海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS ようやく観られた! 映画『インプリント ぼっけえ、きょうてえ』

<<   作成日時 : 2006/06/10 18:05   >>

トラックバック 15 / コメント 28

 ようやく観ることができました映画『インプリント ぼっけえ、きょうてえ』。

 本当は原作者(岩井志麻子)さんのトークが予定されていた先週の土曜に観に行ったのですが、上映3時間前であるのにも拘らず、既に立ち見が5人いると言われ、すごすごと退散したのでした(できれば快適な状態で観たかったので)。
 やっぱり最初から平日に観に行くことにすればよかったと思いましたが、それでも私が観た平日の回で、上映40分前で整理券番号31番でした(最終的には90%くらいの入りでした)。
 3分の1くらいが女性で、サラリーマンらしいスーツ姿の人もちらほら。全体的にはちょっとオタクっぽい感じの客層でした。

画像

 本編上映前の予告編は、『猫目小僧』『MEAT BALL MACHINE』『アルティメット』『蟻の兵隊』『ドッグ・デイズ』という全く脈絡のないラインナップ(最初はホラー映画である本作に合わせた予告編なのかとも思いましたが、そういうことでもなさそうで『猫目小僧』以外はここシアター イメージフォーラムでの上映予定&上映中の作品でした)。トークショーがあった日は、トークショーの前に予告編の上映があったのか、岩井志麻子さんが『猫目小僧』と楳図かずお作品に関して話すということもあったようです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 【オープニング】

 白地に血が滴っていって、画面いっぱいが真っ赤に染まる。その上に、“MASTERS OF HORROR”が出たあと、各作品の一部をつないだと思われる一続きのオープニング・タイトル(ニヤリと笑う人形、狼、丘の上に十字架のシルエット、振り下ろされる斧のシルエット等)が続く。

 続いて、本編。
 夜の川面に靄が立ち込めている。その上をゆっくりと1艘の小舟が島に渡る男たちを乗せて進んでくる。その中に1人だけ外国人クリストファー(ビリー・ドラゴ)がいる。
舟は流れてきた土座衛門に進行を止められる。船頭は、慣れたことのようにそれを櫂で脇に押しやるが、それは、妊婦の土座衛門なのだった……。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 アメリカ資本だけれど、監督も出演者もスタッフも日本人だから、てっきり日本語作品だと思っていたら、台詞は全編英語で、日本語字幕が出ます。あれ〜、そういうことなのかあと、まず意表をつかれました。
 制作の条件に「台詞は英語」ということがあったようで、原作にはないクリストファーという人物が追加されていて、物語は、彼の目を通して描かれます。
 フィルムかデジタルかどちらなんだろうと思っていましたが、テレビ作品なのでやっぱりデジタルでスタンダード・サイズ。でも、“赤”の発色が非常に印象的な作品になっていました。最近のデジタルはこれくらいは普通なのか、それともスタッフ(撮影は栗田豊通)の力によるものなのでしょうか。

 ここでスタッフ&キャストをおさらいしておきます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 【スタッフ】

 日本一忙しい映画監督を支えるのは、気心の知れた“三池組”と呼ばれる常連スタッフで、本作でも、これまでたくさんの三池作品に参加したスタッフが関わっています。

 ■監督 三池崇史
 本人には、“マスターズ・オブ・ホラー”であるという認識はないらしいが、海外における『オーディション』(00)や『殺し屋1』(01)の反響&受け入れられ方が、そういう印象を強め、今回“マスターズ・オブ・ホラー”の1人に選ばれることになったらしい。
 ホラー系の作品には、他に『美しい夜、残酷な朝』(04)、『着信アリ』(04)など。

 ■原作 岩井志麻子
 64年岡山県生まれ。
 原作小説の映画化は、原田眞人監督の『自由戀愛』(04)に次いで2作品目。
 中村ウサギに関するドキュメンタリー『UTAKATA ウタカタ』(04)には本人として出演。
 パパイヤ鈴木、千葉雅子、及川奈央、恵俊彰、伊原剛志、津田寛治が監督したテレビ・ドラマ『ファンタズマ 〜呪いの館〜』(04)では、企画監修という立場で参加。
 本作にも印象的な役で出演しているほか、『シベリア超特急3』(02)にも役者として出演している。
 本作の原作である『ぼっけえ、きょうてえ』(角川ホラー文庫に収録)は、日本ホラー小説大賞を受賞し、その結果、映画化が約束されていたはずなのにも拘らず、映画化不可能とみなされて映像化されていなかったようなのですが、今回、こうして映画化され、版元の関係会社となった角川ヘラルド映画によって配給されることになりました。

 ■脚本 天願大介
59年東京生まれ。『妹と油揚』(91)で、ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード90の審査員特別賞、最優秀男優賞を受賞。『アジアン・ビート アイ・ラブ・ニッポン』(91)や『無敵のハンディキャップ』(93)を監督するが、『AIKI』(02)を最後に監督作品は発表していない。脚本家として、父・今村昌平監督の『うなぎ』(97)、『カンゾー先生』(98)、『赤い橋の下のぬるい水』(01)、林海象監督の『我が人生最悪の時』(94)などの作品を担当。三池とは、『オーディション』(00)以来のコンビとなる。
 本作と『オーディション』(私は、以前レンタルしたけれど、結局観られないまま返却してしまい、今のところ未見)は、ある“痛いシーン”を通して、相通じ合うものがあるらしい。
 『妹と油揚』の妹とイズナの関係もちょっと『ぼっけえ、きょうてえ』を思わせなくもない。

 ■撮影 栗田豊通
 50年生まれ。アラン・ルドルフ監督の『トラブル・イン・マインド』(86)、『モダーンズ』(88)、ロバート・アルトマン監督の『クッキー・フォーチュン』(99)等で知られる国際的な撮影監督だが、これまではホラーもそれに類する作品も手がけたことがない。
 日本人の監督と組むのは、相米慎二監督の『お引っ越し』(93)、大島渚監督の『御法度』(99)などに続いて久しぶり。

 ■衣装 北村道子
 49年、石川県生まれ。元々はスタイリスト。映画の衣装を手がけることになったのは森田芳光監督の『それから』(85)から。是枝裕和監督の『幻の光』(95)、竹中直人監督の『東京日和』(97)、黒沢清監督の『アカルイミライ』(03)、犬童一心監督の『メゾン・ド・ヒミコ』(05)など、“一般映画”の衣装も手がけるが、むしろ、紀里谷和明監督の『CASSHERN』(04)、塚本晋也監督の『双生児』(99)ほか、『東京ゾンビ』(05 クレジットはスタイリスト)、『乱歩地獄』(05)など“特殊な作品”に、自由な発想でユニークな衣装を供することで評判が高い。三池監督とは『殺し屋1』(01)、『妖怪大戦争』(05)、『46億年の恋』(05)で組む。
 最新作は『笑う大天使(ミカエル)』(05)。

 ■美術 佐々木尚
67年、千葉県生まれ。多摩美術大学デザイン科出身。
主な作品に、『双生児』(99)、『I.K.U.』(01)、『ケイゾク』(01)、『Laundry ランドリー』(01)、『Soundtrack』(01)、『玩具修理者』(01)、『贅沢な骨』(01)、『凶器の桜』(02)、『キューティーハニー』(03)、『恋愛寫真』(03)、『約三十の嘘』(04)、『下弦の月 ラスト・クオーター』(05)、『陽気なギャングが地球を回す』(06)。三池監督とは『殺し屋1』(01)、『妖怪大戦争』(05)、『46億年の恋』(05)で組む。クエンティン・タランティーノ作品『KILL BILL』(03)にも参加する。
 スタイリッシュな美術は、師である木村威夫譲り。

 ■プロデューサー 井上文雄
 『湘南爆走族』(87)『800 TWO LAP RUNNERS』(94)『うなぎ』(97)『たどんとちくわ』(98)『竜馬の妻とその夫と愛人』(02)で助監督、『天と地と』(90)で監督助手。
『きけ、わだつみの声』(95)で製作プロデューサー、『アンドロメディア』(98)で制作プロデューサー、『汝殺すなかれ』(96)『ISOLA 多重人格少女』(00)『死者の学園祭』(00)『狗神』(01)『ピンポン』(02)でプロデューサー。『福耳』(03)でライン・プロデューサー、『ジョゼと虎と魚たち』(03)で共同プロデューサー。
 三池監督と組むのは、『着信アリ』(04)『妖怪大戦争』(05)に続いて3度目(プロデューサーとして)。

 ジェニー・ルー・トゥジェンド
 『フリー・ウィリー』シリーズ、『この胸のときめき』(00)などの製作を手がける。

 ローレン・ワイスマン
 『失踪』(93)で製作総指揮、『ダンス・ウィズ・ミー』(98)で製作を担当。

 ■共同プロデューサー 中村陽介

 ■ライン・プロデューサー 山本章
 『式日』(00)で制作担当、『ほとけ』(01)『フィラメント』(01)でライン・プロデューサー、『着信アリ Final』(06)でプロデューサーを務める。

 ■音楽 コージー・エンドウ Jr.(遠藤浩二)
 64年生まれ。三池監督と組むことが極めて多い作曲家。
 『極道黒社会』(97)『FULL MENTAL 極道』(97 OV)『中国の鳥人』(98)『岸和田少年愚連隊 望郷』(98)『日本黒社会』(99)『DEAD OR ALIVE 犯罪者』(99)『天然少女萬』(99 TV) 『オーディション』(00)『漂流街』(00)『ビジターQ』(01)『荒ぶる魂たち』(01)『カタクリ家の幸福』(01)『DEAD OR ALIVE FINAL』(01)『SABU さぶ』(02)『新・仁義の墓場』(02)『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』(02)『許されざる者』(03)『極道恐怖大劇場 牛頭』(03 OV)『着信アリ』(03)『ゼブラーマン』(04)『美しい夜、残酷な朝』(04)『IZO』(04)『妖怪大戦争』(05)。
 三池作品以外では、望月六郎監督と組むことも多い。『藪の中』(96)『外道』(98 OV)『通貨と金髪』(99)『不貞の季節』(00)『獅子の血脈』(01)『Jam Films』(02)『マッスルヒート』(02)『イズ・エー』(03)『かまち』(04)『怪談新耳袋 劇場版』(04)『援助交際撲滅運動 地獄変』(04)『さよならミドリちゃん』(05)『鳶がクルリと』(05)『ナイチンゲーロ』(06)など。

 ■照明 金沢正夫
 三池監督と組むのは今回が初めて。
 主な担当作品は、『降霊』(99 TVM)『sWinG maN スイングマン』(00)『みずゞ』(01)『狗神』(01)『ぷりてぃ・ウーマン』(02)『黄泉がえり』(02)『UNloved』(02)『クイール』(03)『HAZAN』(03)『苺の破片(かけら)』(04)『不良少年(ヤンキー)の夢』(05)。

 ■録音 鶴巻仁
 三池監督とは、『極道恐怖大劇場 牛頭』(03 OV)『IZO』(04)『WARU』(06)で組む。
 その他の作品に、『金融腐蝕列島 〔呪縛〕』(99)『SUMMER NUDE サマーヌード』(02) 『カクト』(02)『ラヴァーズ・キス』(02)『村の写真集』(03) 『零 ゼロ』(03) 『アイノカラダ』(03)『八月のかりゆし』(03)『偶然にも最悪な少年』(03)『蛇イチゴ』(03)『いま、会いにゆきます』(04)『風音(ふうおん)』(04) 『ローレライ』(05)『ALWAYS 三丁目の夕日』(05) 『水に棲む花』(06 美術も)など。

 ■音響効果 柴崎憲治
 三池作品では『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』(02)『新・仁義の墓場』(02)『着信アリ』(04)『妖怪大戦争』(05)の音響効果を担当。
 『リング2』(99)『仄暗い水の底から』(01)『呪怨2』(03)『予言』(04)『輪廻』(05)などホラーのサウンドエフェクトを担当することも多い。
 その他の音響効果作品に、『Shall We ダンス?』(96)『BULLET BALLET バレット・バレエ』(99)『六月の蛇』(02)『AIKI』(02)『スカイハイ 劇場版』(03)『ドラゴンヘッド』(03)『自由戀愛』(04)『戦国自衛隊1549』(05)『狼少女』(05)『TAKESHIS’』(05)『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)『東京ゾンビ』(05)『小さき勇者たち 〜GAMERA〜』(06)『LIMIT OF LOVE 海猿』(06)『テニスの王子さま』(06)『夜のピクニック』(06)など多数。

 ■編集 島村泰司
 ほとんど三池監督専属のような編集マン。
 『極道戦国志 不動』(96)『極道黒社会』(97)『岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇』(97)『中国の鳥人』(98)『岸和田少年愚連隊 望郷』(98)『アンドロメディア』(98)『日本黒社会』(99)『DEAD OR ALIVE 犯罪者』(99)『DEAD OR ALIVE2 逃亡者』(99)『オーディション』(00)『漂流街』(00)『ビジターQ』(01)『荒ぶる魂たち』(01)『天国から来た男たち』(01)『SABU さぶ』(02)『新・仁義の墓場』(02)『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』(02)『許されざる者』(03)『極道恐怖大劇場 牛頭』(03 OV)『着信アリ』(03)『ゼブラーマン』(04)『IZO』(04)『妖怪大戦争』(05)など。
 その他の作品に、『皆月』(99)『火星のカノン』(01)『東京ゾンビ』(05)など。

 ■特殊メイク 松井祐一
 『リング』(98)『らせん』(99)で特殊メイク。『極道恐怖大劇場 牛頭』(03 OV)『レイクサイド マーダーケース』(04)『感染』(04)『輪廻』(05)で特殊造形を担当。『妖怪大戦争』(05)で特殊メイク&造形を担当。
 “マスターズ・オブ・ホラー”13作品のうちでSpecial Effectsとしてクレジットされているのは彼だけ。

 ■CGIプロデューサー 坂美佐子
 三池作品では『荒ぶる魂たち』(01)『天国から来た男たち』(01)『極道恐怖大劇場 牛頭』(03 OV)『着信アリ』(03)『ゼブラーマン』(04)『IZO』(04)『妖怪大戦争』(05)を担当。
 その他の作品に『レイクサイド マーダーケース』(04)『佐賀のがばいばあちゃん』(06)『着信アリ Final』(06)。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 【キャスト】

 ビリー・ドラゴ(クリストファー) 『ペイルライダー』(85)『アンタッチャブル』(87)などで知られる俳優だが、『漂流教室』(95 OV)『トーキョウ・ドール』(97)など日米合作映画へも積極的に出演している。

 工藤夕貴(女郎) 『ミステリー・トレイン』(89)『ピクチャーブライド』(94)『ヘヴンズ・バーニング』(97)『ヒマラヤ杉に降る雪』(99)『SAYURI』(05)など、海外の作品への出演も多い。本作ではわざと日本語訛りの英語をしゃべったとか。

 美知枝(女郎・小桃) 公式サイト(http://www.scenemichie.com/)もあるけれど、ほとんど情報はなく、プロフィールなど詳細は不詳。

 根岸季衣(遊郭の内儀) 三池作品では『オーディション』(00)『妖怪大戦争』(05)に出演。英語作品はおそらく初めて。

 マメ山田?(遊郭の客引き) たぶんマメ山田さんだと思うんですが、間違ってたらゴメンナサイ。

 木下ほうか(工藤夕貴の父役) 出演作は数多いが、三池作品はおそらく『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』(02)に次いで2本目。と思ったら、『殺し屋1』(01)にも出演していました(shitoさま、貴重な情報ありがとうございました)。

 岩井志麻子(小桃を折檻する先輩女郎) 原作の映画化に条件はつけなかったが、出演を希望したらしい。

 塩田時敏(「ボネペティ」と言う男) 映画評論家にして三池映画出演の常連。『46億年の恋』完成披露試写会でのティーチ・イン、および、本作の2度のトークショーでは司会を務めた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 【本当に問題作なのか?】

 本作がアメリカでの放映が認められず(事前に台本のチェックは済んでいたのに)、日本でも映倫の審査をパスできなかったのは、どうやら小桃の折檻シーンが原因のようです。
 それほど凄まじいかと言えば、確かに“痛々しく”はあるのですが、直接描写はないし、これを越える“痛い”シーン、えげつないシーンがこれまで映画になかったかというと必ずしもそんなことはないと思います。石井輝男とか松井良彦とか『闇の中の魑魅魍魎』とか……。最近でも、全くそんな映画じゃないはずの韓国映画『もし、あなたなら 〜6つの視線』(03)に、うげげげげっとさすがに私も目を伏せたくなってしまうシーンがありました(しかもこっちはマジです)。
 日本でもアメリカでも、社会が保守化し、コードが厳しくなってきているということでしょうか。
放送禁止、上映禁止は配給サイドの宣伝戦略によるもので、本当は全然そんなことはなかったんじゃないのかということも私の頭をよぎりましたが、公開初日には失神して救急車で運ばれる人も出たそうです(これもちょっと宣伝戦略っぽいな〜)。

 【原作との相違】

 @人物設定&言語 女郎(工藤夕貴)の話の聞き手を外国人とし、彼が懇ろになった女郎を探しているという設定にし、全編英語にしたところ。
岡山弁が、原作世界の土着性、忌まわしさ、地方で闇から闇に葬られるはずの因習譚・因縁話をリアルで、魅力的なものにしているのに、英語にしたことで、それが一切そげ落とされてしまったのが、残念です。「台詞は英語」が制作の条件であったとすれば、まあ仕方がないことなのですが。
 外国人記者が怪談を聞くという設定は、ラフカディオ・ハーンを思い出させたりもします。
 ちなみに、字幕翻訳は村田恵、監修はクリスチャン・ストームズ(彼は『サウスパーク 無修正映画版』『TAMALA2010』『8mile』でも監修を担当しています)。

 A折檻シーン 原作では「つるして、火のついた松葉でいぶる」といった短い描写しかないのですが、本作では火のついた線香を脇の下に押し付け、串を爪の間と、唇と歯茎の間に突き刺す、などという“映画的な描写”に変えられています。

 B状況設定 原作では、女郎による一夜の寝物語を聞き手が聞くだけなのですが、映画では、主人公(外国人記者)が、隔絶された小島に人を探しに行くという設定になっていて、ロジャー・コーマン作品をはじめ、クラシックなホラー作品(“館もの”など、の典型的な設定&導入部で、主人公はある一定の時間そこから逃げ出すことができない)を連想させます。

 C伏線 原作では、結末に関わる伏線が冒頭で示されているのですが、それがカットされているのが残念。

 D結末 聞き手を物語に関わる人物としたことで、最後は主人公を再び物語に関わらせています。恐ろしくなった聞き手が語り手である女郎を銃で撃ってしまうということですが、この時、殺される女に一瞬小桃の姿をオーバーラップさせています。本当は話をしていたのは、小桃本人ではないかと観客に思わせる仕掛けで、そういう風にも見られるように作ってあるということでしょう(エドガー・アラン・ポー『大鴉』あたりからの発想?)。
 本当にそうだったかはともかく、女郎が語る物語の中の小桃は赤髪で、女郎(工藤)は青髪、語り手の女郎(工藤)は黒髪になっています。
 最後にクリストファーは獄中で廃人のようになっていますが、これもアジアやアフリカの土着の文化、暗黒の文化に深入りした欧米人の頭がおかしくなってしまうといった物語の典型的なパターンだと思われます(ダン・シモンズ『カーリーの歌』「バンコクに死す」とか、ピーター・ストラウブ『ココ』とか、『地獄の黙示録』をはじめとする一連のベトナム戦争ものとか)。

 Eクリーチャー 『バスケット・ケース』『ワンダーアーム・ストーリー』『広告業界で成功する方法』などを連想させます。

 【感想をもう少しだけ】

 ・貧しい村・家に生まれた女が売られて女郎になるという物語をアメリカ資本で映画化というとどうしても『SAYURI』を思い出させます。工藤夕貴が出ているから尚更ですが、『SAYURI』の陰画が『インプリント』ということなのでしょう。

 ・原作もホラーと言えばホラーですが、土着性、因習性、忌まわしさがかなり強い作品になっています。つまり単なる“恐がらせるだけの作品”にはなっていないということで、胎児を“間引き”しなければならないほどの貧農たちの住む貧村があり、そうした貧農たちにも蔑まれるような一家を作り出してしまうような社会性、社会構造が存在した、というところまで書き込まれたので傑作になったのですが、映画の方はさすがにそこまでのレベルには行けていません。最終的に印象に残ってしまうのが、“折檻”と“クリーチャー”だったりします。それはもったいないですね。そこまで行けたら放映禁止、上映禁止にはならなかったと思うのですが……。

 ・ホラー映画の常道として、わざとまわりを暗くしたり、フィルターをかけて古色蒼然たる雰囲気を出したりするものですが、本作には、そういう“ごまかし”がなく、好印象を持ちました。
映画の中に、「本物の血で描いた地獄絵図」というのが出てきますが、本作自体にも「赤」を効果的に使われていて、「血で描いた映画」を意図したのではないかと思われました。

画像

 ・まあ、かなり酷いものじゃないのかという予想していたのですが、全然大丈夫でした。三池作品として、最高ランクに位置する作品ではないにしても、ある種の水準は余裕でクリアしているし、話題性もあり、「読みどころ」もある作品なので、観てよかったと思いましたね〜。

 ・岩井作品はこれからも続々映像化されることになるでしょうが、私としては、『楽園 ラック・ヴィエン』『夜啼きの森』の映画化を期待したいと思います。前者は、トラン・アン・ユン監督で、主演をトラン・ヌン・イエン・ケー(ただし日本語の台詞はしゃべらせない。モノローグや字幕で処理する)でやってみれば面白いと思うのですが、どうでしょうか。ただし、『楽園 ラック・ヴィエン』は、竹中直人が映画化権を取得したと聞いた覚えもあります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 【リンク集】

 ・三池崇史インタビュー TOKYO HEADLINE web:http://www.tokyoheadline.com/vol257/inter02.html

 ・三池崇史の連載エッセイ 「三池崇史のシネコラマ」:http://www.asahi-mullion.com/mullion/column/miike/#back
 第26回、第28回、第29回あたりが本作の関連記事になります。

 ・ゆうばり国際ファンタスティック映画祭での上映レポート:http://www.yubarifanta.com/rep_read.php?number=409

 ・TBSラジオ 古田新太の「ふるチン」に三池監督がゲスト出演した時(第8回)の模様の再録:http://tbsradio.cocolog-nifty.com/furuchin/

 ・公開初日 トークショーの再録 公式HP:http://www.moh13.jp/report/index.html

 ・公開初日に関する記事 CINEMA TOPICS ONLINE:http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=2009

 ・岩井志麻子さんのトークショー付き上映にいらした方のレポート
 「レザボアCATs」さんのブログ:http://blog.livedoor.jp/beyonceyou/archives/50319599.html
 「嗚呼、テレ日トシネマ〜雑記〜」さんのブログ:http://d.hatena.ne.jp/eichi44/20060604/p1

 ・ここにもこんな記事が「YUKI’sあ〜とわ〜くす」:http://yukicreate.jugem.jp/?eid=207

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 本作のDVDは、8月25日にレンタル開始されるそうなので、劇場でもスカパーでも観られない方はそちらでどうぞ!

 [そんな映画なら観たくなるでしょ?!]

 なかなか頑張ったじゃない?と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(15件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
マスターズ・オブ・ホラー「インプリント」
いまだに「台風クラブ」の工藤夕貴っていうのも失礼ですが。渡米してハリウッドで今後 ...続きを見る
映画日記「ロバの耳」
2006/06/10 22:03
インプリント ぼっけえきょうてえ:死んだものより生きているものがひどいことをする T.I.F
月曜日夜9時半からのレイトショーというのに、やたらと入りがいい。1時間前に整理券もらったのに20番こんなこと初めてだ。三池監督は人気あるね。 夜の闇にまぎれて小船が進んでいく。船には人足のような男たちが乗っている。男たちはみなうれしそうだ。これから船が着く.. ...続きを見る
気ままに映画日記☆
2006/06/10 22:39
『インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ』(劇場版)
岩井志麻子が山本周五郎賞と日本ホラー小説大賞を受賞した小説を、三池崇史が工藤夕貴を主演に迎え映画化。世界中から13人のホラー映画の巨匠たちが結集し誕生したプロジェクト『マスターズ・オブ・ホラー/恐ー1グランプリ』(なんちゅータイトル・・)の一編としてスカ... ...続きを見る
моя комната (私の部屋)
2006/06/11 01:56
こわいじゃろ? 地獄へ堕ちるぞ
113「インプリント ぼっけえ、きょうてえ」(アメリカ)  時は明治の頃か? アメリカ人の文筆家クリスは放浪の末女を買うために男が集まる川の中の小さな島を訪れる。クリスは一人の女・小桃を探していたのだが、そこにはおらず、別の女性と夜を共にすることにする。不思議な雰囲気を持つその女は小桃のことを知っていると言う。少しずつ過去を語る女。それは現実とも妄想とも言える恐ろしい夜の始まりであった。 ...続きを見る
CINECHANの映画感想
2006/06/11 02:53
インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜(舞台挨拶付き)
【映画的カリスマ指数】★★★★☆ ...続きを見る
カリスマ映画論
2006/06/11 18:36
35.インプリント/ぼっけえ、きょうてえ(トークショーつき)
←三池崇史監督と、原作者/岩井志麻子の、サインも見てね♪ ...続きを見る
レザボアCATs
2006/06/15 00:45
※3.『ぼっけえ、きょうてえ』
作者/岩井志麻子&nbsp;“己、自ら地獄行きを選んだ、女”&nbsp;第六回日本ホラー小説大賞と、山本周五郎賞を受賞。その他、『岡山女』が直木賞ノミネート・・・ そして今年’06年に、映画『インプリント ぼっけえ、きょうてえ』が公開された。映画の感想は、.... ...続きを見る
レザボアCATs
2006/06/23 18:03
《インプリント ぼっけぇ、きょうてえ》
店長「『インプリント ぼっけぇ、きょうてえ』見てしまった・・・」 僕「映画秘宝読 ...続きを見る
ダメだし書店
2006/09/06 19:05
『インプリント〜ぼっけえきょうてえ』
時代は変われど『殺し屋1』とまったく変わらぬ、木下ほうか氏。 ...続きを見る
ねこのひたい〜絵日記室
2006/09/27 15:30
マスターズ・オブ・ホラー/インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~ (Masters Of Horro...
監督 三池崇史 主演 工藤夕貴 2005年 アメリカ映画 63分 ホラー 採点★★★ そっかぁ。あそこは地獄に通じる穴だったのかぁ。通りで、深入りするとろくな目に遭わないわけだ。 【ストーリー】 かつて愛した遊女の小桃をアメリカへ連れて帰るため、日本中の遊郭で彼女を探し.. ...続きを見る
Subterranean サブタレイニア...
2007/02/07 10:39
映画「マスターズ・オブ・ホラー/インプリント 〜ぼっけえ、きょ...
「着信アリ」の三池崇史監督作品。アメリカのTV局“SHOWTIME”が企画したホラー・プロジェクト<マスター・オブ・ホラー>。トビー・フーパー、ダリオ・アルジェント、ジョン・カーペンターはじめホラー界を代表する巨匠監督13人がホラー作品を競作したアンソロジー・プロ... ...続きを見る
しょうちゃんの映画ブログ
2007/02/07 11:25
マスターズ・オブ・ホラー 恐-1グランプリ 三池崇史
インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜 監督 : 三池崇史 出演 : 工藤夕貴 , ビリー・ドラゴ , 美知枝 , 根岸季衣 原題 : Imprint 脚本 : 天願大介 原作 : 岩井志麻子 ... ...続きを見る
Ossan's Blog
2007/02/10 20:10
マスタ−ズ・オブ・ホラー/インプリント〜ぼっけぇきょうてぇ〜
                                                                                                                                                            {/hearts_pink/}人気blogランキング{/hearts_pink/} ...続きを見る
我想一個人映画美的女人blog
2007/08/28 09:59
マスターズ オブ ホラー インプリント~ぼっけぇきょうてぇ~って怖いの?
ホラー映画洋画 ホラー映画初心者のすけきよです。マスターズ・オブ・ホラーでなぜか日本代表になった三池監督の「インプリント~ぼっけぇきょうてぇ~」観ました。 DMMでレンタルする あらすじ:おそらく、日本の明治時代のとある地方。愛する小桃を探し求めて日本を放浪するアメリカ人文筆家ク.. ...続きを見る
ホラー映画って呪怨が怖いの?
2007/08/29 23:57
インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜
キタコレ 相当、萎えました ...続きを見る
Screen saver☆
2008/04/29 17:37

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(28件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちわ。TBありがとうございました!
が、またしてもgooとの相性がよろしくないようで反映されてなくてすみません〜。再度トライしてみますね。
クリーチャーのお姉さん、やはり『バスケットケース』ですよね! 見たとき咄嗟に思い出して、声出して笑っちゃいました…。
木下ほうか氏ですが、三池作品出演の最初は『殺し屋1』だと思います。そして役どころが本作とカブってるところが、なんとも。
shito
URL
2006/06/11 08:10
記事へのリンクありがとうございました。
岩井志麻子さんののエージェントより今回の映画のフィギャアを依頼されまして制作したのですが、実は映画の事はよく分かっていませんでした。
海から始まるさんのblogを見てしっかり勉強できました(笑)
ありがとうございます。
リンクですが、上記だとTOPに飛んでしまうので、下記をお使いくださいませ。よろしくお願い致します。
http://yukicreate.jugem.jp/?eid=207

また岩井志麻子さんフィギャアの数ショットは明日HP(http://www.yukicreate.net)に掲載予定ですので良かったら覗いてみてくださいませ。
YUKI
URL
2006/06/11 08:58
shitoさま
コメントありがとうございました。
木下ほうかさん、goo映画で調べたら、確かに「セーラの情夫」という役で出ていました。
それにしても「本作とカブってる」だなんてよく憶えていらっしゃいますね〜。木下ほうかさんはいろんな映画にちょこちょこっと出ているので、何に出てるか出てないか、私の中ではすっかり曖昧になってしまっているんですが……(一番印象的なのは『コンセント』かな?)。ひょっとすると、『インプリント』は、shitoさんのような熱心な三池映画ファンにとってはもっともっと楽しめるように作ってあるのかもしれませんね。
umikarahajimaru
2006/06/11 15:28
YUKIさま
コメントありがとうございました。あの作品に関しては、やっぱり「フィギュア」じゃなくて「フィギャア」なんですね〜。ところでその「フィギャア」なんですが、何用だったのでしょうか?DVD発売時にキャンペーンか何かで使う?販売したりもする?ちょっと気になりました。
umikarahajimaru
2006/06/11 15:42
一般的には「フィギュア」というのですね(笑)
あの人形は、岩井志麻子さんが自分の役を大変気に入っていらして「フィギュア」が欲しいと言われたとのこと。なので、岩井さんのプライベートな所有物になってます。
同じものを2体制作したのですが、もう一つは岩井さん事務所の方がお持ち帰りになったようです。
今後何らかの形であの人形が出没したら、思い出してくださいませ(笑)


YUKI
URL
2006/06/11 18:09
YUKIさま
またまたコメントありがとうございます。
あの作品に関しては「フィギャア」でもいいと思いますよ(笑)。
何らかの形で量産できるようなことがあったら、私も1つ欲しいと思いますね。同劇場で公開中の『ダック・シーズン』には、ラバーダックなどという関連商品も販売されてましたし。何かの機会には是非よろしくお願いします。
umikarahajimaru
2006/06/11 19:24
トラックバックありがとうございました。いつもながら資料価値のある記事で読み応えがあります。ただ、せんえつながらですが、このシリーズのオープニングは各作品とは関係ない映像ですよ、私が観た範囲では。瑣末な事ですが、記事冒頭なのでせっかくですから。
角連
URL
2006/06/11 23:13
はじめまして。TBありがとうございました
ぼっけえ、きょうてえの詳細な分析
かなり参考になりました、すごいです〜

あたしのアホな内容のブログが今さらながらはじかしーです
また遊びにきますね〜
boyo
2006/06/11 23:16
角連さま
コメントありがとうございます。
冒頭のタイトル・ロールは、本編中のカットではなくて、ただのイメージ映像を重ねただけのものでしたか?
マスターズ・オブ・ホラーの他の作品のレビューをブログ記事にされてるのは、角連さんだけですもんね。
私の記事は、まあ、そうなのかなと想像して書いただけなので一応このままにしておきますけど……。
あ、そうそう、蛇足ですが(お返しってわけじゃないですよ)、『ミミック2』はビデオスルーじゃなくて、ちゃんと劇場公開されてますよ。念のため。
umikarahajimaru
2006/06/12 04:21
boyoさま
って書きながら誰のことかわからなかったりして(ゴメンナサイ)。TBしておきながら何ですが、サイト名とニックネームが一致しないことがあるので……。URLも書き込んでいただけると助かります。北河内ロケット弾さんですよね?
コメントありがとうございました。
私の記事はともかく、エグさから言ったら、私が上に挙げた作品の方が断然凄いですよ!機会があったら、是非ご覧ください。たぶん、テレビ放映は無理ですけど。
umikarahajimaru
2006/06/12 04:40
すみませ〜〜〜ん
北河内ロケットでーす(汗)

またエグイの、ではなく
ホラーのおもしろいの教えてくださ〜い
上のも機会あれば是非見てみますw
boyo
URL
2006/06/12 14:05
こんばんは、「ミミック2」の件、そうだったんですか〜知りませんでした。私のとこの他の記事も読んでくれたみたいで、恥ずかしいやら…なにしろ、結局このシリーズ、アルジェント作品を見逃してしまうような素人なもんで。とにかくありがとうございました。
角連
2006/06/13 23:38
初めまして!
記事の紹介、ありがとうございました。umikarahajimaruさんの徹底分析、大変参考になりました。三池さんの映像技術は素晴らしいのですが、おっしゃる通り、岩井志麻子の原作のある部分は、だいぶ印象が薄くなってしまっていて、もったいないところがありますね。まあ、でも、それはそれ、登場人物の設定も違うので別物と、私は思っております。
また遊びに来ますね!これからも、よろしくお願いします。
とらねこ
URL
2006/06/15 00:56
とらねこさま
TBした方のサイトでもコメントいただいたのに、こちらにもコメントしてくださって重ね重ねどうもありがとうございます。
5月20日の記事のクイズの答えは、下高井戸シネマでしょう? あれっ、クイズじゃなかったんでしたっけ?
umikarahajimaru
2006/06/15 02:33
当たりです(笑)ヒョエー!!!
これが分かるなんて、さすがumikarahajimaruさんですね。
しかもあんなくだらない記事まで読んで頂いて、とても嬉しいです。
ちなみにこの映画では、右側の顔が引き攣られていますが、原作では逆でしたね。また、お姉ちゃんも原作と映画では違っていて、もちろん見た目も違えば、本来の意味するところも違っていますよね。・・・ああ!!!umikarahajimaruさんと、いろいろ話したいなぁ!!拙ブログは、くだらないブログで大変恐縮なのですが、もしよろしければ、リンクさせて頂いてよろしいでしょうか?・・・無理にとは言いません。
とらねこ
URL
2006/06/17 22:35
とらねこさま
下高井戸シネマは京王線沿線にいくつかあった京王系の映画館の中で、唯一、現在の運営元が手がけるということになって、生き残った映画館なんですよね〜。町に映画館があるかどうかで住民がどんな映画体験をするかが全く違ってくると思うから、近くに気軽に行ける映画館があるということは大変貴重なことですよね。
リンクは張っていただいてかまいません。事前のお申し入れありがとうございます。期待に沿える記事が書けますやらどうやら。
とらねこさんはブログでお顔を出されているので、映画館で偶然遭遇して、一方的にハッと驚いたりすることもあるかもしれませんねえ。
umikarahajimaru
2006/06/18 01:48
一方的に!!・・・って、寂しいぢゃ、ないですか〜っ!
せっかくだから、お声かけて下さいよぉぉ。
下高井戸シネマ、そんな裏事情があったのですね。京王線ぞいの映画館て、あまりないなと思ったら・・・

ただ・・・申し訳ありません。こちらのブログ、「インプリ ぼっけえ・・」が、もう少しかなたになるまで、自分のとこに貼るの、先延ばしさせて頂こうかな、と思います・・・自分から言っておいて、申し訳ありません。さすがに、いろいろバレ過ぎだなと思うに至りました。
とらねこ
URL
2006/06/20 08:36
とらねこさま
了解しました。ま、そんなに気にすることもないとは思いますけどね〜。
umikarahajmaru
2006/06/20 11:02
こんばんは、海から始まる様。お元気にしておられますでしょうか?

海から始まる様の、一つの映画を大切にする、というスタンス。とっても素敵です!
とらねこもそれを見習って・・・とまではゼンゼンいきませんケド、今日、本の感想文を挙げましたので、TBさせていただきますね。
ホラーもお好きなんですよネ?・・・嬉しい。
新着記事待ってますね!!
とらねこ
URL
2006/06/24 00:15
とらねこさま
またまたTBありがとうございます。
『ぼっけえ、きょうてえ』の“姉”は、日本が全国的に近代化する以前の貧しい農村地帯で、さらにそこでも差別された人々や、そうした人々を作り出す社会的システムが生み出した象徴(歪み)みたいなものだと私は考えますけどね〜。そして、それが、例えば、女郎という形で都市に逆流して、ある種の都市伝説のようなものを作り出しているのだと。
岩井志麻子さんは、そうした歪みや都市伝説に敏感な語り部であり、ストーリーテラーなのではないでしょうか。作者が女性だから女性目線の作品が多いですけど、男性目線のものも凄いですよ〜。
umikarahajimaru
2006/06/25 16:22
クリスチャン・ストームズです。
>フィルムかデジタルかどちらなんだろうと
35で撮影しました。それもアメリカの放送局の条件。
実は僕は字幕監修をやっていただけではなく台本翻訳と現場通訳もやりました。

クリスチャン・ストームズ
URL
2006/07/14 09:47
クリスチャン・ストームズさま
コメントありがとうございました。何だか恐縮してしまいますね。
映画『インプリント』は限定公開ということで、劇場パンフもなく、それでこんな記事を書いてみたりしたわけですが、好評により上映延長になったわけで、だったら、簡単なパンフでも作って販売してくれればよかったのに、と今になっては、思ったりもしますね。
HPも拝見させていただきました。ご出演されているらしい『パビリオン山椒魚』も楽しみに待ちたいと思います。
umikrahajimaru
2006/07/14 11:18
DVDレンタルして見ました。

小さなブラウン管にもかかわらず、遠近感が混乱しそうな栗田さんの撮影にクラクラ。
悪魔が磨いたレンズでも使ってるんだろうか?(笑)

てなわけで、TBありがとうございました。
にら
URL
2006/10/10 12:09
にらさま
そうですね〜、逃げ場のない状況で(=スクリーンで)観るとまた格別のインパクトがありますよ。機会があったら、是非お試しください。
umikarahajimaru
2006/10/11 22:06
umikarahajimaruさん☆
こんにちは。
検索したらかなり上の方にでてきました〜。
さすがめちゃくちゃ濃いレビュー書かれていますね!
わたしはもう時間とれないしで簡単レビューにしちゃいました、、、^^
ウワサのこの映画、やっと観ました☆
日本のホラーってやっぱり独特です。
あれは痛かったなぁー
mig
URL
2007/08/28 09:58
migさま
コメント&TBありがとうございました。
>検索したらかなり上の方にでてきました〜。
この記事は、当ブログでもベスト3に入る高アクセス記事なんですよ〜。
字幕監修を担当されたクリスチャン・ストームズさんや、この作品の特製フィギュアを制作されたYUKIさんからもコメントをもらっているので、よかったらコメントの方も読んでみてください。
umikarahajimaru
2007/08/28 19:01
MXテレビの五時に夢中での岩井志麻子が気になり図書館でぼっけえ、きょうてえ借りて読みましたが映画化されていたのですね。古い因習の中でのエログロはいかにも日本的、見てみたい気もしますがテレビではやらないんですかね
色情魔人
2008/03/08 07:24
色情職人さま
コメントありがとうございました。
岩井志麻子さん、MXテレビに出ていらっしゃいましたか? イメージが狂ってしまうので、あんまりバラエティ番組なんかに出るのは控えられた方がいいんじゃないかとは思ったりもするんですが、こうして興味を持たれる方も出るということはテレビ出演もまんざら悪いことじゃないのかもしれません。
『インプリント』は、内容からいって、地上波での放映は難しそうです(笑)。
umikarahajimaru
2008/03/09 21:00

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ようやく観られた! 映画『インプリント ぼっけえ、きょうてえ』 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる