海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS ハリー・ポッターは11歳の誕生日に自分が魔法使いであることを教えられる

<<   作成日時 : 2005/10/31 00:01   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像
 いろんな意味で話題の映画『空中庭園』
 内容面に関してはひとまずおいておくとして、印象的なイメージやロケーションが多い映画でしたね。マンション近くにそびえる、そこだけ異空間のような観覧車、ホテル野猿、バスの中……。
 中でもとりわけ印象に残ったのは、2つの誕生日のエピソードでした。
 原作があるので、単に原作がそうなっているということなのでしょうが、日本映画の中に誕生日のシーンがある作品はあまり多くはない、という印象があったので、特にそう感じたのかもしれません。これがアメリカ映画だと違うわけで、家族の記念日を大切にする国民性だからなのかもしれませんが、実によく誕生日のシーンが出てきます(一方で、日本は、どちらかといえば、個人の誕生日より、社会や組織の記念日を大切にする国民と言っていいかもしれません)。

 映画の中に誕生日のシーンが挿入される効果にはいろいろあります。

 @誕生日にどのように過ごすかで、その人物が今どういう状況におかれているかとか、その人物がどういう巡り合わせにあるのかとか、を示すことができます。
 誰にも祝ってもらえなかったり、祝ってもらえても自分が最も期待していた人物からは祝ってもらえなかったり、あるいは、楽しみにしていた誕生日が散々な結果になったり、逆に全く期待していなかったのにまわりからすごく祝福されたり……。お誕生日会の規模やバースデー・プレゼントで、主人公たちの生活がどの程度のものであるかもわかったりします。[登場人物をめぐる人間関係や状況を示すものとしての誕生日]

 Aケーキを取り囲む人々、それぞれの思惑を個々にとらえていけば、人物間の人間関係を示すことができます。[様々な人間模様や人間関係を明らかにする場としての誕生日]

 Bちょっとだけ大人になったと認められたり、自覚したりして、何かを決意したり、何かをするための権利が認められたりする場合もあります。これまで秘密にされていたことが明らかにされて、誕生日がきっかけで物語が進んだりもします。[人生の区切りや節目としての誕生日]

 C過去を振り返り、新しい未来に対し、目標を定めたりする日にもなって、結果として主人公が子どもから大人へと内面的に大きな成長を遂げたり、主人公の人生の転機になったりします。[人生の転機としての誕生日]

 D淡々とした日常を描く映画でも、その中に1日だけ「誕生日」を織り込むことで、平凡な毎日の連続の中で、華やいだ雰囲気になったり、ちょっとしたアクセントになったりします。[平凡な日常のアクセントとしての誕生日]

 E物語の設定上、○歳の誕生日を迎えるということに大きな意味がある場合もある(遺産を相続するとか)。[その年齢になることに大きな意味を持つ日としての誕生日]

 これらの効果を明確に意識しつつ、誕生日のシーンを作品に取り込むのが、アメリカ映画の場合、非常にうまいんですね。そういう印象があるので、『空中庭園』での誕生日シーンは日本映画にしては珍しいなと思ったわけです(『空中庭園』の中での誕生日シーンの持つ効果は@とAでしょうか)。

 誕生日にまつわるシーンのある映画の例を挙げていくときりがないと思うのですが、今パッと思いつく映画を以下に書き出してみたいと思います。

 6歳 
 『チャイルド・プレイ』
 アンディは6歳の誕生日に、人形をプレゼントしてもらう。しかし、その人形には殺人鬼の霊がとりついていた……。

 『トイ・ストーリー』
 アンディのお気に入りはカウボーイ人形のウッディ。ところが6歳の誕生日に最新アクション人形バズ・ライトイヤーをもらうと、ウッディへの興味は急速に薄れてしまう。

 11歳
 『ハリー・ポッターと賢者の石』
 ハリー・ポッターは11歳の誕生日に自分が魔法使いであると知らされる。

 15歳
 『ソフィーの世界』
 15歳を目前に控えたソフィーは、「あなたはだれ?」と書かれた一通の手紙を受け取る。

 20歳 
 『50回目のファースト・キス』
 記憶が1日しかもたないルーシーは、毎日、今日が自分の20歳の誕生日だと思い込む。家族はみんなそんなルーシーに合わせ、ルーシーへの誕生日プレゼントである『シックス・センス』のビデオを、毎日初めて観たかのようなフリをして一緒につきあう。

 『WASABI』
 ユベールは、20年も前につきあっていた恋人ミコが亡くなったことを知らされる。ミコには2日後に20歳になる娘ユミがいて、ユベールはミコの願いでユミが20歳を迎えるその日まで彼女の面倒をみることになる。

 21歳
 『理想の女』
 メグの21歳のバースデー・プレゼントを買うために夫のロバートはアンティーク・ショップに行き、そこでアーリンと出会う。メグの誕生日には、イタリア社交界の主だった面々を集めたパーティが行われるが、その日メグは、夫の秘密を知ってしまう……。

 32歳
 『ミリオンダラー・ベイビー』
 フランキーは、32歳の誕生日にジムに残ってスピードバッグを打っているマギーにチーズ・バーガーを差し入れする。彼は改めてマギーのボクシングに賭ける思いと彼女の孤独を知り、マギーのコーチを引き受ける決心をする。

 37歳
 『フェノミナン』
 ジョージは37歳の誕生日の夜、全身を閃光に打たれ、それ以降、不思議な能力を持つようになる。

 39歳
 『シティ・スリッカーズ』
 ミッチは39歳の誕生日にエドとフィルから、3人で行く「2週間のカウボーイ体験ツアー」をプレゼントされる。

 40歳
 『シティ・スリカーズ2 黄金伝説を追え!』
 ミッチは40歳の誕生日を迎える。ひょんなことから、カーリーの遺品の帽子から宝の地図を発見し、3人は黄金の谷へ宝探しの旅に出る。

 48歳
 『ゲーム』
 実業家ニコラスは48歳の誕生日に、弟のコンラッドからCRS社主催の「ゲーム」の招待状をプレゼントされる。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 『チャーリーとチョコレート工場』 主人公チャーリー少年は誕生日に1つだけ買ってもらえるチョコレートを楽しみにしている。

 『サイドウェイ』
 マイルスは、ワインをめぐる旅の最初に明日誕生日を迎える母の家をたずねる。母はマイルスたちを歓迎してくれるが、マイルスの魂胆はここで旅の軍資金を手に入れることだった。

 『死ぬまでにしたい10のこと』
 余命2ヶ月だと知ったアンは死ぬまでにやっておきたいことをリストアップする。その中の1つは、「娘たちが18歳になるまでの分のバースデー・メッセージを録音する」だった。

 『アイデンティティ』
 モーテルに集まってきた人物の誕生日が何故か全員同じだった。

 『バースデイ・ガール』
 ジョンは、インターネットの花嫁紹介サイトでロシア人娘のナディアと知り合う。ナディアはさっそくロシアからジョンの元にやってくるが、幸せな生活が始まると思っていた矢先、ナディアの誕生日に2人のロシア人が彼女を追ってやってくる。

 『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』
 ウォレスはグルミットの誕生日にNASA製のテクノパンツをプレゼントする。

 『フォーリング・ダウン』
 短気が原因で妻も仕事も失ったDフェンスは、その日が誕生日である娘に会いに行こうとする。ただそれだけのはずだったのに……。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 『いま、会いにゆきます』
 2004年7月27日は祐司の18歳の誕生日。祐司が朝食の支度をしていると誕生日のケーキが届く。

 『ニライカナイからの手紙』
 主人公は随分前に東京に行ったまま戻ってこない母からの手紙が、年に1通、誕生日に送られてくるのを楽しみにしている。

 [INDEX]

 *この記事が面白いと思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。

 *この記事に点数をつける

<ASIN:B0007TW7VY>サイドウェイ 特別編</ASIN>

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ハリー・ポッターは11歳の誕生日に自分が魔法使いであることを教えられる 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる