に海外に行ったり来たりしつつ、自分の才能を生かした仕事をして評価されるようになります(彼らは最初から自分の才能でハリウッド映画人と同等にわたり合ったわけで、ナンシー梅木やマコ・イワマツとは随分イメージが違います)。

 ・この時期のもう1つの動きは、スティーヴン・オカザキとかクリス・タシマなどの日系人や伊比恵子などが、大手の資本とは全く関係ないところから、アメリカで映画を制作し、新しいフィルムメーカーとして出てきて、そして認められた、ということもあります。

 ・2000年以降は、日本の俳優が日本での活動と並行して、ハリウッドでも比較的大きな役どころで活動できるようになったということがあります。エポックメイキングとなったのはやはり『ラストサムライ』で、この作品あたりが転機となってハリウッドもぐっと近くなり、日本人俳優の活躍の場としても視野に入ってくるようになりました(それ以前にも外国映画に出演する日本人俳優がいましたが、かなり特殊なケースだと思われていました(古くは三船敏郎、それから『ブラックレイン』、工藤夕貴……))。映画の題材としても日本を舞台にした物語が世界に通用するものとして注目され出したのもこの頃ですね(『リング』『THE JUON/呪怨』『SAYURI』『硫黄島からの手紙』『バベル』など)。

 ・日本製アニメが、世界的にはっきりと注目され出したのもこの時期からでしょうか。

 ・ほとんど注目されることも報道されることもありませんが、長年にわたり、映画への日本の技術貢献も評価されていて、その時々に受賞者がいます。企業名ではなく、きちんと開発者個人の名前で発表され、授与されるのがアメリカらしくていいですね。

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 ・俳優での受賞者は1958年のナンシー梅木のみ(東洋人俳優初)。

 ・主演男優賞・主演女優賞は未だに受賞者もノミネート者もいません。

 ・俳優以外の主要部門(監督賞・脚本賞・撮影賞・編集賞)にも未だに受賞者はいません。今後一番早く受賞が実現しそうなのは、撮影賞、次いで監督賞でしょうか。

 ・美術賞はこれまで何度もノミネートされていますが、受賞者はいません。

 ・「名誉賞」は、優れた外国映画に与えられていた賞で、1956年に一部門として独立し、「外国語映画賞」となりました。

 ・撮影賞・衣裳デザイン賞・美術/装置賞が、モノクロ部門とカラー部門に分かれていたのは1967年までです。カラー部門が設けられたのは、撮影賞が1940年から、美術/装置賞が1941年から。衣裳デザイン賞は、賞自体の創設が1948年からで、1948年〜1955年、1959年〜1966年までモノクロ部門とカラー部門が分かれていました。

 ・『羅生門』の名誉賞と美術/装置賞の年度が違っているのは、この作品のアメリカでの公開が1951年12月26日であることと関係がありそうで、前者がアメリカでの公開時期と無関係に与えられるのに対して、後者はノミネート期間がはっきり決まっている、ということなのかもしれません。(定かではありませんが)

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 *参考サイト
 ・Movie Walker:http://blog.walkerplus.com/ezaki/archives/2007/01/post_48.html
 ・アカデミー賞に関するWikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%BC%E8%B3%9E

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