海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS もっともっと映画『ユメ十夜』を楽しむ!

<<   作成日時 : 2007/02/15 18:42   >>

トラックバック 29 / コメント 16

 映画『ユメ十夜』を観ながら、3番目くらいに思ったのは、「監督や出演者にけっこうブログとかやっていそうな人が多くて、ウチに帰って調べたら、この作品をもっともっと楽しむための情報がネットで得られるかもしれない」ということでした。

 というわけで、調べてみたのが、以下の通り。

 まずは、公式サイト:http://www.yume-juya.jp/

 続いて「『ユメ十夜』新着情報」:http://www.yume-juya.jp/new.html

 「漱石さんが行く!」という漱石目線で語られるブログ風日記もあったんですが、読めなくなってしまったようです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ◆キャスト&スタッフ・リンク集

 ◇キャスト

 ・中村梅之助(第二夜・和尚)
 劇団前進座 撮影日記(映画放送部 出口部長談 2006年11月6日):http://eigahousoubu.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_9b46.html

 ・TOZAWA(第六夜・運慶)
 公式サイト(2007年1月27日):http://www.street-dance-school.com/cgi-bin/blog/diary.cgi?no=7

 ・サッシャ(第七夜・ソウセキの声) 公式サイトを開くと聞こえてくる「ユメ十夜」という声もたぶん彼の声。
 サッシャブログ(2007年1月30日・初日舞台挨拶):http://www.doitsujapan.jp/blog/Sascha.php?itemid=666

 ・秀島史香(第八夜・ウツロの声)
 秀島史香の日記(2007年1月28日):http://www.interq.or.jp/tokyo/fmbird/cgi/sunbbs_fumika/
 秀島史香の日記(2006年10月23日、9月23日):http://www.interq.or.jp/tokyo/fmbird/cgi/sunbbs_fumika/index2.html?

 ・松山ケンイチ(第十夜・庄太郎)
 公式サイト(初日舞台挨拶&“夏目漱石”とのスペシャル・トークの動画):http://www.horipro.co.jp/hm/matuyama/message/Message.php

 ・寺島絵里香(第十夜)
 えりかno日記:http://blog.livedoor.jp/erika1219tera/archives/887597.html
 *ドリーム・プレミアム試写会に参加しての感想を書かれています。

 ◇スタッフ

 ・松尾スズキ(第六夜・監督)
 ドブロクの唄(2006年10月25日):http://matsuo-chan.at.webry.info/200610/index.html
 ドブロクの歌(2006年6月28日):http://matsuo-chan.at.webry.info/200606/index.html

 ・天野喜孝(第七夜・監督)
 オフィシャル・サイト:http://blog.so-net.ne.jp/amanosworld/2007-02-16
 パーティー・シーンに隠しキャラが出ていたそうです。

 ・西村喜廣(特殊メイク・美術 第三夜・第五夜・第六夜・第十夜担当)
 特殊メイク西村喜廣 映造日記(2006年2月1日、9日、10日、11日、13日、15日、16日、18日、20日、22日、28日):http://blog.livedoor.jp/ni4yo4/archives/2006-02.html
 特殊メイク西村喜廣 映造日記(2006年3月1日、2日、8日、9日、10日、17日、22日、25日、28日、29日):http://blog.livedoor.jp/ni4yo4/archives/2006-03.html
 ブタがどんどん出来上がっていく様子がアップされています。顔(頭)の型は本上まなみさん?
 特殊メイク西村喜廣 映造日記(2006年10月11日)http://blog.livedoor.jp/ni4yo4/archives/50891418.html

 ・中田真也子(おそらく制作会社バイオタイドの制作担当の方)
 COCOWO:http://blog.livedoor.jp/cfv52791/archives/cat_50025692.html
 実相寺昭雄監督の訃報に触れてのコメントがあります。

 ・メイクさんのブログ「メイクルームより」(第十夜担当・お名前は調べればすぐわかりそうですが、ブログ上では特に明記されていないようでした。)
 2006年3月26日:http://be-creation.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_865c.html
 2006年4月1日:http://be-creation.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_d9e4.html
 2006年4月1日:http://be-creation.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_9d86.html
 2006年4月2日:http://be-creation.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_3500.html
 2006年7月21日:http://be-creation.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_7cff.html
 2006年7月26日:http://be-creation.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_e06e.html
 2006年10月21日:http://be-creation.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_6753.html
 2006年11月25日:http://be-creation.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_6d4a.html
 2007年2月16日:http://be-creation.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_d104.html

 *このほかにも公式サイトや公式ブログを持っているキャスト&スタッフはたくさんいらしゃいますが、特に『ユメ十夜』について触れたものはありませんでした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ◆レポート

 ◇東京国際映画祭2006 舞台挨拶(2006年10月22日)
 ・WOWOW:http://blog.goo.ne.jp/wowow_tiff/e/ff9316e84b3e585fff8719d72817e4a6
 ・CINEMA COMING’SOON シネマブログ:http://www.cs-tv.net/blog/001149.html
 ・Cinema café.net:http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2006/10/909/
 出席:角田豊プロデューサー、うじきつよし、清水崇、豊島圭介、TOZAWA、河原真明、藤岡弘、、緒川たまき、山口雄大

 ◇清水崇監督「第三夜」完成(2006年10月31日)
 ・WOWOW:http://blog.goo.ne.jp/wowow_tiff/e/0097a66fafd5f226b6096608bde7fe01
 ・Cinema café.net:http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2006/10/966/

 ◇東京国際シネシティフェスティバル 舞台挨拶(2006年11月24日)
 出席:清水崇、堀部圭亮
 ・日活.com:http://www.nikkatsu.com/times/event/20061124_yumeju_cinesity/index.html
 *その他 公式サイト「新着情報」にもレポートがあります。

 ◇東京国際シネシティフェスティバル「映画における表現の自由を考える夕べ」
 出席:清水崇、山口雄大ほか
 直接、『ユメ十夜』には関係ないイベントですが、前日のイベントとのからみもあって、このお二方の出席となったのでしょう。このお二方はホラー方面から表現の自由についてトークをされたと思うのですが……。
 ・hyoutan2005さんのブログ「ひょうたんからこまッ!」(http://blog.goo.ne.jp/hyoutan2005/e/70a26ee67bd9131622cfd379bb845d16)にレポートがあります。

 ◇ドリーム・プレミアム試写会 舞台挨拶@九段会館(2007年1月11日)
 出席:清水崇、堀部圭亮、豊島圭介、TOZAWA、河原真明、山下敦弘、西川美和、緒川たまき、山口雄大、松山ケンイチ、山田タマル
 ・Movieウォーカー:http://www.walkerplus.com/movie/report/report4624.html
 ・ブログ「mama!doll」さん(http://ineineine.blog.drecom.jp/archive/7)にレポートがあります。
 *上のえりかno日記にもレポートがあります。

 ◇学生ティーチ・イン試写会@京都シネマ(2007年1月17日)
 出席:山口雄大
 *公式サイト「スペシャル」にレポートがあります。

 ◇"夏目いっぱい!!夢いっぱい”特別イベント試写会@シネ・リーブル池袋(2007年1月23日)
 出席:夏目理緒
 ・夏目理緒DIARY(http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/natsume_rio/?Y=2007&M=1)にコメントがあります。
 *公式サイト「スペシャル」にもレポートがあります。

 ◇初日舞台挨拶(2007年1月27日)@シネマスクエアとうきゅう
  出席:清水崇、堀部圭亮、香椎由宇、山口雄大、松山ケンイチ

 ◇初日舞台挨拶(2007年1月27日)@シネ・リーブル池袋
 ・CINEMA TOPICS ONLINE:http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=2492
 ・レッツ・エンジョイ東京:http://www.enjoytokyo.jp/id/uduki824/110928.html
 出席:清水崇、堀部圭亮、香椎由宇、山口雄大、松山ケンイチ

 ・「とみのひとりごと」さんのブログ:http://tomi-tomi-tomi.at.webry.info/200701/article_22.html
 新宿と池袋の初日舞台挨拶のレポートがあります。
 松山ケンイチファンでブログに初日舞台挨拶レポートをされてる方はたくさんいらっしゃるようです。

 ◇初日舞台挨拶(2007年1月27日)@シネ・アミューズ
 ・シネ・アミューズ 映画館な毎日:http://cineamuse.exblog.jp/4712103/
 出席:清水崇、堀部圭亮、香椎由宇、山口雄大、松山ケンイチ

 ◇2日目舞台挨拶@シネ・リーブル池袋(2007年1月28日)
 出席:清水厚、サッシャ、秀島史香、河原真明、西川美和
 ・上記サッシャブログにレポートがあります。
 *その他 公式サイト「スペシャル」にもレポートがあります。

 ◇「第九夜」トークショー@渋谷シネ・アミューズ(2007年2月9日)
 出席:西川美和、ピエール瀧
 ・シネ・アミューズ 映画館な毎日:http://cineamuse.exblog.jp/4712135/
 *その他 公式サイト「スペシャル」にもレポートがあります。

 ◇ジャンボドリームトークショー@シネ・リーブル池袋(2007年2月13日)
 出席:清水厚、豊島圭介、山下敦弘、山口雄大
 ・公式サイト「スペシャル」:http://www.yume-juya.jp/special2.html#6

 ◇「第五夜」トークショー@渋谷シネ・アミューズ(2007年2月15日)
 出席:豊島圭介、大倉孝ニ、弁禮朋樹
 ・シネ・アミューズ 映画館な毎日:http://cineamuse.exblog.jp/4754815
 ・「とぅまさき」さんのブログ(http://tomo1023.exblog.jp/6485753)にレポートがあります。大倉さんのサインボールをゲットされたようです。大倉さんのサインはカタカナなんですね〜。

 ◇「第四夜」トークショー@シネマスクエアとうきゅう(2007年2月18日)
 出席:山本耕史、清水厚
 ・あ〜るさんのブログ「RED STAR'S CLUB」:http://redstarsclub.a-ru.main.jp/?eid=604880にレポートがあります。山本耕史さんのサインボールを見事ゲットされたようで、その写真もアップされています。
 ・公式サイト「スペシャル」:http://www.yume-juya.jp/special2.html#6

 ◇「第七夜」トークショー@シネ・シーブル池袋(2007年2月19日)
 出席:天野喜孝、河原真明、サッシャ

 ◇プレゼント大会 其の2@シネ・リーブル池袋(2007年2月20日)

 ◇トークショー@シネマスクエアとうきゅう(2007年2月22日)
 出席:清水崇、豊島圭介、河原真明、山口雄大
 
 ◇動画
 You Tubeに、ドリーム・プレミア試写会の舞台挨拶と初日舞台挨拶の動画があります(ただし、松山ケンイチ中心)。「ユメ十夜」か「yume juya」で検索すると観ることができます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ◆インタビュー

 ◇小泉今日子
 ・Cinema café.net:http://www.cinemacafe.net/news/cgi/interview/2007/02/1342/
 ・livedoor:http://news.livedoor.com/article/detail/3015960/
 *Yahoo!映画、TSUTAYA onlineにも全く同じインタビュー記事があります。

 ◇山口雄大
 ・かんさい映画帖:http://blog.kansai.com/cinema_event/11

 ◇山田タマル
 ・UtaTen:http://utaten.com/interview/interview.php?i=29
 主題歌も収録されているアルバムについてのインタビューですが、特に『ユメ十夜』については触れられていません。
 ・TANK!the WEB:http://www.sundayfolk.com/livlog/2006092705/2006/11/post

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ◆関連イベント

 ◇YUMEJUYA EXHIBITION@And A 渋谷店&梅田店(2007年1月25日〜2月13日)
 ・SHIFT INFO:http://www.shift.jp.org/info/archives/2007_01.html
 第一夜から第五夜までの作品を見ることができます。
 ・phil co.,Ltd:http://www.philspace.com/infomation/info_070121/info_fukui070121.html
 ・artgene 福井利佐:http://artgene.blog.ocn.ne.jp/fukui/2007/01/post_acbb.html
 ・イベント終了にともない、And AのHPのコンテンツは閉鎖されたようです。

 ◇きだおれや:http://blog.goo.ne.jp/kidaoreya/e/0ecc1b340f7b0561bf5e098b31d7a763
 映画のチケットの半券で、着物と帯を10%オフ!

 ◇キモノ*チャイハナ タイアップ着付け教室(2007年2月18日):http://chai-hana.net/event/yumejuya.htm

 ◇morita motoko コラボ下駄:http://www.moritamotoko.com/
 18900円!

 ◇日活芸術学院:http://sc.fm-p.jp/2006/NGG/event.php=
 2月10日には、キャンパスガイドとして『ユメ十夜』クリエーターズ・トークショーが開催され、映画のチケットもプレゼントされたようです。
 ・ブログ「。caffemoca。」さん(http://blog.caffemoca.babymilk.jp/?eid=257956)に当日のレポートがあります。羨ましい。

 ◇映画「結果、夢十夜と呼んでくれ(仮)」 改め『夢十夜 海賊版』
 夢十夜 海賊版 ブログ:http://blog.livedoor.jp/yumejyuya_bootleg/archives/51946928.html
 吉祥寺バウスシアターにて2007年3月3日よりレイトショー!
 ・「第十夜」に出演されている楠城華子さんのブログ「楠城華子の言いたい放題言わせて!!!ね」:http://blog.livedoor.jp/hanakonanjo/archives/50995896.html
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ◆夏目漱石『夢十夜』に親しむ

 ◇fuckin’blog:http://yamaguchiani.typepad.jp/funknblog/2003/08/post_6685.html
 原作は、版権フリーになっていて、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)でも読めますが、ちょっと読みづらいんですね(ルビとか)。こちらのサイトの方が、どちらかといえば読みやすいものになっています。文庫本だと30ページくらい(1篇約3ページ)です。

 ◇ポッドキャストナビ:http://www.podcastnavi.com/podcast/channel_history.php?channel_id=2748
 ネットで長い文章を読むのは億劫であるとか、本を読むのも面倒という方には、朗読を聞いて済ますという手もあります。ポッドキャストナビでは『夢十夜』各編の朗読を聴くことができます。この朗読、悪くないんですよ!
 第一夜:http://www.ohanashipod.jp/podcast/watanabe/mp3/ns-yume01.mp3
 第二夜:http://www.ohanashipod.jp/podcast/watanabe/mp3/ns-yume02.mp3
 第三夜:http://www.ohanashipod.jp/podcast/watanabe/mp3/ns-yume03.mp3
 第四夜:http://www.ohanashipod.jp/podcast/watanabe/mp3/ns-yume04.mp3
 第五夜:http://www.ohanashipod.jp/podcast/watanabe/mp3/ns-yume05.mp3
 第六夜:http://www.ohanashipod.jp/podcast/watanabe/mp3/ns-yume06.mp3
 第七夜:http://www.ohanashipod.jp/podcast/watanabe/mp3/ns-yume07.mp3
 第八夜:http://www.ohanashipod.jp/podcast/watanabe/mp3/ns-yume08.mp3
 第九夜:http://www.ohanashipod.jp/podcast/watanabe/mp3/ns-yume09.mp3
 第十夜:http://www.ohanashipod.jp/podcast/watanabe/mp3/ns-yume10.mp3

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ◆その他

 ◇夏目房之介の感想
 夏目房之介の「で?」:http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2007/01/post_8423.html

 ◇『ユメ十夜』トークショーの司会を担当されている八雲ふみねさんのサイト:http://www.yakumox.com/information_mc.htm ブログ「八雲ふみねのChocoっとウェブログ」:http://blog.yakumox.com/

 ◇おすぎのシネパラ おすぎ×西川美和
 ブログ「ODAGIRIENNE」さんがチャンネルNECOでの放送内容をまとめてくださっています。:http://ameblo.jp/odagirienne/entry-10023439485.html

 ◇第一線で活躍するユーザーが語るメイキング・オブ…『ユメ十夜「第七夜」』『GUNDAM EVOLE…/』『鉄コン筋クリート』 アニメ・プロダクション ユーザー事例セミナー@ダイキン工業株式会社(2007年1月17日)というものも開催され、『ユメ十夜「第七夜」』に関しては、株式会社ラビス ディレクター川北和明氏が出席されています。:http://www.comtec.daikin.co.jp/event/cg_sem.html?ID=mail-311

 ◇護国寺の仁王
 鬼平散歩7:http://www1.kamakuranet.ne.jp/tsuda/onihei7.html

 ◇プロデューサー 角田豊
 プロデューサーの角田豊氏は、20代に漱石原作連続ドラマ化を企画し、30代に『こころ』のリメイクを企画し、それぞれ却下されたそうですが、では、どんな企画が通ったのかというと……。
 「角田豊 にっかつ」で検索すると、たちまちにして結果が現れます。おっ!えっ?って思ってしまいますね〜。まあ、バカにしたものではないと思うんですが、ちょっと予想もしてなかったので、軽いショックを受けてしまいます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ◆感想を少しだけ

画像 ・『ユメ十夜』を観ていて、一番に感じたのは、これって本当に漱石が書いたものなんだろうかということでした。
 漱石に関しては、私も主だったものを10冊くらいは読んでいるはずですが、『夢十夜』は読んでいませんでした。『ユメ十夜』がかなり原作に近いものであるなら、漱石には確かに殺人に関する衝動と畏怖があったことになりますが、果たしてそうなんだろうかと、疑問に思ったんですね。
 で、原作を読んでみたんですが、原作は凄く面白かった! 今まで読んだ漱石の小説には、彼のこうした内面が透けてみえるような作品はなかったから、新鮮な驚きと感動があったんですね。
 夢っていうのは、その人の欲望や強迫観念が無意識のうちに現れるものだから、映画で描かれたようなものは、本当は「夢」ではないんじゃないかと思っていましたが、原作はそうしたものとももう少し違って、「夢」という建前で自由に(無責任に)想像力を遊ばせることで作られた、ある種の短編幻想小説(あるいは不条理小説)なんじゃないか、というものですね。しかも、自分の不安や迷い、自負心、怖れといった感情をベースにしたものばかり。
 そうかあ、漱石ってこんなものも書けたんだあ、ととても感銘を受けたわけです。
 翻って、映画『ユメ十夜』を思い返してみると……けっこう面白いと感じたものもあったはずなのに、原作と比べるとな〜んか安いものを観せられた気にもなってきました。映画『ユメ十夜』から受けた印象と、原作から私が受けた感銘は、かなり違ったものでしたから。
 まあ、この映画のおかげで、原作に辿りつけたわけだし、この映画には好きな女優さんがたくさん出てたんで、それだけでもよしとすべきなんですけどね。

 ・もう1つ考えていたのは、「正しいオムニバス映画のあり方」、でした。このところ邦画バブルを反映してか、本当にオムニバス映画が多くて、そうした作品には、「かなりいいと思う短編」が1つ、2つ、「それよりちょっと劣るけど悪くはないという短編」が2つ、3つあれば、それでいいかなあっていう見方で臨むことが多くなってきているんですが、それは違うんじゃないか、っていう思いもあるんですね。じゃあ、どういうものならいいのか?
 「正しいオムニバス映画のあり方」についてあれやこれや書き出すと、ちょっと長くなりそうだし、『ユメ十夜』とも大分離れてしまいそうなので、近々、別に記事をアップしたいと思います。

 『ユメ十夜』について、個人的にどれが好きだったかというと、やはり「第一夜」と「第六夜」でした。本当言うと、全編、実相寺昭雄監督でもいいと思ったくらいで、もっとノスタルジーやデカダンスを感じたかった! なんだか今そんな気分なんですね〜。

 ・劇場パンフ買っちゃったんですが、監督以外のスタッフに関する記載が一切ありませんでした。ネット上にもないし、どうでもいいことなんでしょうか。ちゃんと記録に残しておきたい気がするんですが……。
 シネスクのパンフは、昔はもっと読み応えがあって、資料的価値もあるものが多かったんですが、ちょっと残念です。漱石研究サイドからアプローチしたエッセイまたは映画評も1つは欲しかったですね。

 *久々にこんな記事を書いてみましたが、いかがだったでしょうか?

 映画『ユメ十夜』をもっともっと楽しむことができた!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いしま〜す!
 ↓ ↓ ↓ ↓
 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(29件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
松ケン@映画「ユメ十夜」初日舞台挨拶(新宿&池袋)
  映画「ユメ十夜」の、新宿と池袋で行われた初日舞台挨拶を観る事が出来た。  登壇者は、松山ケンイチさん、香椎由宇さん、堀部圭亮さん、清水崇監督、山口雄大監督。 ...続きを見る
とみのひとりごと
2007/02/16 12:14
「ユメ十夜」こんな夢を見た。
夏目漱石原作の短編「夢十夜」を10組11人の監督によって映像化した「ユメ十夜」。夢なんだから物語が迷走しても全然、大丈夫大丈夫。原作に近い雰囲気のものから大きく脚色し直した派手なものまで「いろいろな夢 ...続きを見る
映画雑記・COLOR of CINEMA
2007/02/17 13:11
こんな夢を見た
25「ユメ十夜」(日本)  作家の百聞と妻のツグミは根津権現裏の家で平穏に暮らしていた。ツグミは土間の茶屋で働き、百聞は机に向かっているが、筆が一向に進まない。それどころか時間が遡っている感覚を覚える。やがてツグミは静かに着物を脱いで横たわり、こう話す。  「百年可愛がってくれたんだから、もう百年待てますか?」 (第一夜)  運慶が仁王象の頭(かしら)を彫るというので見物人が集まってくる。現れた運慶は唐突にブレイクダンスを踊り始める。それは木の中に埋まっている形を彫り出す斬新な彫り方... ...続きを見る
CINECHANの映画感想
2007/02/17 15:04
ドリームプレミア試写会鑑賞 九段会館にて 〜 オムニバス 「 ユメ十夜 」
こんにちは。 曇り空の金曜日です。 今日は、昨日 九段会館にて行なわれたドリームプレミア試写会で観させて頂いた、夏目漱石氏の短篇小説を原作としたオムニバスの新作映画について。 ...続きを見る
** Paradise Garage *...
2007/02/17 15:16
ユメ十夜
夏目漱石といえば、坊っちゃんや我が輩は猫であるなどの作品が有名ですよね。でもこの夢十夜って短編小説は知りませんでした。 ...続きを見る
B級パラダイス
2007/02/17 15:37
ユメ十夜(映画館)
100年前にみた、私の夢 こんなになっちゃたすごい ...続きを見る
ひるめし。
2007/02/17 17:11
ユメ十夜
夏目漱石の小説を映画化した作品です。 ...続きを見る
日っ歩〜美味しいもの、映画、子育て......
2007/02/17 17:25
ユメ十夜
夏目漱石千円札があると1000円で映画が見れちゃうそうで。必死に探したけど、なかったわーん。 41歳のときに発表した異色の短編小説「夢十夜」を十人の監督が十色で描く、一作10分程度のオムニバス。 ...続きを見る
シャーロットの涙
2007/02/17 17:29
『ユメ十夜』
バラエティに富んだ夢を味わう。 ...続きを見る
かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ...
2007/02/17 18:02
『ユメ十夜』
映画部、積極的に活動中です! ...続きを見る
となりのケイコさん
2007/02/17 18:43
ユメ十夜/小泉今日子、松尾スズキ
予告編からしてわけわかんなさそうだったけど、やっぱりそのまんまでした(笑)。でも、10人の監督が夏目漱石の短編集「夢十夜」の映像化に挑んだ意欲作?です。出演者も個性的な俳優さんたちが勢揃いなのでワタシ的にはこの映画を観たってだけでもけっこう満足度アリかな? ... ...続きを見る
カノンな日々
2007/02/17 22:11
ユメ十夜
(07年2月鑑賞) 「かなり不条理色が強いけど夢ってそんなもんですよね。個性豊か... ...続きを見る
丼 BLOG
2007/02/17 22:14
「ユメ十夜」映画館レビュー 夢
なんかすごい夢10個くらい観たで〜〜っっっっっ!!!!!っとテンション高めでレビューお送りしましょう(笑)いや〜、今年はほんといい映画に出会えてる。ほとんど自己評価90点超えてますよ。とくに今作は久々にパンフレット購入する気に入りようです(笑) ...続きを見る
長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ
2007/02/17 23:01
「ユメ十夜」
 豪華スタッフ・キャストを揃えての10本のオムニバス。最近原作を読み返したが、やっぱり夏目漱石作品の映画化は難しいということを実感した。 ...続きを見る
元・副会長のCinema Days
2007/02/17 23:31
ユメ十夜
【映画的カリスマ指数】★★★☆☆ Are you Dreamer?  ...続きを見る
カリスマ映画論
2007/02/18 02:26
【2007-19】ユメ十夜(Ten Nights Of Dream)
『こんなユメを見た』 ...続きを見る
ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!...
2007/02/18 16:57
「ユメ十夜」リンク集。
なーんと、「ユメ十夜」のリンク集を発見してしまいました。すごい情報量です!     ↓                             ↓       コチラから    実は、別のブログをナイショでやっていました。 そちらのブログも載っています。 ...続きを見る
BICCREATION
2007/02/18 22:33
ユメ十夜
ユメ十夜   1月27日(土) @シネ・リーブル池袋 ...続きを見る
シュフのきまぐれシネマ
2007/02/19 08:07
ユメ十夜
夢を題材にした夏目漱石の異色の短編小説「夢十夜」。漱石自らが「この作品が理解されるには100年かかる」と語ったこの作品を、10人の監督が10の短編映画としてかたちにした作品集。100年目のこの時、ついに夏目漱石のイマジネーションが解明される。 実力派ク... ...続きを見る
5125年映画の旅
2007/02/19 20:24
映画:ユメ十夜 ドリームプレミア試写会
ユメ十夜 ドリームプレミア試写会(九段会館) ...続きを見る
駒吉の日記
2007/02/20 13:54
ユメ十夜
オムニバスに傑作はなし!と思ってるほうなんですけど、 これはなかなかイケました。単純に面白かったです。 最近観た「明日へのチケット」や「eros」等は数人の監督が 30分程度の作品を集めたものになってましたけど、 本作品は10人。 それぞれの作風はシリ... ...続きを見る
It's a Wonderful Lif...
2007/02/20 17:48
ユメ十夜:不思議な創作料理
★監督:実相寺昭雄ほか10名(2007年 日本作品) 京都シネマにて鑑賞。 ★解説(Yahoo!ムー... ...続きを見る
犬儒学派的牧歌
2007/02/20 22:32
映画「ユメ十夜」感想
映画「ユメ十夜」見ました(*´∀`*) 感想は続きから読んで下さいね|´Д` )|ノ あと、映画感想の記事に限り映画の評価として星をつける事にしました。 5つ星中の星の数にて判定しています♪ あくまで璃音の中での評価です。実際に判断されるのは皆様ですよ♪ ...続きを見る
自称ゲーマー女のヒトリゴト....♪
2007/02/23 00:05
ユメ十夜
 夏目漱石がこんな夢を見た。明治41年に彼が発表した10編の短編小説『夢十夜』を日本の映画監督11人がとりあげた異色の作品群。 ...続きを見る
とにかく、映画好きなもので。
2007/02/24 11:26
「ユメ十夜」
(2006年・日活/監督:実相寺 昭雄・市川 崑・他) 夏目漱石原作「夢十夜」を、10人のベテラン・新進監督が1話づつ演出を担当したオムニバス作品。監督の顔ぶれが、実相寺昭雄に始 ...続きを見る
お楽しみはココからだ〜 映画をもっと楽し...
2007/02/25 00:38
[ ユメ十夜 ]漱石からの挑戦状
[ ユメ十夜 ]を渋谷で鑑賞。 ...続きを見る
アロハ坊主の日がな一日
2007/03/03 08:57
夢遊描写
『ユメ十夜』を観た。 10人の監督による夏目漱石の短編集オムニバス。 こんな夢をみた。 &nbsp; 『第一夜』実相寺昭雄監督(久世光彦脚本)。 特撮上手…フィルムに愛される小泉今日子。 &nbsp; 『第二夜』市川崑監督。 モノクロ上手…悟る前に悟られるなかれ。... ...続きを見る
ふかや・インディーズ・フィルム・フェステ...
2007/03/30 19:48
「ユメ十夜」原作と読み比べ
ベテランと新鋭監督の豪華共演。「こんな夢を見た」という一言から始まる夢のオムニバスというアイディアは黒澤明の発明かとずーと思っていた。実は今から100年前に文豪夏目漱石先生がすらりと書いていたのだ。しかもこの言葉にほとんど拘っていない。監督:実相寺昭雄、... ...続きを見る
再出発日記
2007/05/04 15:23
夏目漱石『夢十夜』を映画化!『ユメ十夜』
  ユメ十夜 [DVD] - ...続きを見る
『三四郎』な人生論
2016/03/28 21:13

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
umikarahajimaruさん、TB&コメント&リンク&紹介、どうもありがとうございます!
 感激です!
 感激のあまり、umikarahajimaruさんトコのブログランキングはすべてクリックしました。
 リンクしてくださったのに、TBするのはヘンかもと思いつつ、TBしました。
 数ある「ユメ十夜」について書いているブログさんの中から、私の記事を見つけてくださって、本当にありがとうございます。
 そして・・・よくぞ、ここまでたくさんのリンクを集めましたね!
 これはすごいリンク集だと思います。
 私の方でも是非、紹介させて頂きたいと思います。
 どうもありがとうございました。 
とみ
2007/02/16 12:23
とみさま
コメント&TBありがとうございました。
とみさんの記事は、当日の舞台挨拶の雰囲気が伝わる素晴らしい記事だったと思います。ただし、松ケン中心ではありますが(笑)。
そちらのブログでもこの記事を紹介していただいたようで、本当にありがたい限りです。
umikarahajimaru
2007/02/16 20:44
umikarahajimaruさん、TBとコメントありがとうございました。
そして、よくぞ私のような細々ブログの記事を発見していただき、(しかもリンクまで)ありがとうございます。
当日の私のレポートはあまり詳しい報告をしていなかったので、お役に立てたかどうかは疑問ですが、こちらの記事は大変詳しく色々調べられていて感動しました。
実は『ユメ十夜』は、観たいと思っている作品のひとつなので、こちらの記事はとても参考になりました。
以前からumikarahajimaruさんのブログは存じ上げておりましたが、また時々寄らせていただきますね。これからもよろしくお願いいたします。
hyoutan2005
URL
2007/02/16 21:35
hyoutan2005さま
コメントありがとうございました。
>以前からumikarahajimaruさんのブログは存じ上げておりましたが
ホントですか? コメントなりくださればよかったのに!
今後ともよろしくお願いします。
umikarahajimaru
2007/02/17 02:07
TBありがとうございました。
皆さんおっしゃってますが、凄い情報量の記事ですね。軽く書いてしまった自分が恥ずかしいです。(笑)

「ユメ十夜」の公式サイトで各話の監督たちが「挑戦者」となっているところからも、原作の高い魅力を表現するのは至難の業なのかも知れませんね。
現代的なアレンジもそれなりに評価するものの私もumikarahajimaruさんと同様にもっとノスタルジックで、また原作により忠実な「夢十夜」の映像作品を見てみたいと思いました。
shiro_niji(白虹)
2007/02/17 10:21
shiro_niji(白虹)さま
コメントありがとうございました。
久々に書いた新作映画についての記事だったので、興味を持っていただけたらうれしいですね。
私の記事はともかく、この映画を宣伝してる人たちもかなり頑張ってると思います。初日が終わってそれでおしまいにはしていませんし、いろんな観点からこの映画に興味を持ってもらおうとしているのがよくわかりますし。
umikarahajimaru
2007/02/17 12:45
こんにちは。
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメントとトラックバックのお返しを失礼致します。

この作品は、十夜がそれぞれ自由な解釈がされており、観る人の好みが分かれるとは思いますが、原作である夏目漱石氏の短篇小説に是非触れてみたいと思わせられた一本でありました。

また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
たろ
URL
2007/02/17 15:25
はじめまして。TBありがとうございました。こちらに来てみたら、愛情溢れるスゴイ情報量!他の記事も(まだあまり読んでいませんが)多くの映画、ドラマ感想ブログとちょっと違った視点が感じられて、すごく興味深く感じました。
「ユメ十夜」本当にいろいろ自分の感性を掘り起こされるようでした。わからないながら難解というほどでもなく、むしろ原作のわからなさを「こんな見方もあるんだ」とわかるような気にさせてくれました。こちらの情報のうち、「朗読」は特にじっくり聞きたくなりました。いろいろありがとうございます!
きのこ
URL
2007/02/17 16:01
トラックバックありがとうございました。

原作、面白いですよね。ホラーなテイストの中に、フッと切なさが浮かび上がる、味わい深い短編集です。だからこそ、映画化を成功させるには、並大抵のことではないのだなと、感じ入りました(もう100年待たないとダメですか? ^^;)。

それでは、今後とも宜しくお願いします。
元・副会長
URL
2007/02/17 23:42
たろさま
コメント&TBありがとうございました。
>原作である夏目漱石氏の短篇小説に是非触れてみたいと思わせられた一本でありました。
この映画は、原作を読んだことがある人と読んだことのない人、漱石にある程度のイメージを持った人とそうでない人によって、受け止め方にかなり違いがあるみたいですね。
私も、映画を観て、はじめて原作に触れたクチですが、とてもよかったですね。原作も、原作に向かわせてくれた映画も。
umikarahajimaru
2007/02/18 08:01
きのこさま
コメントありがとうございました。
あの朗読はなかなかいいですよね。
混みあってるとなかなかサイトにつながらなかったりもしますが。
umikarahajimaru
2007/02/18 08:04
元・副会長さま
コメント&TBありがとうございました。
漱石はこの時、41歳だったらしいですが、原作者と監督の年齢差も、この映画化の大きなポイントだったかもしれない、なんて考えたりもしますね。
41歳に一番近い松尾スズキの作品がもっとも評判がいいというのは偶然ではないように思います。
umikarahajimaru
2007/02/18 08:13
TB、コメント有難うございました。
すごくたくさんの情報量にびっくりしました。
でも、なぜそんなつっこんだところまでご存知なのでしょう!?
うーん、どちらの方だか知りたいですぅ。
メイクルーム
URL
2007/02/18 10:09
メイクルームさま
コメントありがとうございました。
映画『檸檬のころ』も楽しみにしてま〜す!
umikarahajimaru
2007/02/18 14:30
度々スミマセン。
違うところの日記からTBさせていただきました。
よろしくお願いします。
メイクルーム
2007/02/18 22:36
メイクルームさま
BICCREATIONの方のサイトも、読ませていただきました。
“BIG”じゃないんですね。
当記事もご紹介していただいたようで、どうもありがとうございました。
Profileのところの写真にドキッとしました!
umikarahajimaru
2007/02/18 23:02

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
もっともっと映画『ユメ十夜』を楽しむ! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる