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zoom RSS 映画『武士の一分』や木村拓哉の魅力がきちんと伝わることを願って……

<<   作成日時 : 2006/12/06 08:23   >>

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画像 4週連続で興行ランキング1位の座を守っていた『デスノート the Last name』でしたが、とうとう1位の座を譲ることになりました。

 今週1位になったのは、山田洋次監督・木村拓哉主演の『武士の一分』でした。

 作品を観て思うことは、まあ、いろいろあるわけですが、ここで書きたいのはそうした感想ではなく、翻訳家・浅羽莢子さんのことです。

 浅羽莢子さんというのは、ジョナサン・キャロルやタニス・リー、ドロシー・L・セイヤーズなどの諸作品の翻訳で知られる翻訳家なわけですが、今年9月18日に病で亡くなられたのですね。浅羽さんとは全く面識はありませんが、私もちょっとだけ近しい業界にいたものですから、お亡くなりになったことを知って、ショックだったというか、何か言いようのない喪失感を感じたりもしたわけです。

 浅羽さんには、「浅羽莢子のFine、Peace!」というブログがあって、現在もまだ読むことができるんですが(それは病の兆しすら感じさせないまま、8月5日で更新が止まっています)、その中に「木村拓哉」というカテゴリーがあり、彼女がキムタクのファンだったということを知ることができます。

 熱狂的というよりは、節度のある、大人のファンであったことがそのブログを読むとわかるんですが、その中で、「今日、私としてはとても思い切ったことをしました」という書き出しで始まる記事があって、浅羽さんが『武士の一分』を非常に楽しみにしていたこと、そして海外にも『武士の一分』やキムタクの魅力がきちんと伝わることを願っていたことがわかって、胸が打たれます。

 彼女の『武士の一分』に対する思いは、(次から次へと手当たり次第に映画を観まくっている)私のそれとは違って、もっともっと真摯なものであったはずで、彼女の無念な気持ちを思うと、安易にあそこがよかったとか、ここはダメだったとか言えない気がするんですよね(人生の最後に1本だけ観たい映画を挙げろと言われたら、浅羽さんの答えはきっと『武士の一分』だったんじゃないか、とも考えたりします)。とはいいつつも、彼女は大人ですから、批判的な感想も冷静に受け止めたり、さらっと流したりできる方だとは思うのですが。

 たかが映画、されど映画っていうか、映画について書くなら、作った側の気持ちと、観たいと楽しみにして公開を待ち望んでいる側の気持ちも受け止めつつ、誠意を込めて書かなくちゃいけないということを改めて考えさせられた……というと、ちょっと大げさな感じもするんですが、浅羽さんのブログを読み返すと、ふとそんなことを考えさせられたりもするんですね〜。

 『武士の一分』を楽しみにしていて、しかし叶わなかった浅羽さんの思いは、行き場を失って、宙ぶらりんになってしまったわけですが、確かに私の心を揺さぶり、いろんなことを考えさせてくれました。

 ちょっとだけ気がかりなのは、浅羽さんが楽しみにしていて、しかし仕事の都合で観られないでいた「HERO」のスペシャルを、結局は観ることができたのかどうかということ。どうなんでしょう?

 謹んで浅羽さんのご冥福をお祈りいたします。

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