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ピクサーがピクサーになる前のCGアニメーション作品。それはどういうことかというと―― ルーカスフィルムのコンピュータアニメーション部門が独立して、1986年にピクサーとなるわけですが、それに先駆けて1984年に同部門で作った作品が、『アンドレとウォーリーB. の冒険』ということになります。 1ヶ月前に当ブログでピクサーの短編を連続してご紹介していた頃には、この作品をネット上で見つけることができなかったんですが、今回ようやく探し当てることができました。 ちょっとタイトルがおおげさなので、どんな冒険が始まるのだろうかと期待して観ると、昼寝から目覚めたアンドレが蜂に狙われ、一瞬の隙をついて逃げようとしたものの、結局やられてしまうという、それだけのお話。 物語がシンプルなら、キャラクターの造形もシンプルで、主人公であるアンドレも蜂であるウォーリーもいくつかの球の組み合わせによって作られています。そういえば、ディズニーの最初のキャラクターであるミッキー・マウスも円の組み合わせで作られていた、などということも思い出されます。 CGアニメとして、アンドレを普通の少年のルックスにし、蜂もリアルなものにするには、ピクサーでもあと10年以上かかるわけで (『ゲーリーじいさんのチェス』が1997年、『フォーザ・バーズ』が2000年)、CGアニメの最初の一歩はこんな作品だったのかと感慨も一入ですね。 ◆作品データ 1984年/2分 台詞なし アニメーション ◆監督について アイヴィ・レイ・スミス 1943年 テキサス州ミネラル・ウェルズ生まれ。 コンピュータ・サイエンスの教授として、1969‐73年にニューヨーク大学、1974年にカリフォルニア大学バークレー校で教える。 1975‐79年 New York Institute of Technology(NYIT)のコンピュータ・グラフィックス研究所で研究主任を務める。 1978年 HSV色空間を考案。 1979年 カール・セーガンの『コスモス』の特殊効果を担当。 1980‐86年 ルーカスフィルムのコンピュータ部門でコンピュータ・グラフィックス研究の監督を務める。1984年に『アンドレとウォーリーB.の冒険』を発表。 1986‐91年 ピクサーの設立に加わり、エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼制作監督を務める。 1990年 SIGGRAPH Achievement Award受賞 1991‐94年 アルタミラ・ソフトウェア・コーポレーションのCEOを務める。 1996年と1998年にTechnical Academy Awardを受賞。 アルヴィ・レイ・スミスは、コンピュータ・グラフィクスの最前線を歩いてきたような人物で、現在コンピュータ・グラフィックスで用いられるHSV色空間(色空間を色相(Hue)、彩度(Saturation・Chroma)、明度(Brightness・Lightness・Value)で表す)を考案した人物です。 ルーカスフィルム時代の『アンドレとウォーリーB.の冒険』がこういう研究者によって作られたのに対し、ピクサー作品がアニメーションから入ったジョン・ラセターによってスタートした(『ルクソーJr.』)というのは、その後のピクサーやコンピュータ・アニメの流れを考えるととても幸運だったと言えるかもしれません。 *アルヴィ・レイ・スミスのHP:http://alvyray.com/ *当ブログ関連記事 ・ピクサーの短編作品についてまとめてみました *この作品を他の誰かにも教えてあげたいと思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ ↓
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うむ!アンドレはなんと左右対称なんだ!!! |
デス・ザ・キッド&リゾーナ 2008/11/22 14:14 |
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