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zoom RSS 映画『天然コケッコー』に関するトリビア

<<   作成日時 : 2007/08/12 21:03   >>

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 前の記事で映画『天然コケッコー』に関するリンク集を作り、その過程でいろんなエピソードを知ることができたのですが、今回は、その中から、映画『天然コケッコー』に関するトリビアを書き出してみたいと思います。

 【監督抜擢】

 ・映画『天然コケッコー』と『リンダ リンダ リンダ』とは、プロデューサーが同じ(PICNICの根岸洋之)で、企画が出た時に『リンダ リンダ リンダ』を製作中だった根岸Pが『リンダ リンダ リンダ』の出来を見て山下敦弘監督が相応しいのではないかと考えて、彼を監督に抜擢することになった。
 脚本家の渡辺あやは、この原作が映画化されるようなことがあれば是非自分がやりたいと以前から話していて、『メゾン・ド・ヒミコ』で渡辺と組んだプロデューサー小川真司が、企画段階で彼女を脚本家にと推薦したらしい(結果として2人のプロデューサーのうち、根岸Pが監督を、小川Pが脚本家を、推薦するという形になった)。

 ・山下敦弘監督は、この映画の監督依頼の話が来るまで、少女マンガを読んだことがなかった。

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 【ロケーション】

 ・ロケハンは、それらしい場所を探して栃木でも行なわれたが、実際には島根のシーンはすべて島根で撮影された。

 【キャスティング】

 ・そよ役に夏帆を選んだのは、まだ色に染まってなくて、芝居に無自覚でありながら、魅力があったから。

 ・大沢くん役の岡田将生は、芝居の経験はなかったけれど、夏帆と並んだ時のたたずまいのよさで決まった。オーディション当日には、会場にいろんなそよちゃんやいろんな大沢くんがいて、いろんな組み合わせが試みられた。

 ・佐藤浩市は、「うちのお父さん、浮気してるんじゃないだろうか」と思ってしまうような人、というイメージでキャスティングされた。

 ・夏川結衣は、夫が浮気していても、必ずきっと彼女の元に戻ってくるような強さを持った女性を、ということで、決まった。

 ・映画の中で出てくるネコは、早知子の家を貸してくれた人のネコで、名前は“大沢”だった。飼い猫ではなく、町を徘徊しているネコという設定。

 ・岩崎先生役の岩崎理恵は、地元浜田の出身で、脚本家・演出家でもあり、映画『天然コケッコー』では方言指導も担当している。

 ・一番最後まで決まらなかった役は、シゲちゃん役(廣末哲万)で、他の人が村の青年団にいるような人のいい人というアプローチでくるのに対して、彼は真逆のアプローチで来た、というのが決め手になった。それ以前には、山下監督は、映画監督もしている廣末哲万に会ったこともなかったし、作品を観たこともなかった。

 ・「自然も重要なキャストの1つ」である本作において、実際には必ずしも「田舎はこんなものではない」ということは自覚もありながら、そしてけっこう寂しい気持ちにさせる景色も見ながら、本作ではいい景色ばかりを選んでつなぎ合わせた。山下監督のこれまでの作品では、むしろ、そうではない部分の方を積極的に映し出している。

 【撮影】

 ・佐藤浩市は、監督と何度も相談して、実際には映画に映らないようなところまで衣装(作業服や帽子、五本指のソックスなど)にこだわった。

 ・早知子役の宮澤砂沙の現場でのあだ名は大先生。

 ・ロケ現場を訪れた原作者のくらもちふさこさんは、キャスト全員に自分の役はどう演じればいいのかと訊かれたそうで、初めての演技に困っていた岡田くんには、「面倒くさがりで、だるそうな感じ」、「アゴをちょっと上げるとだるそうに見える」とアドバイスした。

 ・秋編撮影時、宮澤早知子役の宮澤砂沙の前歯が抜けたが、偶然にも彼女の母親は歯科技工士で、自分の娘のために差し歯を作った。

 ・右田家で、テレビでマラソン中継が映っているシーンは原作にないもので、監督の子ども時代の経験を盛り込んだもの。

 ・お父さんと美都子さんの関係をお母さんはどれくらい知っているのかということに関しては夏川結衣さんと監督との間で話し合いが持たれ、「お父さんと美都子さんが付き合っていたのは2人とも東京にいた時代で、お母さんもそのことは聞いているが、詳しくは知らない」という設定になった。

 ・お母さん役の夏川結衣さんは、夫の昔の彼女が帰ってきたことを知って、何でもないことのように演じているが、ちょっとしたしぐさで“不満”を表現している、らしい。

 ・お父さんと美都子さんが寄り添っているのを見てそよちゃんが驚くシーンでは、実際に佐藤浩市さんと大内まりさんが毎回演技を変えて、実際にそれを見て驚く夏帆ちゃんの新鮮な表情を撮るという工夫がなされた。実際には、それはそよちゃんが見たというイメージシーンなのだということを意識した上で、佐藤浩市さんと大内まりさんと監督との打ち合わせでは、「体の方は大丈夫?」と聞いているのかもしれない、ということでいいということになった。

 ・そよが大沢くんの制服のボタンを縫い付けるシーンでは、監督は、そのシーンの雰囲気をつかませるため、大沢役の岡田将生に前日につじあやの版の「チェリー」(『COVER GIRL』に収録)を聞かせた。

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 ・ラストシーンは、1シーン1カットの長まわしで撮影されているが、監督は、その直前に観ていた『雨月物語』を無意識にマネしてしまった(と後で気づいた)、と告白している。

 ・撮影は、公式には夏と秋に行なわれたことになっているが、実際には桜の風景や冬の実景も欲しくて、冬や春にも撮影テームが現地を訪れている。

 ・脚本家の渡辺あやは、島根に住んで、雑貨屋も営む非専業脚本家で、脚本家には珍しく現場につきっきりになることで知られる。『天然コケッコー』の場合もそうだったらしい。

 ・夏川結衣は、撮影が終わった後、地元の人と一緒に温泉に行ったらしい。

 【編集】

 ・佐藤浩市さんは、完成披露試写会で、夏帆ちゃんの水着姿はまぶしくて見られなかったという発言をしているが、映画本編には夏帆の水着シーンはない。幽霊におびえて線路で転んだことがそよの水着への着替えを遅らせ、その結果として映画の中にはそよの水着シーンはないことになったのだが、実際には撮影されていて、メイキング映像でちらっと見ることができる。(佐藤浩市さんが夏帆ちゃんの(スクール)水着姿を見たのは衣装合わせの時か?)

 【音楽】

 ・くるりは、監督とプロデューサーが打ち合わせして方向性を決めようとした時には、もう既に主題歌を用意していた(映画を観て30分で作ったという)。
 しかしながら、くるりは事前に原作の舞台に旅したりもしたらしい。

 【初日舞台挨拶】

 ・初日舞台挨拶が行なわれたシネスイッチ銀座には、舞台には立たなかったが、原作者くらもちふさこも楽屋に訪れていた。

 ・シネスイッチ銀座には、初日舞台挨拶をしたキャストが落書きをしたポスターがある(ありましたっけ?)。

 
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 *当ブログ関連記事
 ・映画『天然コケッコー』リンク集
 ・夏帆 in 「You and Me」
 ・映画『天然コケッコー』 レビュー
 ・原作を読んで

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
TBありがとうございます。

映画のとは違いますが、天コケ関連のトリビア??を
TBさせて頂きました。
ちょっと記事は古いですけど(^^;)
N耳
URL
2007/08/14 02:22
N耳さま
コメントありがとうございました。
そうですか。小西さんのCDジャケットですか。
小西さんは、キッチュな映画の発掘者&アジテーターとして有名であり、ユニークな感性を持った方として私も認識していますが、そんな小西さんのアンテナにコミック版『天然コケッコー』がひっかかっていたというのはちょっと面白いですね。
umikarahajimaru
2007/08/14 20:10
>キッチュな映画の発掘者&アジテーターとして有名
そうなのですか。
なんでもレディメイドの長谷部社長が、大のくらもちファンなのだそうです。
まぁこれもPrinceさん情報ですが(笑)
N耳
2007/08/15 12:30
N耳さま
一時期、小西さんのお墨付きがついた映画はヒットすると言われた時期があって、『The Knack』、『欲望』、『黒い十人の女』など、レイトショー中心ですが、けっこう話題になり、ヒットもしたんですよ。『茂みの中の欲望』『ジョアンナ』あたりもそうだったでしょうか。
umikarahajimaru
2007/08/19 19:47

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