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zoom RSS やっぱり若くして成功する人は違う!? 一瀬隆重著『ハリウッドで勝て!』

<<   作成日時 : 2006/09/20 05:03   >>

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画像 書店でこの本を見つけた時は、ちょっとした自慢本かと思いました。
 成功してる人って、調子に乗って、ついついこんな本、出しちゃうんだよなあって。
 で、その時は、パラパラめくっただけで買わずに帰ったんですが、ふいに思いついて、この人のブログを見てみると、ちょっと面白いじゃないですか。映画の最前線で忙しく活躍している人の勢いが感じられるんですね。

 それで、この本にも興味を持って買って読んでみることにしました。

 この人のことは、オズという映画会社の社長で、Jホラーで当ててる人という認識しかなかったんですが、世に出て行くスピードの速さというか経歴が凄いですよ。

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 ◆一瀬隆重プロフィール

 1961年生まれ
 1970年代半ば 高校で自主映画サークル「いちせ会」を作る。高校時代に長短含めて12本制作。
 1979年(関西学院大学1年 18歳) 自主映画『ウルトラQ No.29 闇が来る!』制作。石坂浩二にナレーションを引き受けてもらう。全国で上映会を行なう。
 1981年(20歳) 石坂浩二に出演してもらい、『理想郷伝説』を制作。礼文島や大雪山でもロケを行なう。以降、監督ではなく、自主映画のプロデュースに転身。
 1983年9月(22歳) 本当に映画をやりたいなら大学にいても意味がないと浅丘ルリ子に言われて、大学を中退して上京。石坂ミュージカル・エンタープライズに転がり込む。
 同年 植岡善晴監督の8ミリ映画『夢で会いましょう』(ひさうちみきお、あがた森魚、神戸浩、辰巳琢郎、槍魔栗三助(のちの生瀬勝久)ら出演)をプロデュース。
 1984年(23歳) 手塚眞監督の商業映画『星くず兄弟の伝説』をプロデュース。
 1985年(24歳) 林海象監督の『夢見るように眠りたい』の配給を手がける(クレジットは「製作」)。
 同年 セゾングループの映画製作会社エグゼの立ち上げに参加。
 1986年(25歳)  『夢見るように眠りたい』でベネチア国際映画祭へ
 1987年(26歳) 製作費10億円の映画『帝都物語』(実相寺昭雄監督)をプロデュース(クレジットは「製作総指揮」)。2億円かけて、昭和2年の銀座のセットを作り、H.R.ギーガーにクリーチャー・デザインを頼む。
 1988年(27歳) 香港との合作で『孔雀王』(監督ラン・ナイチョイ)の特撮部分をプロデュース(クレジットは「SFXプロデューサー」)。
 同年10月 エクゼ退社。
 1989年3月 自分の映画会社「オズ」を立ち上げる
 同年(28歳) 『帝都大戦』を監督
 1991年(29歳) 『就職戦線異状なし』(監督金子修介)をプロデュース(クレジットは「プロデューサー」)。
 1992年(31歳) アメリカに法人「オズラ・ピクチャーズ」を設立。東映ビデオのアメリカ版Vシネマ「Vアメリカ」を手がける。
 1993年(32歳) オズラ・ピクチャーズで『ネクロノミカン』(監督は、ブライアン・ユズナ、クリストフ・ガンズ、金子修介)を製作。
 同年 「Vアメリカ」で『ヤクザVSマフィア』(ヴィゴ・モーテンセン出演)製作。
 1994年(33歳) 「Vアメリカ」で『刺青 IREZUMI』(ヴァージニア・マドセン出演)、『NO WAY BACK 逃亡遊戯』(ラッセル・クロウ出演)、『クライング・フリーマン』製作。
 1996年(35歳) 「Vアメリカ」で『DRIVE 破壊王』(ブリタニー・マーフィー出演)(公開は1997年)、『クリスマス黙示録』(天海祐希出演)製作。以上で「Vアメリカ」中止(Vシネマのプロデュースは続ける)。
 同年 オズラ・ピクチャーズを解散して、アメリカから帰国。
同年 オメガ・プロジェクトを立ち上げる。
 1998年(37歳) オメガ・プロジェクトから抜ける。
 同年 『リング』(監督中田秀夫)をプロデュース(公開は1999年1月)。
 1999年(38歳) Vシネマ版『呪怨』(監督清水崇)をプロデュース(続けて『呪怨2』も)。
 2000年(39歳) 『LOVE SONG』(伊藤英明、仲間由紀恵主演)をプロデュース。
 2001年(40歳) 『修羅雪姫』で製作委員会の幹事会社となる。
 2002(41歳) 映画版『呪怨』製作(公開は2003年1月)。
 2003年(42歳) 『呪怨2』をクランクイン。
 2004年(43歳) 『THE JUON/呪怨』にプロデューサーとして参加(企画は2002年の段階から)。
 同年10月22日 『THE JUON/呪怨』全米で公開。初日だけで15億円を稼ぎ出す。2週連続1位(日本人プロデューサーとしては初)
 2006年4月 20世紀フォックス映画とファーストルック契約を交わす。
 2006年10月 『THE JUON/呪怨』の続編『THE GRUDGE2』全米公開。
 2006年12月 プロデュース作品『犬神家の一族』(監督市川崑、主演石坂浩二)公開。
 2007年 活動拠点をLAに移す。

 その他、進行中の企画:コミック『寄生獣』の映画化(監督清水崇)、パラマウント映画でホラー映画企画(清水崇監督)、『エンティティー 霊体』のリメイク(監督中田秀夫)、ワーナー・ブラザース映画で『クリープショー』のリメイク、ニューラインシネマで『感染』『予言』のリメイク、サム・ライミのゴーストハウス・ピクチャーズで『YOMI』を製作(原案も)。

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 どうも成功者というのは、何でも自分の手柄にする傾向があって、本当はそんなに大きな役割は果たしてないのに大きく吹いているっていうケースもあるかと思うんですが(例えば、『リング0 バースデイ』(2000)でまだ無名に近かった仲間由紀恵を起用したと自慢気に語っていますが、彼女はその2年も前に『神様、もう少しだけ』(1998)で注目されていたし、2000年にはテレビで『トリック』も始まっているます)、話半分にしても凄いですね。凄すぎます。

 この本を読むと、本当は、彼の人生は、その時その時で挫折しまくり(明らかに失敗した作品も多い)なんですが、その度ごとに大きくステップアップしてきているのもわかります。それも凄いですね。

 ただ、今は「ホラー映画の一瀬隆重」として名声を得ていますが、いつまでもホラーっていうわけにはいかないだろうし(現に邦画ではホラーだらけで、しかもどれも新鮮味がなくてスルーされてしまっているし)、これが飽きられた時、ホラー以外の作品をどう仕掛けていけるかというのが次の勝負どころでしょうか。『犬神家の一族』のリメイクっていうのは、そのいい試金石になりそうです。

 まあ、それにしても、映画っていうのは、人がつながり出すと、どんどんつながってきて、それがまた結果(作品)に結びつくというのがわかって(今更ですけど)、面白かったですね。

 なお、本書のタイトルは、『ハリウッドで勝て!』であって、『ハリウッドに勝て!』ではないので、念のため(本書は、映画界に憧れを持つ若い人向けに書かれたようなところもあって、だから、これから映画界に入って来ようとしている人を鼓舞しようと意識してこういうタイトルになっているんですね)。

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 allcimemaONLINEでの一瀬隆重氏のフィルモグラフィー:http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=25750

 IMDbでの一瀬隆重氏のフィルモグラフィー:http://us.imdb.com/name/nm0406772/

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
「成功」ってのはいくら稼いだとかじゃないと思うんですよね
自分がしている事にどれだけ満足できてそれが人に認められるかが重要かと
>一瀬隆重さん
経歴を見るととにかく行動力が凄いですね
やれるかどうかよりも当たって砕けろの精神と見受けられます
せっかくの人生やりたいことで満足したいもので
私もその姿勢は見習いたいと思います
ショーン
2010/11/10 22:33

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